ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4603 まりちゃ復活
最終更新:
ankoss
-
view
『まりちゃ復活』 13KB
虐待 日常模様 野良ゆ 子ゆ 都会 虐待人間 七作目 読後の不快感には責任を負えません あしからず
虐待 日常模様 野良ゆ 子ゆ 都会 虐待人間 七作目 読後の不快感には責任を負えません あしからず
「まりちゃ復活」
さむーい冬
今日もこの街のあちこちでゆっくりが寒さと飢えに苛まされていた
「しゃむいいいい!ゆじぇえええん!!しゃむいのじぇええっ!!」
「ゆびええええん!おにゃかしゅいたああ!ゆっぐじじたいよおお!」
薄汚い体をした一口まんじゅう大の子ゆっくり、れいみゅとまりちゃが、繁華街の路地裏の片隅
放置されたまま錆だらけの壊れたエアコンの室外機のそばで、悲鳴混じりの不満をぶちまけていた
放置されたまま錆だらけの壊れたエアコンの室外機のそばで、悲鳴混じりの不満をぶちまけていた
「おちびちゃん、ゆっくりだよ、ゆっくりいい!」
二匹の親だと思われる、子ゆっくりに負けないくらい薄汚いバレーボール大のれいむが、
わめき散らす我が子を必死になだめているが焼け石に水
わめき散らす我が子を必死になだめているが焼け石に水
朝から今年一番の冷え込み、おまけに北北東の風、風速8メートル
遮蔽物もろくにない路地裏でただでさえ栄養状態の悪い子ゆっくりにとってはもはや拷問に久しい
遮蔽物もろくにない路地裏でただでさえ栄養状態の悪い子ゆっくりにとってはもはや拷問に久しい
「ゆびいいい!なにかたべたいのじぇえええ!おにゃかずいだあああ!!」
「きゃわいいれいみゅがざむいざむいだよおおお!おがあじゃああん!!たじげでええ!!」
「ゆううう…がまんしてね、もうすぐまりさがごはんさんをもってかえってくるよおお!」
「までないのじぇええ!ごはんじゃんたべたいい!あまあまだべだいいい!!」
「れいみゅもあまあまあああ!あばあばああ!ゆびいいいいざむいいい!!」
「ゆあああ!まりざああ!!なにじでるのおおお!!このままじゃおちびじゃんがあああ!!」
ついに親のれいむも子ゆっくり同様に泣きわめきだした、子育てのうまさを自称するれいむ、
本来なら子供を制御するのが役割のはずだが所詮はこんなもの
本来なら子供を制御するのが役割のはずだが所詮はこんなもの
だがそれも無理はないことかもしれない、一昨日ひからびたパンの耳、おそらくはサンドイッチショップが
ゴミ出ししたときに偶然落ちた数本を、これまた運良くつがいのまりさが持ち帰って以来何も口にしていなかった、
ゴミ出ししたときに偶然落ちた数本を、これまた運良くつがいのまりさが持ち帰って以来何も口にしていなかった、
これでは燃費の悪い子ゆっくりはおろか、成体のゆっくりでも不満が高まるのは当然だった
れいむのつがいであり、二匹の親でもあるまりさが狩りから帰ってくるのを待ち続け
哀れで無様な三匹はゆんゆんぎゃあぎゃあと耳が腐るようなコーラスを奏でだした
哀れで無様な三匹はゆんゆんぎゃあぎゃあと耳が腐るようなコーラスを奏でだした
三匹は知るよしもないが、予定ではた・く・さ・んのごはんさんを持ち帰るはずのゆっくりまりさが戻ることはけしてない
なぜか、
最強の父親(自称)狩りの名人(自称)であるまりさは
三匹がいる場所から徒歩で4~5分ほどの場所、公園脇のゴミ収集場所付近の路上で
中身のアンコをぶちまけて自慢の黒い帽子ごとぺちゃんこになっているからだ
三匹がいる場所から徒歩で4~5分ほどの場所、公園脇のゴミ収集場所付近の路上で
中身のアンコをぶちまけて自慢の黒い帽子ごとぺちゃんこになっているからだ
その日まだ回収前の生ゴミの袋に運良く出くわしたまりさは、のらゆっくりの悪行の一つであるゴミあさり
すなわちゴミ袋を枝で切り裂きまんまと生ゴミの狩りに成功したのもつかの間、
後ろから近づいてきたゴミ収集車に挽き潰されたのだ
すなわちゴミ袋を枝で切り裂きまんまと生ゴミの狩りに成功したのもつかの間、
後ろから近づいてきたゴミ収集車に挽き潰されたのだ
ゴミ収集の作業員は今年一番の冷え込みの中、最後の収集場所のゴミを回収するのに夢中だったのと
日々の疲労も重なってまりさを挽き潰したことに気づかなかった
日々の疲労も重なってまりさを挽き潰したことに気づかなかった
その上まりさが食い破ったゴミ袋から生ゴミがあふれ出していため
その後始末に追われて悪態をつきながらその場を走り去った
その後始末に追われて悪態をつきながらその場を走り去った
誰かが気づけばまりさの死骸もやがて処分されるかもしれない
あるいはカラスの餌か
あるいはカラスの餌か
いずれにしろゴミとしての終わりをむかえることだろう
そんなことになっているとはかけらも想像できない、残された大小の汚れまんじゅう三匹は相変わらず泣き続けていた
「…ゆええ…おなぎゃずいだ…ゆええ…ゆええ…」
「ゆびいい…ゆっゆっ…」
変わったことと言えば子ゆっくりの鳴き声がだんだんか細くなったことだ、
泣きわめいたことで残り少ない体内餡がつきかけているのだろう
泣きわめいたことで残り少ない体内餡がつきかけているのだろう
れいみゅとまりちゃ、ギョロギョロとした眼ばかり大きい典型的な栄養失調の顔が力なく地面に近づく
「おじびじゃああん!じんじゃだめだよおおお!まりざあああ!!なにじでるのおおお!!!おじびがあああ!!!」
れいむはといえばいよいよ危ない我が子の状態に動揺し絶叫した
「おじびじゃんがじんじゃうう!はやくなにがたべさせないど!!ゆうううもうこれじがないよおう!!」
れいむは何かを覚悟したような表情になると今まさに死の淵にある子供達に叫んだ
「おぢびじゃん! こうなっだらおかあさんはおたべなさいをするよ!!
おかあさんをたべてまりさががえってくるまでがんばっでねええ!!」
おかあさんをたべてまりさががえってくるまでがんばっでねええ!!」
「ゆうう…おがあじゃ…」
「ゆっくじ…ゆゆ」
「ゆっくじ…ゆゆ」
子まりさはさすがに母親の爆弾発言に顔を上げて何かを言いかけるが、
子れいむのほうは早くも非ゆっくち症の発作を起こしかけているらしく言葉が出ない
子れいむのほうは早くも非ゆっくち症の発作を起こしかけているらしく言葉が出ない
「まりざがかえってきたらつだえでねええ!!れいぶは…れいむは
まりさのこともおじびじゃんのこどもだいすきだったってえええ!!!」
まりさのこともおじびじゃんのこどもだいすきだったってえええ!!!」
涙で顔面をぐしょぐしょにした薄汚い醜悪な笑顔浮かべながられいむは我が子に湯呼びかける
「おかああじゃああん…ゆっぐじいい…」
子まりさがかすれた声で絶叫する、子れいむもまたのろのろと顔を上げて何とか母親のほうを見上げた
「さあ、おたべなさなさぎゅびゅぼ!!」
我が子に最後のほほえみをむけると「おたべなさい」と叫ぼうとした親れいむ
だが言い切る前に額の部分が爆発したように弾け両目が勢いよく飛び出した
だが言い切る前に額の部分が爆発したように弾け両目が勢いよく飛び出した
そして涙とよだれだらけの小汚い顔に、情けない表情を浮かべた子ゆっくりのれいむとまりちゃに、
親れいむの皮膚が餡子が髪の毛がお飾りが破片となって降りかかった
親れいむの皮膚が餡子が髪の毛がお飾りが破片となって降りかかった
「やったー!」
「すげえ!ストライクじゃん」
「すげえ!ストライクじゃん」
当然といえば当然だがゆんゆんぎゃあぎゃあ大声で泣きわめいていたために、
ゆっくりの最悪の天敵、小学生悪ガキボーイズを呼び寄せてしまったのだ
ゆっくりの最悪の天敵、小学生悪ガキボーイズを呼び寄せてしまったのだ
親れいむの顔が爆発したように砕けたのは二人組のバッドボーイズの一人が投げた小石が、
みごと命中したためだった
みごと命中したためだった
「ゆっ…ゆび?…」
「お…きゃあしゃ…ゆっ?」
「お…きゃあしゃ…ゆっ?」
子ゆっくり二匹は状況が飲み込めず目の前にあるかつては母親だったもの、
いまは物言わぬ崩れまんじゅうをしばらくの間馬鹿面で見つめていた
いまは物言わぬ崩れまんじゅうをしばらくの間馬鹿面で見つめていた
「…お…おぎゃあああじゃああ!」
「にゃんでぇぇ…!」
「にゃんでぇぇ…!」
ようやく事態が飲み込めた二匹は絶叫した、なんで、どうして、
お食べなさいをして自分たちを助けようとした母親が目の前で無惨な骸と化したのかと
お食べなさいをして自分たちを助けようとした母親が目の前で無惨な骸と化したのかと
「おきゃ…うげえええ…くじゃいいい…」
子れいむが惨殺死体となった母親ににじり寄る、
だがその瞬間弱った体をビクンと大きく震わせると激しく嘔吐を始めた
だがその瞬間弱った体をビクンと大きく震わせると激しく嘔吐を始めた
ゆっくりだけが敏感に感じ取る例の死臭を嗅いだためだ、
そして元々餓死しかけていた子れいむにとってそれは致命的なダメージだった
そして元々餓死しかけていた子れいむにとってそれは致命的なダメージだった
「げええ…げえ…もっちょ…ゆ…」
体内のなけなしの餡子をちっぽけな中枢餡とともにあらかたはき出してそれきり子れいむは動かなくなっていた
「あれ、なんだよ、小さいの一匹しか残ってないぞ」
「ほんとだー どうすんのこれ」
そこら中に小汚い皮とアンコが散乱した惨状に顔を見合わせる子供達
「どぼじで…」
「あん?」
たった一匹残った子まりちゃが薄汚い泣き顔で二人を見上げ叫んだ
「どぼじでごんな…まりちゃのおきゃーしゃんといもうど…なんでえええ!」
瀕死の状態のまりちゃは精一杯の声を張り上げて、この理不尽な仕打ちを糾弾した
「なんでごろじだのおお! まりちゃだちなんじもわりゅいごどじでないでしょおおお!」
「うるせーよ」
スニーカーのつま先で石を投げた少年の方が軽く子まりちゃを蹴り転がした
それだけでコロンと文字通り石ころのようにころがる子まりちゃ
それだけでコロンと文字通り石ころのようにころがる子まりちゃ
「いびゃいいい!!」
「おまえらがぎゃあぎゃあ喚くのが悪いんだよ! うるせえんだよ!ゆっくりは!」
「そうだそうだ!ゆっくりはうるさい!ゆっくりは死ね!」
「いびゃいいい!ゆっゆっ…」
泣きわめく子まりちゃをつま先を器用に使って潰さない程度の力加減で転がす二人
子供達にとってはじゃれているに等しい行動だが、とうの子まりちゃにとっては暴力の雨あられだった
餓死寸前の子まりちゃの体力はあっという間に尽きていく
子供達にとってはじゃれているに等しい行動だが、とうの子まりちゃにとっては暴力の雨あられだった
餓死寸前の子まりちゃの体力はあっという間に尽きていく
「…ゆっ…ゆっ…」
ついに息も絶え絶えの子まりちゃはぐったりとうつぶせのまま小刻みに震えるだけとなった
「あーもう死ぬな こいつ…」
「もろい!もろすぎる!ゆっくりまんじゅう!」
「ギャハハハ」
「でも…この死骸片付けないと怒られるよね」
「う…」
ゆっくりを殺しても潰してもいいけれど後片付けはちゃんとする、
それが彼らの通う学校を含むこの街のルールだった
それが彼らの通う学校を含むこの街のルールだった
しかし誰だってゆっくり殺しは大好きだが、小汚い死骸を片付けるのは気が進まない
思わず顔を見合わせる少年二人
思わず顔を見合わせる少年二人
「そうだ…どうせ片付けるなら面白くやろうぜ」
「えっ? どうやって?」
「ちゃっちゃらっちゃーちゃーちゃー ポポポポーン オレンジジュースううう!」
「あれ、給食に出てきたやつじゃん 飲まなかったんだ」
「これまずいメーカーのだからな まあみてろ」
そういうと石を投げた少年はジュースバックを開けてマジで死んじゃう5秒前の子まりちゃに振りかけた
「…ゆ…ゆゆゆ…なにこれ!あまあま!あばあばだああ!まりちゃふっかつうう!だいふっかつうう!」
少量のオレンジジュース、ゆっくりにとっての万能薬、が体にしみこんだ途端、
あれほど惨めったらしい顔と姿の子まりちゃに劇的な変化をもたらした
あれほど惨めったらしい顔と姿の子まりちゃに劇的な変化をもたらした
「まりちゃはふっかつしたよお! ふじみでごめんねえええ!」
ぴょーんと飛び上がるとドヤ顔で、元気いっぱいの声で叫ぶ子まりちゃ、
それを見下ろす少年の目は怒りのあまり瞳孔が開ききっていた
それを見下ろす少年の目は怒りのあまり瞳孔が開ききっていた
そのまま足を振り下ろし子まりちゃを一気に踏みつぶしてしまってもおかしくなかった
だが
「申し訳ありません まりちゃさまあ!」
「ゆ?」
オレンジジュースを振りかけた方の少年が棒読みで叫ぶと驚いてその姿を見上げる子まりちゃ
「ゆっくり反省しましたー(棒) 今のジュースはお詫びの印ですー(棒)」
「ゆゆ…やっとはんせいしたんだね!
ほんとならさいきょうのまりちゃが
えいえんにゆっくりさせるところだけど
まりちゃはか・ん・だ・い・だからふたりとも
ゆるしてどれいにしちぇあげるね」
ほんとならさいきょうのまりちゃが
えいえんにゆっくりさせるところだけど
まりちゃはか・ん・だ・い・だからふたりとも
ゆるしてどれいにしちぇあげるね」
偉そうにふんぞりかえって大声で宣言する子まりちゃ
オレンジジュースを使った少年の肘をもう一人の少年が小突いて「正気なの?」と小声で訪ねる
それに片笑いで目配せすると「まりちゃさまー(棒)どれいにしていただくまえにー(棒)
くそれい…おかーさんといもうとさんをすて…まいそーしてあげたいのですがー(棒)」と
抑揚のない声で言う少年
くそれい…おかーさんといもうとさんをすて…まいそーしてあげたいのですがー(棒)」と
抑揚のない声で言う少年
その微妙な様子にもちろん馬鹿で調子乗りの子まりちゃが気づくはずもない
「ゆっ! そうだよ! つみほろぼしにおはかをつくってね!
それからまりちゃをつれてかえってかいゆっくりにしてね!
そしたらあまあまをいっぱいもってきてね!
けーきしゃんじゃないとせーさいするよ!
それからびゆっくりもよういしてね!
それから…」
それからまりちゃをつれてかえってかいゆっくりにしてね!
そしたらあまあまをいっぱいもってきてね!
けーきしゃんじゃないとせーさいするよ!
それからびゆっくりもよういしてね!
それから…」
べらべらとキンキン響く耳障りな声で虫のいい要求を繰り返す子まりちゃ
二人の少年はこめかみの血管がぶち切れそうになりながら、
それでも一人が子まりちゃを片手に乗せ
もう一人の子まりちゃを蘇生させた方の少年が
少し離れたところに設置されている
ゆっくり専用ゴミ箱備え付けのスコップを取りに走った
それでも一人が子まりちゃを片手に乗せ
もう一人の子まりちゃを蘇生させた方の少年が
少し離れたところに設置されている
ゆっくり専用ゴミ箱備え付けのスコップを取りに走った
「よっこらしょ!結構重いなあ」
「ゆ! なにしちぇるの! まりちゃのおかあさんといもうちょ もっとていねいにあつかうのじぇ
まったくつかえないどれいなのじぇ」
まったくつかえないどれいなのじぇ」
ついさっきまでの瀕死の状態は嘘のように、ゆっくり特有の根拠のない尊大さと
愚鈍な横柄さを振りまきながら少年の手のひらで喚き散らす子まりちゃ
愚鈍な横柄さを振りまきながら少年の手のひらで喚き散らす子まりちゃ
背を向けてスコップで死骸を掬い上げて
専用ゴミ箱に放り込む少年の肩が小刻みに震えていた
専用ゴミ箱に放り込む少年の肩が小刻みに震えていた
怒りが憤怒の感情がその小柄な体を締め付ける
「おわりましたー(棒)まりちゃさまー(棒)」
作業を終えて振り向いた少年は能面のような顔と抑揚のない声でそういった
その怒りのゲージが頂点に達している雰囲気は
さっきから子まりちゃを手のひらにのせたままで
いい加減かったるくなってきたもう一人の少年が思わずひるむほどだった
さっきから子まりちゃを手のひらにのせたままで
いい加減かったるくなってきたもう一人の少年が思わずひるむほどだった
が
馬鹿という小麦粉の皮がアンコをくるんでうごいているのがゆっくり
その中でもさらに馬鹿の最右翼である子まりちゃが気づくはずもなかった
「おそいのじえええ!つかえないどれいなのじえええ!
もういいからおまえはあまあまもってこい!そしたらすぐしぬのじぇ!」
もういいからおまえはあまあまもってこい!そしたらすぐしぬのじぇ!」
大声でよだれをまき散らしながらわめき散らす子まりちゃ
それをよそに少年二人は無言で頷きあうと、子まりちゃを乗せて運んでいた少年がその手のひらをくるりと返した
「ゆ!? まりちゃ!おしょらをとんでるのじぇ!まりちゃはてんしにうまりかわ ぶぎょ!!」
聞いただけで激怒しそうな台詞をともに落下するこまりちゃ
そしてアスファルトの上に顔面から着地した
そしてアスファルトの上に顔面から着地した
「ゆ…ゆ… ゆぎゃあああ!まりちゃのしんじゅもうらやむはぎゃあああ!!」
黄ばんだ飴細工の歯が何個か折れて転がり、痛みと衝撃でまりちゃは転げ回って泣きわめく
「なにずるうだじぇええ! おまえびだいなくぞどれいはすぐしぬんだじぇええ!」
自分を落とした少年を短いお下げで指しながらわめき散らす子まりちゃ
「まりささまー だいじょぶですかあああ(吹き出しながら)」
そういってまたオレンジジュースを少量振りかける
「ゆゆっ! まりちゃふっかつ! だいふっかつうう!」
「ああうぜえ」
子まりちゃがドヤ顔で再び叫ぶとすかさずその後頭部をつま先で蹴り転がした
「いだいい!」
無理もないことだが怒りのあまり力加減を間違えた少年
衝撃で子まりちゃの右目が飛び出して転がる
「まりちゃのおめめがあああ!しんじつをみつめるたかのめがああ!」
「鷹が聞いたら泣いて怒るぞ」
「まりささまーだいじょうぶですかあああ(嘲笑しながら)」
また降りかかるオレンジジュース
「ま…まりちゃふっかちゅ…」
さすがに飛び出した右目は元に戻らないがそれでもヨロヨロと起き上がろうとする子まりちゃ
「ああうぜえ(爆笑しながら)!」
「ゆびょ!」
少年のつま先が今度は子まりちゃの顔面に突き刺さる、
その衝撃で残りの歯が砕け散り薄汚れた黒帽子が吹き飛んだ
「まりちゃのひゃがああ ゆっくりじだおぼうじぎゃあああ!」
転がった帽子をすかさず踏みつけ、その足を右に左にスイングさせる少年、
ナイスアシスト!
「まりちゃさまーだいじょうぶです ぶはははは」
降り注ぐオレンジジュース
「まりじゃ… ふっがじゅ…」
「ああうぜえうぜえ」
げしげし
どぼどぼ
まりじゃ…ふっか…
げしげし
どほどほ
ふっかじゅ…
げしげし
「…ゆ…ゆ…」
10分後
そこに調子こいてふんぞり返っていた子まりちゃの栄光の姿はなかった
そこに調子こいてふんぞり返っていた子まりちゃの栄光の姿はなかった
代わりに泥だらけの傷だらけ
歯は残らず砕け散り両目が吹き飛び
自慢(笑)の金髪が斑はげになり、
お飾りもお下げも失った哀れな痙攣まんじゅうがいるだけだった
歯は残らず砕け散り両目が吹き飛び
自慢(笑)の金髪が斑はげになり、
お飾りもお下げも失った哀れな痙攣まんじゅうがいるだけだった
栄枯盛衰世の習い 驕るまりちゃは久しからず
「あージュースもうねーな」
「でももうジュースかけてもだめだろうね」
「ゆ…ゆぎ…」
「結構楽しめたな またやろうぜ」
「…ゆ…ゆ…」
「そうかそうか まりちゃも賛成か」
「…」
そしてゆっくりゴミ箱に心底汚そうにつまみ上げたこまりちゃを放り込むと
「せめてもの慈悲じゃ…」と吹き出しながらちょっぴり残ったジュースのしずくを
ゴミ箱に振りかけ大笑いで駆け出す少年達
ゴミ箱に振りかけ大笑いで駆け出す少年達
そのすがすがしい後ろ姿が遠ざかったあとゴミ箱の中では小さな奇跡が起きていた
降りかかった微量のオレンジジュースが危篤状態の子まりちゃの意識をわずかにとりもどし、
「もっちょゆっぐりじだかっじゃ…」
とテンプレを呟いてそれきり二度と動かなかった
奇跡終了ー
おしまい