ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1733 ゆっくりを飼うのが上手くなった人?
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ankoss
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・愛で過ぎ注意
―――――――――――――――――――――――――――
「大体、箱を開けてから1分程度で目を覚ましますので。では。」
「はい。分かりました。ありがとうございます。」
あぁ、ついに来てしまった・・・・・届いてしまった。
嬉しさの余り配達員さんの前で叫びそうになったけど我慢したよ・・・・
うれしいんだけどちゃんとゆっくりさせてあげられるか心配だ。
でもねぇ・・・かわいいしね・・・・
にへへ・・・
とりあえず私はあの子の入ってるアタッシュケースの前で小一時間ほど小躍りしちゃったよ。うへぇ。私きもちわるい。
開けなくちゃなにも始まらないし開けてみますか。
「ようこそ我が家へ・・・ゆうかにゃん・・・・・・」
―――――――――――――――――――――――――――
ゆっくりを飼うのが上手くなった人?
~ようこそ、ゆうかにゃん~
―――――――――――――――――――――――――――
うっへぇ!眠ってるよ!ヘイ!やばいよ!ギャース!!
お口ムニャムニャしてるって!?あぁ、貴女は私を殺す気ですか?
っていかんいかん。鼻血が・・・・
「ん・・・・・・・・・わかるわー。あなたがわたしのかいぬしさんなのねー?」
はうぅ!ゆ、ゆうかにゃんのお声・・・・
「そ、そうだよ。うん。私が飼い主。おねぇさんってよんでね!?。」
かなりドモってしまった。正直自分で自分をキモいと思ったよ。
するとゆうかにゃんは不思議そうな顔をして質問をしてきた。
「わからないわー?どうしておねえさんははなぢをだしているのかしら?どこかにぶつけたの?」
飼い主を気遣うその思いやり・・・・れいむとまりさには無かったものだ。
「心配してくれてありがと。でも大丈夫。」
手を鼻から離してゆうかにゃんと向き合ったらゆうかにゃんが動揺し始めた。
「わ、わからないわー!?あきらかにだいじょうぶじゃないしゅっけつりょうよ!?」
うわっ。ホントだ。スゴい出てるよ!?
「あー大丈夫大丈夫。ティッシュ詰めるよ。」
正直他人には見せられない姿ではあるよね。
でもゆうかにゃんには見せちゃう!私のすべてを見て欲しいの!!
「これでよし。さて、それじゃあこれからの事について話して見ようか。」
「わかるわー。だいじなことなのねー。」
コクコクうなずくゆうかにゃん可愛いなぁ・・・
―――――――――――――――――――――――――――
「まず。どうやら私はゆっくりを飼うのが下手みたいなの。」
お兄さんに言われた通りまずは話し合いだ。
「?わからないわー?どうしてなのかしら?」
ゆうかにゃんに聞かれたから全部話してみた。
れいむはのどが渇いたと言っていたから、コーヒーをあげて殺しちゃったこと。
まりさにれいむを飼っていた頃に、れいむがやりたかった事やゆっくりできるって言ってたことを試したこと。
でも結局ゆっくりさせてあげられなくて、今温室に居るっていうこと。
全部ありのままに話したら、ゆうかにゃんは目を細めながら優しくこう言ってくれた。
「わかるわー。おねえさんがゆっくりさせてあげようとしてたことはわかるわー。
おねえさんはゆっくりのことをしらなかっただけなのよー。」
「ゆ、ゆうかにゃん・・・・ぷしっ!・・・・」
やべ、また鼻血出た。ティッシュ吹っ飛んじゃった。
「おねえさん。わからないことならわたしがおしえるわ。だからひとりでかんがえないでねー。」
あぁ、なんて出来た子なんでしょう。
「ゆうかにゃん・・・・ありがとう・・・・」
「わかるわー。あたりまえのことなのねー。
それじゃあまず、しっておかなければならないことからはなすわー。」
その後ゆうかにゃん先生から小一時間ゆっくりについての基本的な知識を教えてもらったよ。
ゆっくりには様々な分類が存在すること。まず、通常種と希少種って分類。
通常種っていうのは町でよく見かけられる、れいむ、まりさ、ぱちゅりー、ありす、ちぇん、みょん、といった具合。
基本的にゆっくりっていったらこいつらを指すらしい。
次に希少種とか準希少種、数が少なかったりして殆どが人間に所有されてるみたい。
ゆうかにゃんもこの枠に入るらしいね。
そして捕食種。れみりゃやふらんちゃんがその代表各。
捕食種は食べ物としてゆっくりを食べる種類みたい。
ちなみに希少種、準希少種の殆どはゆっくりを食べるみたいだから一応捕食種なんだって。難しいね。
後は性格上ゲスって呼ばれる奴らの事。
ゆっくりだったら誰にでもなる可能性のあるものなんだって。
ただ、数的に通常種の方が多いから通常種のゲスばっかり目立つみたい。
一応希少種にもゲスはいるみたいだね。ゆうかにゃんが居たペットショップにもゲスゆうかがいたんだって。
どんなものか見てみたい気がするなぁ。
ただ、これでまりさが赤ゆを食べてあんなに動揺してた理由がわかった。
まりさは通常種で普通ならゆっくりを食べない種類だったんだね。
いやぁ、悪いことしちゃったよ。ごめんね?
それから赤ちゃんの事とかあんよの事だけど、ゆうかにゃんにこんな事を言われた。
「わかるわー。そのれいむはでいぶだったのねー。」
「でいぶ?」
「ゲスれいむのとってもふてぶてしいやつよー。
とくちょうとしてはうごくことをきょくたんにきらったり、いっぱいのあかちゃんをもとめたりするわー。」
つまりめんどくさい奴なのですな。
なんでも正常なゆっくりなら運動だってちゃんとするし、そんなに赤ちゃん赤ちゃんうるさくないみたい。
まぁ、ペットショップの処分品ワゴンの中の百円れいむなら仕方ないか。
でもそう考えると、まりさにはホントに悪いことしちゃったかも。
「ねぇ?ゆうかにゃん。私まりさに謝った方がいいかなぁ?」
「わかるわー。やってしまったことはしかたないわー。
まりさもゲスだったみたいだしきにしないほうがいいわー。」
ゆうかにゃんがそういうなら私もう考えるのやめよ。
「よし。それじゃあまりさはもうどうでもいいや。ただの甘いもの製造機ってところかな?
それじゃあゆうかにゃん!本題に入ろうか。ゆうかにゃんがゆっくり出来る事ってなんだい?」
今まで一番聞きたかったことだ。
いくらゆっくりの知識を付けてもゆうかにゃんをゆっくりさせてあげられなかったら意味がない。
「おはなさんがそだてられたらしあわせなのよー?」
一応、ゆうかにゃんを買うときに注意書きで書いてあったけど、やっぱり植物が好きなんだ。
「それから、おねーさんといっしょにいられたらしあわせだわー。」
・・・・・・・・・鼻血がでるのは仕方ないと思うんだ。
「わからないわー!?お、おねーさんだいじょうぶ!?」
うわぁ・・鼻血が止まらないのが自分でわかるし、顔がニヤケてるのもありありと分かるよ・・・・・・
さすがにここまでくると気持ち悪いかもしれないからゆうかにゃんに表情が分からないように顔を手で隠した。
「大丈夫・・・・・うん、大丈夫。にへへ・・・・・・・
よし。なら温室行きましょ!あそこで植物いっぱい育てるの!
いざ!ゆうかにゃんの幸せのために!!」
私はかなり高ぶったテンションのままにゆうかにゃんを抱き上げると温室へと走って行った。
「わ!わからないわー!?はやすぎるわー!!??」
―――――――――――――――――――――――――――
ゆうかにゃんを抱えたまま温室に入って行って、すぐにテンションが下がってしまった。
「ゆっがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!やっときたんだぜ!!!
さっさとまりささまのあんよをなおすのぜ!!!ついでにあまあまよこすのぜ!!!」
やめてよね。これから楽しい楽しいゆうかにゃんとの土いじりが始まると思ったのに邪魔が居るって・・・・・・・
「はぁ。そうだったんだ。このままだったんだ。ゆうかにゃん、これどうしたらいいかな?」
どう処理しようかと考えて、ゆうかにゃんにアドバイスをもらおうと、ゆうかにゃんをのぞき込むと目を輝かせていた。
「わ、わかるわー!ここがおんしつさんなのね!すごいわー!ここならなんでもできそうなきがするわー!!」
ありゃ?まりさに目がいってないみたい。
てかそんなに喜んでもらえたなら温室作っておいた甲斐があったってものだ。
「ここはゆうかにゃんが好きにしていいんだよ。もう既にゆうかにゃんの物みたいなものだね。」
そう言うとゆうかにゃんは更に目を爛々とさせた。
「ほ、ほんと?」
「ほんとほんと。」
「おねーさんだいすきだわー!!!」
ゆうかにゃんが私の体にゆうかにゃんの体をぐりぐりしてきた。
うへぇ・・・これが私の幸せ・・・・
「よ、よせやい・・」
ゆうかにゃんとの幸せタイムを満喫してたらまりさがまたもや邪魔してきた。
「ゆっがぁぁぁぁぁあぁ!!!!むしするななんだぜぇぇぇぇ!!!!
ここはまりささまのゆっくりぷれいすなのぜ!!??くそにんげんとへんなゆっくりはどっかいくんだぜぇぇぇぇ!!!
ついでにまりささまのあんよをなおして、おちびがもううまれないようにするんだぜ!!!
ついでにあまあまとびゆっくりをよういするんだぜぇぇぇぇ!!!!!」
私はまりさには悪いことをしたと思っている。
これからはゆっくりさせてあげられるようにと考えていたりもしていた。
が、もうだめだ。
まりさ。お前今ゆうかにゃんの事変なゆっくりって呼んだか?
私への悪口ならいくら言われても構わない。悪いの私だし。
でもゆうかにゃんへの悪口はダメだ。どんな理由があろうと、どんな状況であろうとゆるさん。
私がまりさに怒りの鉄拳を喰らわせてあげようと、ゆうかにゃんを置き一歩進もうとした時、ゆうかにゃんの一言が私を止めた。
「わからないわー!!おねーさんをくそにんげんだなんてよぶあなたがわからないわー!!!
おねーさんはとってもすばらしいにんげんさんなのよー!!??それをくそにんげんだなんて・・・・・・・
ゆるさないわー!!!!」
あふん!ゆ、ゆうかにゃん・・・・・・あなたって娘は・・・・
なんて優しいんでしょう。なんて思いやりに満ち満ち溢れているのでしょう・・・・・・
あ、鼻血出てきた。
「おねーさん!ここはわたsわ、わからないわー!?おねーさん、またはなぢがでてるわー!?」
「うん。そうね。でも大丈夫。これは生理現象みたいな物なの。それになんかもうすごく幸せなの♪」
なんかもう、ゆうかにゃんが居ればもう全部どうでもいいかなー?
あ、まりさは許さないよ?それに今のゆうかにゃんの言葉で頭が冷えた。
まりさは今ここで潰すんじゃなくてもっと痛めつけてあげよっと♪
「ゆうかにゃん。ありがと。私いいこと考えちゃった♪」
―――――――――――――――――――――――――――
私は温室の隅の土をシャベルで掘っていく。
「ほら、まりさの頭だけみたら植物みたいじゃない?だから、埋めてあげようと思うの。ふぅ。」
「わかるわー。いいアイディアなのねー。」
ゆうかにゃんには私のモチベーションを保つために常時私の目に入る場所に居てもらっている。
とはいえ、思ったより土掘るのって大変なんだね。ちょっとびっくり。
「あー!もうやだ!疲れた!これで十分入るでしょ。完成だ!」
まりさと全自動オレンジジュース注入装置が埋まるくらいの広さの穴は掘れた。
それじゃあまりさを入れてみよう。
「うわ!軽っ!なんでこんな軽いの!?」
「ゆがぁぁぁぁぁぁ!!!!!きたないてでさわるなぁぁぁぁぁぁ!!!!!はなせぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
まりさの体は驚くほど軽かった。最初にまりさをこの家に連れてきたときと同じぐらいの軽さだ。
茎がいっぱい生えてて、なおかつ赤ゆだっていっぱいできてるのにも関わらず軽かった。
「わかるわー。ゆっくりはふしぎせいぶつなのよー。」
「あー。そうやって納得するしか無いね。よいしょっと。」
「ゆふん!!やっとはなしたんだぜ!!それじゃあさっさとなおすんだぜ!?あまあまもよこすんDなにしてるのぉぉぉぉぉぉ!!!???」
まりさを穴に入れて土を掛け始めたら、まりさがまたうるさくなった。
「何って、埋めてるんでしょ。みたら分かるでしょうが。」
「いみわからないんだぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!????」
意味分かんないならもうそれでいいよ。埋めるだけだし。
「やめろぉぉぉぉもががががががが!!!!!」
おっと。口まで土がいったか。これで少しは静かになってくれるかなぁ。
「わかるわー。おてつだいするのよー。」
そういってゆうかにゃんは口と尻尾を器用に使ってシャベルシャベルだけじゃ土の入れられないところに土を入れ始めた。
「ありがと。ゆうかにゃん。」
順調にまりさを埋めていく作業は進んでいったと思われたのだが、ちょっと意図してなかったことが起こった。
「あちゃー、目のところがちょうど土から出ちゃってるよ・・・・・」
「わかるわー。ちょっとグロテスクなのねー。」
「むぅぅぅぅぅ!!!!むぅぅぅぅぅ!!!!!」
穴の深さが足りなくて、目まで土で覆うことが出来なかったのだ。
「うーん・・・土盛れば隠せそうだけど・・・・・これはこれでいいか。」
「わかるわー。むけいかくなのねー。」
「そういう事言わないの。」
ゆうかにゃんの頭をちょっと軽く叩いてみた。
「いたいわー。」
ちょっと睨まれちゃった。あぁ・・・・やっぱりかわいいなぁ・・・・・・・
「そんなことよりおねーさん。ここでなにをそだてるのかしらー?」
うん?そういや何育てるか考えて無かったな。
「うーん・・・・・あ、果物がいいな!ラズベリーとか育ててみよ?簡単みたいだし。」
ゆうかにゃんにラズベリー。なんか想像しただけで愛おしさMAXなんですけど・・・・・・・
ヤバい・・・・・・顔がニヤケる・・・・
「わからないわー?おねーさんどうかしたのかしらー?」
「な、なんでもないよ。なんでもない、なんでも・・・・・・・・にへへ・・・・」
今日から始まるゆうかにゃんとの園芸生活を想像すると、ニヤケが止まらない私なのであった。
ついでに、まりさはというと、人知れず涙を流していたのであった。
―――――――――――――――――――――――――――
~その後~
「はぁはぁ・・・ゆうかにゃん・・・かわいいよゆうかにゃん・・・・・」
一生懸命ラズベリーの収穫をするゆうかにゃんをファインダーに捉え、私は興奮を抑えられない!!
「わからないわー!!おねーさんもてつだってほしいのよー!!!」
「へぁ!?あ、ごめんごめん!なんか欲望を抑えることが出来なかったよ。」
ゆうかにゃんに怒られちゃったよ。ま、一緒に収穫しようって約束してたしねー。
さてさて、手伝いに行きますかな?
ゆうかにゃんが来た日から結構時間がたった。
その間に一緒に植えたラズベリーの木は結構な量の実を作っていた。
収穫作業が意外と面倒だよ。
まぁ、私が調子に乗って十株も買うから収穫が大変になったというのもあるんだけど。
でも、こうしてゆうかにゃんとの楽しい楽しい時間が過ごせるって言うのは素晴らしいことだと思うんだ。
「おー。赤くておいしそーな実ですこと!一個いただき!」
「わからないわー!!おねーさん!つまみぐいはゆっくりできないわー!!!」
「んー!ごめんごめん。ほら、ゆうかにゃんも、あーん♪」
「にゃん!?にゃ、にゃぁぁん・・・・・・・・あまくておいしいわー♪」
「うん。これでゆうかにゃんも一緒だ。つまみ食いはゆっくりできないんじゃないのぉ?」
「にゃ、にゃん!?・・・・・お、おねーさんがわるいのよ!?」
「あはは♪」
まぁ、なんやかんや言って仲良く楽しく暮らしているわけだ。
むっふふーん♪もう毎日楽しくって楽しくって仕方ないよね!
え?まりさ?
あぁ、あれなら今でも隅っこに居るよ?今では土いじりで疲れた時用の糖分補給所みたいな物になってる。
最初の頃は親の仇でも見るような目で見たり、涙を流したり色々リアクションしてたんだ。
でも最近は焦点の定まらない虚ろな目をしてるよ。
そんなのでも甘い赤ゆを半永久的に作ってくれてるから置いてあるんだ。
そういえばお兄さんのふらんちゃんが来たときは凄かったなぁ。
ずっと赤ゆをパクついてたんだけど、まりさの方も際限無く赤ゆ作るもんだからふらんちゃん食べ過ぎで倒れちゃって。
あれは面白かったなぁ・・・・・・
ま、可愛さで言えば家のゆうかにゃんの方が上だけどね。
「おねーさん!またてがとまってるわー!!ちゃんとやってほしいわー!!」
「はいはい。やりますよー。」
今日も私はゆうかにゃんに振り回される。
けど悪い気は全然しないよ?
だって楽しいもの♪
おわり
―――――――――――――――――――――――――――
あとがっきー
どうも、ぬちゃぬちゃあきです。
さて今回は気持ち悪いぐらいの愛でですね。てかゆうかにゃんもおねーさんもある意味ゲスだね。
うえー。俺、気持ち悪ー。
ラズベリーなのは僕がラズベリー好きだから。すっぱくっておいしいよね。
あと感想くれた人、ありがとうございます。
貴方のその一言が私の元気の源になっているんです。もっと書いてね!?
今回はこの辺で。
ではでは
―――――――――――――――――――――――――――
「大体、箱を開けてから1分程度で目を覚ましますので。では。」
「はい。分かりました。ありがとうございます。」
あぁ、ついに来てしまった・・・・・届いてしまった。
嬉しさの余り配達員さんの前で叫びそうになったけど我慢したよ・・・・
うれしいんだけどちゃんとゆっくりさせてあげられるか心配だ。
でもねぇ・・・かわいいしね・・・・
にへへ・・・
とりあえず私はあの子の入ってるアタッシュケースの前で小一時間ほど小躍りしちゃったよ。うへぇ。私きもちわるい。
開けなくちゃなにも始まらないし開けてみますか。
「ようこそ我が家へ・・・ゆうかにゃん・・・・・・」
―――――――――――――――――――――――――――
ゆっくりを飼うのが上手くなった人?
~ようこそ、ゆうかにゃん~
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うっへぇ!眠ってるよ!ヘイ!やばいよ!ギャース!!
お口ムニャムニャしてるって!?あぁ、貴女は私を殺す気ですか?
っていかんいかん。鼻血が・・・・
「ん・・・・・・・・・わかるわー。あなたがわたしのかいぬしさんなのねー?」
はうぅ!ゆ、ゆうかにゃんのお声・・・・
「そ、そうだよ。うん。私が飼い主。おねぇさんってよんでね!?。」
かなりドモってしまった。正直自分で自分をキモいと思ったよ。
するとゆうかにゃんは不思議そうな顔をして質問をしてきた。
「わからないわー?どうしておねえさんははなぢをだしているのかしら?どこかにぶつけたの?」
飼い主を気遣うその思いやり・・・・れいむとまりさには無かったものだ。
「心配してくれてありがと。でも大丈夫。」
手を鼻から離してゆうかにゃんと向き合ったらゆうかにゃんが動揺し始めた。
「わ、わからないわー!?あきらかにだいじょうぶじゃないしゅっけつりょうよ!?」
うわっ。ホントだ。スゴい出てるよ!?
「あー大丈夫大丈夫。ティッシュ詰めるよ。」
正直他人には見せられない姿ではあるよね。
でもゆうかにゃんには見せちゃう!私のすべてを見て欲しいの!!
「これでよし。さて、それじゃあこれからの事について話して見ようか。」
「わかるわー。だいじなことなのねー。」
コクコクうなずくゆうかにゃん可愛いなぁ・・・
―――――――――――――――――――――――――――
「まず。どうやら私はゆっくりを飼うのが下手みたいなの。」
お兄さんに言われた通りまずは話し合いだ。
「?わからないわー?どうしてなのかしら?」
ゆうかにゃんに聞かれたから全部話してみた。
れいむはのどが渇いたと言っていたから、コーヒーをあげて殺しちゃったこと。
まりさにれいむを飼っていた頃に、れいむがやりたかった事やゆっくりできるって言ってたことを試したこと。
でも結局ゆっくりさせてあげられなくて、今温室に居るっていうこと。
全部ありのままに話したら、ゆうかにゃんは目を細めながら優しくこう言ってくれた。
「わかるわー。おねえさんがゆっくりさせてあげようとしてたことはわかるわー。
おねえさんはゆっくりのことをしらなかっただけなのよー。」
「ゆ、ゆうかにゃん・・・・ぷしっ!・・・・」
やべ、また鼻血出た。ティッシュ吹っ飛んじゃった。
「おねえさん。わからないことならわたしがおしえるわ。だからひとりでかんがえないでねー。」
あぁ、なんて出来た子なんでしょう。
「ゆうかにゃん・・・・ありがとう・・・・」
「わかるわー。あたりまえのことなのねー。
それじゃあまず、しっておかなければならないことからはなすわー。」
その後ゆうかにゃん先生から小一時間ゆっくりについての基本的な知識を教えてもらったよ。
ゆっくりには様々な分類が存在すること。まず、通常種と希少種って分類。
通常種っていうのは町でよく見かけられる、れいむ、まりさ、ぱちゅりー、ありす、ちぇん、みょん、といった具合。
基本的にゆっくりっていったらこいつらを指すらしい。
次に希少種とか準希少種、数が少なかったりして殆どが人間に所有されてるみたい。
ゆうかにゃんもこの枠に入るらしいね。
そして捕食種。れみりゃやふらんちゃんがその代表各。
捕食種は食べ物としてゆっくりを食べる種類みたい。
ちなみに希少種、準希少種の殆どはゆっくりを食べるみたいだから一応捕食種なんだって。難しいね。
後は性格上ゲスって呼ばれる奴らの事。
ゆっくりだったら誰にでもなる可能性のあるものなんだって。
ただ、数的に通常種の方が多いから通常種のゲスばっかり目立つみたい。
一応希少種にもゲスはいるみたいだね。ゆうかにゃんが居たペットショップにもゲスゆうかがいたんだって。
どんなものか見てみたい気がするなぁ。
ただ、これでまりさが赤ゆを食べてあんなに動揺してた理由がわかった。
まりさは通常種で普通ならゆっくりを食べない種類だったんだね。
いやぁ、悪いことしちゃったよ。ごめんね?
それから赤ちゃんの事とかあんよの事だけど、ゆうかにゃんにこんな事を言われた。
「わかるわー。そのれいむはでいぶだったのねー。」
「でいぶ?」
「ゲスれいむのとってもふてぶてしいやつよー。
とくちょうとしてはうごくことをきょくたんにきらったり、いっぱいのあかちゃんをもとめたりするわー。」
つまりめんどくさい奴なのですな。
なんでも正常なゆっくりなら運動だってちゃんとするし、そんなに赤ちゃん赤ちゃんうるさくないみたい。
まぁ、ペットショップの処分品ワゴンの中の百円れいむなら仕方ないか。
でもそう考えると、まりさにはホントに悪いことしちゃったかも。
「ねぇ?ゆうかにゃん。私まりさに謝った方がいいかなぁ?」
「わかるわー。やってしまったことはしかたないわー。
まりさもゲスだったみたいだしきにしないほうがいいわー。」
ゆうかにゃんがそういうなら私もう考えるのやめよ。
「よし。それじゃあまりさはもうどうでもいいや。ただの甘いもの製造機ってところかな?
それじゃあゆうかにゃん!本題に入ろうか。ゆうかにゃんがゆっくり出来る事ってなんだい?」
今まで一番聞きたかったことだ。
いくらゆっくりの知識を付けてもゆうかにゃんをゆっくりさせてあげられなかったら意味がない。
「おはなさんがそだてられたらしあわせなのよー?」
一応、ゆうかにゃんを買うときに注意書きで書いてあったけど、やっぱり植物が好きなんだ。
「それから、おねーさんといっしょにいられたらしあわせだわー。」
・・・・・・・・・鼻血がでるのは仕方ないと思うんだ。
「わからないわー!?お、おねーさんだいじょうぶ!?」
うわぁ・・鼻血が止まらないのが自分でわかるし、顔がニヤケてるのもありありと分かるよ・・・・・・
さすがにここまでくると気持ち悪いかもしれないからゆうかにゃんに表情が分からないように顔を手で隠した。
「大丈夫・・・・・うん、大丈夫。にへへ・・・・・・・
よし。なら温室行きましょ!あそこで植物いっぱい育てるの!
いざ!ゆうかにゃんの幸せのために!!」
私はかなり高ぶったテンションのままにゆうかにゃんを抱き上げると温室へと走って行った。
「わ!わからないわー!?はやすぎるわー!!??」
―――――――――――――――――――――――――――
ゆうかにゃんを抱えたまま温室に入って行って、すぐにテンションが下がってしまった。
「ゆっがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!やっときたんだぜ!!!
さっさとまりささまのあんよをなおすのぜ!!!ついでにあまあまよこすのぜ!!!」
やめてよね。これから楽しい楽しいゆうかにゃんとの土いじりが始まると思ったのに邪魔が居るって・・・・・・・
「はぁ。そうだったんだ。このままだったんだ。ゆうかにゃん、これどうしたらいいかな?」
どう処理しようかと考えて、ゆうかにゃんにアドバイスをもらおうと、ゆうかにゃんをのぞき込むと目を輝かせていた。
「わ、わかるわー!ここがおんしつさんなのね!すごいわー!ここならなんでもできそうなきがするわー!!」
ありゃ?まりさに目がいってないみたい。
てかそんなに喜んでもらえたなら温室作っておいた甲斐があったってものだ。
「ここはゆうかにゃんが好きにしていいんだよ。もう既にゆうかにゃんの物みたいなものだね。」
そう言うとゆうかにゃんは更に目を爛々とさせた。
「ほ、ほんと?」
「ほんとほんと。」
「おねーさんだいすきだわー!!!」
ゆうかにゃんが私の体にゆうかにゃんの体をぐりぐりしてきた。
うへぇ・・・これが私の幸せ・・・・
「よ、よせやい・・」
ゆうかにゃんとの幸せタイムを満喫してたらまりさがまたもや邪魔してきた。
「ゆっがぁぁぁぁぁあぁ!!!!むしするななんだぜぇぇぇぇ!!!!
ここはまりささまのゆっくりぷれいすなのぜ!!??くそにんげんとへんなゆっくりはどっかいくんだぜぇぇぇぇ!!!
ついでにまりささまのあんよをなおして、おちびがもううまれないようにするんだぜ!!!
ついでにあまあまとびゆっくりをよういするんだぜぇぇぇぇ!!!!!」
私はまりさには悪いことをしたと思っている。
これからはゆっくりさせてあげられるようにと考えていたりもしていた。
が、もうだめだ。
まりさ。お前今ゆうかにゃんの事変なゆっくりって呼んだか?
私への悪口ならいくら言われても構わない。悪いの私だし。
でもゆうかにゃんへの悪口はダメだ。どんな理由があろうと、どんな状況であろうとゆるさん。
私がまりさに怒りの鉄拳を喰らわせてあげようと、ゆうかにゃんを置き一歩進もうとした時、ゆうかにゃんの一言が私を止めた。
「わからないわー!!おねーさんをくそにんげんだなんてよぶあなたがわからないわー!!!
おねーさんはとってもすばらしいにんげんさんなのよー!!??それをくそにんげんだなんて・・・・・・・
ゆるさないわー!!!!」
あふん!ゆ、ゆうかにゃん・・・・・・あなたって娘は・・・・
なんて優しいんでしょう。なんて思いやりに満ち満ち溢れているのでしょう・・・・・・
あ、鼻血出てきた。
「おねーさん!ここはわたsわ、わからないわー!?おねーさん、またはなぢがでてるわー!?」
「うん。そうね。でも大丈夫。これは生理現象みたいな物なの。それになんかもうすごく幸せなの♪」
なんかもう、ゆうかにゃんが居ればもう全部どうでもいいかなー?
あ、まりさは許さないよ?それに今のゆうかにゃんの言葉で頭が冷えた。
まりさは今ここで潰すんじゃなくてもっと痛めつけてあげよっと♪
「ゆうかにゃん。ありがと。私いいこと考えちゃった♪」
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私は温室の隅の土をシャベルで掘っていく。
「ほら、まりさの頭だけみたら植物みたいじゃない?だから、埋めてあげようと思うの。ふぅ。」
「わかるわー。いいアイディアなのねー。」
ゆうかにゃんには私のモチベーションを保つために常時私の目に入る場所に居てもらっている。
とはいえ、思ったより土掘るのって大変なんだね。ちょっとびっくり。
「あー!もうやだ!疲れた!これで十分入るでしょ。完成だ!」
まりさと全自動オレンジジュース注入装置が埋まるくらいの広さの穴は掘れた。
それじゃあまりさを入れてみよう。
「うわ!軽っ!なんでこんな軽いの!?」
「ゆがぁぁぁぁぁぁ!!!!!きたないてでさわるなぁぁぁぁぁぁ!!!!!はなせぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
まりさの体は驚くほど軽かった。最初にまりさをこの家に連れてきたときと同じぐらいの軽さだ。
茎がいっぱい生えてて、なおかつ赤ゆだっていっぱいできてるのにも関わらず軽かった。
「わかるわー。ゆっくりはふしぎせいぶつなのよー。」
「あー。そうやって納得するしか無いね。よいしょっと。」
「ゆふん!!やっとはなしたんだぜ!!それじゃあさっさとなおすんだぜ!?あまあまもよこすんDなにしてるのぉぉぉぉぉぉ!!!???」
まりさを穴に入れて土を掛け始めたら、まりさがまたうるさくなった。
「何って、埋めてるんでしょ。みたら分かるでしょうが。」
「いみわからないんだぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!????」
意味分かんないならもうそれでいいよ。埋めるだけだし。
「やめろぉぉぉぉもががががががが!!!!!」
おっと。口まで土がいったか。これで少しは静かになってくれるかなぁ。
「わかるわー。おてつだいするのよー。」
そういってゆうかにゃんは口と尻尾を器用に使ってシャベルシャベルだけじゃ土の入れられないところに土を入れ始めた。
「ありがと。ゆうかにゃん。」
順調にまりさを埋めていく作業は進んでいったと思われたのだが、ちょっと意図してなかったことが起こった。
「あちゃー、目のところがちょうど土から出ちゃってるよ・・・・・」
「わかるわー。ちょっとグロテスクなのねー。」
「むぅぅぅぅぅ!!!!むぅぅぅぅぅ!!!!!」
穴の深さが足りなくて、目まで土で覆うことが出来なかったのだ。
「うーん・・・土盛れば隠せそうだけど・・・・・これはこれでいいか。」
「わかるわー。むけいかくなのねー。」
「そういう事言わないの。」
ゆうかにゃんの頭をちょっと軽く叩いてみた。
「いたいわー。」
ちょっと睨まれちゃった。あぁ・・・・やっぱりかわいいなぁ・・・・・・・
「そんなことよりおねーさん。ここでなにをそだてるのかしらー?」
うん?そういや何育てるか考えて無かったな。
「うーん・・・・・あ、果物がいいな!ラズベリーとか育ててみよ?簡単みたいだし。」
ゆうかにゃんにラズベリー。なんか想像しただけで愛おしさMAXなんですけど・・・・・・・
ヤバい・・・・・・顔がニヤケる・・・・
「わからないわー?おねーさんどうかしたのかしらー?」
「な、なんでもないよ。なんでもない、なんでも・・・・・・・・にへへ・・・・」
今日から始まるゆうかにゃんとの園芸生活を想像すると、ニヤケが止まらない私なのであった。
ついでに、まりさはというと、人知れず涙を流していたのであった。
―――――――――――――――――――――――――――
~その後~
「はぁはぁ・・・ゆうかにゃん・・・かわいいよゆうかにゃん・・・・・」
一生懸命ラズベリーの収穫をするゆうかにゃんをファインダーに捉え、私は興奮を抑えられない!!
「わからないわー!!おねーさんもてつだってほしいのよー!!!」
「へぁ!?あ、ごめんごめん!なんか欲望を抑えることが出来なかったよ。」
ゆうかにゃんに怒られちゃったよ。ま、一緒に収穫しようって約束してたしねー。
さてさて、手伝いに行きますかな?
ゆうかにゃんが来た日から結構時間がたった。
その間に一緒に植えたラズベリーの木は結構な量の実を作っていた。
収穫作業が意外と面倒だよ。
まぁ、私が調子に乗って十株も買うから収穫が大変になったというのもあるんだけど。
でも、こうしてゆうかにゃんとの楽しい楽しい時間が過ごせるって言うのは素晴らしいことだと思うんだ。
「おー。赤くておいしそーな実ですこと!一個いただき!」
「わからないわー!!おねーさん!つまみぐいはゆっくりできないわー!!!」
「んー!ごめんごめん。ほら、ゆうかにゃんも、あーん♪」
「にゃん!?にゃ、にゃぁぁん・・・・・・・・あまくておいしいわー♪」
「うん。これでゆうかにゃんも一緒だ。つまみ食いはゆっくりできないんじゃないのぉ?」
「にゃ、にゃん!?・・・・・お、おねーさんがわるいのよ!?」
「あはは♪」
まぁ、なんやかんや言って仲良く楽しく暮らしているわけだ。
むっふふーん♪もう毎日楽しくって楽しくって仕方ないよね!
え?まりさ?
あぁ、あれなら今でも隅っこに居るよ?今では土いじりで疲れた時用の糖分補給所みたいな物になってる。
最初の頃は親の仇でも見るような目で見たり、涙を流したり色々リアクションしてたんだ。
でも最近は焦点の定まらない虚ろな目をしてるよ。
そんなのでも甘い赤ゆを半永久的に作ってくれてるから置いてあるんだ。
そういえばお兄さんのふらんちゃんが来たときは凄かったなぁ。
ずっと赤ゆをパクついてたんだけど、まりさの方も際限無く赤ゆ作るもんだからふらんちゃん食べ過ぎで倒れちゃって。
あれは面白かったなぁ・・・・・・
ま、可愛さで言えば家のゆうかにゃんの方が上だけどね。
「おねーさん!またてがとまってるわー!!ちゃんとやってほしいわー!!」
「はいはい。やりますよー。」
今日も私はゆうかにゃんに振り回される。
けど悪い気は全然しないよ?
だって楽しいもの♪
おわり
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あとがっきー
どうも、ぬちゃぬちゃあきです。
さて今回は気持ち悪いぐらいの愛でですね。てかゆうかにゃんもおねーさんもある意味ゲスだね。
うえー。俺、気持ち悪ー。
ラズベリーなのは僕がラズベリー好きだから。すっぱくっておいしいよね。
あと感想くれた人、ありがとうございます。
貴方のその一言が私の元気の源になっているんです。もっと書いてね!?
今回はこの辺で。
ではでは