ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1843 やぁ俺、地球外寄生生命体2
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ankoss
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・パロディ色強め
・パロディものが嫌いな方はgo back
・anko1795 『やぁ俺、地球外寄生生命体』の続きです
・希少種優遇
・希少種虐待少しあり
―――――――――――――――――――
やぁ俺、地球外寄生生命体。
いろいろ俺について知ってもらいたいこともあるが、それらは前の話に載ってる。
詳しく知りたきゃ前作読みな。
まずは現状報告だな。
俺は今危機的状況におかれている。俺の体は地球の大気に24時間あてられると消滅してしまう設定なんだ。
そんな体なんだが、今まさに地球の大気にさらされて15時間が経っている。
やばいねぇ・・・・・・死んじゃうねぇ・・・・・・
エロ本マジで見つかっちゃうねぇ・・・・・・・趣味全開のだからあんまり見られたくないんだよなぁ・・・
でもま、なんとかなるでしょ。俺はポジティブに生きるんだからな。
お?ポジティブな気持ちになったら早速またあのアホなのが来たぞ?
「わかるよー!こんなところにアンコさんがあるんだねー!!
むーしゃむーしゃ・・・・しあわせー!!!」
よっしゃぁ!口から進入!!ってうおー!?一緒に口に入った草が溶けてるぅ!?
やばいって!!これ俺溶けちゃうんでないの!?
まずいまずいまずい!!こんな奴に食い殺されるなんてごめんだぞ!!
あ・・・そういやこういう時のためにデラックスウルトラ科学力があるんじゃん。
ディス○ーションフィールド展っ開!!ポチッとな。
おぉ。成功だよ。フィールドの使い道は全然違うけどなんか成功だよ。溶けてない。
本来は攻撃されたときの防御手段なんだけどね・・・・・
ま、いいや。さてさて、それでは潜ってみますかね。
「わ、わから!?なんかおくちがチクッてしたよぉぉぉぉぉ!?らんしゃまぁぁぁぁぁぁ!!たすけてぇぇぇぇぇぇ!!!」
うげぇ・・また走り出したよ・・
あああああああきもちわるいぃぃぃぃぃぃ。
―――――――――――――――――――
はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・中身がぴゅるって出るところだった・・・・
あぁぁぁ、俺こいつらきらい。大っ嫌い。
「ら、らんしゃまぁ・・・なんだかおくちがチクッてしたんだよー・・」
「おぉ!ちぇん!かわいそうに・・・おくちのなかをみせてごらん?」
「わかるよー。にゃーん」
「うーん・・・へんなところはみあたらないなぁ・・・・」
んー?こいつは初めてみる奴だな。生首に・・・・・尻尾?しかも多い。
あの裁判もどきの時はこんな奴見かけなかったぁ・・もしかしてレア?
「はぁ・・・はぁ・・・ちぇん・・・ちぇんの・・おくち・・・はぁはぁ・・」
「ら、らんさまー?どうしたんだねー?」
「はぁ・・・はぁ・・・・ちぇ、ちぇぇぇぇぇぇん!!」
「わからないよー!?どおしたんだねー!?」
「ちぇんが・・・ちぇんがわるいんだよ・・・・はぁ・・ちぇんが・・・こんなにかぁいいからぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ら、らんしゃまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
・・・・・・・・あぁ、だめなんだなこいつら。
最初らんとか言う奴が勝手に発情してそれにつられてこのちぇんまで発情してるよ。
知的生命体とは思えないねぇ・・・・・いくら何でも唐突すぎるねぇ・・・
はぁ・・・・どうでもいいけどこれ見てるのつらいわ・・・・
ちょっと寝る。こんなの見たくない。
「「すすす、すっきりー!!!」」
―――――――――――――――――――
んがっ!?
あらら、寝すぎたみたいだね。外は真っ暗こいつら寝てる。
って、なんじゃこりゃ!!
頭?頭に茎?へ?こいつら植物なの?いやいや、最低でも動物でしょ。
しかも茎にはこいつ等の幼体であろう物体が計四つ出来ている。
茎に出来てる・・・・・実?やっぱり植物なのか?
うだぁぁぁ!!!これ以上考えたところで分かんねぇよ!
情報が少なすぎる。こいつ等がなんなのか判断材料が足りてなさすぎる。
てか揃うことも無いだろうなぁ。グレートウルトラ科学力を使ってもよく分からないんだからな。
考えても仕方ない。これは全開出した結論だったはず。もう考えないぞ!!
てか考えてやるもんか。こいつ等の正体は俺がこの地球を制服、いやいや征服した後で人間共で仲間を連れてきて調べよう。
うん。それが一番だ。
とはいえ俺は今とてつもなく人間とは遠い場所にいるんだよな。
対象が居なけりゃ何も出来ん。
俺のプライド上最もやりたくないことだが、この際仕方ない。
この幼体を一匹乗っ取る。
え?どうやるかって?
おいおい。俺は最初っから寄生生物って言ってるだろ?
生き物の核なってる器官にとりついてベリーグッドな科学力で乗っ取る。
この星の動物なら脳、この饅頭共ならあの中枢みたいなのだな。
さて、早速始めようか。正直俺も乗っ取るの初めてだから緊張してるんだ。
は、初めてなんだから優しくしてよね!!って言ってみてもいいよねー?
冗談はそれぐらいにして本気で言くぞ。まずは茎までたどり着かなきゃな。
探すのが大変そうだなーって思ったけど、こいつの中身が常時子供に流れて行ってるみたいで簡単に分かっちゃった。
拍子抜けー。
で、どいつにくっつくかだけど・・・・・・
えーと、ちぇんってのが三個にらんってのが一個だから・・・・・・・らんでしょ。
俺さ、新しいものとか珍しいものって大好きなんだ。
友達にはよく『お前って騙されやすいタイプだよなーげらげらwww』とか言われるんだ。
余計なお世話だってんだ。騙されやすいんじゃなくて騙されてるんだよ。
この仕事だって簡単な仕事って言うから引き受けたのに・・・・・・・・・・
いやいや!ネガティブになってどうするよ!俺はポジティブかつクールに生きるんだ!
こんな程度ではヘコタレない!たとえ友達にゲーム機パクられたってヘコタレない!!
あいつ今度あったらぶっ殺す!!
よし、生きる気力が湧いてきた。
あいつを殺す計画も湧いてきた。今の俺なら何でも出来そう!!お空も飛べちゃう!!
アーイキャーンフラァァァイ!!!!!
って、無理だね。チョコレートの中だね。うん。大丈夫。頭は大丈夫。正常そのもの。
さ、何だかんだ言ってるうちに幼体らんの中に進入できた訳だが。ここで理解できないもの発見。
いやね、こないだ考えないって言ったよ?でもさ、いきなりチョコが米になってるんだよ?
考えないでスルー出来る方がおかしいって。頭イッちゃってるよ。
どんな変換だよ。魔法か?錬金術か?チョコを米に変える程度の能力なのか?
もう、イヤになってくるよ・・・・・・ほんと。
なんでベリーストロング科学力で解明できないんだよ・・・・・神のイタズラか?お茶目か?
もうこいつ等作った奴死ねよ・・・・・・・
ああああああああああ。もうやだ。いいよ。そう言うモンなんだって考えるよ。
ここでウジウジ言ってても星に帰れる訳じゃないんだ。ママンの美味しいご飯が食べれる訳じゃないんだ。
あぁ、帰ったら自分へのご褒美にスイーツ食べよ、ついでに一美ちゃんに告白しよ。
うん。俺はこの旅で一皮剥けるんだ。ついでにあの皮も剥くんだ。手術受けるよ。
はぁ・・・・乗り気じゃないけどやるか・・・・
エントリープラグ、挿入ー
「!?・・・・・・」
おろろ。上手く行ったみたい。
・・・・・・・・・・・・うん。しっかり同調できてる。いやまぁしかし、こいつ貧弱だなぁ・・・・・
分かってた事だけど同調して余計よく分かったよ。間違いなく俺が今まで学校で習ってきたどんな生物より弱い。
この体でやっていけるのかなぁ・・・・・今頃になって怖くなってきた・・・
とりあえずは生まれるまで潜伏だな。それまで人間にどうやって接触するか考えよう。
とりあえず今は寝る。なんか今日も疲れた。
―――――――――――――――――――
あれから二日。どうやら生まれる時になったようだ。
周りの奴らを見るに、どうやら俺が一番最初に生まれるようだ。
「らんしゃまぁぁぁぁぁ!!!あかちゃんうまれるんだねー!!」
「ちぇぇぇぇぇん!!!かわいいぞぉぉぉぉ!!!!」
ポトッ・・・・という音と共に俺の初めての被寄生体が生まれ落ちた。
よし。どこにも問題はないな。これなら何とかなるかな?
「わ、わからないよぉぉぉぉぉぉ!!??どおしてあいさつしてくれないんだねー!?」
「ちぇん!!!おちつくんだ!もしかしたらまだしゃべれるじゅんびができていないだけなのかもしれないぞ!」
挨拶・・・?こいつ等は生まれてきてすぐに言葉を話せと言うのか?
おいおい、いくら何でもそれは無理ってもんだぜ?
「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!」
「わかるよー!!!おちびちゃんはちゃんといえたんだねー!!!」
「ちぇぇぇぇぇぇぇん!!!かわいいよぉぉぉぉぉぉ!!!」
・・・・・・・・・・・・・・うん。
わかったわかった。常識っていう物差しはこいつ等には通じないわけだ。
俺が悪かったよ。
でもな?あれを言うのは勘弁してくれよ。
人間だろうが宇宙人だろうが生きてればそれ相応の試練に立ち向かわなければならないときが来る。
もしかしたら俺にとっての試練は此処なのかもしれない。
けど・・・・・・だけどな?俺は思うんだ。これはハードルが高すぎるんでないかって。
なぁ・・・神様よぉ・・・・・・いくら何でもこれは無いと思うぜ?
いや、この体を乗っ取る事を考えた時にこんな状況の事を考えなかった訳ではないんだ。
十二分に思いつくことだったんだ。実際に考えたさ。
ただ・・・・・心の準備が出来てなかったんだ・・・・
「ゆゆゆ・・・・ゆっきゅちしちぇいっちぇにぇ!!!」
「わかるよー!!!ちぇんのおちびなんだねー!!!かわいいんだねー!!」
「はぁ・・はぁ・・・・・ちぇんが・・・ちぇんがいっぱい・・・・」
「わきゃるよー!ちぇんはちぇんのおにぇえちゃんなんだねー!!」
ああ、そうさ。俺は臆病でヘタレでどうしようもないニートだったさ。
その報いがコレなのだとしても俺は納得できないんだよ。
「わきゃるよー!!ゆっきゅちうまれちゃんだにぇー!!ゆっきゅちしちぇいっちぇにぇ!!!」
「わかるよー!!!ゆっくりうまれたんだよー!!!」
「ちぇんが・・・・ちぇんが・・・・4ひき・・・・・あ・・あぁ・・」
「「わきゃるよー?」」
「あぁ、駄目だ。もう押さえらんね。」
「「「「「ゆ?」」」」」
ん?
―――――――――――――――――――
「ヒャッハー!!虐待だー!!!」
おぉう!?人間登場だ!てか気が振れてるのか?明らかに頭のネジが九個ぐらい外れてるみたいだぞ?
「「「「「ゆ、ゆわぁぁぁぁぁぁ!!!にんげんさん(しゃん)だよぉぉぉぉぉ!!??」」」」」
「ヒャッフー!!良い声で鳴いてくれてうれしいぜぇぇぇ!!!まずはそこの赤ちぇんだぁぁ!!喰らえぇ!!ドミニオンボォォル!!」
「わ、わきゃら!?たちゅけちぇー!!わきゃらにゃいy」べちゃぁ!
「わ・・・わからな・・・い・・・・よ・・・・・」
OH!なんてこったい!赤ちぇんが男に持ち上げられたと思ったらいきなりソレを親に叩きつけやがった。
無論赤ちぇんは弾け飛んだし、親だって抉られて死んじまったようだ。
あぁ・・・さよなら我が家族(仮)よ・・・・
「ちぇ、ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!??
ちぇ、ちぇんが・・・・ちぇんが・・・・うふ♪・・うふふ♪・・あははははははははははは!!!!!」
「お、おちょうしゃんどうしちゃったんだにぇー!?わからないよー!?」
あらら、らんが壊れちゃったよ。まぁ、知能があって自分の番と子供が無惨な死に方したら仕方ないか。
なんまんだぶなんまんだぶ・・・
「あぁん?何勝手に壊れちゃってんの?バカなの?死ぬの?あ、今から
殺すんだっけ?あっはっは!!そんじゃあさよならだ。」
らんをむんずと掴んで空に投げる・・と。この体以外と重いと思うんだけど、あんなによく飛ぶものなのか?
うーん。ふしぎふしぎー。不思議の国の不思議姫?あ、なんかごめん。
「ただ・・・打ち貫くのみっ!!!リボルビングステェェクッ!!」
「あははははははははははh」ぐじゅり
あ、腕で貫かれた。即死だね。
「「おちょうしゃぁぁぁぁん!!!わきゃらにゃいよぉぉぉぉぉぉ!!!!」」
「つ・ぎ・は・・・・お前等だよぉぉぉぉぉぉ!!!」
「「わきゃらにゃいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」」
あー。結構切実にヤバくなってきたね。このままだと俺のらんも殺されちゃうよ。
俺ってば衝撃に弱いんだよ?もぉ、中身でちゃうっての。マジで。
対策考えないとなぁ・・・・
「我は鬼威惨、虐待鬼威惨・・・・ゆっくりを断つ剣なり。」
「「にゃにいってるかわきゃらにゃいよぉぉぉぉぉ!!!!」」
「斬艦刀!雲耀の太刀!!チェストォ!!!」
「「わ・・わきゃら・・・」」スパッ
「我が斬艦刀に断てぬもの無し。」
いやいや、斬艦刀て。ただの果物ナイフだし。危ない人間さんが居るよー。
「ぬっふっふ・・・・メインディッシュは最後にとっておくんだよー?恐怖で声も出ないのかなー?」
ヤバいなぁ、あいつが来たよ。こっちに来るよ。
あーあ。俺もここまでか・・・・・
「お"・に"・い"・さ"・ま"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
あん?なんかすんごいドスの利いた変な声が聞こえるんだけど・・・・・
「げぇ!!追いかけて来やがったか。畜生・・・もう少しだって言うのに・・・・っくぅ!!!」
あれれ?なんか人間の男が逃げていったよ?コレはもしかして助かったのか?
なんか釈然としないけどラッキー。
「はぁ・・・はぁ・・・・おにいさま・・・・どこいっだぁぁ!!!」
うひぃ!?な、な、何この化け物ゴリラ!こわっ!!
「あらん?らんじゃない?それに周りに散らばってるのは・・・・あぁ、な~る。」
ひぃぃ!な、なんか近づいてきたよ?こ、来ないでほしいよ!?
「あなたの家族、おにいさまに殺されちゃったんでしょ?
おにいさまがどっちに行ったか教えてくれたら保護してあげる。どう?」
うぅ・・・保護ってのは魅力的・・・・
それにこいつを相手にして俺が勝てる見込みはなさそうなんだけど・・・・・
「・・・・・・みぎだよ・・」
「あらん♪いいこねぇ・・・それじゃあ保護して、あ・げ・る。」
―――――――――――――――――――
結局この謎の生命体ゴリラXに抱えられあの男を探す羽目になってしまった。
幸いにもあの男のニオイは覚えていたので追跡も楽だった。
あ、別に鼻が良い訳じゃないぞ?スペリオル科学力で追跡したんだ。
てかさ、なんかすまないことしたかなって思ってるんだ。
だってさ・・・・・
「げぇ!?な、何で追って来てるんだよ!?なんで俺の居場所が分かるんだっての!!」
「ぬふふ♪それはね・・・このらんちゃんのおかげなのよぉぉぉぉぉ!!!!に"が"さ"な"い"わ"よ"ぉぉぉぉぉぉぉ!!??」
「いやぁぁぁぁ!!!なんでそんなに足が速いのぉぉぉぉ!!??」
「中学高校400メートル走全国大会準優勝、ちなみに大学ではレスリングもやってたわぁぁ!!ほらぁ!!捕まえたぁ!!!」
「いやぁぁぁぁぁ!!!誰か!!誰か助けて!!!犯されるぅぅぅ!!」
・・・・・・・今まで見た中で一番悲惨な場面だった。
俺を殺そうとしてたあの男だけど、なんかスッゴく可哀想になってきたよ・・・
ゴリラ顔で筋骨隆々な奴がスカートで全力疾走して追いかけてくるんだよ?
とんでもない恐怖だと思う・・・・・
うん。あれはもう忘れよう。忘却の彼方に追いやるんだ。
あ、そうそう。らんってのは結構珍しい個体みたいで高級そうなペットショップに売られたんだ。
って事はだ。俺が上手く取り入って金持ちに買われれば、そいつの体を乗っ取って侵略がしやすくなるって事だよな。
いやぁ・・・半ば侵略って言う目的を忘れかけてたけど、ここに来て事態がここまで好転するとはな。
驚き、桃の木、山椒の木ってね。
ま、しばらくはこの姿のまんま居ることになるかなー?
―――――――――――――――――――
地球制服のために地球に降り立った寄生生命体、名前はまだ無い。
彼の地球征服の野望は叶うのか!!
森から出る事には成功したものの、まだまだ野望への道はほど遠い!
だがしかし!今の彼はやる気に満ち溢れている!
今度こそ人間に寄生することは叶うのか?
彼の未来はまだまだわからない!
ただ、やっと一筋の光が見えてきたのは事実なのである!!
続け!!
―――――――――――――――――――
続き物だったんです。ごめんなさい。パロディに手を出してごめんなさい。パロディ大好きなんです。
一応、次で終わるつもりではあります。
・パロディものが嫌いな方はgo back
・anko1795 『やぁ俺、地球外寄生生命体』の続きです
・希少種優遇
・希少種虐待少しあり
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やぁ俺、地球外寄生生命体。
いろいろ俺について知ってもらいたいこともあるが、それらは前の話に載ってる。
詳しく知りたきゃ前作読みな。
まずは現状報告だな。
俺は今危機的状況におかれている。俺の体は地球の大気に24時間あてられると消滅してしまう設定なんだ。
そんな体なんだが、今まさに地球の大気にさらされて15時間が経っている。
やばいねぇ・・・・・・死んじゃうねぇ・・・・・・
エロ本マジで見つかっちゃうねぇ・・・・・・・趣味全開のだからあんまり見られたくないんだよなぁ・・・
でもま、なんとかなるでしょ。俺はポジティブに生きるんだからな。
お?ポジティブな気持ちになったら早速またあのアホなのが来たぞ?
「わかるよー!こんなところにアンコさんがあるんだねー!!
むーしゃむーしゃ・・・・しあわせー!!!」
よっしゃぁ!口から進入!!ってうおー!?一緒に口に入った草が溶けてるぅ!?
やばいって!!これ俺溶けちゃうんでないの!?
まずいまずいまずい!!こんな奴に食い殺されるなんてごめんだぞ!!
あ・・・そういやこういう時のためにデラックスウルトラ科学力があるんじゃん。
ディス○ーションフィールド展っ開!!ポチッとな。
おぉ。成功だよ。フィールドの使い道は全然違うけどなんか成功だよ。溶けてない。
本来は攻撃されたときの防御手段なんだけどね・・・・・
ま、いいや。さてさて、それでは潜ってみますかね。
「わ、わから!?なんかおくちがチクッてしたよぉぉぉぉぉ!?らんしゃまぁぁぁぁぁぁ!!たすけてぇぇぇぇぇぇ!!!」
うげぇ・・また走り出したよ・・
あああああああきもちわるいぃぃぃぃぃぃ。
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はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・中身がぴゅるって出るところだった・・・・
あぁぁぁ、俺こいつらきらい。大っ嫌い。
「ら、らんしゃまぁ・・・なんだかおくちがチクッてしたんだよー・・」
「おぉ!ちぇん!かわいそうに・・・おくちのなかをみせてごらん?」
「わかるよー。にゃーん」
「うーん・・・へんなところはみあたらないなぁ・・・・」
んー?こいつは初めてみる奴だな。生首に・・・・・尻尾?しかも多い。
あの裁判もどきの時はこんな奴見かけなかったぁ・・もしかしてレア?
「はぁ・・・はぁ・・・ちぇん・・・ちぇんの・・おくち・・・はぁはぁ・・」
「ら、らんさまー?どうしたんだねー?」
「はぁ・・・はぁ・・・・ちぇ、ちぇぇぇぇぇぇん!!」
「わからないよー!?どおしたんだねー!?」
「ちぇんが・・・ちぇんがわるいんだよ・・・・はぁ・・ちぇんが・・・こんなにかぁいいからぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ら、らんしゃまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
・・・・・・・・あぁ、だめなんだなこいつら。
最初らんとか言う奴が勝手に発情してそれにつられてこのちぇんまで発情してるよ。
知的生命体とは思えないねぇ・・・・・いくら何でも唐突すぎるねぇ・・・
はぁ・・・・どうでもいいけどこれ見てるのつらいわ・・・・
ちょっと寝る。こんなの見たくない。
「「すすす、すっきりー!!!」」
―――――――――――――――――――
んがっ!?
あらら、寝すぎたみたいだね。外は真っ暗こいつら寝てる。
って、なんじゃこりゃ!!
頭?頭に茎?へ?こいつら植物なの?いやいや、最低でも動物でしょ。
しかも茎にはこいつ等の幼体であろう物体が計四つ出来ている。
茎に出来てる・・・・・実?やっぱり植物なのか?
うだぁぁぁ!!!これ以上考えたところで分かんねぇよ!
情報が少なすぎる。こいつ等がなんなのか判断材料が足りてなさすぎる。
てか揃うことも無いだろうなぁ。グレートウルトラ科学力を使ってもよく分からないんだからな。
考えても仕方ない。これは全開出した結論だったはず。もう考えないぞ!!
てか考えてやるもんか。こいつ等の正体は俺がこの地球を制服、いやいや征服した後で人間共で仲間を連れてきて調べよう。
うん。それが一番だ。
とはいえ俺は今とてつもなく人間とは遠い場所にいるんだよな。
対象が居なけりゃ何も出来ん。
俺のプライド上最もやりたくないことだが、この際仕方ない。
この幼体を一匹乗っ取る。
え?どうやるかって?
おいおい。俺は最初っから寄生生物って言ってるだろ?
生き物の核なってる器官にとりついてベリーグッドな科学力で乗っ取る。
この星の動物なら脳、この饅頭共ならあの中枢みたいなのだな。
さて、早速始めようか。正直俺も乗っ取るの初めてだから緊張してるんだ。
は、初めてなんだから優しくしてよね!!って言ってみてもいいよねー?
冗談はそれぐらいにして本気で言くぞ。まずは茎までたどり着かなきゃな。
探すのが大変そうだなーって思ったけど、こいつの中身が常時子供に流れて行ってるみたいで簡単に分かっちゃった。
拍子抜けー。
で、どいつにくっつくかだけど・・・・・・
えーと、ちぇんってのが三個にらんってのが一個だから・・・・・・・らんでしょ。
俺さ、新しいものとか珍しいものって大好きなんだ。
友達にはよく『お前って騙されやすいタイプだよなーげらげらwww』とか言われるんだ。
余計なお世話だってんだ。騙されやすいんじゃなくて騙されてるんだよ。
この仕事だって簡単な仕事って言うから引き受けたのに・・・・・・・・・・
いやいや!ネガティブになってどうするよ!俺はポジティブかつクールに生きるんだ!
こんな程度ではヘコタレない!たとえ友達にゲーム機パクられたってヘコタレない!!
あいつ今度あったらぶっ殺す!!
よし、生きる気力が湧いてきた。
あいつを殺す計画も湧いてきた。今の俺なら何でも出来そう!!お空も飛べちゃう!!
アーイキャーンフラァァァイ!!!!!
って、無理だね。チョコレートの中だね。うん。大丈夫。頭は大丈夫。正常そのもの。
さ、何だかんだ言ってるうちに幼体らんの中に進入できた訳だが。ここで理解できないもの発見。
いやね、こないだ考えないって言ったよ?でもさ、いきなりチョコが米になってるんだよ?
考えないでスルー出来る方がおかしいって。頭イッちゃってるよ。
どんな変換だよ。魔法か?錬金術か?チョコを米に変える程度の能力なのか?
もう、イヤになってくるよ・・・・・・ほんと。
なんでベリーストロング科学力で解明できないんだよ・・・・・神のイタズラか?お茶目か?
もうこいつ等作った奴死ねよ・・・・・・・
ああああああああああ。もうやだ。いいよ。そう言うモンなんだって考えるよ。
ここでウジウジ言ってても星に帰れる訳じゃないんだ。ママンの美味しいご飯が食べれる訳じゃないんだ。
あぁ、帰ったら自分へのご褒美にスイーツ食べよ、ついでに一美ちゃんに告白しよ。
うん。俺はこの旅で一皮剥けるんだ。ついでにあの皮も剥くんだ。手術受けるよ。
はぁ・・・・乗り気じゃないけどやるか・・・・
エントリープラグ、挿入ー
「!?・・・・・・」
おろろ。上手く行ったみたい。
・・・・・・・・・・・・うん。しっかり同調できてる。いやまぁしかし、こいつ貧弱だなぁ・・・・・
分かってた事だけど同調して余計よく分かったよ。間違いなく俺が今まで学校で習ってきたどんな生物より弱い。
この体でやっていけるのかなぁ・・・・・今頃になって怖くなってきた・・・
とりあえずは生まれるまで潜伏だな。それまで人間にどうやって接触するか考えよう。
とりあえず今は寝る。なんか今日も疲れた。
―――――――――――――――――――
あれから二日。どうやら生まれる時になったようだ。
周りの奴らを見るに、どうやら俺が一番最初に生まれるようだ。
「らんしゃまぁぁぁぁぁ!!!あかちゃんうまれるんだねー!!」
「ちぇぇぇぇぇん!!!かわいいぞぉぉぉぉ!!!!」
ポトッ・・・・という音と共に俺の初めての被寄生体が生まれ落ちた。
よし。どこにも問題はないな。これなら何とかなるかな?
「わ、わからないよぉぉぉぉぉぉ!!??どおしてあいさつしてくれないんだねー!?」
「ちぇん!!!おちつくんだ!もしかしたらまだしゃべれるじゅんびができていないだけなのかもしれないぞ!」
挨拶・・・?こいつ等は生まれてきてすぐに言葉を話せと言うのか?
おいおい、いくら何でもそれは無理ってもんだぜ?
「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!」
「わかるよー!!!おちびちゃんはちゃんといえたんだねー!!!」
「ちぇぇぇぇぇぇぇん!!!かわいいよぉぉぉぉぉぉ!!!」
・・・・・・・・・・・・・・うん。
わかったわかった。常識っていう物差しはこいつ等には通じないわけだ。
俺が悪かったよ。
でもな?あれを言うのは勘弁してくれよ。
人間だろうが宇宙人だろうが生きてればそれ相応の試練に立ち向かわなければならないときが来る。
もしかしたら俺にとっての試練は此処なのかもしれない。
けど・・・・・・だけどな?俺は思うんだ。これはハードルが高すぎるんでないかって。
なぁ・・・神様よぉ・・・・・・いくら何でもこれは無いと思うぜ?
いや、この体を乗っ取る事を考えた時にこんな状況の事を考えなかった訳ではないんだ。
十二分に思いつくことだったんだ。実際に考えたさ。
ただ・・・・・心の準備が出来てなかったんだ・・・・
「ゆゆゆ・・・・ゆっきゅちしちぇいっちぇにぇ!!!」
「わかるよー!!!ちぇんのおちびなんだねー!!!かわいいんだねー!!」
「はぁ・・はぁ・・・・・ちぇんが・・・ちぇんがいっぱい・・・・」
「わきゃるよー!ちぇんはちぇんのおにぇえちゃんなんだねー!!」
ああ、そうさ。俺は臆病でヘタレでどうしようもないニートだったさ。
その報いがコレなのだとしても俺は納得できないんだよ。
「わきゃるよー!!ゆっきゅちうまれちゃんだにぇー!!ゆっきゅちしちぇいっちぇにぇ!!!」
「わかるよー!!!ゆっくりうまれたんだよー!!!」
「ちぇんが・・・・ちぇんが・・・・4ひき・・・・・あ・・あぁ・・」
「「わきゃるよー?」」
「あぁ、駄目だ。もう押さえらんね。」
「「「「「ゆ?」」」」」
ん?
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「ヒャッハー!!虐待だー!!!」
おぉう!?人間登場だ!てか気が振れてるのか?明らかに頭のネジが九個ぐらい外れてるみたいだぞ?
「「「「「ゆ、ゆわぁぁぁぁぁぁ!!!にんげんさん(しゃん)だよぉぉぉぉぉ!!??」」」」」
「ヒャッフー!!良い声で鳴いてくれてうれしいぜぇぇぇ!!!まずはそこの赤ちぇんだぁぁ!!喰らえぇ!!ドミニオンボォォル!!」
「わ、わきゃら!?たちゅけちぇー!!わきゃらにゃいy」べちゃぁ!
「わ・・・わからな・・・い・・・・よ・・・・・」
OH!なんてこったい!赤ちぇんが男に持ち上げられたと思ったらいきなりソレを親に叩きつけやがった。
無論赤ちぇんは弾け飛んだし、親だって抉られて死んじまったようだ。
あぁ・・・さよなら我が家族(仮)よ・・・・
「ちぇ、ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!??
ちぇ、ちぇんが・・・・ちぇんが・・・・うふ♪・・うふふ♪・・あははははははははははは!!!!!」
「お、おちょうしゃんどうしちゃったんだにぇー!?わからないよー!?」
あらら、らんが壊れちゃったよ。まぁ、知能があって自分の番と子供が無惨な死に方したら仕方ないか。
なんまんだぶなんまんだぶ・・・
「あぁん?何勝手に壊れちゃってんの?バカなの?死ぬの?あ、今から
殺すんだっけ?あっはっは!!そんじゃあさよならだ。」
らんをむんずと掴んで空に投げる・・と。この体以外と重いと思うんだけど、あんなによく飛ぶものなのか?
うーん。ふしぎふしぎー。不思議の国の不思議姫?あ、なんかごめん。
「ただ・・・打ち貫くのみっ!!!リボルビングステェェクッ!!」
「あははははははははははh」ぐじゅり
あ、腕で貫かれた。即死だね。
「「おちょうしゃぁぁぁぁん!!!わきゃらにゃいよぉぉぉぉぉぉ!!!!」」
「つ・ぎ・は・・・・お前等だよぉぉぉぉぉぉ!!!」
「「わきゃらにゃいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」」
あー。結構切実にヤバくなってきたね。このままだと俺のらんも殺されちゃうよ。
俺ってば衝撃に弱いんだよ?もぉ、中身でちゃうっての。マジで。
対策考えないとなぁ・・・・
「我は鬼威惨、虐待鬼威惨・・・・ゆっくりを断つ剣なり。」
「「にゃにいってるかわきゃらにゃいよぉぉぉぉぉ!!!!」」
「斬艦刀!雲耀の太刀!!チェストォ!!!」
「「わ・・わきゃら・・・」」スパッ
「我が斬艦刀に断てぬもの無し。」
いやいや、斬艦刀て。ただの果物ナイフだし。危ない人間さんが居るよー。
「ぬっふっふ・・・・メインディッシュは最後にとっておくんだよー?恐怖で声も出ないのかなー?」
ヤバいなぁ、あいつが来たよ。こっちに来るよ。
あーあ。俺もここまでか・・・・・
「お"・に"・い"・さ"・ま"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
あん?なんかすんごいドスの利いた変な声が聞こえるんだけど・・・・・
「げぇ!!追いかけて来やがったか。畜生・・・もう少しだって言うのに・・・・っくぅ!!!」
あれれ?なんか人間の男が逃げていったよ?コレはもしかして助かったのか?
なんか釈然としないけどラッキー。
「はぁ・・・はぁ・・・・おにいさま・・・・どこいっだぁぁ!!!」
うひぃ!?な、な、何この化け物ゴリラ!こわっ!!
「あらん?らんじゃない?それに周りに散らばってるのは・・・・あぁ、な~る。」
ひぃぃ!な、なんか近づいてきたよ?こ、来ないでほしいよ!?
「あなたの家族、おにいさまに殺されちゃったんでしょ?
おにいさまがどっちに行ったか教えてくれたら保護してあげる。どう?」
うぅ・・・保護ってのは魅力的・・・・
それにこいつを相手にして俺が勝てる見込みはなさそうなんだけど・・・・・
「・・・・・・みぎだよ・・」
「あらん♪いいこねぇ・・・それじゃあ保護して、あ・げ・る。」
―――――――――――――――――――
結局この謎の生命体ゴリラXに抱えられあの男を探す羽目になってしまった。
幸いにもあの男のニオイは覚えていたので追跡も楽だった。
あ、別に鼻が良い訳じゃないぞ?スペリオル科学力で追跡したんだ。
てかさ、なんかすまないことしたかなって思ってるんだ。
だってさ・・・・・
「げぇ!?な、何で追って来てるんだよ!?なんで俺の居場所が分かるんだっての!!」
「ぬふふ♪それはね・・・このらんちゃんのおかげなのよぉぉぉぉぉ!!!!に"が"さ"な"い"わ"よ"ぉぉぉぉぉぉぉ!!??」
「いやぁぁぁぁ!!!なんでそんなに足が速いのぉぉぉぉ!!??」
「中学高校400メートル走全国大会準優勝、ちなみに大学ではレスリングもやってたわぁぁ!!ほらぁ!!捕まえたぁ!!!」
「いやぁぁぁぁぁ!!!誰か!!誰か助けて!!!犯されるぅぅぅ!!」
・・・・・・・今まで見た中で一番悲惨な場面だった。
俺を殺そうとしてたあの男だけど、なんかスッゴく可哀想になってきたよ・・・
ゴリラ顔で筋骨隆々な奴がスカートで全力疾走して追いかけてくるんだよ?
とんでもない恐怖だと思う・・・・・
うん。あれはもう忘れよう。忘却の彼方に追いやるんだ。
あ、そうそう。らんってのは結構珍しい個体みたいで高級そうなペットショップに売られたんだ。
って事はだ。俺が上手く取り入って金持ちに買われれば、そいつの体を乗っ取って侵略がしやすくなるって事だよな。
いやぁ・・・半ば侵略って言う目的を忘れかけてたけど、ここに来て事態がここまで好転するとはな。
驚き、桃の木、山椒の木ってね。
ま、しばらくはこの姿のまんま居ることになるかなー?
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地球制服のために地球に降り立った寄生生命体、名前はまだ無い。
彼の地球征服の野望は叶うのか!!
森から出る事には成功したものの、まだまだ野望への道はほど遠い!
だがしかし!今の彼はやる気に満ち溢れている!
今度こそ人間に寄生することは叶うのか?
彼の未来はまだまだわからない!
ただ、やっと一筋の光が見えてきたのは事実なのである!!
続け!!
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続き物だったんです。ごめんなさい。パロディに手を出してごめんなさい。パロディ大好きなんです。
一応、次で終わるつもりではあります。