緑多き大陸、グラナース……
この自然あふれる広大な世界に、二つの異なる種族が共存していました。
人間と魔獣……
この二つの種族は、もともと敵対する存在でした。
それは、永きにわたる、つらく悲しい戦いの歴史でした……。
そして、永い時を経て戦いはおわりました。
共存を訴えるわずかなものたちと、人間と魔獣の両方の血を引きしものたちの働きかけによって、二つの種族は共に力を合わせて生活していくことになりました。
そして、そんな過去の争いも忘れ去った今、二つの種族の間にふたたび争いがおころうとしていました……。
満月の夜。
緑深き森の中で、奇妙な集会が行われていました。
彼らは魔獣を神と崇め、恐ろしい魔力で、魔獣の理性をうばおうとしているのです。
『さあ! 魔獣たちよ、今こそ立ち上がるのだ! 人間たちに〝こび〟をうる時代はおわった。グラナースはおまえたちのものだ!!!』
漆黒の闇がつつむ森の中に、その声は不気味にひびいていました……。
そして、次の満月の夜を境にして、グラナースの大地に恐ろしいことがおこり始めていたのです。
過去におこったあの忌まわしい争いが、再びこの地におころうとしていました……。
【出典】
株式会社アトラス.「ストーリー」.『アナザ・バイブル 取扱説明書』.株式会社アトラス.1995,p.6-7
最終更新:2024年04月25日 18:53