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#navi(規格外品0号)  第一話「DARK HERO」  ――鈍い音を立てて、青年の体が地面に叩きつけられた。  自分は何をやっているのだろう。 そんな思考が脳裏を掠めた。  周囲に群がる観衆の中に、桃色と黒色の髪を見つけていなければ、  きっと回答を見出すことすらできなかったに違いない。  鋼の巨人に何度も殴られた身体が軋み、悲鳴を上げた。  その悉くを完全に無視し、青年は身を起こす。  負けられない戦いがあるのだ。  ゆっくりと拳を握り締める。  彼は使い魔だった。  ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが召還した使い魔。  名前は無い。元より、そういった物を与えられた記憶がない。  ただボンヤリと「0号」と呼ばれていたような気がする。  なのでそう名乗ると、何故か周囲の人々は一斉に囃し立てた。  『ゼロのルイズがゼロを召還した』と。 「……まだ立ち向かう気かい? 諦めが悪いなあ、君は」  唐突に声をかけられ、記憶を振り返っていた彼は一瞬戸惑った。  ワルキューレなる巨人に守られた少年、ギーシュが話しかけてきたのだと気付く。 「しかし幾ら決闘とはいえ、こうも一方的になると些か興ざめだね……」  そう、決闘だ。  その事実を再認識する。  事の始まりは――殺しあうような問題でもなかった筈だが。  ああ、いや、目前の貴族にとってはそうなのだろうか?  彼には良くわからなかった。  そもそも、彼にわかる事など、この世界にどれ程あるだろう。  魔法。  貴族。  学園。  二つの月。  どれもこれも、かつての彼とは全く無縁の存在だ。  ただ……それでも、理解できた事だって、ある。  発端となったのは、今も観衆に紛れて此方を見ている黒髪の娘だ。  ギーシュが彼女を叱り付けている場面に出くわし、彼が割って入った。  あまり難しいことはわからないが、少なくとも真っ当な叱責には見えなかったのだ。  そう、あれは力を持つものによる蹂躙――暴虐だ。  彼もかつて経験したことのある、忌むべき行為。    許せなかった。  それが彼の理解できた、数少ない事象の一つ。  決闘を受ける気になった、理由である。 「……ほら、受け取りたまえ」  そんな事をボンヤリと考えていると、彼の目前に何かが突き立てられていた。  ――武器だ。  細身の剣。斬るよりは突き刺すことを目的とした形状。  情けのつもりだろうか。だとすれば笑ってしまう。  鉄の塊に対して『突き刺せ』とは。 「魔法の使えない平民が、貴族と戦うために鍛え上げた道具さ。  さあ、剣を握ると良い、使い魔君」  彼はギーシュの言葉に従い、その剣を掴む。  そして、刀身の半ばから真っ二つにへし折って見せた。 「…………ッ!」  いくら社会経験の少ない貴族の子息とはいえ、その意図は紛れも無く理解できたろう。  ギリィッと歯軋りをしたギーシュは、口の端から搾り出すようにして罵り声をあげる。 「この……ッ! 出来損ないの、規格外め…ッ!」  ――規格外? 「ああ、そうだとも! 魔法の使えない“ゼロ”に呼び出された使い魔!  それも動物ですらない平民だ。 君は紛れも無い規格外の失敗だともッ!!」  桃色の髪の娘が、びくりと肩を震わせるのが遠目にも見えた。  今のは彼への罵倒でありながら、しかしルイズの心にも深く突き刺さったのだ。  或いは自分がもっと優秀なメイジであったなら、彼もこのような目には合わずに済んだかもしれない。  だが。  彼にとっては、そんな罵倒は全く意味を成さなかった。  ――規格外。  その言葉が頭の中で響く。  そう。  そうだ。  何故忘れていたのだろう。否、忘れさせられたのだ。  彼の名前。 0号ではない。 違う呼び名があった。  ――ギーシュは気付かない。  彼の口元が歪に歪んだ事に。  ――0号が、高らかに己の名を叫ぶ。 「ガイバァアァアァァァアァァ……ッ!!」  空間が歪み、そして『ソレ』が現れた。 「……なによ、アレ……ッ!」  ルイズが声を上げた。  それは鎧だった。  大きく後方へと張り出した角。  目の部分は鏡のような細工が施されている。  鎧の隙間には黒い皮膚が覗き、  また胸部はひときわ分厚い装甲で覆われていた。  ただの装飾と言いきってしまうことのできない、腕の突起。  そして何よりも異彩を放つのは、全身に埋め込まれた金属球。  奇妙な意匠の全身鎧。  否。そうではない。  0号を内部に取り込む仕草、かすかな脈動。  そう、あれは紛れもなく――生きている。 「先住魔法だ……! こいつ先住魔法を使ったぞッ!」  理解できない事態に、野次馬気分で見物していた生徒達が悲鳴をあげる。  無理も無い。彼らにとってエルフ――先住魔法の使い手とは、恐怖と同意だ。  そして杖も無しに虚空から鎧を呼び出したこの使い魔は、紛れも無く先住魔術の使い手……ッ!  怯え、竦み、或いは既に逃げ出し、混乱に陥った生徒達の中にあって尚、  辛うじて平静を――感情を表に出さずに――済んだのは、たったの数名。  己の使い魔の力を見極めんとするルイズ。  そして同様に彼女の使い魔を見に来たキュルケ。  それに付き合ったタバサ。  そして誰であろう、ギーシュ・ド・グラモン。その人だった。 「……ッ! よ、よろしい……成程、これならば――僕の剣は必要なかっただろうね。  さあきたまえ、わ、ワルキューレの力を見せてやろう……!」  虚勢。  紛れも無い虚勢。  だが、彼もまた貴族なのだ。  軽薄であり、女たらしであり、情けなく、経験不足であっても。  逃げることだけは、しなかった。  0号が奔る。  ワルキューレが迎え撃つ。  鉄の女神達は拳で攻撃していた先ほどまでとは違い、錬金で生み出された武具を手にしていた。  それに呼応するかのように0号の腕の突起が伸び、周囲にブゥンという羽音のような音が響き出す。  ――剣だ。 「受け止めろ、ワルキューレ!」  ギーシュの判断は的確であった。  惜しむらくは、彼が高周波という概念を知らなかったこと。  超高速で振動する0号の刃は此の世に断ち切れぬものが存在しない。  ワルキューレの剣に食い込み、その分子接合を切断。  そのまま武具ごと女神の胴体を斬って捨てる。 「……ッ! ならば――弓だッ!」  接近戦に持ち込まれては不味い。  咄嗟に距離をとった二体目のワルキューレが、その手に持った弓に、巨大な矢をつがえる。  無論、人に対して使うような代物ではない。“決闘ごっこ”で使う気も、勿論無かった。  だが、ダメだ。 あの0号――あの規格外品に手加減をしては、ダメだ!  鋼の糸が弾ける音がして、凄まじい速度で矢が放たれる。  だが0号は動じない。  まるで睨むことで矢を止められるとでも言うように、その攻撃へと視線を向け――  閃光が奔った。  次の瞬間、鉄矢は空中で溶解する。  さらに、その延長線上にいたワルキューレが頭部に大穴をあけられ、溶けおちた。 「……なッ!」  有り得ない。  まだ辛うじて、この戦いを見物できていた者達の誰もが言葉を失った。  いくら先住魔法と言えど、あんな代物は見たことも聞いたことがない!  頭部の金属球から熱線―そう表現するよりあるまい!―を放った0号。  しかし、その前には未だ数体のワルキューレが立ちはだかる。  1対1で勝てないのならば、数で攻める。当然の帰結であった。  だが――……やはり0号に躊躇う様子は無い。 「……………………ッ」  キィィィィィィィィィxン、という酷く甲高い、耳に障る音が響きだす。 「な、なによこの音……ッ!」 「う、うるさい……!」 「………」  ルイズ、キュルケ、タバサのみならず、ギーシュすら耳を押さえて蹲る。  そして――異変が起きたのは、この時だった。  0号の前に立ちはだかっていたワルキューレの身体が震えだしたかと思うと……。  ――ピシリ。  一気に全身にひび割れが生まれ、そして――崩れ落ちたのだ。  誰の目、或いは耳にも明らかだった。  信じることはできなかったが、事実は事実である。  この0号と名乗った使い魔の、今の音が、ワルキューレを崩壊に導いた。  否、それだけではない。  0号はたった一人で、鋼鉄の女神を全滅せしめたのだ。 「ま…………まい、ったよ」  感情の無い鏡のような目で睨みつけられ、息も絶え絶え、ギーシュは敗北を認めた。  ――そう、確かにギーシュ・ド・グラモンの言葉は正しかったのだ。   ゼロのルイズは、紛れも無く。  『規格外品』を召還したのだから。 #navi(規格外品0号)
#navi(規格外品0号)  第一話「DARK HERO」  ――鈍い音を立てて、青年の体が地面に叩きつけられた。  自分は何をやっているのだろう。 そんな思考が脳裏を掠めた。  周囲に群がる観衆の中に、桃色と黒色の髪を見つけていなければ、  きっと回答を見出すことすらできなかったに違いない。  鋼の巨人に何度も殴られた身体が軋み、悲鳴を上げた。  その悉くを完全に無視し、青年は身を起こす。  負けられない戦いがあるのだ。  ゆっくりと拳を握り締める。  彼は使い魔だった。  ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが召還した使い魔。  名前は無い。元より、そういった物を与えられた記憶がない。  ただボンヤリと「0号」と呼ばれていたような気がする。  なのでそう名乗ると、何故か周囲の人々は一斉に囃し立てた。  『[[ゼロのルイズ]]がゼロを召還した』と。 「……まだ立ち向かう気かい? 諦めが悪いなあ、君は」  唐突に声をかけられ、記憶を振り返っていた彼は一瞬戸惑った。  ワルキューレなる巨人に守られた少年、ギーシュが話しかけてきたのだと気付く。 「しかし幾ら決闘とはいえ、こうも一方的になると些か興ざめだね……」  そう、決闘だ。  その事実を再認識する。  事の始まりは――殺しあうような問題でもなかった筈だが。  ああ、いや、目前の貴族にとってはそうなのだろうか?  彼には良くわからなかった。  そもそも、彼にわかる事など、この世界にどれ程あるだろう。  魔法。  貴族。  学園。  二つの月。  どれもこれも、かつての彼とは全く無縁の存在だ。  ただ……それでも、理解できた事だって、ある。  発端となったのは、今も観衆に紛れて此方を見ている黒髪の娘だ。  ギーシュが彼女を叱り付けている場面に出くわし、彼が割って入った。  あまり難しいことはわからないが、少なくとも真っ当な叱責には見えなかったのだ。  そう、あれは力を持つものによる蹂躙――暴虐だ。  彼もかつて経験したことのある、忌むべき行為。    許せなかった。  それが彼の理解できた、数少ない事象の一つ。  決闘を受ける気になった、理由である。 「……ほら、受け取りたまえ」  そんな事をボンヤリと考えていると、彼の目前に何かが突き立てられていた。  ――武器だ。  細身の剣。斬るよりは突き刺すことを目的とした形状。  情けのつもりだろうか。だとすれば笑ってしまう。  鉄の塊に対して『突き刺せ』とは。 「魔法の使えない平民が、貴族と戦うために鍛え上げた道具さ。  さあ、剣を握ると良い、使い魔君」  彼はギーシュの言葉に従い、その剣を掴む。  そして、刀身の半ばから真っ二つにへし折って見せた。 「…………ッ!」  いくら社会経験の少ない貴族の子息とはいえ、その意図は紛れも無く理解できたろう。  ギリィッと歯軋りをしたギーシュは、口の端から搾り出すようにして罵り声をあげる。 「この……ッ! 出来損ないの、規格外め…ッ!」  ――規格外? 「ああ、そうだとも! 魔法の使えない“ゼロ”に呼び出された使い魔!  それも動物ですらない平民だ。 君は紛れも無い規格外の失敗だともッ!!」  桃色の髪の娘が、びくりと肩を震わせるのが遠目にも見えた。  今のは彼への罵倒でありながら、しかしルイズの心にも深く突き刺さったのだ。  或いは自分がもっと優秀なメイジであったなら、彼もこのような目には合わずに済んだかもしれない。  だが。  彼にとっては、そんな罵倒は全く意味を成さなかった。  ――規格外。  その言葉が頭の中で響く。  そう。  そうだ。  何故忘れていたのだろう。否、忘れさせられたのだ。  彼の名前。 0号ではない。 違う呼び名があった。  ――ギーシュは気付かない。  彼の口元が歪に歪んだ事に。  ――0号が、高らかに己の名を叫ぶ。 「ガイバァアァアァァァアァァ……ッ!!」  空間が歪み、そして『ソレ』が現れた。 「……なによ、アレ……ッ!」  ルイズが声を上げた。  それは鎧だった。  大きく後方へと張り出した角。  目の部分は鏡のような細工が施されている。  鎧の隙間には黒い皮膚が覗き、  また胸部はひときわ分厚い装甲で覆われていた。  ただの装飾と言いきってしまうことのできない、腕の突起。  そして何よりも異彩を放つのは、全身に埋め込まれた金属球。  奇妙な意匠の全身鎧。  否。そうではない。  0号を内部に取り込む仕草、かすかな脈動。  そう、あれは紛れもなく――生きている。 「先住魔法だ……! こいつ先住魔法を使ったぞッ!」  理解できない事態に、野次馬気分で見物していた生徒達が悲鳴をあげる。  無理も無い。彼らにとってエルフ――先住魔法の使い手とは、恐怖と同意だ。  そして杖も無しに虚空から鎧を呼び出したこの使い魔は、紛れも無く先住魔術の使い手……ッ!  怯え、竦み、或いは既に逃げ出し、混乱に陥った生徒達の中にあって尚、  辛うじて平静を――感情を表に出さずに――済んだのは、たったの数名。  己の使い魔の力を見極めんとするルイズ。  そして同様に彼女の使い魔を見に来たキュルケ。  それに付き合ったタバサ。  そして誰であろう、ギーシュ・ド・グラモン。その人だった。 「……ッ! よ、よろしい……成程、これならば――僕の剣は必要なかっただろうね。  さあきたまえ、わ、ワルキューレの力を見せてやろう……!」  虚勢。  紛れも無い虚勢。  だが、彼もまた貴族なのだ。  軽薄であり、女たらしであり、情けなく、経験不足であっても。  逃げることだけは、しなかった。  0号が奔る。  ワルキューレが迎え撃つ。  鉄の女神達は拳で攻撃していた先ほどまでとは違い、錬金で生み出された武具を手にしていた。  それに呼応するかのように0号の腕の突起が伸び、周囲にブゥンという羽音のような音が響き出す。  ――剣だ。 「受け止めろ、ワルキューレ!」  ギーシュの判断は的確であった。  惜しむらくは、彼が高周波という概念を知らなかったこと。  超高速で振動する0号の刃は此の世に断ち切れぬものが存在しない。  ワルキューレの剣に食い込み、その分子接合を切断。  そのまま武具ごと女神の胴体を斬って捨てる。 「……ッ! ならば――弓だッ!」  接近戦に持ち込まれては不味い。  咄嗟に距離をとった二体目のワルキューレが、その手に持った弓に、巨大な矢をつがえる。  無論、人に対して使うような代物ではない。“決闘ごっこ”で使う気も、勿論無かった。  だが、ダメだ。 あの0号――あの規格外品に手加減をしては、ダメだ!  鋼の糸が弾ける音がして、凄まじい速度で矢が放たれる。  だが0号は動じない。  まるで睨むことで矢を止められるとでも言うように、その攻撃へと視線を向け――  閃光が奔った。  次の瞬間、鉄矢は空中で溶解する。  さらに、その延長線上にいたワルキューレが頭部に大穴をあけられ、溶けおちた。 「……なッ!」  有り得ない。  まだ辛うじて、この戦いを見物できていた者達の誰もが言葉を失った。  いくら先住魔法と言えど、あんな代物は見たことも聞いたことがない!  頭部の金属球から熱線―そう表現するよりあるまい!―を放った0号。  しかし、その前には未だ数体のワルキューレが立ちはだかる。  1対1で勝てないのならば、数で攻める。当然の帰結であった。  だが――……やはり0号に躊躇う様子は無い。 「……………………ッ」  キィィィィィィィィィxン、という酷く甲高い、耳に障る音が響きだす。 「な、なによこの音……ッ!」 「う、うるさい……!」 「………」  ルイズ、キュルケ、タバサのみならず、ギーシュすら耳を押さえて蹲る。  そして――異変が起きたのは、この時だった。  0号の前に立ちはだかっていたワルキューレの身体が震えだしたかと思うと……。  ――ピシリ。  一気に全身にひび割れが生まれ、そして――崩れ落ちたのだ。  誰の目、或いは耳にも明らかだった。  信じることはできなかったが、事実は事実である。  この0号と名乗った使い魔の、今の音が、ワルキューレを崩壊に導いた。  否、それだけではない。  0号はたった一人で、鋼鉄の女神を全滅せしめたのだ。 「ま…………まい、ったよ」  感情の無い鏡のような目で睨みつけられ、息も絶え絶え、ギーシュは敗北を認めた。  ――そう、確かにギーシュ・ド・グラモンの言葉は正しかったのだ。   ゼロのルイズは、紛れも無く。  『規格外品』を召還したのだから。 #navi(規格外品0号)

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