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「ルイズと剣狼伝説第二部-1」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ルイズと剣狼伝説第二部-1 - (2007/08/06 (月) 22:17:31) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

第二部 ルイズの夢の中の話から始まる ここはラ・ヴァリエールの領地、ルイズの故郷 中庭には迷宮のような植え込み その陰に小さな幼いルイズ 彼女は自分を叱る声に怯えていた 「ルイズ、ルイズ!どこへ行ったの?まだお説教は終わっていませんよ!」 声の主はルイズの母親である 幼いルイズは自分よりデキのいい姉たちを持っており、自分はと言うと物覚えが悪いとよく叱られていた 叱られる度に彼女は植え込みの中に隠れ、その下から聞こえる何も知らない召使い達の噂話に歯噛みしていた 召使い達は自分を見つける為に植え込みを探り始めた その度に彼女は逃げた 『秘密の場所』と呼んでいる中庭の池に ・・・・ここなら誰も来ない、私の唯一、安心のできる場所、私の場所 ・・・・何よお母様、いつも私を姉様達と比べて、私がどんな思いをして聞いているのかわかっているの? いいえ、わかっていないわ!本当の母親なら実の娘にあんな怒りかたしないもの! 厳しい母親から怯えながらも怒りを覚えて、ルイズは隠れ場所にしている池に浮かぶ小舟に逃げ込む そして用意してあった毛布に潜り込んでほとぼりが冷めるのを待つのであった ・・・・そして中庭の島にかかる霧の中から一人のマントを着た立派な出で立ちの貴族が出てきた 彼は小舟の中の小さなルイズにこう尋ねた 「泣いてばかりいるのかい?ルイズ」 子爵さま、いらっしゃったの? 「今日は君のお父上によばれたのさ、あのお話のことでね」 まあ!いけない人ですわ子爵さま・・・・ 「僕の小さなルイズ・・・・君は僕の事が嫌いかい?」 いえ、そんなことありませんわ。 でも・・・・わたしまだ小さいからよくわからない・・・・ 「ふふふ・・・・、ミ・レディ、手を貸して上げるよ。ほらつかまって」 でも・・・・ 「また怒られたんだね・・・・、大丈夫、僕からお父上に取り直しておこう」 子爵さま・・・・ 「ふふふ・・・・ルイズ・・・・、ふふふ・・・・」 あら、子爵さま、帽子が・・・・ 「フハハハハハハハハ!!」 !? 「地上に悪が満つる時・・・・!愛する心あるならば悪しき魂悪を断つであろう 人、それを『真実』と呼ぶ!」 な、なんであんたが子爵さまなのよ! 「それが真実だからさ。さあルイズおいで。」 おいでじゃないわよ! 「強がる必要は無いさマィレィディ、俺のルイズ」 誰があんたのルイズよ!誰が!何時!何処で決めたのよそんな事! 「剣狼の導きだ」 何を言っているのよあんたは! うわ何よこのマーク!?こすっても取れないじゃない!何なのよこれはーーー! 部屋中に響くの謎の音を聞いて壁に背をつけて寝ていたルイズの使い魔、ロムはふと目を覚ました この音は何かとキョロキョロ見回した所、音の出所はベッドの上に眠っているルイズであった事を確認する 「どうしたんだ?何か悪い夢でも見ているのか?」 ベッドの上でう~んう~んと唸るルイズに向かって声を出すロム そんな様子を心配してかロムは立ち上がり、足音を立てないようにベッドに近づいていった 「眠れないのか?相棒」 壁に立て掛けていたデルフリンガーが語りかけてきた 「マスターが心配になっただけさ」 「そんな事言っちまって、襲うつもりなんだろご主人様を」 「馬鹿をいうな、確認するだけだ」 それでもデルフリンガーの言葉に少し動揺したロム そしてまた一歩近づいた所で、突然ルイズは上半身を起こし目を開けてこちらを向いた それに驚いて歩みを止めると 「調子に乗ってないで早く掃除でもしなさい!この愚図!愚図!!ろくでなし!!!」 「・・・・・・・・・・・・!!」 突然のルイズ怒鳴り声に硬直、しかしルイズはそのまま目を瞑り、再びベッドで横になった そう呟くとロムは自分の眠っていた所に静かに戻っていった そこでふう、と一息だすと再びデルフリンガーが語りかけてきた 「なあ、相棒」 「どうした?」 「どうして相棒はよぅ、あんな生意気な貴族の娘っ子相手に面倒見がいいんだ?」 ロムはデルフリンガーの質問を聞いて不思議そうな顔をした 「どうしてそんな事を聞くんだ?」 「だってよ、普通腹が立ってこねぇか?洗濯させられたり掃除させられたり、そんでもって愚図とか言われたりしてよぉ」 ロムは少し考えるとこう答えた 「放っておけないんだ」 「放っておけない?」 「ああ、俺にもマスターぐらいの年頃の妹がいてな。マスターを見ているとお転婆な妹と重なってしまうんだ」 「相棒に妹がいるなんて初めて聞いたな」 「ああ、今日はもう遅いからその話はまた今度聞かせてやるよ」 そう言うとロムはまた眠りについた ルイズはと言うと顔を赤くしてスースーと眠っていた 所変わって学院から遠くはなれた城下町 その一角にはチェルノボーグと呼ばれる罪人を収容する監獄がある そこでは『巨人の剣』の一件でロム達に捕まった土くれのフーケがベッドに寝転んで壁を見つめていた 彼女は散々貴族のお宝を荒らしまくった怪盗だったので魔法衛士隊に引き渡されるなりすぐに厳重なこの監獄にぶちこまれた 「まったく、かよわい女一人閉じ込めるのにこの物々しさはどうなのかしらね?」 苦々しげに呟くとあの自分を捕まえた学生達とあの男の事を思い出していた あの男は人外の強さで自分のゴーレムと闘い、『巨人の剣』を使いこなす しかも学院の宝であるはずのそれを自分しか使えないと言いきった いったい、あの男はなんだったのだろう? しかし、今となってはもう関係ないことであった (寝てしまおう・・・・) そう思って目をつむったが、すぐにぱちりと開いた 階段から誰かが降りてくる足音がする かつ、こつという音の中にガシャガシャと拍車の音が混じっている こんな時間に誰が?フーケは取り敢えずベッドから身を起こし、鉄格子の向こう側を見た すると長身の黒マントをまとい、白い仮面を被っている 長い杖を持っている所から恐らくメイジなのだろう フーケは鼻を鳴らしながら言った 「おや!この時間にお客様とは珍しいわね」 フーケは思った、恐らくこの男は何処かの貴族が送り出した刺客なのだろう 今まで散々貴族をコケにしてきたのだ 自分を深く恨んでいる人間もあろう そういった人間が裁判なんて待てずに自分を始末する気に違いない 「おあいにくここには客人を持てなすような気の利いた物はありませんが?」 フーケは身構えた むざむざとやられるつもりはない、相手を上手く油断させてなんとか中に引き込もうと考えた 「『土くれ』だな?」 男が声を出した、年若く力強い声だった 「誰がつけたか知らないけど確かにそう呼ばれているわ」 「話をしにきた」 「話?弁護でもやってくれるのかい?」 フーケが鼻で笑う、が 「なんなら弁護をやってやろうじゃないか、マチルダ・オブ・サウスゴータ」 男が出した名前を聞いて顔が蒼白となった マチルダとはかつて貴族だった頃の名前、フーケと名乗るようになってから捨てた名前だ もうこの世には無い名前をなぜこの男が 「あんた、何者?」 フーケの声は震えていた、しかし男は答えずに笑って言った 「再びアルビオンに付く気はないか?マチルダ」 「まさか!父を殺し、家名を奪った王家に仕える気なんかさらさらないわ!」 「勘違いするな、王家に仕えろとは言っているわけではない。アルビオンの王家は倒れる。近い内にね」 「どういうこと?」 「革命さ、無能な王家は滅び国境を越えた貴族達の連盟により新しい政治が始まる」 男は淡々と言い続けた 「そしてハルケギニアは我々の手で一つとなり、始祖ブリミルが光臨せし『聖地』をエルフの手から取り戻すのだ」 「バカいっちゃいけないわ」 フーケは薄ら笑いを浮かべた 「その国境を越えた貴族の連盟がこそ泥に何の用?」「力を貸して欲しい。我々には優秀なメイジが必要だ」 「そんなの寝てから言うものよ」 フーケは手をふった ハルケギニアを一つにする?『聖地』をあの強力なエルフ達から取り戻す? 全てが夢の中の話にしか聞こえなかった 「私は貴族が嫌いだしエルフ達だってあそこにいたいと言うんなら、好きにさせればいいじゃない」 男は杖を手にかけた 「『土くれ』よ、お前は選択することができる」 男はフーケに杖を向けた 「言ってごらん」 「我々の同士になるか」 「ここで死ぬかでしょ?」 「そのとおりだ。我々の事を知ったからには生かしてはおけんからな」 「・・・・貴族って奴は本当に困った連中ね」 フーケが笑うと男も笑った 「では我々と一緒に来てもらう、組織の名前は『レコン・キスタ』だ」 男が鉄格子に付いた錠前に鍵を差し込んで言った 「たいそうな名前ね・・・・、っで私はどうすればいいんだい?」 「それはまた後で伝える。今は私に従うのだ」 カチンっと音がすると錠前は地に落ち、鉄格子が開く「やれやれ、短い間だったけどお世話になりました・・・・」 皮肉のつもりでフーケはそう言って牢屋から出る すると階段からガシャガシャと足音が聞こえてきた 「ふむ、どうやら来たようだな・・・・ふふふ・・・・」 「何なの、仲間がいたの?」 男が不気味な笑い声をだすとフーケは奇妙に思った 階段の闇から出てきたのは 「外の奴らはちゃんと片付けておいたで」 異形な姿をしたゴーレムであった 人から程遠い姿に銀色の体、しかも人語を発している 「そうか。こっちも仕事を終えた所だ。 紹介しよう。我等の新しい同志、フーケだ」 「ほうほう、これはまたえらい別嬪さんやな」 ゴーレムがフーケの顔をみて頷く フーケは戦慄した、土のトライアングルメイジの自分でもこのような得体の知れないゴーレムを見たことがなかった 「な・・・・なんなのこいつ・・・・」 「心配するな、こいつは私の部下だ。そして君はこいつに命令を下すことが出来る地位を与える」 「旦那から話はよ~聞いておりますわ。あとワイと同じ奴らが後5人おります これからよろしう頼みますわ・・・・ヘッヘッヘッ」 ゴーレムから発する不気味な笑い声が地下に響く そして男が階段に足を掛ける 「では行くぞ、目指すのはハルケギニアの統一だ」
第二部 ルイズの夢の中の話から始まる ここはラ・ヴァリエールの領地、ルイズの故郷 中庭には迷宮のような植え込み その陰に小さな幼いルイズ 彼女は自分を叱る声に怯えていた 「ルイズ、[[ルイズ!]]どこへ行ったの?まだお説教は終わっていませんよ!」 声の主はルイズの母親である 幼いルイズは自分よりデキのいい姉たちを持っており、自分はと言うと物覚えが悪いとよく叱られていた 叱られる度に彼女は植え込みの中に隠れ、その下から聞こえる何も知らない召使い達の噂話に歯噛みしていた 召使い達は自分を見つける為に植え込みを探り始めた その度に彼女は逃げた 『秘密の場所』と呼んでいる中庭の池に ・・・・ここなら誰も来ない、私の唯一、安心のできる場所、私の場所 ・・・・何よお母様、いつも私を姉様達と比べて、私がどんな思いをして聞いているのかわかっているの? いいえ、わかっていないわ!本当の母親なら実の娘にあんな怒りかたしないもの! 厳しい母親から怯えながらも怒りを覚えて、ルイズは隠れ場所にしている池に浮かぶ小舟に逃げ込む そして用意してあった毛布に潜り込んでほとぼりが冷めるのを待つのであった ・・・・そして中庭の島にかかる霧の中から一人のマントを着た立派な出で立ちの貴族が出てきた 彼は小舟の中の小さなルイズにこう尋ねた 「泣いてばかりいるのかい?ルイズ」 子爵さま、いらっしゃったの? 「今日は君のお父上によばれたのさ、あのお話のことでね」 まあ!いけない人ですわ子爵さま・・・・ 「僕の小さなルイズ・・・・君は僕の事が嫌いかい?」 いえ、そんなことありませんわ。 でも・・・・わたしまだ小さいからよくわからない・・・・ 「ふふふ・・・・、ミ・レディ、手を貸して上げるよ。ほらつかまって」 でも・・・・ 「また怒られたんだね・・・・、大丈夫、僕からお父上に取り直しておこう」 子爵さま・・・・ 「ふふふ・・・・ルイズ・・・・、ふふふ・・・・」 あら、子爵さま、帽子が・・・・ 「フハハハハハハハハ!!」 !? 「地上に悪が満つる時・・・・!愛する心あるならば悪しき魂悪を断つであろう 人、それを『真実』と呼ぶ!」 な、なんであんたが子爵さまなのよ! 「それが真実だからさ。さあルイズおいで。」 おいでじゃないわよ! 「強がる必要は無いさマィレィディ、俺のルイズ」 誰があんたのルイズよ!誰が!何時!何処で決めたのよそんな事! 「剣狼の導きだ」 何を言っているのよあんたは! うわ何よこのマーク!?こすっても取れないじゃない!何なのよこれはーーー! 部屋中に響くの謎の音を聞いて壁に背をつけて寝ていたルイズの使い魔、ロムはふと目を覚ました この音は何かとキョロキョロ見回した所、音の出所はベッドの上に眠っているルイズであった事を確認する 「どうしたんだ?何か悪い夢でも見ているのか?」 ベッドの上でう~んう~んと唸るルイズに向かって声を出すロム そんな様子を心配してかロムは立ち上がり、足音を立てないようにベッドに近づいていった 「眠れないのか?相棒」 壁に立て掛けていたデルフリンガーが語りかけてきた 「マスターが心配になっただけさ」 「そんな事言っちまって、襲うつもりなんだろご主人様を」 「馬鹿をいうな、確認するだけだ」 それでもデルフリンガーの言葉に少し動揺したロム そしてまた一歩近づいた所で、突然ルイズは上半身を起こし目を開けてこちらを向いた それに驚いて歩みを止めると 「調子に乗ってないで早く掃除でもしなさい!この愚図!愚図!!ろくでなし!!!」 「・・・・・・・・・・・・!!」 突然のルイズ怒鳴り声に硬直、しかしルイズはそのまま目を瞑り、再びベッドで横になった そう呟くとロムは自分の眠っていた所に静かに戻っていった そこでふう、と一息だすと再びデルフリンガーが語りかけてきた 「なあ、相棒」 「どうした?」 「どうして相棒はよぅ、あんな生意気な貴族の娘っ子相手に面倒見がいいんだ?」 ロムはデルフリンガーの質問を聞いて不思議そうな顔をした 「どうしてそんな事を聞くんだ?」 「だってよ、普通腹が立ってこねぇか?洗濯させられたり掃除させられたり、そんでもって愚図とか言われたりしてよぉ」 ロムは少し考えるとこう答えた 「放っておけないんだ」 「放っておけない?」 「ああ、俺にもマスターぐらいの年頃の妹がいてな。マスターを見ているとお転婆な妹と重なってしまうんだ」 「相棒に妹がいるなんて初めて聞いたな」 「ああ、今日はもう遅いからその話はまた今度聞かせてやるよ」 そう言うとロムはまた眠りについた ルイズはと言うと顔を赤くしてスースーと眠っていた 所変わって学院から遠くはなれた城下町 その一角にはチェルノボーグと呼ばれる罪人を収容する監獄がある そこでは『巨人の剣』の一件でロム達に捕まった土くれのフーケがベッドに寝転んで壁を見つめていた 彼女は散々貴族のお宝を荒らしまくった怪盗だったので魔法衛士隊に引き渡されるなりすぐに厳重なこの監獄にぶちこまれた 「まったく、かよわい女一人閉じ込めるのにこの物々しさはどうなのかしらね?」 苦々しげに呟くとあの自分を捕まえた学生達とあの男の事を思い出していた あの男は人外の強さで自分のゴーレムと闘い、『巨人の剣』を使いこなす しかも学院の宝であるはずのそれを自分しか使えないと言いきった いったい、あの男はなんだったのだろう? しかし、今となってはもう関係ないことであった (寝てしまおう・・・・) そう思って目をつむったが、すぐにぱちりと開いた 階段から誰かが降りてくる足音がする かつ、こつという音の中にガシャガシャと拍車の音が混じっている こんな時間に誰が?フーケは取り敢えずベッドから身を起こし、鉄格子の向こう側を見た すると長身の黒マントをまとい、白い仮面を被っている 長い杖を持っている所から恐らくメイジなのだろう フーケは鼻を鳴らしながら言った 「おや!この時間にお客様とは珍しいわね」 フーケは思った、恐らくこの男は何処かの貴族が送り出した刺客なのだろう 今まで散々貴族をコケにしてきたのだ 自分を深く恨んでいる人間もあろう そういった人間が裁判なんて待てずに自分を始末する気に違いない 「おあいにくここには客人を持てなすような気の利いた物はありませんが?」 フーケは身構えた むざむざとやられるつもりはない、相手を上手く油断させてなんとか中に引き込もうと考えた 「『土くれ』だな?」 男が声を出した、年若く力強い声だった 「誰がつけたか知らないけど確かにそう呼ばれているわ」 「話をしにきた」 「話?弁護でもやってくれるのかい?」 フーケが鼻で笑う、が 「なんなら弁護をやってやろうじゃないか、マチルダ・オブ・サウスゴータ」 男が出した名前を聞いて顔が蒼白となった マチルダとはかつて貴族だった頃の名前、フーケと名乗るようになってから捨てた名前だ もうこの世には無い名前をなぜこの男が 「あんた、何者?」 フーケの声は震えていた、しかし男は答えずに笑って言った 「再びアルビオンに付く気はないか?マチルダ」 「まさか!父を殺し、家名を奪った王家に仕える気なんかさらさらないわ!」 「勘違いするな、王家に仕えろとは言っているわけではない。アルビオンの王家は倒れる。近い内にね」 「どういうこと?」 「革命さ、無能な王家は滅び国境を越えた貴族達の連盟により新しい政治が始まる」 男は淡々と言い続けた 「そしてハルケギニアは我々の手で一つとなり、始祖ブリミルが光臨せし『聖地』をエルフの手から取り戻すのだ」 「バカいっちゃいけないわ」 フーケは薄ら笑いを浮かべた 「その国境を越えた貴族の連盟がこそ泥に何の用?」「力を貸して欲しい。我々には優秀なメイジが必要だ」 「そんなの寝てから言うものよ」 フーケは手をふった ハルケギニアを一つにする?『聖地』をあの強力なエルフ達から取り戻す? 全てが夢の中の話にしか聞こえなかった 「私は貴族が嫌いだしエルフ達だってあそこにいたいと言うんなら、好きにさせればいいじゃない」 男は杖を手にかけた 「『土くれ』よ、お前は選択することができる」 男はフーケに杖を向けた 「言ってごらん」 「我々の同士になるか」 「ここで死ぬかでしょ?」 「そのとおりだ。我々の事を知ったからには生かしてはおけんからな」 「・・・・貴族って奴は本当に困った連中ね」 フーケが笑うと男も笑った 「では我々と一緒に来てもらう、組織の名前は『レコン・キスタ』だ」 男が鉄格子に付いた錠前に鍵を差し込んで言った 「たいそうな名前ね・・・・、っで私はどうすればいいんだい?」 「それはまた後で伝える。今は私に従うのだ」 カチンっと音がすると錠前は地に落ち、鉄格子が開く「やれやれ、短い間だったけどお世話になりました・・・・」 皮肉のつもりでフーケはそう言って牢屋から出る すると階段からガシャガシャと足音が聞こえてきた 「ふむ、どうやら来たようだな・・・・ふふふ・・・・」 「何なの、仲間がいたの?」 男が不気味な笑い声をだすとフーケは奇妙に思った 階段の闇から出てきたのは 「外の奴らはちゃんと片付けておいたで」 異形な姿をしたゴーレムであった 人から程遠い姿に銀色の体、しかも人語を発している 「そうか。こっちも仕事を終えた所だ。 紹介しよう。我等の新しい同志、フーケだ」 「ほうほう、これはまたえらい別嬪さんやな」 ゴーレムがフーケの顔をみて頷く フーケは戦慄した、土のトライアングルメイジの自分でもこのような得体の知れないゴーレムを見たことがなかった 「な・・・・なんなのこいつ・・・・」 「心配するな、こいつは私の部下だ。そして君はこいつに命令を下すことが出来る地位を与える」 「旦那から話はよ~聞いておりますわ。あとワイと同じ奴らが後5人おります これからよろしう頼みますわ・・・・ヘッヘッヘッ」 ゴーレムから発する不気味な笑い声が地下に響く そして男が階段に足を掛ける 「では行くぞ、目指すのはハルケギニアの統一だ」

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