「ストームゼロ予告編」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
ストームゼロ予告編 - (2008/02/05 (火) 13:59:17) のソース
EDF。 「私は逃げない!敵に後ろを向けないものを、貴族と言うのよ!」 だが、世界は非情だ。無力な者は踏みにじられる。力ある者でもより大きな力に打ち倒される。 だが、その理に立ち向かう者がある。彼らの武器は、絶望的な状況でも戦い続ける強靭な意志。 轟音と共にゴーレムの左足が吹き飛ぶ。ルイズの背が掴まれ、後方に投げ飛ばされる。 顔を上げた先には、破壊の杖を携え絶望に立ち向かう戦士の姿。 「もう大丈夫だ。貴族の誇り、立派だよ。君は退かなくていい、君の誇りは君が守るんだ。 その代わり君の命は僕が守る。それが僕たちEDFの、戦士の誇りだっ!」 The Earth Defense Forse ―連合地球軍― 「僕は、行けない。国家間の争いに、僕は手を貸さない。手を貸せない」 「すまない。君にも貴族の誇りがあるように、僕にもEDFの……言葉にするのは卑怯だね。たのむ、解ってくれ」 「ルイズ、僕は君に行くなと言いたいんだ。 密偵なんて、子供が戦場に出るなんて、スパイやゲリラをやる世界は間違ってる。本当に、心からそう思う。 でもここは、違う世界なんだな。僕たちの価値観を押し付けるのは、間違っているのかな……」 地球防衛軍 「ルイズ、君は本当に優秀な密偵だったよ。僕はウェールズ皇太子の命も、手紙も、ルイズ、君自身も!全て手に入れた! 手紙のおかげでゲルマニアが参戦しなかった、トリステインの戦力は王城の近衛隊だけだ! 学院で手に入れた人質のお陰でほとんどの貴族はだんまりだ!!滑稽だよ、最高の気分だ!! 可愛いルイズ、君は最高の女性だよ、愛しているよ!ははっははははははっははっは!!」 彼らは不屈の戦士。絶望に立ちはだかる最初の壁。絶望を打ち砕く最後の剣。 「スカウト1、全ての捕虜の退路確保。撤退戦に移行。スカウトチーム作戦進行に問題なし」 「レンジャー1・2、接敵!レンジャー3から5は右手通路から厨房を制圧しなさい!厨房にある大鍋用の洗い場の真上が兵員通路よ、増援連中の足場を落として一気に叩くわっ」 EDFは最後まで戦う。例え希望のない戦いであっても。 「レキシントン号が、燃えている!?」 「バカな…まだ、戦うものがいたのか?まだ諦めていない者がいたのか?!」 「……」 「アンリエッタ王女。自害は、取りやめです。諦めてしまって、何の誇りですか。どんなに絶望的な状況であろうと、まだ戦いは終わっていないのですから」 EDFは敵に後ろを見せない。 「バカな、平民如きにこの《閃光》が……認めぬ、全てを、何もかも手に入れたはず…!!」 「何度も悩んださ。自分の命を掛ける事に躊躇いはなかった、仲間の死を踏み越えるのに躊躇う事はできなかった。滅びる故郷のために怪物を皆殺しにしたのを後悔しなかった。 それでも、攫われたお姫様を救うために、人を殺すのは、怖かった。誰かの都合のために、誰かの人生と奪って、誰かの誰かの人生を狂わせるのが怖かった」 「でも、守りたいと思ってしまったんだ!きっと後悔する。出発したときも後悔した。銃を抜いて後悔した。人を殺して後悔した。今も後悔している、これからも後悔する! でも、今は、この引き金を引く!」 EDFは最後まで戦う。 「守るものは、何もなくなったはずだったのにな。オスマンの思い通り、帰れなくされちゃったよ」 「迎えに来たよ。ルイズ」 EDFは最後まで戦う。 「レキシントン号大破!墜落します!」 「総員退避!レキシントン号が落ちる、できるだけ遠くに逃げろ!」 「まって!まだあいつが、ストーム1が戻ってないわ!!」 EDF!EDF!EDF! EDF!EDF!EDF! EDF!EDF!EDF!