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Louise's servant's silver hammer - (2012/11/29 (木) 00:06:49) のソース
トリステイン魔法学院。 ここに通う女子生徒の1人、モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシは変わり者として有名だ。 その日も1人女子寮の自室で香水を調合していた。ここ最近香水瓶とにらめっこしつつの徹夜続きだった。 するとそこに同級生ルイズ・ヴァリエールが召喚した使い魔マックスウェル・エジソンが、 「芝居を見に行かないか、モンモランシー」 と誘ってきた。 丁度新しい香水の開発が煮詰まっていた事もあり、モンモランシーは快諾する。 そして彼女が出かける支度をしていると、何者かが彼女の部屋の扉を叩いた。 扉を開けた彼女の目の前には、銀の[[ハンマー]]を振りかざしたマックスウェルの姿が……。 ――バンバン! マックスウェルの銀のハンマーが、モンモランシーの頭部に振り下ろされた。 ――ガンガン! マックスウェルの銀のハンマーが、モンモランシーの命を奪った。 翌日。 何食わぬ顔で登校したルイズ・マックスウェルは、ギトーの授業で好き放題にふざけた。 とうとう標的となったギトーの後頭部に紙飛行機が直撃するに至ってギトーは困惑のあまり、 (面倒が起きませんように……) と心中で祈る以外不可能になった。 当然のように2人は放課後の居残りを命じられて、「もうしません」とそれぞれ50回書かされる羽目になった。 そして2人から50行の「もうしません」が書かれた紙を受け取ったギトーは、職員室に戻ろうと後ろを向いた。 だがその隙に、マックスウェルが背後から忍び寄り……。 ――バンバン! マックスウェルの銀のハンマーが、ギトーの頭部に振り下ろされた。 ――ガンガン! マックスウェルの銀のハンマーが、ギトーの命を奪った。 数日後。 トリスタニア衛兵隊31番隊は上司にこう報告した。 「汚い奴らを捕まえました」 連行されたルイズ・マックスウェルは被告席に立ち、証明画を描かれた。 2人の逮捕を聞きつけたキュルケ・タバサは、 「2人を釈放するべきよ」 と声を上げたものの、裁判官は同意しかねる旨を彼女達に伝えるのだった。 だが裁判官が判決を下す前に、背後で奇妙な音がして……。 ――バンバン! マックスウェルの銀のハンマーが、裁判官の頭に振り下ろされた。 ――ガンガン! マックスウェルの銀のハンマーが、裁判官の命を奪った。 その日以来、学院の生徒達は誰もルイズの事を「[[ゼロのルイズ]]」とは呼ばなくなった。 代わりに「銀鎚のルイズ(シルバー・ハンマー・ルイズ)」と呼び、恐れるようになったのだった。 ----