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#navi(とりすていん大王)
赤くて丸いものにつられて始まるよ
トリステイン大王 7回目
トリステイン魔法学院からかーなーり遠くのある険しい雪山の山奥の崖
「サイトォ!!」
「ギーシュゥ!!」
「「ファイトォーいっぷああつう!!」」
ギーシュ君の修行風景でした
さてさて、今回はとある眠れぬ夜、散歩をしていたルイズが宝物庫のある塔の下で不審人物を見かけた所から始まります
次の日・・・・・・学院は大騒ぎでした
なんと今をときめく大怪盗『土くれのフーケ』が宝物庫に侵入、秘蔵の宝物を二つも盗んでいったのです
「むぅ・・・まさか『破壊の大地』と『破壊の塔』を盗まれるとは・・・」
オールド・オスマンがその顔にさらにしわを増やし、その他の教師陣は責任をなすりつけあうばかり
「しかし・・・・のぉ」
オールド・オスマンは一人思案します 一見完璧のように見えた宝物庫の防壁、強固な固定化の魔法に堅牢な作りの壁、破壊するのも難しいと
考えていたのですが相手は一切破壊などしませんでした 『土くれのフーケ』はなんと地面を潜って宝物庫の中まで掘り進んで進入したのです
もし、たまたまルイズとお父さんが夜の散歩で出くわさなかったらもっと盗まれていたでしょう
暫くして現場をたまたま目撃したルイズとお父さんがやってきました オスマンは二人に状況の説明を求めました
曰く、寝付けぬため散歩していたら不審な人物が宝物庫の下から這い出てきた
曰く、真っ黒のローブをしてたので男か女かわからなかった
曰く、土煙で目くらましを喰らった後、ゴーレムに乗って逃げられた など
オスマンは ふむ と考えます どうやらたいした情報は無いようです
ルイズが「討伐隊に志願します」とか言ってますがあえてオスマンは無視しました そしてとんでもない一言を言い放ちます
「まぁ、盗まれたのがあの二つなら問題ないじゃろ ほっとこう」
「「「はぁあ!?」」」
この発言に皆が驚きの声を上げます それもそうですなにせ学園の秘法なのですから
あちこちから様々な声がでます
その声を一通り聞いて、オスマンは静かに語り始めました
「実はの・・・・・あの『破壊の大地』と『破壊の塔』は本当にただのガラクタなんじゃよ」
それはオスマンがまだ若かった時のお話、
若いといっても他の人から見れば長生きしすぎのお爺さんの頃の話ですが、
ある森の奥でオスマンが濃霧で道に迷って辿り着いた所、それは今まで見た事も無い不思議な場所でした
オスマンにはその建物やばら撒かれていた紙の文字が読みませんでしたが
若い沢山の男女が同じ服を着て先生と呼ばれる人がいる事からオスマンはここが学校だとわかりました
どうやらなにかお祭りをしているらしく賑やかなのでオスマンもとりあえず見て回る事にしました
オスマンにとってそこはとても不思議な場所でした どう見ても誰も魔法を使っていないのに
まるで魔法を使ったか、もしくはそれ以上の不思議な事ばかりです
いい加減疲れてしまったオスマンは休む所はないかと探して、縫いぐるみが沢山ある部屋まで足を運んでいました
日も大分傾いています
「お爺さん こんな所でなにしてはるの?」
その女の子はどこかぽやっとした印象の女の子でした
「あ、いや ちと 疲れてのぉ」
彼女の独特の雰囲気に気おされたのかしどろもどろで答えるオスマン
「そっかぁ、でも もうそろそろ学園祭終りやでぇ」
言われてみればあちこちで片付けが始まってました 仕方ないと思いオスマンは部屋を出ようとしました
「せや、ちょっと待って」
引き止めた彼女はオスマンに二つの縫いぐるみを手渡しました
「これ、売れ残ってん あげるー」
オスマンが貰った二つの縫いぐるみの名前は『通天閣』と『阪神』と言う名前でした
それは何かと聞くととりわけ小さな女の子が親切に
「地名と塔の名前ですよー」と教えてくれました
ふと気がつくとその不思議な場所は無くなっていて、オスマンはただ一人森の中に佇んでいました
はたして今のは夢だったのだろうか そう思った時、オスマンは自分の懐に二つの縫いぐるみがあるのに気がついたのです
やがて右翼曲折を得て その二つの縫いぐるみは何故か名前を変えて宝物庫にしまわれる事になったのでした
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
「まぁ、わしの甘酸っぱい青春メモリーじゃよ・・・・・ありゃ?誰もおらん?」
お爺さんの長い、ながーーい昔話(5時間46分27秒 ロスタイム有り)に付き合いきれなくなった一同はすでに塔の補修や授業に戻ってしまっていました
「誰もこないわねぇ・・・・」
その頃、山の廃屋で土くれのフーケこと、ミス・ロングビルはいつまでたってもこない捜索隊を待ち続けてましたとさ
続く
#navi(とりすていん大王)
#navi(とりすていん大王)
赤くて丸いものにつられて始まるよ
トリステイン大王 7回目
トリステイン魔法学院からかーなーり遠くのある険しい雪山の山奥の崖
「サイトォ!!」
「ギーシュゥ!!」
「「ファイトォーいっぷああつう!!」」
ギーシュ君の修行風景でした
さてさて、今回はとある眠れぬ夜、散歩をしていたルイズが宝物庫のある塔の下で不審人物を見かけた所から始まります
次の日・・・・・・学院は大騒ぎでした
なんと今をときめく大怪盗『土くれのフーケ』が宝物庫に侵入、秘蔵の宝物を二つも盗んでいったのです
「むぅ・・・まさか『破壊の大地』と『破壊の塔』を盗まれるとは・・・」
オールド・オスマンがその顔にさらにしわを増やし、その他の教師陣は責任をなすりつけあうばかり
「しかし・・・・のぉ」
オールド・オスマンは一人思案します 一見完璧のように見えた宝物庫の防壁、強固な固定化の魔法に堅牢な作りの壁、破壊するのも難しいと
考えていたのですが相手は一切破壊などしませんでした 『土くれのフーケ』はなんと地面を潜って宝物庫の中まで掘り進んで進入したのです
もし、たまたまルイズとお父さんが夜の散歩で出くわさなかったらもっと盗まれていたでしょう
暫くして現場をたまたま目撃したルイズとお父さんがやってきました オスマンは二人に状況の説明を求めました
曰く、寝付けぬため散歩していたら不審な人物が宝物庫の下から這い出てきた
曰く、真っ黒のローブをしてたので男か女かわからなかった
曰く、土煙で目くらましを喰らった後、ゴーレムに乗って逃げられた など
オスマンは ふむ と考えます どうやらたいした情報は無いようです
ルイズが「討伐隊に志願します」とか言ってますがあえてオスマンは無視しました そしてとんでもない一言を言い放ちます
「まぁ、盗まれたのがあの二つなら問題ないじゃろ ほっとこう」
「「「はぁあ!?」」」
この発言に皆が驚きの声を上げます それもそうですなにせ学園の秘法なのですから
あちこちから様々な声がでます
その声を一通り聞いて、オスマンは静かに語り始めました
「実はの・・・・・あの『破壊の大地』と『破壊の塔』は本当にただのガラクタなんじゃよ」
それはオスマンがまだ若かった時のお話、
若いといっても他の人から見れば長生きしすぎのお爺さんの頃の話ですが、
ある森の奥でオスマンが濃霧で道に迷って辿り着いた所、それは今まで見た事も無い不思議な場所でした
オスマンにはその建物やばら撒かれていた紙の文字が読みませんでしたが
若い沢山の男女が同じ服を着て先生と呼ばれる人がいる事からオスマンはここが学校だとわかりました
どうやらなにかお祭りをしているらしく賑やかなのでオスマンもとりあえず見て回る事にしました
オスマンにとってそこはとても不思議な場所でした どう見ても誰も魔法を使っていないのに
まるで魔法を使ったか、もしくはそれ以上の不思議な事ばかりです
いい加減疲れてしまったオスマンは休む所はないかと探して、縫いぐるみが沢山ある部屋まで足を運んでいました
日も大分傾いています
「お爺さん こんな所でなにしてはるの?」
その女の子はどこかぽやっとした印象の女の子でした
「あ、いや ちと 疲れてのぉ」
彼女の独特の雰囲気に気おされたのかしどろもどろで答えるオスマン
「そっかぁ、でも もうそろそろ学園祭終りやでぇ」
言われてみればあちこちで片付けが始まってました 仕方ないと思いオスマンは部屋を出ようとしました
「せや、ちょっと待って」
引き止めた彼女はオスマンに二つの縫いぐるみを手渡しました
「これ、売れ残ってん あげるー」
オスマンが貰った二つの縫いぐるみの名前は『通天閣』と『阪神』と言う名前でした
それは何かと聞くととりわけ小さな女の子が親切に
「地名と塔の名前ですよー」と教えてくれました
ふと気がつくとその不思議な場所は無くなっていて、オスマンはただ一人森の中に佇んでいました
はたして今のは夢だったのだろうか そう思った時、オスマンは自分の懐に二つの縫いぐるみがあるのに気がついたのです
やがて右翼曲折を得て その二つの縫いぐるみは何故か名前を変えて宝物庫にしまわれる事になったのでした
#asciiart(){
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
}
「まぁ、わしの甘酸っぱい青春メモリーじゃよ・・・・・ありゃ?誰もおらん?」
お爺さんの長い、ながーーい昔話(5時間46分27秒 ロスタイム有り)に付き合いきれなくなった一同はすでに塔の補修や授業に戻ってしまっていました
「誰もこないわねぇ・・・・」
その頃、山の廃屋で土くれのフーケこと、ミス・ロングビルはいつまでたってもこない捜索隊を待ち続けてましたとさ
続く
#navi(とりすていん大王)
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