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  • あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ
  • サイヤの使い魔-05

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

サイヤの使い魔-05

最終更新:2010年01月04日 19:28

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  • サイヤの使い魔


「タ、タバサ! 落ちついて! この人は怖くない!」
「オバケなんて無いさオバケなんて嘘さ寝惚けた人が見間違えたのさ」
「どきなさいルイズ! どうせあんたの話なんか聞いちゃいないわよ! ここはあたしが――」
「パーソナルネーム『キュルケ・ツェルプストー』を敵性と判定。当該対象の有機情報連結を解除する」
「あーんやっぱり駄目だー! お願いだから正気に戻って! 戻りなさい! 戻れー!」

格闘すること、約10分。
悟空と一緒に瞬間移動で図書館にやって来たルイズとキュルケの必死の説得により、ようやくタバサは(悟空に対し警戒しているものの)話を聞く気になった。
それにしても司書の視線が痛い。

「…説明して欲しい。主に、貴方の素性を」
「あたしもタバサに賛成。さっきの魔法も興味あるし」

キュルケの言葉でルイズは自分の中にあった違和感に気付いた。
この男、当たり前のように物理的弊害を無視して何処にでも現れるが、そんな事ができる魔法は自分の知る限り、無い。
先住魔法だろうか。とするとこの男、生前は何だったのだろうか。
…もしや、自分はとんでもない人物を喚び出してしまったのではないか?

「あれはよ、魔法じゃなくって瞬間移動ってんだ」
「瞬間…移動?」

悟空が説明する。

「ああ、昔ヤードラットって星の連中に教えてもらった技でよ、相手を思い浮かべてそいつの気を感じ取るんだ。
 そうやって、そいつがいる場所に移動する。だから知ってる奴がいねえ場所とかは行けねえんだ」
「に…にわかには信じられない話ね……」
「えーと、全然言ってる意味がわかんない。キって何? 何系統?」

改めて聞く使い魔の能力。
キュルケは半信半疑ではあるものの一応額面どおりに解釈したが、ルイズは理解できていない。
実際、彼と一緒にその能力を体験しているものの、あまりにも自分の常識とかけ離れた現実にまだ頭がついてこない。

「説明はつく。二度も私の目の前に現れたのだから、私は彼を信用する」

口ではそういうものの、タバサは未だに悟空と目を合わせられないでいる。
こうして見ると生きている人間と同じ、いや、普通の人間以上に生き生きとしているが、やはり瞳孔が開ききった目を見るのは怖い。
いや、よく見ると虹彩が暗くて瞳孔の色と区別がつかないだけか。
それに気付き、タバサは若干警戒の色を弱めた。
タバサの言葉に、ルイズもようやく悟空の説明を(納得はできないものの)聞き入れることにしたが、すぐさま別の疑問が沸き起こった。

「あんた、今「星」って言ったけど、そういえば何処から来たの?」

メイジでも無いのにメイジ以上の能力をぽんぽん使いこなすこの男は今、「星」と言った。
ルイズは「宇宙の何処かにいる私の使い魔よ!」とサモン・サーヴァントの時に言ったが、まさか本当に宇宙の何処かに自分に似た生命体がいるなどとは、本気で考えていなかった。

「オラ地球って星から来たんだ」
「じゃあ「チキュウ人」って事? そこがあんたの生まれた星なのね」
「いや、生まれは惑星ベジータってとこなんだけどよ」
「どういう事?」

悟空は説明した。
自分が惑星ベジータで生まれたサイヤ人である事。
産まれてすぐ、侵略のため地球に送り込まれたが、幼少時の事故により穏やかな性格になったらしい事。
ドラゴンボールとそれにまつわる様々な冒険。(これにはタバサが多大なる関心を示した)
自分の出生の秘密を、敵である実の兄から聞かされた事。
一度目の死。
サイヤ人の地球侵略。
ナメック星での激闘。
人造人間との戦い。
そして、二度目の死。
満月と大猿の関係については、既に尻尾の無い悟空には関係ない話だったので省略した。

悟空が全てを語り終えると、場に重い沈黙が立ち込めた。ルイズに至っては、頭から煙が出ている。
途中から頭を抱えてうなだれていたキュルケがのろのろと口を開いた。

「…なんか、にわかには信じられない話ね。頭痛くなってきたわ」

顔を上げ、悟空を見る。

「それで、貴方はこれからどうするの?」
「どうするも何も、オラはルイズの使い魔になっちまったんだろ? だったらそれでいいさ」
「…ずいぶん楽天的なのね」

昼休みを告げるチャイムが鳴った。

「続きは食後」

タバサの一言で、ルイズを除く全員が席を立った。
未だヒューズが飛んだままのルイズに、キュルケが声をかける。

「ルイズ~、私たちお昼食べてくるから、復活したら食堂に来なさいね~。さ、ゴクウさん行きましょ」
「はれってほれってひれんら~……って、え!? ちょ、ちょっと待ちなさい!」



悟空に椅子を引いてもらって席に着いたルイズは、爪先に何か硬いものが当たったのを感じてテーブルの下を覗き見た。
今朝、使い魔に朝食を与えるつもりで用意した皿がまだ置かれている。
(そういえばこれでご飯食べさせようと思ったんだっけ)
ルイズは今朝の怒りを思い出したが、さっきの説明を聞いて幾分混乱している今となっては、それも些細な事のように感じられた。
(あの話が本当だったとしたら、わたしはこれからこいつをどう扱えばいいんだろう…?)
正直、さっきの説明はルイズの頭では理解が追いつかなかった。
宇宙人だの人造人間だの何でも願いを叶える球だの、この使い魔の頭は一体どこに繋がってるんだ。
支離滅裂な事を言ったならまだしも、話の内容に筋が通っているから厄介この上ない。
こうなったらこいつの素性を信用するしかなさそうだ。
となると、こいつはメイジでもなければ天使でもない、自分からすれば単なる平民(宇宙人だが)の幽霊だ。
その代わり、こうして自分の隣に立っている今もなお、周囲の生徒から注目を浴びているこの異世界から来たらしい使い魔が、
果たしてこの世界の食べ物を口にしても大丈夫だろうか、と心配になった。
考えてみれば、朝食の時は居なかった。食事が終わってから、何処で道草食ってたのか、手ぶらで戻って来たのだ。

「そういえば、あんた朝食の時居なかったけど、ちゃんとご飯食べたの?」
「ああ、シエスタがメシ分けてくれたんだ」

確か、ゴクウが洗濯を頼んだ平民の名だ。
ルイズは再び足元の皿を見た。
厨房に昼の分の指示は出してなかったので、皿は空っぽのまま置かれている。

「じゃあ、お昼もその平民に貰ってきなさい」
「わかった。んじゃ行ってくる」

厨房へと消えていく使い魔を見送りながら、ルイズは、だから朝食の後すぐ見つけられたのか、と合点し、
自分の使い魔が惨めったらしく地べたに座り込んで粗食を食べる様子を他の生徒に見られずに済んでよかった、と密かに思った。
高貴な存在だと思われているのだ、下手にイメージを崩す事も無いだろう。

「確か本当の天使って霞食ってるんだっけ?」

つい疑問が口をついて出る。
隣席のマリコルヌがそれを耳ざとく聞きつけた。

「なんだって?」
「何でもないわよ、ただの独り言」



「ゴクウさん、お待ちしてました!」

シエスタが笑顔で悟空を出迎える。
厨房に足を踏み入れた悟空は、朝食の時とは比べ物にならないくらい大量の料理を目にした。

「すっげー! 美味そうなもんが一杯あっぞー!!」
「おうよ! お前さんが来てくれたおかげで食材が無駄にならずに済みそうだからな! これはその前祝いだ!!」

悟空の見事過ぎる食いっぷりに触発されたマルトーは、本当に余りものの食材を余すところ無く使い、
尋常ではない量と種類の料理を用意していた。
ざっと見ただけでも10~15人分、テーブルに乗りきらなかった分や鍋に残っている分を加味しても60~70人分はある。
とても賄いと呼べる分量と種類ではない。
中にはこのまま貴族に出してもいいんじゃないかと思えるくらい豪勢な盛り付けのものもある。
マルトーの密かな宣戦布告であった。

「これ全部オラが食っていいのか?」
「おう、食えるだけ食え! 無理なら残してもいいぜ。どうせ元は捨てなきゃならんものばかりだからな、がっはっはっは!!」

10数分後、全ての料理が悟空の胃袋に収まった。



コルベールは、トリステイン魔法学院の長を務めているオールド・オスマンに、自分の教え子の一人がガンダールヴの幽霊を使い魔にしたのではないか、という自説を披露していた。
ミス・ロングビルにぱふぱふをせがんで左の頬に真っ赤な紅葉をこさえたこの学院の長は、彼の説明を聞き終わると、それまで閉じていた口を開いた。

「ルーンが一致したというだけで、そいつがあの使い魔の幽霊であるというのは、いささか結論を急ぎ過ぎじゃないかのう」
「で、ですが…」
「第一、その者がそう言ったというだけで、そ奴が幽霊だという明白な証拠はあるのか?」

コルベールは返答に窮した。
確かにオールド・オスマンの言うとおりである。
ミス・ヴァリエールが幽霊だと紹介したからといって、本当に彼がそうなのか確認をしていなかった。
そもそも、幽霊とはあのように頭の上に輪がついているものなのだろうか。
自分が死んでしまったら余計に頭頂部の眩さがアップしてしまいそうで、できることなら御免こうむりたい。

「まあ、暫くは様子見じゃの。その使い魔から色々聞いてみるとよい」
「わかりました。では失礼します」

一礼して退室したコルベールは、ふと空腹を思い出し、食堂へと向かった。
今なら生徒たちが昼食を採っている。ひょっとしたら、使い魔に会えるかもしれない。



ルイズが満腹感に浸っていると、食堂がどよめきに包まれた。
何事だろうと周囲を仰ぎ見たルイズは、騒ぎの原因を発見して胃が痛くなった。
自分の使い魔が、メイドに付き従ってデザートの配膳を手伝っている。

「本当にありがとうございます、ゴクウさん。わざわざ手伝って頂いちゃって」
「構わねえって。オラのせいで忙しくなっちまったみたいなもんだしよ」

マルトーが腕によりをかけて悟空に大量の料理を振舞った結果、その料理を載せるために、食堂に残っていた食器の殆ど全てを使ってしまい、
大量に発生した洗い物のために貴族へデザートを運ぶ人手が足りなくなってしまった。
そこで食器洗いを手伝うかデザート運びを手伝うかの二者択一の結果、悟空が選んだのがデザート運びであった。
悟空もチチを手伝って食器を洗った経験はあるが、陶器製の食器しか取り扱った事がない悟空には、繊細なガラス細工が施されたものもある学院の食器は、何となく触らない方がいいような気がしたのも一因だ。

「あ、あんた、何やってんのよ」

配膳がルイズの席まで到達した時に、小声でルイズが訊いた。

「メシ食わせてもらった礼に仕事手伝ってんだ」
「あ、ああそう…。あまり目立つような真似はしないでよね」
「何で?」
「あんた、一応他の生徒には天使って事で通ってるんだから」
「ケーキ運ぶくらいどってことねえだろ」

ルイズは改めて周囲を見回した。
居心地の悪そうな顔で配られたデザートを見つめている者もいるが、恐る恐るケーキに口をつけて、普段通りの味だと判った者は、安心したのかいつも通りの調子を取り戻し、級友と歓談したり、既に食べ終えた者は席を立ったりしている。

「…それもそうね。いいわ。終わったら私のところに戻ってきなさい」
「ああ」

やがて、全てのケーキを配り終えた悟空がルイズの元に戻ってくる頃、ケーキを食べ終えたらしき生徒が立ち上がった拍子に、懐から小瓶を落とした。
コロコロと悟空の方へ転がってくる。
悟空はそれを拾い上げ、落とし主である金髪の生徒に声をかけた。

「おーい、おめぇ、これ落っことしたぞ」
「なあギーシュ、お前今誰とつき合ってるんだ?」
「つき合う? 僕にはそのような特定の女性はいない。
 薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」

聞こえていないのか、あるいは聞こえていて無視しているのか、青年は応えず、他の生徒と話しながら食堂を出ようとしている。
悟空は後ろで紅茶のカップを手に取ったルイズに訊いた。

「なあ、あいつの名前、何つうんだっけ」
「ギーシュ・ド・グラモン」
「サンキュー。おーい、ティッシュのバケモン」

すました顔で食後の一杯を飲んでいたルイズが、鼻から紅茶を吹いた。

『ギーシュ・ド・グラモン(だ/よ)!!』

前門のギーシュと後門のルイズから、同時にユニゾンで悟空にツッコミが入る。
決して悟空に悪気があったわけでは無いのだが、言う相手が悪かった。
貴族の名を家名つき、その上名前を間違えて呼んだ。
意図的であれ偶然であれ、それは、その貴族だけでなく、家柄に対する重大な侮辱行為である。
血相を変えてルイズが駆けつけた。

「あんた謝りなさい。今すぐ」
「わ、わりぃ。オラ長ったらしい名前覚えんの苦手なんだ」
「君は確か「ゼロのルイズ」の…。駄目だな、許すわけにはいかない」

手袋を取り出し、悟空に投げつける。

「決闘だ!」
「ギーシュ!」
「これは僕だけの問題じゃない。そいつは我がグラモン家を、グラモンの家名を汚した。この罪は償ってもらわなければならない」

ギーシュの目が敵意をはらんだものに変わっていく。

「貴族同士の決闘はご法度よ!」
「オラ貴族じゃねえぞ」
「その通りだ。だから問題は無い。ではヴェストリの広場で待つ。10分後に開始だ。遅れるなよ」

そう言い放ち、ギーシュは身を翻して食堂を後にした。
成り行きを見守っていたシエスタが悟空に駆け寄る。

「あ…あなた殺されちゃう。貴族を本気で怒らせたら…」
「ああ、こいつなら大丈夫よ、たぶん」

青ざめた顔でブルブルと震えるシエスタに、ルイズがフォローを入れる。
一応使い魔が世話になっているのだ、多少は仲良くしてもいいだろう。
幽霊だから死なない、と付け加えようと思ったが、話がややこしくなりそうなので伏せた。

「なあルイズ」
「何?」
「あいつ、強えのか?」
「そうね…どっちかといえば強いほうかしらね。仮にもグラモン家の貴族だし」
「そりゃあ楽しみだ」
「嬉しそうね…まったく。いい? あんたはあいつの名前を間違えた事によって、あいつの家名も同時に汚したの。それはとっても不名誉な事。
 だから…まあ仮にあんたが勝ったとしても、その点はきっちり謝っときなさいよ」
「ああ、わかった」
「よろしい」

平民がメイジに勝つことなどありえないが、ルイズは不思議と、この使い魔ならもしかしたらギーシュに勝つかもしれない、と思い始めていた。



「フン、まあ逃げずに来たことは褒めてやろう」
「オラ逃げたりなんてしねえぞ」

普段人気のあまり無いヴェストリの広場は、ギャラリーで埋め尽くされていた。
ゼロのルイズの使い魔 対 青銅のギーシュ。
オッズ比は16。
意外にも、悟空の勝ちを予想する生徒は皆無ではなかった。
その中には、タバサとキュルケも混じっている。

「本当にあの使い魔が勝つと思うの?」
「負けはしないと思う。彼の話が本当なら」

街一つ吹っ飛ばすだのこの星ごと消えて無くなれだの、よくもまあそんなホラが吹けるもんだとキュルケが内心呆れていた話を、タバサは話半分だが信じているようだ。

「僕はメイジだ。だから魔法で戦う。よもや文句はあるまいね?」
「へへっ、ワクワクすっぞ」

超能力を使う敵と戦った事はあったが、魔法を主体に戦う相手は悟空にとって初めての経験であった。

「僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。 従って、青銅のゴーレム『ワルキューレ』がお相手をするよ」

ギーシュが手に持った薔薇の造花を振るうと、零れ落ちた花弁から甲冑を纏った優美な女性型のゴーレムが生成された。

「へぇー、面白ぇなあ」
「お褒めに預かり光栄、とでも言っておこう。では、始めるか!」
「ああ、どっからでも来い!」

ワルキューレが悟空に向かって突進する。
が、それよりも遥かに速く、悟空はワルキューレとの間合いを詰めた。

「ずえぁりゃあっ!」

正拳一発。
凄まじい衝突音の後、腹から背中まで達する凹みを作ったワルキューレがギーシュの傍を猛スピードで掠め、背後の壁に激突して砕け散った。
場が、静まり返った。
振り返り、かつてワルキューレだった残骸を確認した後、目をまん丸に見開き、口を顎が胸に付きそうなくらい開け、鼻水まで垂らしたギーシュは、恐る恐る悟空に向き直った。
壁が「固定化」で補強されていなかったら、飛距離は更に伸びていただろう。
ワルキューレ殴り飛ばし世界新記録を作った男は、全く本気を出した様子が無い。
それどころか「とりあえず挨拶代わりに一発ぶん殴ってみました」といった感じだ。

「あれ? 何だ、てんで弱っちいぞ」
「な、何だと!?」

焦ったギーシュは一気に6体のゴーレムを生成した。
それぞれが手に武器を備えている。

「取り囲んで叩きのめせ!」

ギーシュの命令に従い、わらわらと悟空の周囲に散開したワルキューレは、一斉に悟空めがけて手にした武器を振り下ろした。
衝撃で悟空が地面に膝を付く。
静止命令を受けていないワルキューレは、這いつくばる悟空めがけて何度も何度も、武器がひしゃげて変形するまで攻撃を繰り返した。

「も、もういい! 下がれ!!」

数分後、ギーシュがワルキューレを下がらせると、地面に倒れ付した悟空が姿を見せた。
ピクリとも動かない。死んでしまったのか。いや、既に死んでいる。
そろりそろりと、ギーシュが悟空に近づく。
先ほどからギャラリーは静まり返っている。ギーシュが地面を踏みしめる音だけが聞こえる。

「よっこいしょっと」
「はうあ――――!?」

何の前触れも無く悟空が起き上がり、ギーシュは腰を抜かしてへたり込んだ。
ギャラリーのそこかしこから悲鳴が上がる。
固唾を飲んで見入っていたタバサも、あまりに予想外な出来事に少々チビッた。
怪我一つ負っていない悟空の問いかけに、ギーシュの顔が真っ青になった。

「なあ、もうちっと本気でやってくんねえか? これじゃちっとも面白くねえぞ」

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