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  • あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ
  • ゼロの花嫁-01

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロの花嫁-01

最終更新:2007年11月15日 22:10

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  • ゼロの花嫁

瀬戸を離れて夕波小波
人魚呼び出すゼロのルイズ
義理を立てりゃ、道理が引っ込む
笑ってやって下せぇ
苦い不幸の始まりでございます



ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは追い詰められていた。
使い魔を呼び出すサモンサーヴァントの儀式。
これに成功しなければ彼女は進級出来ないのだ。
仮にもヴァリエール家の人間が落第するなどという事があってはならない。
正に祈るような気持ちで呪文を唱えた。
呪文は完璧、失敗による爆発も起きない。
ゲートは召喚された、ここまでは問題無い。

ぼて。びちびちびちびち。

楕円状のゲートから何かが落っこちてきた。
最初に目に入ったのは見事なその尻尾、鱗に覆われたそれは魚の尻尾と思われる。
しかし、その上半身は美しい少女の姿をしていた。
「これ……もしかして……人魚?」
以前読んだ伝承に、確か人魚の記述があった。だが、あれは作り話ではなかったか?
呆気に取られるルイズ、それは隣で見ていたコルベール先生も同様で、二人はその美しい人魚の姿に見入っていた。
人魚は、最初周囲を探るように見渡す。
すぐにルイズとコルベールに気付き、数秒の間の後、物凄い勢いで騒ぎ出した。
それは、遠くからこちらを囲むようにしてみているほかの生徒を見て、更に激しくなった気がする。
話す内容は支離滅裂で何を言っているのか良くわからなかったが、最後に叫んだ声だけはルイズにも聞き取れた。
「人魚エンシェントリリック! 眠りの詩!」

ラァリホエ~~~~~~♪

そしてみんな意識を失った。



最初に意識を取り戻したのはルイズだった。
「む~、頭痛い……」
「大丈夫?」
そう問いかけてきた声に聞き覚えが無かったので、ルイズはちらりとそちらを見る。
腰まで伸ばした後髪、年は十四、五ぐらいであろうか。
清楚な佇まいを持つ、美しい少女であった。
「あなたは?」
「瀬戸燦言います。よろしゅう」
そう言ってにぱっと笑う彼女は、本当に美しいと思えた。
何故か赤面してしまうルイズだったが、首を横に振って意識をはっきりさせる。
「そ、そう、私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」

「ルイージマリオズッケェロ? 首だけになって拷問とかされてそな名前やね」
「何処のマフィアよそれ!? ルイズよルイズ!」
勢いでそうルイズがつっこむと、燦はまた笑った。
「そか、ルイズちゃんか。私も燦でええで」
再度赤面するルイズ。
これが、二人の出会いであった。



ようやく起きたコルベールを交えてお互いの状況を確認するルイズと燦。
他の生徒は既に教室へと戻っている。
その際、彼らが空を飛ぶのを見て燦はえらく驚いていた。
「サンは魔法を知らないの?」
「そないに当然な顔して言われても……大体ここ何処なん?」
「トリステイン魔法学園」
「……瀬戸内魔法学園に変えん? それなら少しは親しみのある名前になりそーやし」
「いや歴史有る魔法学園の名前をそんな理由で変えられても」
二人のやりとりに、コルベールがわざとらしく咳をしてルイズを促す。
ルイズは助けを求めるようにコルベールに問う。
「あ、あのーコルベール先生。流石に平民の使い魔は……」
「駄目です、ミスヴァリエール。使い魔召喚の儀式はそうほいほいとやりなおせる類の事ではありません」
がっくりと項垂れるルイズ。
燦は不思議そうにルイズに聞いた。
「なあなあ、それ何なん?」
「使い魔よ使い魔。あなたは私の使い魔として召喚されたの」
「ようわからんけど、私そろそろ家に戻らんとお父ちゃんに怒られるねん」
そこでルイズは初めて気付いた。
そう、平民、人間を使い魔にするという事は、その人間を家族から引き離すという事なのだ。
今度はさっきよりも強い口調でコルベールに言う。
「ミスタコルベール、彼女には家族も居ます。それを無理矢理使い魔にするのはいくらなんでも非道がすぎるのでは?」
ルイズは、もちろん燦の事も心配しているが、これでうまい事再挑戦をさせてもらおうという計算があったのも事実である。
コルベールも少し悩んでいるようだ。
「それはそうだが……いや、前例も無い事だしやり直しは認められない。その場合はミスヴァリエールは留年という事になる」
留年、という言葉にルイズは身を硬くする。
が、それ以上に燦がその言葉に大きく反応した。
「ちょっと待ってや! 留年て何なん? ルイズちゃん留年してしまうん?」
返答に困ってコルベールはルイズを見る。
ルイズは俯いて肩を震わせている。
燦はルイズの肩を掴む。
「なあ、ルイズちゃん。留年て本当なん?」
それが引き金であった。
激昂して燦を怒鳴りつけるルイズ。
「そうよ! あんたみたいな平民が召喚されたせいで私は留年するかもしれないのよ!」
燦は青い顔をしてコルベールに確認する。
「そうなん? なんとかならへんの?」
コルベールも心苦しそうだ。
「ああ、ミスヴァリエールが誰よりも努力している事は私も良く知っている。出来る事ならなんとかしてやりたいが、使い魔との契約が出来ないのであれば留年扱いとなる……」
コルベールの言葉に燦はコルベールの腕の裾を掴む。
「そしたら、私はルイズちゃんに召喚とかいうのされたんやろ? なら私がルイズちゃんの使い魔になれば留年しないで済むん?」
「そ、それはそうだが……」


燦は力強く頷く。
「じゃったら私がルイズちゃんの使い魔なる!」
ルイズは燦とコルベールとのやりとりを黙ってみていたが、そう言う燦の言葉に首を横に振る。
「私の使い魔になるって事は、ご両親とも会えなくなるって事よ?」
燦はわかっているのかいないのか、拳を握って答えた。
「お父ちゃんもお母ちゃんもきっとわかってくれる! それに、困ってる人を見捨てたりするんわ瀬戸内人魚の名折れじゃ!」
何故か燦の背後で津波が岸壁へと叩きつけられ、白い波頭が舞い上がる。

「任侠と書いて人魚と読むきん!」

燦のあまりの迫力に気圧されるルイズとコルベール。
ふと、ルイズは気になった事を口にした。
「そういえば、貴女さっき足が魚じゃ……」
突然燦が慌てだす。
「そ、それは夢じゃ! そんな白昼夢私知らん!」
「そう、人魚よ。自分でも今咆えてたし……」
「それはドリームじゃ! そんなデイドリーム私知らん! そそそ、それよりルイズちゃん! はよその契約せんと!」
大慌ての燦はとても怪しかったが、契約を早く済ませた方がいいのは確かである。
「そ、そうね。でも、本当にいいの?」
「もちろんじゃ! 瀬戸内人魚に二言は無いきに!」
「……人魚?」
「ル、ルイズちゃん! はよー契約や契約!」
「わ、わかったわ」
深呼吸一つ、ルイズは意を決して燦の両肩に手を乗せる。
「ちょっと、かがんで……そう、それで、目をつぶって」
「わかった。どんと来てや」
言われるままに目を閉じる燦に、ルイズは呪文と共に口づけを交わす。
ルイズが口を離し、そっと目を開くと燦は驚いたのか目を大きく見開いてこちらを見ている。
何か言いたいようだが、言葉にならないようだ。
その様子に、ルイズの頬も紅潮する。
「こ、これは契約なの。だから回数には含まれないんだからね。わかった……」
みなまで言わせず、燦はその特技である『ハウリングボイス』を放っていた。


ルイズが目を覚ましたのは医務室のベッドの上であった。
目を覚ますなり、隣で寝ていた燦が飛びついてくる。
「ごめんな~ルイズちゃん、本当にごめんな~。ウチ驚いてしもてつい……」
びーびー泣きながらそう言う燦を宥めつつ、自分の身に降りかかった出来事を思い出す。
「あー、何かこー謎の衝撃波によって全身裂傷、耳血を大量に噴出し、血だるまになってた記憶が……」
「堪忍や~、堪忍してつか~さい~」
どうやらアレはやっぱり燦の仕業らしい。
「何はさておき、事情の説明をしなさい。一体アレは何?」
燦は、頭をかきながらこう答えた。
「いや~、私昔から声大きゅうてな~」
「人一人ぼろ雑巾にするぐらいの大声って何よ!?」
至極真っ当なルイズのつっこみに燦は脂汗を流す。
「そ、それは……」
ルイズから顔を逸らす燦。
「それは?」

「ま、魔法じゃ……こう、杖振ったり箒に乗ったりするはりーぽったー的な……」
「魔法!? でも呪文も唱えてなかったわよ!」
「そ、それは……その……そういう特別な魔法なんよ」
そこまで言って、自分の無茶言い訳さかげんに更に脂汗が流れる。
しかし燦の言葉にルイズは飛び上がって喜んだ。
「凄い! 凄いわサン! それってもしかして先住魔法!?」
『うっわ、めちゃめちゃ信じとる!?』
今更引っ込みはつかない、無理矢理話を合わせる燦。
「そ、それ、その長寿魔法言うやつ。長生き出来るんや、きっと」
ルイズはベッドから飛び降りて燦の手を取る。
「やったわ! これでみんなを見返してやれる! 私だってやれば……やれば出来るんだからっ!」
感極まって涙目になるルイズ。最早修正は不可能と思われる。
物凄く心苦しい燦をさておいて、一人テンションを上げるルイズ。
そこにノックの音と共にコルベールが入ってくる。
「おお、起きたかねミスヴァリエール」
コルベールの顔を見るなり、ルイズは嬉々としてこの事を報告する。
「聞いてくださいミスタコルベール! サンは先住魔法の使い手なんです! この間私を吹っ飛ばしたアレも魔法なんですって!」
その言葉に驚くコルベール。
「なんと!? 確かにアレには呪文の詠唱も無かった。だとすればミスヴァリエール、君の努力が遂に実ったという事か! 素晴らしい! 私も心から祝福させてもらうよ!」
「ありがとうございます、ミスタコルベール……これで、もう誰にもゼロだなんて呼ばせない……うぅっ」
「良く頑張った、君は良く頑張ったよ」
医務室で感涙にむせぶルイズとコルベール。
ちなみに燦は、二人が何か言う度に心に鋭い何かが突き刺さるような衝撃を受け続けていた。
この空気に耐えられそうに無い燦は話題をそらしにかかる。
「それはそれとして……なあルイズちゃん、使い魔って何するもんなん?」
まだ半泣きであったルイズだが、燦の問いかけに少し首をかしげる。
「そうね……とりあえず、燦は炊事洗濯掃除とかは出来る?」
「もちろん、得意分野じゃ」
「んじゃ後は、私を守るんだけど、それもサンの先住魔法なら大丈夫よね! ねえ、他にはどんな事出来るの?」
そう問われた燦の動きが止まる。
『他のて、後は歌とか……イカン、眠りの詩教えたら人魚姿誤魔化したのがバレる。詩系はダメとなると……後は……』
ぽんと手を叩く燦。
「そしたらルイズちゃんヤッパ持ってへん? 出来れば長ドスがええんじゃけど」
二人には全然理解出来ない単語である。
「何それ?」
「えっと、刃物や。それも1メートルぐらいの長い奴がええ」
「剣の事? もしかして剣使えるの?」
「うん、私それ得意なんよ」
少し期待外れの答えであったルイズ。燦の体格では武器を使えたとしても、さほどの強さは期待出来ないであろう。
「魔法は他には無いの?」
「ごめんな、私まだ子供やからハウリングボイスだけなんじゃ」
残念ではあるが、それでもあのハウリングボイスの威力は身をもって知っている。あれだけでも十二分である。
「構わないわよ。それじゃあ、そろそろ部屋に行きましょうか」
そう言って燦の手を取るルイズ。
だが、それをコルベールが止めた。
「ミスヴァリエール、実は君に話さなければならない事がある」
ルイズが振り返ってコルベールを見ると、コルベールは眉間に皺を寄せていた。
あまり良い話ではなさそうだと思ったルイズは少し身構える。
「なんでしょう、ミスタコルベール」
コルベールはルイズから目線を逸らし、僅かな躊躇の後、思い出したように陽気に言った。

「そうだ、君の治療の件があった。今回の件は授業中の事故という扱いにしておいたから、治療にかかった水の秘薬は経費で落ちたよ」
すっかり忘れていたが、治療もタダではないのである。
気を失う最後の瞬間、自分が全身血まみれになっていた記憶がある。
今は何処も痛くない事を考えるに、治療するのにはかなりの量の水の秘薬を必要としたであろう。
「助かります。結構かかりましたか?」
あらぬ方を見ながら指折り数えるコルベール。
「そうだね、全身36箇所の裂傷と耳からの大量出血。特に裂傷はどれも放っておいたら傷が残るようなものばかりだったから、通常の治療の倍の秘薬が必要だった」
改めて聞かされて冷や汗をかくルイズ。
「……結構、危険だったんですね」
「ああ。でも傷を残すなというのは学院長の指示でもあるし、君は気にしなくていいよ。確かにあれは事故だったんだから」
「本当にありがとうございます。サン、今後は気をつけてよね」
「大丈夫! もー二度とせん!」
「よろしい」
ルイズは深く頷いた後、コルベールに向き直る。
「では先生、失礼します」
そう言って二人は医務室を出ていった。
残されたコルベールは笑顔でそれを見送った後、その場にひざまずく。
「先住魔法……アカデミーにバレたらまずいですよね……しかし、ああも嬉しそうにされると……言い出しずらいです、はい」
この事は明日一番に伝えよう、それまでにサンの手に浮き出た紋章も調べておこうと心に決めたコルベールであった。



二人はルイズの部屋に入る。
ぼろぼろに引きちぎれた制服の代わりに医務室備え付けの寝巻きを着ていたルイズはさっそく服を変えようと燦に命ずる。
「サン、着替えるから下着と寝巻き取ってちょうだい」
「ん、わかった」
燦ががさごそと服を漁っている間にルイズはさっさと服を脱ぐ。
すぐに寝巻きと下着を見つけ、それを手に振り返る燦。
「ルイズちゃん、これでええん……っっ!!!!」
ルイズの姿を見た燦はその場に硬直する。
ルイズは下着も脱ぎ、一糸纏わぬ姿であった。
「そうそう、それよそれ。早く着させてちょうだい」
燦はそんなルイズの姿を指差し震えている。
「る、ルイズちゃん……やっぱり女好き好きアマゾネス……」
明らかにおかしい燦の様子に、ルイズは数歩歩み寄る。
「どうしたのよ?」

「イヤーーーーーーー!!」

悲鳴と共に放たれたハウリングボイスは、ルイズを紙くずのように吹き飛ばし、壁面へと叩きつける。
再び刻まれる全身への裂傷、そして壁面に叩きつけられた事による打撲、ほとばしる耳血。
「……二度と、何だって?」
辛うじて残った意識のままそんな事を呟くルイズ。
燦は大慌てでルイズへと駆け寄ってくる。
「ご、ごめんルイズちゃん! 大丈夫か!?」
「……無茶言わないでよ……」
「しっかり! しっかりしてルイズちゃん! 一緒に瀬戸の海を見ようって約束したじゃろ!」
「……してないし……」
「嘘じゃ……こんなん嘘じゃルイズちゃん……嘘じゃーーーーー!!」
「……そりゃ、嘘にしたいでしょうけどね、アンタは……」

「誰か! 誰かおらんの! 衛生兵! 早く来てくれんとルイズちゃんが……ルイズちゃんが死んでしまうっ!!」
「……誰かじゃなくて、アンタが助け呼んで来なさいよ。いや、ワリと本気で……」
「誰か助けて! ルイズちゃんを! ルイズちゃんを助けてーーーー!!」
「……お願い、悲鳴はいいから、早く医務室に……」

結局、たまたまルイズの部屋に来ようとしていたキュルケがこの悲鳴を聞きつけ、医務室へと連絡する。
すぐさま駆けつけた医療スタッフにより、タイヤの付いたベッドに乗せられたルイズ。
「患者は!?」
「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、上から76、53、75、系統ロリツンデレ、裂傷多数、大量の耳血に全裸です」
「出血がひどい、水の秘薬をありったけ持って来い!」
何やら騒がしい医療スタッフと、それに突き従うように後を追う燦とキュルケ。
「ルイズちゃん! しっかり! 今お医者さんが助けてくれるき!」
「……全裸で血だるまって、一体何したのルイズは?」
ベッドに横になった事で安心したのか、ルイズは静かに目を閉じる。
同時にルイズの全身がびくんびくんと跳ね出した。
「くそっ! 痙攣だ! 手術室へ急げ!」
「ルイズちゃん! ルイズちゃん!」
いきなりのルイズの変貌に真っ青になってルイズにすがりつこうとする燦。
それを医療スタッフが遮る。
「邪魔をするな! テンブレードと……」
突き飛ばされ、その場に座り込む燦。
移動ベッドと医療スタッフはそのまま正面の扉を開き、手術室へと消えていく。
扉が閉まると同時に輝く手術中のランプ。
燦はその扉にすがるように張り付く。
「お願いじゃ! ルイズちゃんを助けてあげて! ルイズちゃんを……ルイズちゃんを……」
そのまま泣き崩れる燦。
キュルケはそんなルイズの肩に手を置く。
「後は医療スタッフに任せましょう。ほら、そこのイスにかけて」
しばらくの間、泣いている燦を宥めるキュルケ。
そして落ち着いた頃を見計らって事情を尋ねた。
「一体何があったの?」
「ひっく……ルイズちゃんが女好き好きアマゾネスなんにびっくりして、つい……ぐすっ……」
「わかったわ、もう少し落ち着いてからにしましょう」
早々に事情を聞くのは諦めるキュルケ。
そこに話を聞いたコルベールが駆けてきた。
「ミスツェルプストー! ミスヴァリエールが大怪我を負ったと聞きましたが!」
「はい、今手術中です」
「何故そんな事に、怪我はどんな感じです?」
「全身に裂傷、後耳血ですわ」
それだけで状況を察するコルベール。
「……サンさん、どういう事ですか?」
燦はまだしゃくりあげながらだが、すぐに答える。
「やきに、ルイズちゃんが女好き好きアマゾネスやったんよ。私、それに驚いてしもて、つい勢いでハウリングボイスを……」
ため息をつきながらコルベールはキュルケの方を向いて問う。
「ミスツェルプストー、貴女はそんな話を聞いた事がありますか?」
「……今のでわかったんだコルベール先生は。申し訳ありませんけど、この子が何を言ってるのか私にはさっぱりです」
「ですから、ミスヴァリエールに女性を愛好する性癖があったのかと」
「あるわけありませんわ。ルイズの部屋に誰か女の子が出入りしているというのは聞いた事がありませんもの。そもそも、プライドの塊みたいなヴァリエールがそんな真似するとは思えませんわ」
「なるほど、確かにそうかもしれないな。なら詳しい事はミスヴァリエールが意識を取り戻してからだな」
不意に手術室から怒鳴り声が聞こえてくる。

どうやら手術室では何らかの展開があった模様。
「ドクター! あなた一体何処触ろうとしてるんですか!?」
「ええい離せ! 漢には人間失格とわかっていてもやらなければならん事があるのだ!」
「うおっ!? ブレード挿した状態からそんなに動いたら……ぎゃー! 傷口がー! 止血を! 止血剤を!」
「かくなる上は止む終えまい。三年生にも協力を要請する。水魔法が得意な生徒へ伝えてくれ。ロマンが君達を待っている、魂に賭けて誓おう! お触り自由であると!」

ドガン!

「水系統の三年女子に限定します。よろしいですね」
「イエスマム!」
手術室の扉が開き助手の一人が出てくると、中の様子が見える。
一人の男性医師が頭部から間欠泉の様に血を噴出して倒れ、その他の医師達は黙々と治療に専念している。
医療スタッフの配慮か、どうやら女性スタッフのみでの手術になっている模様。
「峠は越したみたいですわね。ルイズ、貴女の純潔と誇りは守られそうよ」
「それは何より」
冷静にそう呟くキュルケと、あの医師はオスマン菌にでも冒されたかなどと考えながらそっぽを向いている律儀なコルベールであった。
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