狼と香辛料 のホロを召喚
作品…狼と香辛料
行商人ロレンスと、賢狼を名乗る少女ホロが織り成す物語。
舞台設定としては17~18世紀。
産業革命にはまだ間のある欧州の様な世界観。
産業革命にはまだ間のある欧州の様な世界観。
こちらのキリスト教に近い「教会」がかなりの権力を有する世界だが、こちら程浸透してはおらず、ある区間より外は管轄外で、土着の信仰が数多く残る。
教会の勢力内においても古い神々への信仰は祭りや風習と言った形で残っている。
教会の勢力内においても古い神々への信仰は祭りや風習と言った形で残っている。
RPGの様な世界観ではあるが、戦闘描写は少ない。
むしろ商売における駆け引きや、ホロとロレンスの小気味の良い会話の妙に主軸が置かれている。
特に商戦の描写は半端なバトルよりも楽しめる、緊迫感に溢れた内容となっている。
むしろ商売における駆け引きや、ホロとロレンスの小気味の良い会話の妙に主軸が置かれている。
特に商戦の描写は半端なバトルよりも楽しめる、緊迫感に溢れた内容となっている。
召喚人物……ホロ
狼の耳と尻尾(尾の先端は白)を持つ少女。
しかし、その本来の姿は巨大な狼。
麦の生育を操る力を持ち、パスロエと言う村で数百年、豊作を司ってきた。
しかし、その本来の姿は巨大な狼。
麦の生育を操る力を持ち、パスロエと言う村で数百年、豊作を司ってきた。
日本の八百万の信仰に出てくる神に近い存在であると考えられ、本来の姿を現すと中世~近世程度の兵装ではまず対応不可能。
但し、本人は人に都合よく信仰され忘れられる「神」と呼ばれることを嫌う。
この点から信仰によって存在が確立されるタイプの神と異なり、実体のある強力な存在が神として崇められるに至ったことを伺わせる。
ホロ自身は自分も含めてその様な存在を「化身」と呼んでいる。
この点から信仰によって存在が確立されるタイプの神と異なり、実体のある強力な存在が神として崇められるに至ったことを伺わせる。
ホロ自身は自分も含めてその様な存在を「化身」と呼んでいる。
また、原作中の描写ではさほど神格が高い訳ではない。
物語中の古い寓話では、月を食らう熊や進んだ跡が皮になった蛇など、恐ろしく巨大な存在も示唆されている。
物語中の古い寓話では、月を食らう熊や進んだ跡が皮になった蛇など、恐ろしく巨大な存在も示唆されている。
その分、人々と親しみやすい身近な存在であるとも言える。
完結前の作品なので、「ロレンスに会う前の段階で召喚された」と言う状況で描写します。