ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは数日前に変な男を召喚した。自称宇宙人(宇宙人って何よ)そのうえ記憶喪失。何度も先生にやり直しを求めたが、結局やり直しは認められずに、この男と契約を行った。
なんだかんだで、この男に振り回されながらも普通の日常が流れていた。しかし、突然彼は「難題を抱えている」と私に話しかけてきた。その表情がとても真剣だったので、偶然近くにいたキュルケとタバサも一緒に聞いてもらうことになった。
「これから話す出来事が、果たしていい事か、悪い事か三人に判断してもらいたいんだ」
「わかったわ、とりあえず話してみなさい」
「ある人が食堂でデザートを運んでいました」
「はぁ?あんたじゃないの?それ」
「そのある人は記憶喪失で身寄りもなく、その上、まな板娘の使い魔でした」
「誰がまな板娘よ!!!というかあの人ってあんたでしょ!!?絶対!!!」
「別にいいじゃない、あの人で」とキュルケが言う。
「毎回思うけど、こいつはなんかムカツクの!!!」
とりあえず、このような状況では話が一向に進まない、乗馬用の鞭まで取り出したルイズをキュルケとタバサがなだめる。
数分後、ルイズも治まったので彼は話し始めた。
初日、メイドに洗濯の場所を教えてもらい、そのお礼としてデザートの配達を手伝っていたところ、食堂にいたある男性の二股がばれ、その事をメイドのせいにして怒鳴り散らしていた。
「ある人は揉め事を避けようと、遠くで気づかないふりをしようとしました」
「別にたいしたことないじゃない、悪い事でも良いことでもないわ」
「普通に悪い事じゃない、二股するほうが悪いのよ」
「ツェルプストー、あんたがそれを言うわけ?」
とりあえずこんなやり取りを聞き流し、彼は話し続けました。
自分を救ったメイドがピンチなのだから、なんとか止めようと思い、ある男とメイドの間に割って入ったらしい。
「トリステイン代表ヴァリエール家の意見」
そういって、タバサは自分の杖をマイク代わりにしてルイズに向けた。
「最悪ね5点以下です、たしかに正しい行為です。しかし、あの男、おそらくギーシュでしょう。彼はその場の空気を何とかしようとメイドに怒りをぶつけていたのです。ギーシュから見ればただの邪魔者です」
彼はまた話を続けた。どうやらあの男は自分の名前を言ったらしい。しかし、ある人は「それがどうしたと?」と言い、強く彼をたしなめたらしい。そうするとあの男は自分に決闘を申し込んできたらしい。
なんだかんだで、この男に振り回されながらも普通の日常が流れていた。しかし、突然彼は「難題を抱えている」と私に話しかけてきた。その表情がとても真剣だったので、偶然近くにいたキュルケとタバサも一緒に聞いてもらうことになった。
「これから話す出来事が、果たしていい事か、悪い事か三人に判断してもらいたいんだ」
「わかったわ、とりあえず話してみなさい」
「ある人が食堂でデザートを運んでいました」
「はぁ?あんたじゃないの?それ」
「そのある人は記憶喪失で身寄りもなく、その上、まな板娘の使い魔でした」
「誰がまな板娘よ!!!というかあの人ってあんたでしょ!!?絶対!!!」
「別にいいじゃない、あの人で」とキュルケが言う。
「毎回思うけど、こいつはなんかムカツクの!!!」
とりあえず、このような状況では話が一向に進まない、乗馬用の鞭まで取り出したルイズをキュルケとタバサがなだめる。
数分後、ルイズも治まったので彼は話し始めた。
初日、メイドに洗濯の場所を教えてもらい、そのお礼としてデザートの配達を手伝っていたところ、食堂にいたある男性の二股がばれ、その事をメイドのせいにして怒鳴り散らしていた。
「ある人は揉め事を避けようと、遠くで気づかないふりをしようとしました」
「別にたいしたことないじゃない、悪い事でも良いことでもないわ」
「普通に悪い事じゃない、二股するほうが悪いのよ」
「ツェルプストー、あんたがそれを言うわけ?」
とりあえずこんなやり取りを聞き流し、彼は話し続けました。
自分を救ったメイドがピンチなのだから、なんとか止めようと思い、ある男とメイドの間に割って入ったらしい。
「トリステイン代表ヴァリエール家の意見」
そういって、タバサは自分の杖をマイク代わりにしてルイズに向けた。
「最悪ね5点以下です、たしかに正しい行為です。しかし、あの男、おそらくギーシュでしょう。彼はその場の空気を何とかしようとメイドに怒りをぶつけていたのです。ギーシュから見ればただの邪魔者です」
彼はまた話を続けた。どうやらあの男は自分の名前を言ったらしい。しかし、ある人は「それがどうしたと?」と言い、強く彼をたしなめたらしい。そうするとあの男は自分に決闘を申し込んできたらしい。
「まぁまぁ効果的です、二股からみなの視線をそらすことが出来ます。相手は平民、メイジならば負けるはずがありません、仮に決闘を断ったときには罵倒や冷やかしの対象をある人に変えればOK!!後は彼女達の関係修復へ行くだけです。上級者は止めに入った奴も含めて砂にして息の根を止めます。それによって貴族に対する恐怖を植え付ける事が出来ますからね。その意味でギーシュは紳士的といえるでしょう。というかあんた何やっているのよ!!」
「あの人は貴族に対して脅えることなく決闘の場所へ向かいました」
「本当なの?」
「本当です。決闘に向かったある人にギーシュは七体ゴーレムを作り出し、全員で殴りかかってきました。激痛の中でそのある人は、あのメイドの姿を思い浮かべました。そして、これでよかったんだと自分を慰めました。あとは、ギーシュが殴り飽きるのを待つだけだと。しかし、あまりにもしつこかったので、次第に腹が立ってきて…まぁその・・・殴り倒しちゃったんです。かなり思いっきり」
「しかたないわ、ギーシュが悪いのよ、ねぇタバサ」
タバサもコクリと頭を縦に振る。
「でも、暴力に対して暴力で応えるなんて・・・周りのギャラリーは僕の青い血を見て、逃げ出しちゃったし」
「全然問題ないわよ!!ほとんどギーシュが悪いの。私なんかちょっと見直しちゃったわよ」
「そうかなぁ、じゃあ三人の意見は・・・」
『いい事!それはいい事です』と彼の話を聞いていた三人は言いました。
「そうか、良かったぁ。じゃあ問題は後一つだね!あの死体をどう処理しよう」
『え?』
彼が指差した方向には、顔面が陥没しピクリとも動かないギーシュの死体が置いてあった。
「あの人は貴族に対して脅えることなく決闘の場所へ向かいました」
「本当なの?」
「本当です。決闘に向かったある人にギーシュは七体ゴーレムを作り出し、全員で殴りかかってきました。激痛の中でそのある人は、あのメイドの姿を思い浮かべました。そして、これでよかったんだと自分を慰めました。あとは、ギーシュが殴り飽きるのを待つだけだと。しかし、あまりにもしつこかったので、次第に腹が立ってきて…まぁその・・・殴り倒しちゃったんです。かなり思いっきり」
「しかたないわ、ギーシュが悪いのよ、ねぇタバサ」
タバサもコクリと頭を縦に振る。
「でも、暴力に対して暴力で応えるなんて・・・周りのギャラリーは僕の青い血を見て、逃げ出しちゃったし」
「全然問題ないわよ!!ほとんどギーシュが悪いの。私なんかちょっと見直しちゃったわよ」
「そうかなぁ、じゃあ三人の意見は・・・」
『いい事!それはいい事です』と彼の話を聞いていた三人は言いました。
「そうか、良かったぁ。じゃあ問題は後一つだね!あの死体をどう処理しよう」
『え?』
彼が指差した方向には、顔面が陥没しピクリとも動かないギーシュの死体が置いてあった。
前日のバカ王の日記
退屈になって、転送装置をつかい文明保護を受けている星に行った。サモン・サーヴァントに紛れて召喚されたふりをしたのはいいが、どうも暇だ。やはりサプライズがないといけない。クラフトに次ぐ新たなる退屈しのぎ(ルイズの事)もあることだし遊んでみることにした。ここにいるのは大半が貴族らしいしので、このうちの一人が殺されたら事件になるだろう。とりあえず学園長(自分と同じにおいがする)に計画を話してみると、簡単にOKしてくれた。どうやら奴も刺激が欲しいらしい。死体役としてはギーシュという男を推薦していたので、彼の元へ行く。どうやら彼もこの計画に興味を持ったらしく、ずいぶんとノリノリだ。特殊メイクをしてやるとずいぶんとはしゃいでいた。さぁ、明日からギーシュ・ド・グラモン殺人事件の始まりだ。明日の日記はずいぶんと長くなる予感。
退屈になって、転送装置をつかい文明保護を受けている星に行った。サモン・サーヴァントに紛れて召喚されたふりをしたのはいいが、どうも暇だ。やはりサプライズがないといけない。クラフトに次ぐ新たなる退屈しのぎ(ルイズの事)もあることだし遊んでみることにした。ここにいるのは大半が貴族らしいしので、このうちの一人が殺されたら事件になるだろう。とりあえず学園長(自分と同じにおいがする)に計画を話してみると、簡単にOKしてくれた。どうやら奴も刺激が欲しいらしい。死体役としてはギーシュという男を推薦していたので、彼の元へ行く。どうやら彼もこの計画に興味を持ったらしく、ずいぶんとノリノリだ。特殊メイクをしてやるとずいぶんとはしゃいでいた。さぁ、明日からギーシュ・ド・グラモン殺人事件の始まりだ。明日の日記はずいぶんと長くなる予感。