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  • あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ
  • ゼロの看板に偽り有り-04

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロの看板に偽り有り-04

最終更新:2007年12月17日 14:39

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  • ゼロの看板に偽り有り

「チーッス。ルイズさんチーッス」
「何よアンタ?」
「はじめましてー、サワヤカな春風の精でーす」

だだっぴろい平原で、剣を背負った黒髪の青年が片手をシュタっと挙げて自己紹介。
なんか異常にダルそうだった。
キッパリハッキリ金輪際、カケラ程も爽やかではない。

「嘘でしょ」

どう見てもちょっと変わった顔立ちの平民以外には見えないのだ。
ルイズは冷静にそう判断して冷たく切り捨てる。

「イヤイヤまじでまじでー。別名ガンダールヴ」
「嘘っ!? ガンダールヴって確か始祖ブリミルを守る神の盾じゃないの!?」
「まー全部嘘なんだけどな。信じた? ププッ」
「キシャー!!」

ルイズはヘラヘラと笑うヒラガサイトに襲い掛かった。
ルイズの折檻。
鞭が唸った。蹴りが飛んだ。失敗魔法が放たれた。
ヒラガサイトに150のダメージ。
ヒラガサイトはボロボロになった。

「スンマセン! まじスンマセン! 私は愚かな駄犬です。犬っコロとお呼び下さい
この珍しいおしゃべり剣とか差し上げますから、どーかお許し下さいませ」

目の回りを紫に腫らし、唇は紫でタンコブだらけという姿で土下座する少年。
腕を組み氷の瞳で見下ろして、ルイズは聞く。

「それで犬、アンタは結局何なのよ?」
「えーこの犬めはー、ルイズさんにー、お知らせがあって来ましたー」
「……はぁ。お知らせって?」
「前回、前々回とー、魔法少女がどーのこーの言ってましたがー」
「うん、言ってたわね」
「アレー、ぶっちゃけ無かった事にして下さいー」
「なんじゃそりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

春風が吹く草原にルイズの絶叫が轟くのであった。

<ゼロの看板に偽り有り>

絶叫と共に跳ね起きるルイズ。
気が付けばそこは、いつも見慣れた自分の部屋。
いきなり叫び出した自分を心配そうに覗き込む半透明の姿は、水の精霊ウンディーネ。

「どどどどどうしたのヨ、ルイズちゃん?」
「……………………夢?」

ぽえっ? と首をかしげるルイズ。
目の前の変な物体(生物かどうかすら定かでは無い)は、昨夜自分に「魔法少女になれ」と言ったモノだ。
つまり昨日の出来事は現実だという確かな証拠。

「夢オチ?」
「何のことなのヨ?」
「いえ、何でも無い。こっちのハナシよウンディーネ。
うう……なんか犬とか変な夢見たせいで朝からヤな気分」

「朝じゃないのヨ?」
「え?」

ウンディーネの小さな指が指す先には部屋の窓が有る。
そこから差し込む光は、爽やかな春の日差し。
もっと言えば、爽やかな春のお昼の日差しだった。

「ひるーっ!?」
「そうなのヨ。お昼なのヨ。ルイズちゃんは寝すぎなのヨ」
「何で起こしてくれなかったのよ!」
「起こせって言われてないのヨ。それに私は目覚ましじゃ無いのヨ」

もっともな発言にルイズは責任転嫁を諦めた。
慌てて―――しかし途中でもう慌てても仕方ないと諦めて、ゆっくり身支度を調える。
どうせ今からでは、午前中最後の授業も途中からしか出られまい。
もう朝食は残っていないだろうが、少し早めの昼食には良い頃合だ。
そもそも、普通の学校に通っていない貴族なら昼前に起きるぐらいが普通なのだしと、ルイズはあまり気にしない事にした。
勤勉が美徳ではなく悪徳とされた地球のヨーロッパ文化と似て、ハルケギニアの多くの貴族も勤勉さとは程遠い。
普通地球で言う所の午前9時、教会の鐘が鳴る頃に起床した貴族は、それからゆっくりと身支度をする。
使用人が用意する水タライで顔を洗い、簡単に寝汗をふき取り、服を着替えて髪とヒゲを丹念に整えるのだ。
その頃には使用人達の室内での仕事は終わっているのが普通だった。
日の出と共に目覚めた家令以下の平民は、部屋を掃除し、主人の服を用意し、朝の礼拝をおこない、
主人の豪華な正餐の用意をし、自分の粗末な朝食を終えて、花を飾り水壺に新鮮な汲みたて水を注いでおく。
それらの用意がなされた頃に主人たる貴族は起き出して、山盛りに盛られたフルーツを一つ掴んで齧りながら朝食の席に着くのである。
つーか、そんなだから主人が早起きとかするとむしろ使用人が困るのだ。
貴族は寝てろと。
朝早くに目が覚めて、使用人を気遣って何時間もベッドで寂しく待ってる貴族だって居たぐらいだから。

さて、おおよその貴族にとって、平時の朝食は一番豪華なものになる。
多くの平民が野菜中心の食事を採るのに対して、貴族は下級、あるいは女性であろうとも肉食を好むのが常であった。
肉や魚の燻製、ハム、ソーセージ、サラミといった、たっぷりの香辛料が使われた保存食が中心を占めているのが普通である。
前日に狩りで獲物を仕留めていれば、晩餐会などに供されない場合はここで新鮮な肉も串焼きやステーキとなって出てくるだろう。
それから豆類や野菜を煮たものと、乳製品やタマゴなど。
豪華な食事は権力を誇示するものなので、大貴族ともなれば食べきれない程の用意がされるのも普通だった。
ついでに香辛料も権力の象徴なのでバンバン使う。
素材の味? ナニソレ? な激辛料理がスタンダードなのが貴族の食卓だ。

そんな朝餐を終えると小休止が入る。
ハルケギニアでは喫煙は一般的では無いようだが、喫茶の習慣は庶民層にまで根付いている。
お茶ではなく昼間からワインとかカパカパ飲むのも普通だった。あんなモン水替わりですよ。
それらを嗜みつつ夫人や子供達、あるいは屋敷に同居する親戚などと談笑して過ごす、安らぎの時間である。

地方領主ならば、その後は執事長から使用人の働きぶりや荘園作物の出来などを報告され、特産品の売買などの状況を聞いて指示。
現代日本の感覚からすると異常に牧歌的な農業と畜産中心の時代なので、だいたい農作物さえ作が良ければそれで良い。
闘争の用事さえなければ、領主は難しい事を考える必要はあんまり無かった。
まぁ戦争になったら殴りに行く事を考えるぐらいだが。

それから夕方まで狩猟やスポーツで汗を流して帰宅。
ハルケギニアでは読書なども一般的な娯楽なので、それを楽しむ貴族も多い。
晩餐会などを催さない場合はそのまま簡単な夕食を摂って寝るか、近隣の晩餐会に呼ばれて出向くかであった。
なお、地球のヨーロッパ貴族は入浴すると肌が弱って毒素が入るとして忌避したものだが、ハルケギニアの貴族はそれより随分清潔だ。
湯を張った風呂、蒸気サウナ、それに温泉なども楽しまれている。
これは魔法でそれらを用意するのが簡単だと云う事も無関係では無いだろう。
ともかく、汗を流してサッパリしたら、夜の生活を楽しまない貴族はそのまま就寝である。

つまり、基本的に貴族というのは怠惰なのだ。
むしろ怠惰こそ美徳。怠惰イズ・ゴージャス・アンド・ビューティフル。
生活について回る労働を平民に任せる部分が多いほど大貴族であるという認識すら存在したし、
「必要な事」を全てそぎ落とし「無駄な事」だけをするがゆえに文化の担い手たるという一面もある。

領主は領民の家長的存在であり、ひとたび戦争ともなれば名誉をかけて領民を守護する戦士であるという価値観は強固だが、
裏を返せば平時には何もする事が無いのが貴族の本質だったりする。
まぁ戦争以外にも現代日本で言う所の行政権司法権立法権裁判権軍事権の全てを持っているヴァリエール公のような大領主ともなれば、
裁判や兵士の指揮なども行う場合も有ったが、それだって代官に一任している方が多いのが実状だったり。
経済学とか帝王学とか知ったこっちゃないのだ。中世ヨーロッパレベルの文明社会では。

そんな中で、ルイズは珍しいぐらい勤勉なタイプだと言えるだろう。
と、ゆーか、わざわざ学校に行って魔法の腕を磨こうとする学院生徒全体が、おりこうなキャリア組と言っても言いはずだが、
ルイズはその中にあっても特に生真面目で禁欲的な、悪く言うと頑なで面白味の無い娘である。
そんな彼女だから、授業をサボって朝寝するなど初めての事だった。
一方で、真面目さとはまるで縁の無い貴族の娘も居る。
つまり、向かいの部屋に住むキュルケ・フォン・ツェルプストーさんの事だが。

昨夜もハンサムな上級生と一夜のアバンチュールを楽しんだキュルケは、
一番鳥の鳴き声と共にマントを抱えて男子寮へと走って帰るハニーを見送った後、存分に惰眠を貪った。
ちなみに相手は流水のステックとかそんな名前だったが、キュルケの桃色脳細胞はもう覚えていない。
昼前になってやっと目覚めた彼女は、シーツをどかすと全裸でウーンと背伸びをした。
キュルケにとって下着はあくまで自分を美しく見せるための装身具なので、冬場はともかく寝るときは全裸の方が好きだった。
腕を上げ下ろしする度に褐色の豊満な双丘がプルルンと揺れて眼福だが、残念ながら見る者は居ない。
それでも誰かに見せ付けるように殊更ゆっくりと起き上がって、ベットサイドの水差しからワインを注いで一気に煽る。
ゴクンと鳴る喉、シーツの海に沈む太腿、どれも匂い立つような色香に溢れていた。
カットグラスのコップを水差しに戻し、キュルケは大きく息をついて、それからやっと制服に着替え始めた。
形の良いシリを揺らしながら、鼻歌と共にレースの下着やシャツ、スカートにマントを身に付けてゆく。
あまり寝癖は付かない髪質なので軽く整えるだけで、後は香水をふる程度。
手早く身支度を整えてから、昨日召喚した使い魔のフレイムを軽く撫でる。
なお、変温動物であるトカゲは普通貴族と同じく日中暖かくなってから活動を開始するが、火トカゲもそうであるかは定かでない。
でもまぁともかく、キュルケが起床するまで大人しく待っていた火トカゲのフレイムは、ご主人様について部屋を出た。
と、そこで彼は珍しい存在に出会うこととなる。
それは水のような、フワフワと浮かぶ半透明の少女のような物体。

(なんだい。水の精霊サマじゃないですか)
(あらこんにちはなのヨ、火トカゲさん)

こう見えてもウンディーネは、古い古い、長い長い命を持つ水の精霊のヒトカケラだ。
カケラと言っても水の精霊は全体が一つで一つが全体なので、それは全て大元の精霊に等しい。
更に人の心を操ったり、肉体を自在に操る水の精霊は、ハルケギニアの生物達からもそれなりに敬われている。
その事は火竜山脈の火トカゲも例外では無いので、フレイムも礼儀正しくかしこまって見せた。

(こんちお日柄もヨロシク。こんなトコで何をしてらっしゃるんで?)
(ああ、それは―――)
「あらヴァリエール、どうしたのよその透明なのは?」
「見て判らないかしら成り上がりのツェルプストーには。
この子は私の使い魔よ。水の精霊でウンディーネって言うの」
「……あなた、昨日は変な怪人を召喚してたじゃない」
「あの後で召喚したのよ! まぁコレが私の実力ってコトよね!!」

ウンディーネが答えるよりも先に、ルイズはその薄い胸を張って勝ち誇って言う。
フレイムは主人達の会話を聞いて大体の所を理解した。

「ああ、昨日の夜変なポーズで踊ってたのは、ひょっとして使い魔召喚をしてたの?」
「ま、まあね! あの時はツェルプストーに邪魔されたけど、こうして無事召喚出来たのよ!」
(つまり、姐さんはこの人間の使い魔になったって事ですか)
(正確には使い魔のフリをするように頼まれたのヨ。って、コレは人間にはナイショヨ?)
(へい。決して言いませんとも。尤も、言いたくても聞いてもらえませんがね)

使い魔同士にしか通じない先住言語で話し合う2体の使い魔。
人間には唸り声にしか聞こえないので主人達に聞かれる心配は無い。

ついさっき、魔法少女として選ばれたルイズは喜んで誰かに魔法を見せたいと言ったのだが、
それは「魔法少女は正体を知られてはいけない」と言うルールに反するからとウンディーネに止められてしまった。
そこで、交換条件としてウンディーネがルイズの使い魔のフリをする事になったのである。
なにせ偉大なる水の精霊が使い魔ともなれば、メイジにとって素晴らしいステータス。
トリステイン王家と盟約を結び、本来専門の巫女だけが交渉役を担う精霊の主人となれば、ルイズの株はストップ高に高騰モノだ。
その証拠にキュルケも使い魔としての水精霊の凄さは認めて、自分の使い魔自慢は取りやめるほど。
流石の火竜山脈の火トカゲと言えども、水の精霊の前ではガクンと格が落ちるのである。

「一応おめでとうと言っておくわ。せいぜいワガママ言って使い魔に見限られないようにね」
「なっ、ししししし失礼な事言わないでよね、ツェルプストー!!」

それでも一言チクリと嫌味は忘れずに言って、キュルケはフレイムを連れてその場を去る。
その様子はいつもと変わりなかったが―――フレイムには主人の様子が平静では無い事が感じ取れた。
ご主人様は機嫌が悪い。
ツェルプストーのヴァリエールに対するライバル意識と言うのは、けっこう強烈なのだった。

一方上機嫌なのはルイズである。
嫌味こそ言われたが、あのツェルプストーに勝ったのだと意気揚々。
アルヴィーズの食堂で無理を言って用意してもらった早めの昼餐をゆっくりと楽しみ、後からやってきた生徒達の視線を存分に浴びた。
誰もが認め、驚き、感心する使い魔・水の精霊。
元水精霊の巫女の家系であり、ルイズとも度々衝突していたモンモランシーが静かなのは不満だったが、
とにかくルイズはその日すっかり普段の溜飲を下げたのであった。

ちなみにモンモランシーが静かだったのは、新しい恋に上の空だったからだ。
頭の中がドクロでいっぱいと言う、ハタから見たらキモイ状況。
そのせいで、ルイズの連れている精霊にも無反応なのであった。
なお、天日干しドクロ仮面を蛙苺責めで半殺しにするのは、この数刻後の事である。

そんな各人各様な使い魔召喚の翌日から一夜明け、次の日の事。
事件は起こった。
貴族の子弟達が午前中の授業へと寮から向かって行く朝。
さわやかな日差しを遮るように中庭に現れたのは、巨大なゴーレムだった。
それも、普通のゴーレムではない。
まるで鎧を着た乙女を模したような、青銅の色を持つ少女人形。
ギーシュの生み出すワルキューレを数十倍に巨大化させたようなゴーレムが、腕を組んで仁王立ちしていた。
とゆーか、ソレはギーシュのゴーレムに間違いない。

「うわーっはっはっはっはっ!! 学園の美少女は全員ボクのものだ!!」

本塔のてっぺんが腰の位置にある巨大なゴーレム頭上にはギーシュの姿が有るからだ。
全長150メイル超の巨体の頂上で豆粒にしか見えない少年の眼は、なんかグルグルになってる。

「おーい、なんかギーシュが馬鹿なことしてるぞー」
「なんか馬鹿な事を言ってるなぁ」
「ワルキューレビーム!!」

グルグル目でもギーシュは悪口に敏感だった。
超巨大ゴーレムを見上げてザワザワしている上級生の群れに叩き込まれる、ワルキューレの眼から発射される極太レーザー。
派手な爆発が起こった後には、服だけを消されて全裸になった少年少女達が居た。

「こっ、これは脱げビーム!?」
「いいぞギーシュ! もっとやれ!!」
「ワルキューレビーム!!」

歓声を上げる男子生徒の群れに脱げビーム。
正直止めて欲しい。
しかしこのビーム、服のみならず杖すらも消してしまう効果があるため、対メイジ兵器としては馬鹿にできなかった。

ほうほうのていで寮へと逃げ出す全裸生徒達。
当然のように恋人を脱がされた男子生徒や、身の危険を感じた女性とが反抗の狼煙を上げる。
ワルキューレへ向けて次々と打ち込まれる魔法の数々。
しかし、あまりに巨大すぎる敵に、彼等と彼女等の攻撃魔法まるで歯が立たなかった。
そもそも、目標が遠すぎてギーシュには届きすらしないし。

「ワルキューレビーム!!」

攻撃の代償は反撃を受ける事に他ならない。
ギーシュに歯向かった生徒達は次々と脱げビームの餌食になる。
ビーム自体が極太のため、周囲に居た無関係な生徒も全裸になって学院は阿鼻叫喚。
ただし、黄色い悲鳴に混じって野太い歓声なんかも上がっている。

「いいぞギーシュ! もっとやれ!!」
「ワルキューレビーム!!」

若さを暴走させる彼等に、学習能力はあんまり無い。

「なにをしているのですか!」
「いったい何の騒ぎだねこれは!」
「ワルキューレビーム!!」

凶行を止めようと現れたミス・シュヴルーズやミスタ・ギトーまでもが全裸にされてしまう。
正直止めて欲しい。
まぁとにかく、学院は今や全裸だらけ。
このままでは風紀は乱れに乱れてしまうに違いない。

その時だった。
女子寮から、周囲の騒ぎにも気が付かずに一人の少女が現れたのは。
その少女とは『香水』のモンモランシー。
自分が恋する幼馴染の登場に、グルグル目ギーシュの心拍数は上ってヒートアップする。

「ああ、ボクのモンモランシー! 美しいキミの全てをボクに見せておくれっ! ワルキューレビ―――」
「そこまでよ!」

ギーシュがけっこうシャレにならないエロ暴走行為に手を染めようとしたその瞬間。
ギーシュの目の前に1人の少女が現れていた。
年の頃なら8~9歳ぐらいだろうか。
ちいさな身体を包むのは、薄い桃色のワンピース。
ピラピラでフワフワでポワポワな服なのに、手足は無骨な鋼の手甲脚甲で覆われていた。
ピンクの髪を纏める大きなリボンは身長よりも長く波打って延び、胸の宝玉には無限を表す∞の紋章。
手には、身長の二倍はあろうかと言う長剣が握られていた。

「……あれは」

本塔外壁の影で混乱を見守っていたゴスロリ魔法少女シャルロットちゃんが目を見開いた。
悪の魔法少女が注視する中、新たな魔法少女が堂々と名乗りをあげる。

「剣戟系ガチンコ魔法少女、ソーサル・ゼロ! 只今参上!!」
「いくぜソーサル・ゼロ。デビュー戦だ!」

お供のマスコット剣・デルフリンガーの声に呼応して、剣を握った左手鉄甲に浮かぶルーンが光を放つ。
この魔法少女こそルイズが変身した、虚無の使い手たる姿。
彼女自身の願いとは正反対に、直接攻撃を得意とする肉弾専門魔法少女なのであった!

第四戦
――○オヤスミ中なルイズVSドリームなサイト●――決まり手はいつもの折檻
新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん、第五話へ続く!

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