「使い魔との親交を深めているようですなミス・ヴァリエール」
「これはミスタ・コルベール」
「これはミスタ・コルベール」
医務室に頭髪の薄い男が入って来た。
ルイズの反応からしてこの男は教師なのだろう、とラプターは判断した。
コルベールはラプターに視線を移した。
ルイズの反応からしてこの男は教師なのだろう、とラプターは判断した。
コルベールはラプターに視線を移した。
「ほう。あなたがミス・ヴァリエールの召還した使い魔ですな」
「今はそういうことになっている」
「それで、あなたの名前は?」
「ラプター、そう呼ばれている」
「今はそういうことになっている」
「それで、あなたの名前は?」
「ラプター、そう呼ばれている」
自分達からすれば異質であろうラプターにあっさり話を振ったコルベールに、ルイズは少し驚いた。
そして、コルベールが両手に何かを持っているのに気付いた。
そして、コルベールが両手に何かを持っているのに気付いた。
「...それは俺のクローか」
「はい。少し調べさせて頂きました。実に高等な技術で作られ、材質もまったく未知の物です」
「そうか。こいつをどうする気だ?」
「あなたにお返ししますよ。平民とはいえ武器を取り上げる権利は、我々にはありませんので」
「はい。少し調べさせて頂きました。実に高等な技術で作られ、材質もまったく未知の物です」
「そうか。こいつをどうする気だ?」
「あなたにお返ししますよ。平民とはいえ武器を取り上げる権利は、我々にはありませんので」
どうやら武器ということは解っているらしい。だが「コレ」の威力を知らないようだ。
特殊合金も易々と引裂き、恐竜の首をはねとばす威力を。
この世界での平民が持つ武器と同程度か、あるいはそれに毛が生えた程度と考えているのだろうか。
ならそう思わせておいてもいいだろう、そうラプターは考えていた。
特殊合金も易々と引裂き、恐竜の首をはねとばす威力を。
この世界での平民が持つ武器と同程度か、あるいはそれに毛が生えた程度と考えているのだろうか。
ならそう思わせておいてもいいだろう、そうラプターは考えていた。
「ちょっとラプター!主人の私を放っておいて勝手に話を進めないでよ!」
「ならお前から話に入れば良い」
「~~~~~っ!!!」
「ならお前から話に入れば良い」
「~~~~~っ!!!」
割り込んで来たルイズを淡々と受け流すラプター。
コルベールはそれに苦笑しながら席を外した。
コルベールはそれに苦笑しながら席を外した。
「部屋に戻るわよラプター」
「ああ」
「...あんたねえ!もっと愛想よくできないの!?」
「生憎そんな訓練は受けてないんでな」
「あーもういいわ!とにかく付いてなさい!!」
「ああ」
「...あんたねえ!もっと愛想よくできないの!?」
「生憎そんな訓練は受けてないんでな」
「あーもういいわ!とにかく付いてなさい!!」