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  • あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ
  • サイヤの使い魔-19

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

サイヤの使い魔-19

最終更新:2010年01月04日 19:43

匿名ユーザー

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  • サイヤの使い魔


酔い潰れたフーケを引き摺って、比較的小奇麗な道端に寝かせると、ルイズは置き去りにされた荷物を取りに戻った悟空を見送った。
絡まれて暴れたのと、慣れない酔っ払いの介抱で少し疲れた。
ルイズはスカートが汚れるのも構わずに、フーケの隣に腰を下ろした。

「はあ……。これじゃいつまでたってもアルビオンに行けないじゃない……」
「ルイズ」

荷物を抱えて戻ってきた悟空が、ルイズに声をかけた。

「何?」
「おめえ、ここで荷物とフーケを見ててくれ。オラちょっとギーシュ達の所に行ってくる」
「ギーシュ達ですって…?」
「ギーシュとタバサとキュルケと…あとワルドってやつかな……。どうもこっちに来てるみてえなんだ」
「なんですって!?」

子爵様が? ギーシュ達と? 何で?
ルイズは跳ねるように立ち上がり、悟空の服を掴んだ。

「ちょ、ちょっとそれってどういう事?」
「わかんねえ。だから行って訊いてみる。それに、もしここを目指してるんなら、そのまま瞬間移動で連れて来ちまった方が早えだろ」
「わたしも行く!」
「いや、おめえはここに居てくれ。今のフーケの気は弱っちくって、離れたら殆ど感じられそうにねえんだ」
「あ、ああ、そう…。戻るのにわたしが居ないといけないってわけね。わかったわ」
「んじゃ、行ってくる」

ピシュン。
お決まりの音を聞いた後、ルイズは再び腰を下ろし、立てた膝を支えにして頬杖をついた。
ちらとフーケの様子を伺う。かすかに上気した艶っぽい顔をだらしなく弛緩させ、眠りこけている。
うう~んと悩ましい呻き声を出して寝返りをうつとロングスカートの裾がずり上がり、むっちりとした白い太腿が露になった。
ため息をつき、ルイズはそれを直してやった。



ラ・ロシェールから離れたところにある峡谷で実体化した悟空は、その場から急速に遠ざかっていくワルド達の気を感じた。
どうやら、一瞬送れて登場してしまったらしい。
すぐさま悟空は一行を飛んで追った。
幾重にも曲がりくねった峡谷の壁面に沿って飛んでいくと、数百メイル先にタバサの風竜、その少し先にグリフォンが飛んでいるのが見えた。
悟空はスピードを上げ、シルフィードに並んだ。

「よう」
「ゴクウ! ルイズは?」ギーシュが訊いた。
「ラ・ロシェールだっけか。そこにいるぞ。おめえらは何でここにいんだ?」
「わたし達もそのラ・ロシェールに行くところなのよ」
「やっぱそうか。そんじゃ、オラが瞬間移動で連れてってやる」
「助かる」タバサがぽそっと呟いた。
「あいつも一緒なんか?」
「ああ、子爵様? そうよ。ていうかあの人、あんた達の任務――何だかは知らないけどね――の同行を命じられていたらしいわよ?」
「そうなんか? オラ知らなかったけどな」
「まあそういうわけだから、子爵様も連れて行ってくれないか」
「わかった」

悟空は前を行くグリフォンの元へと向かった。
ワルドはまだ悟空に気付いていないようだ。

「オッス」
「えひゃい!!」

いきなり至近距離から声をかけられてどこかの偽物のような悲鳴をあげたワルドは、反射的に声のした方向を振り返ろうとしてバランスを崩し、グリフォンから真っ逆さまに落ちた。
地面に達する寸前悟空が足首を掴み、辛うじて地上への激突は避けられた。

「わりぃわりぃ。大丈夫か?」
「だ、だい、じょう…ぶだ」

そのままグリフォンの背中に乗せられたワルドは、まじまじと悟空を見た。

「ルイズの使い魔くんだね。名前は?」
「オラ悟空。孫悟空だ」
「……ええと、『ソン』のほうが名前かね?」
「いや、ゴクウが名前だけど」
「苗字が先に来るとは珍しいな…」そう言って、ふと、昔そんな命名規則の連中と交流があったことを思い出した。「東方系なのかね?」
「オラ、よくわかんねえ。オラがいたとこじゃ苗字と名前に分かれてる奴は殆どいなかったんだ」
「そうか…」

ワルドは一瞬、この男はエルフと関わりがあるのではと訝ったが、どう見ても耳が尖っていないのでその線は無いだろうと思い直した。
領地を持たない平民であれば苗字を持つ者がそう多くないのは考えるまでも無い。

「それで、いったいどうしたのかね?」
「おめえ達がラ・ロシェールに行こうとしてるみてえだったから、オラが一気に瞬間移動で連れてってやろうと思ってさ」
「そうか、…それは助かる」



――ピシュン。
実体化した一行の中に憧れの人物の顔を見つけ、ルイズは反射的に立ち上がった。
いるのは聞いていたが、実際にその相手を前にすると、かける言葉が出てこない。

「…ワルド様……」

震える声で、名前を呟くのが精一杯だった。
名前を呼ばれたワルドは、人懐っこい笑みを浮かべた。

「久しぶりだな、僕のルイズ」
「お……お久しゅう、ございます」

ワルドはルイズのもとへ行き、軽々と彼女を抱え上げた。
ルイズは頬を染めてされるがままになっている。
キュルケが密かに舌打ちをした。

「相変わらず軽いなきみは! まるで羽のようだね!」
「は、恥ずかしいですわ」
「ご苦労、使い魔くん。それにしても凄いことができるんだな、君は」
「昔仲良くなった連中に教えてもらったんだ」
「それにしても、何でこんなところにルイズを待たせていたの?」
「実はよ……」

悟空が身振りでルイズがいた場所を示すと、ギーシュ達に緊張が走った。

「あれはフーケじゃないか!」
「ちょっと! あんた達あいつと一緒にいたの?」
「詳細希望。400字以内で」
「いやあ、オラも何が何だかよくわかんねえんだけど」
「彼女は僕の保護観察下に置かれている」ルイズを抱きかかえたまま、ワルドが言った。「ルイズ、君の任務への協力を条件にね」

視線が2人に集まった。ルイズは「信じられない」という顔でまじまじとワルドの顔を見た。
大間抜けの低脳は、よりによって憧れの子爵様でした。
ルイズの顔を汗が流れた。予想外すぎる展開に思考が追いつかない。

「……それで、その彼女だが、何で寝ているんだい?」
「酔い潰れました」やっと我に返ったルイズが言った。

今度はワルドの顔に汗が流れた。
マチルダの奴、そんなに大量に飲んでいたのか? それとも、元々酒にはあまり強くないのだろうか?

「あ、そう……」
「それよりも僭越ながら子爵様、何でこんな奴を連れてきたんですか? 彼女は凶悪犯ですよ?」ギーシュが言った。
「うむ、実は彼女はアルビオンの出でね。現地のガイドとして協力して貰おうと思ったわけだ」
「そうなの?」と、キュルケ。
「知っての通り、アルビオンは今や内乱状態だ。現地の地理に聡い人間が一人いた方が心強いと思ってね」

無論これは嘘だ。マチルダがアルビオンの出なのは事実だが、産まれはサウスゴータである。
行ったことくらいはあるかもしれないが、遠く離れた地であるニューカッスル城の地理に聡いはずが無い。
観光客に説明する以上の道案内ができるとは到底思えなかった。
とはいえ、これは好機だ。
マチルダがすぐに動けないのであれば、それを十分利用させてもらえばいい。

「さて、いつまでも道端に寝かせておくわけにも行かないな。彼女を起こして、ひとまず宿を探しに行こう。今ならまだ良いところが開いているだろうし」
「え? アルビオンに行くんじゃあ…」と、ギーシュ。
「これだけの大人数だ。あの風竜に乗せるのはちと酷だろう。船で行くとしよう」

だったら悟空に…と言いかけて、ルイズは悟空が瞬間移動でアルビオンに行けないのを思い出し、その言葉を口に出すのをやめた。
それに、ワルドがフーケに道案内をさせるというのだ。
ニューカッスル側とどうやってコンタクトを取ろうか考えあぐねていたルイズにとっては、ある意味渡りに船であった。

「ルイズ、どうすんだ?」悟空が聞いた。
「子爵様と一緒に行きましょう。あんたが使えないってわけじゃないけど、その方が心強いし」

ルイズからのフォローに、ワルドは何とか自分の思惑通りに事が動いてくれたと密かに安心した。

「それなら、どうして船着場に行かないの?」ルイズが尋ねた。
「今日は一泊して、明日の朝一番の便でアルビオンへ立つ」

今から行けば午後の便があるかもしれないが、それではアルビオンへ着くのが真夜中近くになってしまう。
闇の中を行軍するのは危険だし、何より肝心のガイドがこれでは動くに動けない。
そう説明すると、ワルドは未だ寝ているフーケの傍らにしゃがみ込み、小声で囁いた。

「起きろ、サウスゴータ」
「…ぅん……」

声に反応はしたものの、かすかに呻いただけで、起きる様子は無い。
ワルドは少し語気を荒げて言った。

「おい、妹が呼んでるぞ」
「てふぁっ!?」

謎の声を上げて、フーケがガバと起き上がった。
血走った目でキョロキョロと辺りを見回し、ワルドの傍らに付き添うルイズの姿を認めると、慌ててワルドから引き剥がした。

「にょわっ!」ルイズが珍妙な悲鳴を上げた。
「あんたぁ!! 人の妹に何手出してんだい!!」
「おはよう」と、ワルド。
「は?」

だんだんとフーケの目に焦点が結ばれ、抱き寄せたルイズの顔とワルドを不思議そうな顔で交互に見た。

「あれ? これはヴァリエールの娘っこや」
「……おはよう」ワルドが溜息をついた。
「いいから離して」むくれた顔のルイズが迷惑そうに言った。



ラ・ロシェールで一番上等な宿『女神の杵』亭に泊まることにした一行は、一階の酒場で寛いでいた。
めいめいが頼んだ料理に舌鼓を打っている。流石に上等な宿だけあって、料理の質も一級品である。
悟空の姿は無い。腹ごしらえが済んでいるので、午後の修行に行くためデルフリンガーを持って何処かに飛んでいた。
フーケも羞恥と急に起きたことによる二日酔いで、言葉少なに自室へと引き篭もっていた。
……のだが、頭痛に耐えかねたのか、先ほどから隅の席で「迎え酒」と称して顔色が悪いままエールを呷っている。
そこに、桟橋へ乗船の交渉に行っていたワルドとルイズが帰ってきた。
ワルドは席に着くと、ウェイターにアンディーヴのグラタンを注文し、エールを一口含んで困ったように言った。

「参ったな。アルビオンに渡る船は明後日にならないと出ないそうだ」
「急ぎの任務なのに……」ガルディアン・ド・トロ(盛ったカマルグ米の周りに牛スジ肉の煮込みを盛り付けた料理)を頼んだルイズが口を尖らせた。
「あたしはアルビオンに行ったこと無いからわかんないけど、どうして明日は船が出ないの?」と、キュルケ。
「明日の夜は月が重なるだろう? 『スヴェル』の月夜だ。その翌日の朝、アルビオンが最もラ・ロシェールに近づく」
「いざとなれば臨時便も出せるけどぉ、ここ最近は風石が高価いからね。船を出す側も燃料を節約しようと必死なのさぁ」妙に間延びした声で、フーケが助け舟を出した。
「ところで、ルイズの使い魔くんは何処に?」
「ゴクウなら、午後の修行に行くと言って子爵様の少し後に出かけていきましたが」
「そうか……。彼に用があったのだがな」
「何ですか?」ルイズが尋ねた。
「いやなに、ごくごく個人的なことさ」



「はあああああああ………!!!」

ラ・ロシェールから数リーグ離れた洋上。
超サイヤ人に変身し、ルーンの刻まれた左手でデルフリンガーを逆手に持った――元々棒術使いなので、身体の下方に長物が伸びている方がしっくりきた――悟空が気を込めていた。
トリステインにいた時のように陸地で修行をしたら地上にダメージを与えかねない。
それでわざわざ海上に出たのだが、その配慮は功を成していた。
下を見ると、水面からは十分に高度を取っているのに、悟空を中心として海面が轟音を立てて渦を巻いている。
上に視線を転じれば、四方八方から雲が悟空のほうに引き寄せられ、中心に到達するとそのまま上へと吹き上げられている。
湿度も電位も異なる雲が一箇所へと集まっているために、台風の目のようにぽっかりと開いた雲海の中心では、時折雲間放電が起きていた。
ちょっとしたスペクタクルである。
「うほおおおすげえすげえ!! いいぞ相棒! もっとだ! もっとやれ!!
 !……思い出したぞ!! 俺の知ってる『ガンダールヴ』もそうやって力を溜めてたんだ!!」

興奮状態のデルフリンガーが、風と波の音に負けまいと盛んにわめいている。
悟空のルーンが光る。その輝きを受け、錆付いたデルフリンガーの刀身も光る。

「相棒、『ガンダールヴ』の強さは心の震えで決まる!! 怒り! 悲しみ! 愛! 喜び!
 何だっていい! とにかく心を振るわせな!!」
「心を振るわせる?」

悟空は気を込めるのをやめ、金色の炎をかき消した。超サイヤ人の特徴である逆立った金髪はそのままである。

「ん? どうした相棒」
「…うん。ちょっと、気になることがあってな」

そう言うと悟空はデルフリンガーを数回、左右の手に持ち替えた。繰り返すうちに、悟空の疑念が確信へと変わっていく。
左手でデルフリンガーを持った時だけ、悟空の精神が干渉を受ける。
ちょうど超サイヤ人に目覚めたばかりの頃と同じ、凶暴性が増した軽い興奮状態になっているのだ。
精神と時の部屋での修行で克服したはずの感覚が、この剣とルーンの相互干渉によりまた戻ってきていた。

「やっぱし…」
「何がやっぱしなんだ?」
「昔は超サイヤ人になると落ち着かなくなってたんだ。元々怒りで目覚めるもんらしかったからな。
 修行で変身してても平常心を保てるようにしてたんだけど、おめえを握ってると…つうか、このルーンが光ってると、またあの頃のざわついた感じになるんだ」

悟空は超サイヤ人の変身を解いた。
するすると鞘に収められながら、デルフリンガーが尋ねる。

「勝手に怒りで心が震えるってことか」
「ああ。でも、これはこれでいいのかもしんねえな。悟飯が超サイヤ人の壁を超えたのも、やっぱ怒りで切れたのがキッカケだったしよ。
 平静なまんまじゃ、いつまでたっても壁は超えられねえ。やっぱおめえを買ったのは正解だったみてえだな、デルフ」
「俺っちも役に立つだろ」



食後、ワルドはブツブツと悟空に戦いを吹っ掛ける言葉を考えていた。
マチルダの時はルイズたちが振ってくれたおかげでうまく凌げた。今度は本当に自分ひとりの力で何とかしなければいけない。
実力でははるかに悟空が上なのだが、ワルドは強い戦士と戦えると思うだけでワクワクしていた。
それにしても、なかなか言葉がまとまらない。
やはりこういう頭を使う作業は苦手だ。

『使い魔くん、僕と戦え』
『使い魔くん、僕と手合わせ願いたい』
『使い魔くん、僕と模擬戦でもやらないか』
『使い魔くん「ただいまー! ふひーっ、ハラ減ったぞー!!」』

ワルドの思考は、帰ってきた悟空の言葉により遮られた。

「あ、おかえりゴクウ。ワルドがあなたに用があるってさっきから待ってるわよ」
「オラに?」

紅茶を手にしたルイズに言われ、悟空はざっと室内の様子を伺った。
フーケは相変わらず一人でエールをちびちびやっている。頭が僅かにこちらを向いているので、部外者を決め込むつもりではなさそうだ。
タバサは一時も休まず、目の前に置かれたハシバミ草のサラダを一心不乱にもぐもぐと噛んでいる。
キュルケは既に食事を終え、小ぶりの鏡とにらめっこしつつ唇にルージュを引いている。
ギーシュも食後の紅茶をルイズと楽しんでいる。
そしてその奥、壁に沿って置かれた長椅子にリラックスした様子のワルドがどっかと座っていた。

「オッス」
「おくぎゅ、おかえり」

噛んだ。
まずい、動揺している。
目が泳ぎそうになるのを堪え、心を落ち着かせようとワルドは冷静な顔を崩さずにあごひげを撫でた。
心臓が早鐘のように鼓動を打っている。

「暇を惜しんでの特訓とは精が出るね」
「まあな。オラに用だって?」
「うむ。実は……」

焦るあまり、ワルドの頭から全ての修飾語が消し飛んだ。

「やらないか?」

フーケが盛大にエールを吹いて咳き込んだ。
タバサの顎の動きがぴたりと止まり、目だけがつつつと横に動いて悟空たちの様子を捉えた。
キュルケは汚物を見るような表情で顔だけ悟空たちの方向を向き、その頬にルージュの線を引いた。
紅茶のお代わりを注いでいたギーシュは動きを止め、カップから紅茶が溢れるのにも気づかず二人に視線が釘付けになった。
ルイズは鳶色の瞳を輝かせ、小声で「攻めだ!」と呟くと両手でガッツポーズを取った。

「なんだって?」
「失敬」ワルドは微かに頬を赤らめ、咳払いをした。「僕と手合わせ願いたい」
「おめえと?」
「どうだね?」
「いいぜ」
「そうか!」はやる気持ちを隠そうともせず、ワルドは腰を浮かせた。
「けど、その前にメシ食って腹ごしらえだ。オラ腹減っちまってよ」

すっくと立ち上がったワルドがそのままの勢いで前にぶっ倒れた。



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