時間です 始めます
とりすていん大王 12回目
「では、頼みましたよ ルイズ」
今回のお話はルイズがアンリエッタ姫から市井の調査を命令された事から始まります
今回のお話はルイズがアンリエッタ姫から市井の調査を命令された事から始まります
最初ルイズはお父さんと一緒に街の調査に行く予定でした
しかしすでにトリステイン中の話題をかっさらったお父さんです 目立ってしまうため隠密行動は出来ません
そこでお父さんは別行動でルイズ一人で調査に出かける事にしました
しかしすでにトリステイン中の話題をかっさらったお父さんです 目立ってしまうため隠密行動は出来ません
そこでお父さんは別行動でルイズ一人で調査に出かける事にしました
「さて・・・手始めにどこに行こうかしら?」
そう言いながらルイズがむかった先は酒場です
ルイズは考えました、多少なりとも調査費としてアンリエッタ姫からお金は貰っていてもそこまで多くありません
情報が多く飛び交う場所と言えば人が集まる場所、始めはカジノでお金を増やそうかと思いましたが
お父さんが怖い顔で
「ルイズは学生なのにカジノに行くと言う・・・」
と言うので仕方なく諦めました 残った選択肢が酒場だったのです
まずは本屋でトリステイン観光おすすめMAPを立ち見します その中の3,4件の酒場に絞りをつけて繁華街に直行しました
まだ日の高い時間ですが何件かは営業しているようです
その中でも特に繁盛しているお店にルイズは入っていきました
そのお店の看板には『魅惑の妖精亭』と書かれています
そう言いながらルイズがむかった先は酒場です
ルイズは考えました、多少なりとも調査費としてアンリエッタ姫からお金は貰っていてもそこまで多くありません
情報が多く飛び交う場所と言えば人が集まる場所、始めはカジノでお金を増やそうかと思いましたが
お父さんが怖い顔で
「ルイズは学生なのにカジノに行くと言う・・・」
と言うので仕方なく諦めました 残った選択肢が酒場だったのです
まずは本屋でトリステイン観光おすすめMAPを立ち見します その中の3,4件の酒場に絞りをつけて繁華街に直行しました
まだ日の高い時間ですが何件かは営業しているようです
その中でも特に繁盛しているお店にルイズは入っていきました
そのお店の看板には『魅惑の妖精亭』と書かれています
「「「いらっしゃいませぇ~」」」
店員の案内でカウンター席に座ったルイズはワインと生ハムを頼むと回りの人々の話に耳を傾けました
店員の案内でカウンター席に座ったルイズはワインと生ハムを頼むと回りの人々の話に耳を傾けました
「アンリエッタ姫は結婚するのか?」
「姫がアルビオンに嫁いだら誰がこの国の王に?」
「チュレンヌは嫌なヤツだ」
「ヤツは税を水増ししてるらしい」
「聞いたか?ワルド子爵が反逆したらしいぞ」
「何、三人のシュバリエがまた倒すさ」
「ねぎうまー」
「ジョセフ王が仕事を放棄して退位の準備を進めているらしい」
「怪しい人物を山奥の廃屋で見た」
「姫がアルビオンに嫁いだら誰がこの国の王に?」
「チュレンヌは嫌なヤツだ」
「ヤツは税を水増ししてるらしい」
「聞いたか?ワルド子爵が反逆したらしいぞ」
「何、三人のシュバリエがまた倒すさ」
「ねぎうまー」
「ジョセフ王が仕事を放棄して退位の準備を進めているらしい」
「怪しい人物を山奥の廃屋で見た」
様々な情報をルイズは聞いて無事にアンリエッタ姫に報告出来たのでした
その功績で後日、チュレンヌ徴税官は汚職が発覚、免職となったのです
その功績で後日、チュレンヌ徴税官は汚職が発覚、免職となったのです
「ご苦労様でした ルイズ」
アンリエッタ姫から労いの言葉を貰いルイズはとっても嬉しくなりました
ところがそんなルイズをびっくりさせる言葉をアンリエッタ姫が言ったのです
「ところでルイズ、私がウェールズ王と結婚するのは知っていますね?」
「ええ、ご存知ですが?」
アンリエッタ姫はゆっくり頷くと水のルビーの指輪を外し、ルイズに握らせます
ルイズがびっくりして目を見開くと姫はにっこりと笑って言いました
「その婚礼の儀式の巫女を貴方をして頂きたいのです」
その後、一度は大それた事だとルイズは断りましたがアンリエッタ姫のどうしてもと言う願いで
二つ返事で引き受けたのです
アンリエッタ姫から労いの言葉を貰いルイズはとっても嬉しくなりました
ところがそんなルイズをびっくりさせる言葉をアンリエッタ姫が言ったのです
「ところでルイズ、私がウェールズ王と結婚するのは知っていますね?」
「ええ、ご存知ですが?」
アンリエッタ姫はゆっくり頷くと水のルビーの指輪を外し、ルイズに握らせます
ルイズがびっくりして目を見開くと姫はにっこりと笑って言いました
「その婚礼の儀式の巫女を貴方をして頂きたいのです」
その後、一度は大それた事だとルイズは断りましたがアンリエッタ姫のどうしてもと言う願いで
二つ返事で引き受けたのです
「と、言う訳でこの始祖の祈祷書をあずかってきたんだけど・・・」
ここはトリステイン魔法学院のルイズの部屋、今ここにはルイズ、お父さん、モンモランシー、キュルケ、ギーシュがいます
「真っ白ね」
「偽物じゃないのかい?」
「あのね、一応国宝よ」
「一応はつくのね」
王族の結婚式に必要なものとしてルイズに貸しだされた水のルビーと始祖の祈祷書
結婚式の巫女が持つ国宝 始祖の祈祷書にはまったく何も書かれていませんでした
みんながそれぞれ思った事を口にします
そんな中、お父さんはその始祖の祈祷書を見ても何も言いません
ここはトリステイン魔法学院のルイズの部屋、今ここにはルイズ、お父さん、モンモランシー、キュルケ、ギーシュがいます
「真っ白ね」
「偽物じゃないのかい?」
「あのね、一応国宝よ」
「一応はつくのね」
王族の結婚式に必要なものとしてルイズに貸しだされた水のルビーと始祖の祈祷書
結婚式の巫女が持つ国宝 始祖の祈祷書にはまったく何も書かれていませんでした
みんながそれぞれ思った事を口にします
そんな中、お父さんはその始祖の祈祷書を見ても何も言いません
コン、コン、コン
みんながあれこれと祈祷書に言っているとルイズの部屋をノックする音がしました
「はい、どなた・・・ってタバサじゃない」
表に立っていたのはタバサです ですがその顔は非常に険しいものです
「話しがある・・・ついてきて欲しい」
ルイズが怪訝な表情でタバサを見返します
「話しって、私に?」
その問いにタバサは首を横に振って答えます
「お父さん、あなたに用がある」
モンモランシーが文句を言おうとしたその時、タバサの身から出る殺気とお父さんに突きつけられた杖で言葉が出なくなってしまいました
そしてタバサはみんなが驚くべき発言をするのです
みんながあれこれと祈祷書に言っているとルイズの部屋をノックする音がしました
「はい、どなた・・・ってタバサじゃない」
表に立っていたのはタバサです ですがその顔は非常に険しいものです
「話しがある・・・ついてきて欲しい」
ルイズが怪訝な表情でタバサを見返します
「話しって、私に?」
その問いにタバサは首を横に振って答えます
「お父さん、あなたに用がある」
モンモランシーが文句を言おうとしたその時、タバサの身から出る殺気とお父さんに突きつけられた杖で言葉が出なくなってしまいました
そしてタバサはみんなが驚くべき発言をするのです
「あなたはモンモランシー伯ではない ・・・・・あなたは何物?」
みんなが驚愕するなかお父さんはただぷかぷかと宙に浮いていました
続く
みんなが驚愕するなかお父さんはただぷかぷかと宙に浮いていました
続く