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  • あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ
  • ゼロの仲魔-02

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロの仲魔-02

最終更新:2009年07月11日 09:18

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  • ゼロの仲魔


 使い魔召喚の儀式が終わり、すぐに二年生の授業というものは始まっていた。
 このとき、使い魔が同伴するというのが慣習である。つまり、規則ではない。だから、咎められる事はなかったのだが、馬鹿にされてしまった。
 召喚に失敗した。家柄で進級した。魔法が使えない。
 ゼロ、ゼロ、ゼロ。
 授業が始まってから毎日、朝食を終えてから授業の準備をするのであるが、気が重たかった。染みが広がるように、鬱屈したものが溜まっていく。動けない。
 しかし、ここで引きこもってしまったら隣のキュルケを始めとする同級生にとことん馬鹿にされてしまう。うんうんとベッドの上で唸っていたが持ち前の意地で準備を始めた。
 最近のルイズはこの試練を越えるのが日課になっていた。
 鏡の前で身なりをチェックし、おかしいところがないのを確認する。これからのこと、雨のように降ってくる罵倒に気構えもする。自分で自分に応援をし、がちがちに鎧を着込む。
 そうして、心が平静になってからルイズは部屋の扉を開け、目の前にある真っ黒なものに困惑した。
 妙なことである。昨日までも、食堂から帰ってくるまでもこんなものはなかった。というか廊下にあったら邪魔だ。
『なにを呆けているのだ?』
 聞き覚えのある声。ルイズが視線を上げると、少年が見下ろしてきていた。
 その彼の肩に、声の主、猫のゴウトが座っていた。
「……え、あんた誰?」
『うぬが呼んだんのろうが! 忘れるな!』
 合点が言った。あまりに急な事で即座に記憶から引き出されなかったのだ。
 目の前の男は彼女が召喚した使い魔である。
「あなた、大丈夫なの? 先生の話じゃあ数日で目覚めるとは聞いてたけど、動けるようになるとかは言ってなかったわよ」
『そこらのものたちと一緒にするな。治療されればどうということはない』
「そういうものなんだ」
 じろじろと、値踏みするかのようにルイズは少年を見つめた。
「まあいいわ。いいこと、あんた、えっと……」
「――ライドウ、葛葉ライドウ」
「そう。ライドウ、あんたは私の――」
『説明はとうにしている』
 出鼻を挫かれた。

 ルイズはゴウトを睨むが、とりあえずこの場が廊下なので、とっとと話をすませることにした。
「とりあえず、いいこと。今日からしっかり働きなさいよね。あんたはこの私の、使い魔なんだから」
 ライドウは少々考え込んでいたが、すぐに口を開いた。
「……今後ともヨロシク」
 彼は素直だった。もしここで誰がやるかこのゼロとでも罵倒されれば蹴りの一つや二つはしてやろうかと思ったが、まったくそんなことはなかった。ルイズはほんの少しだけ気をよくし、食堂へ向かうためにと歩き出した。
 と、すぐにその足が止まり、上昇傾向だった気分は暴落する。彼女の目の前に、今度は隣室のキュルケが立ちふさがっていたからだ。
「おはよう。いい朝ね、ヴァリエール」
「あんたに会わなかったら最高の朝だったでしょうね。ツェルプストー」
 その返答にくすくすとキュルケは笑った。
「ご機嫌斜めね。ようやくそちらの男性、あなたの使い魔が目覚めたって言うのに。そうだわ、折角だから使い魔同士、親交を深めてもらいましょう。フレイムー」
 キュルケが名前を呼ぶと、のっしのっしと彼女の背後から大きなトカゲがやってきた。むしろ大人の鰐に近い体格である。
 ちろちろと舌のように口から火を出している。体表は燃えるように赤い。
「サラマンダー、相変わらず立派ね」
 ルイズが悔しそうに頬を引きつらせながらその種族の名前を呟くと、キュルケは人差し指を振って訂正した。
「正確には、火流山脈に生息する亜種よ。見なさいこの立派な姿を。普通のサラマンダーよりももっとレアなんだから。やっぱり使い魔っていえばこういうのじゃないとねえ」
 おほほほと、実に楽しそうに笑っていた。
 ルイズのコメカミがひくついている。
「そりゃよかったわね。ええ。で、話はそれだけなのかしら」
「それだけよ。じゃあお先に失礼……」
 キュルケの言葉が止まり、視線がサラマンダーに向けられた。ルイズもそちらに目をやると、自身の使い魔であるライドウとそのサラマンダー、使い魔同士が目を合わせていた。
 敵対心があるわけではなく、どちらかといえば、飼い主とペットという具合であった。
『なにをしているのだ? ライドウ』
「――いや、なんでもない」
 ゴウトに言われ、ライドウは視線を外す。サラマンダーもすぐに自身の主であるキュルケのところに戻った。
「えと、ともかく先に行くわね」
 ばあいと手を振ってキュルケは離れていった。
 ルイズはその背を見送ってからライドウに目を向けた。
「あんたね、ツェルプストーなんかの使い魔と仲良くしてんじゃないわよ!」
『えらい理不尽だな』
「ゴウトは黙ってなさい! いいこと、あの女の家系は敵! 敵なんだからね!」
『なにかあったのか?』
「なにかどころじゃないわよ!」
 床を踏み抜くほどの勢いで地団駄をふみ、ヴァリエールとツェルプストーの因縁を口にした。
 国境を境にして隣接しあう領地なために戦争になれば真っ先にぶつかりあい、平時であれば男は女を奪い合い、女は男を奪い合う。いや、男女関係においてはヴァリエールは常に奪われる側だった。
 そうなればその恨みもわかるようなものであるが、少々行き過ぎているきらいもあった。誰もそのことを指摘しないが。

 ひとしきり文句を口にしたらすっきりしたのか、ルイズはずんずんと廊下を歩いていった。ライドウとゴウトもその後ろをついていく。
 教室にルイズたちが入ると、一斉に視線を向けられる。ネチネチとした、厭らしいものがこめられていた。それを無視し、誰も周囲にいない一角に座った。ライドウは無言で彼女のそばに立っている。
 やはり、というか、当たり前であるが、彼女以外には人の使い魔など呼んではいなかった。鳥や蛙、モグラに蛇、窓を見やると鮮やかな青色の巨大な竜が部屋を覗いていた。
『ライドウが眠ってる間に散策していたのでもう驚かないが、一堂に会すとなかなか壮観だな』
「――悪魔は、いないか」
 ゴウトとライドウがなにやら話をしているが、気にも留めなかった。
 すぐに教師、シュヴルーズというふくよかな女性もやってくる。騒いでいたものたちも静まり、それぞれの席についた。
 彼女は教壇に立ち、笑みを浮かべて生徒たちを見回した。
「皆さん。春の使い魔召喚は大成功だったようですね。このシュヴルーズ、毎年この季節を楽しみにしているのですよ」
 彼女にとってはこのクラスはまだ授業を行っていなかった。
 そうして、ルイズたちに目を向ける。
「あらあら、ミス・ヴァリエールは珍しい使い魔を召喚しましたのね」
 にっこりと微笑みながら彼女は言う。皮肉でもなんでもない。
 ルイズも入学してもう一年、教員の性格は大体わかっている。シュヴルーズが生徒を気遣ってくれていて、親身になって相談に乗ってくれる事もあるというのも知っている。
 ただ、教師として、彼女は自分の言葉にもう少し気を回す必要があった。
「ゼロのルイズ、いくら召喚できなかったからってどこぞの平民を連れてくるなよ!」
「召喚したわよ! そしたらこいつが来たのよ!」
 一人の生徒がほとんど条件反射的に侮蔑の言葉を吐いた。
 売り言葉に買い言葉で、ルイズは立ち上がって言い返した。
「ゼロが成功するものか!」
「お静かに」
 シュヴルーズがそう言って魔法を唱えると、その生徒の口に粘土が貼り付けられた。
「あなたはそのままで授業を受けなさい。それではみなさん、始めますよ」

 授業は静かに進んでいく。二年になったばかりというのもあって基本的な講義に始まり、それから徐々にシュヴルーズの得意な土属性の話になっていく。
 そのうちに実践だといい、小石を取り出して錬金という魔法をかける。すると、ただの石ころが金色に輝くものへと変化した。
『――ほう! すごいものだな!』
 ゴウトが感嘆の声を上げる。
 生徒達もその技術に驚き、どよめいていた。
「先生、それってまさか黄金ですの?」
 キュルケが質問をすると、シュヴルーズは否定した。
「これは真鍮です。私ではとても黄金などは作れません。作れたとしても、それからしばらくはなんの魔法もできないほど精神力を消失してしまうでしょう。黄金とはそういうものなのです」
『ふむふむ』
 授業が始まってからずっとであったが、ゴウトは生徒でもないのに真剣にシュヴルーズの話に耳を傾けていた。ぼそぼそと声が気になっていたのでちらりとルイズが一瞥すると、なんと彼は猫の手で小さな手帳に文字を書いていた。
 知能があるというのはわかっていたが、とんでもなく器用な猫であった。なにを書いているのかはまったく理解できなかったが、恐らくは授業の内容であろうという推測はできる。
「あんた、なんでそんなことしてんの?」
『ん? いやなに、いざというときにこういう知識が必要になるかもしれんのでな。勉強せねばいかん』
「……あんたって猫なのよね」
『見かけはな』
 そうして話し込んでいると、とんとんとルイズは肩をつつかれた。ライドウだ。
 なんのようだと思えば、シュヴルーズがこちらを見ていた。
「戯れは終わりましたか? ミス・ヴァリエール」
「す、すいません!」
「かまいませんよ。ただ、折角ですし、あなたに錬金の実践をやってもらいましょうか」
 しんと、シュヴルーズが言い終わった途端、教室内に静寂が満ちた。
 この不穏な空気にゴウトは毛を逆立たせ、ライドウも顔を強張らせた。
 キュルケがさっと手を挙げて発言する。
「先生、それはやめておいたほうがよろしいかと」
「何故です? 彼女は大変熱心な生徒であると聞いておりますが」
 シュヴルーズの答えにキュルケは顔を渋めて、今度はルイズに顔を向けてきた。
「お願い、やめて」
 仇敵に対してとは思えない懇願。目に涙を浮かべるほどの徹底ぶり。彼女の態度はからかっているものでなかった。
 とはいえ、それがルイズの心を穏やかにさせて、拒否の方向へ導くわけもなかった。むしろ、やってやろうじゃないのという気にさせてしまったのだった。
 彼女は席を立ち、しっかりとした歩みで教壇へ向かった。
 他の生徒達は絶望を浮かべ、机の下にもぐりこんでいく。奇妙な光景だ。
 ルイズは小石の前に立ち、深呼吸をしてから魔法の詠唱に入り、錬金を唱えた。
 そして、爆発した。

 ルイズの魔法は成功しないばかりか爆発を引き起こした。
 その衝撃は机や椅子、教壇を吹き飛ばし、さらにはそばで見守っていたシュヴルーズを負傷させてしまったのだ。ただ、そもそも爆発での死因というのは吹き飛ばされた物体が人体に刺さるなどなので、彼女はいたって軽傷であった。気絶はしたが。
 ついでに、室内には多くの使い魔、獣達がいたので閃光と轟音により過度の興奮状態に陥って阿鼻叫喚の地獄絵図になった。
 生徒達から非難されて、罵られ、文句を言われながらもルイズはこう言った。
「ちょっと失敗したわね」
「ちょっとじゃないでしょーが!」
 もちろんこんなことになれば罰が待っている。
 今回は、教室の掃除を魔法を使わないでやるということだった。ルイズはそれを甘んじて受けた。どうせ魔法を使ったら失敗するのだ。だからどうしたと。
 だが、そんなものは虚勢以外のなにものでもない。
 使い魔であるライドウに指示をし、破壊された机や椅子などを外へと運び出させて、自分は力のいらない拭き掃除などをしていたら、不意に、とてつもない圧迫感を持つなにかに喉を絞められてしまった。
 呼吸ができなくなり、鼻の奥が熱くなる。目の奥に痛みが生まれ、何度もまばたきをしてしまう。
 こみあげてくるものを奥歯をかみ締める事で腹の底に追いやる。
 出てくるな、出てくるな、出てくるんじゃない。
 そう頭の中で念じて、必死になって堪えようとする。
『別に我慢する事はなかろうに』
 背後に振り返るとゴウトがいた。黒猫は尻尾をゆらしている。
「なに、よ……なにか、言いたいの……」
『いや、うぬの魔法の腕も、周囲の反応とゼロという名から予想できていた。驚きはしない』
「だったらなによ。なにしにそこにいるの」
『――お前にはまぎれもなく、魔法を使うという素地はある』
 慰めに聴こえたが、次の言葉は彼女の心をえぐった。
『だが、扱えなければ無意味であり、無価値だ。正直に言わせてもらうが、お前には普通の魔法を使う才能がない』
「わかってるわよそんなこと。あんたに言われなくても……わかってんのよ!」
 ルイズは怒りのままに雑巾を投げつけた。
 ゴウトは華麗に避ける。
「避けるな!」
『子供のかんしゃくにわざわざ付き合うほどお人よしではない。それに、まだ我の話は終わっておらんぞ』
「なによ! さっさと言いたいこと言って出て行きなさいよ!」
『だったら言わせてもらうが――』
 ゴウトはじっと、強い力が篭った瞳でルイズを見つめ、言った。
『うぬは頑張っている』
 初め、ルイズは彼がなにを言っているのかわからなかった。
『たぶん、魔法をやって爆発以外起こったことがないのであろう。それこそ、何度やっても、どんな魔法でも結果は同じ。それでもなお、諦める事はなく、開き直る事はなく、ひたすらに努力をしている。そうであろう。他の生徒と比べても、熱心に講義を聴いていたではないか』
「それは……」
『よくやっている。本当に、心からそう思うぞ。教諭もそう思っていて、うぬを好いておる』
「そんな、そんなわけないじゃない。何度失敗したと思ってるのよ。十や二十じゃないのよ」
『それだけ失敗していながらどうしてこの学院に留まる事ができる?』
「家柄よ。誇張でもなんでもなく、ヴァリエール家は名門中の名門なのよ。先生たちも、私じゃなく、ヴァリエールという家が気に入っているのよ」
 やれやれとゴウトはため息をついた。

『節穴だな。自分のことだからか、それとも子供だからか。仮にそうであったらもっと硬い態度をとるものだ。コルベールというものはどうだった? シュヴルーズとやらはどうだった? あのものたちからは取り立てて悪意は感じなかったぞ?』
 言い返すことができない。否定する事ができない。
 けども、認めることもできない。
 ルイズは魔法こそ絶対のものだという価値観を持っている。それは当然の事だ。貴族というのは、始祖ブリミルから与えられた系統魔法を扱うもの。伝説を受け継ぐものなのだ。魔法を扱えない貴族など、なんの価値もない。
 そんなクズを気に入る貴族などいるはずがない。そう彼女は思い込んでいる。
『まあ、使えんということには変わりないのだがな』
「……持ち上げて落すんじゃないわよ!」
 ルイズは杖で叩こうとしたが、またも華麗に避けられる。
「この、すばしっこい!」
『これでも戦場にいながらにして一度たりとも巻き添えを食ったことがない。回避には自信があるのだ』
 ゴウトはカカッと笑った。からかうようなその笑顔に苛立ちで目の前が真っ赤になり、ルイズはなおも追いかけようとするが、ひょいとその小さな身体を抱き上げられた。
 ライドウが帰ってきていた。軽々と両脇に手を入れられて、持ち上げられていた。
 ルイズは両手両足を振り回しながらライドウを睨む。
「離しなさいよ! あの馬鹿猫、懲らしめてやるんだから!」
『我はそやつのお目付け役だぞ。我に何がしかの危害を加えるはずがなかろう』
 歯噛みするルイズ。仇敵のキュルケに胸や魔法で馬鹿にされたときのように顔をゆがめていた。
 しかし、そっとライドウが差し出したある道具を見て、きょとんと目を丸くした。
「……え、なに、これ、まさか効果あるの?」
 彼は頷いた。
 ルイズはそれを持って、ゴウトに向き直る。ちらちらと左右に振ってみると、彼はピクピクと身体を震わせていた。
 動揺している。その双眸は見開かれており、その道具を追ってしまっていた。
『こ、この、裏切り者が……うぬは鬼か、悪魔か!?』
「――ただの猫でないあなたに効果はないのでは?」
 ライドウは微笑を浮かべていた。
 ルイズはそれを振りながらじりじりと近づいていく。ゴウトはその場を動けないでいた。
 そして、至近距離にまで近寄る。ゴウトは明らかに左右に揺らされるそれを目で追っている。
『わ、我は、我は猫ではないのだ。よ、よせ、うううぬぬぬぬ……』
「へえ、そう、猫じゃないの」
『――ふうおおぉ!? く、くびはいかん! くびは、くびはあぁぁ!』
 ゴウトはその道具、猫じゃらしに悲鳴を上げていた。
『く、くやしい!』
「おもしろいわね、これ」

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