イオニア

声:大友龍三郎
属性:風
技:ドミネーションランゲージ
第十の宮「磨羯宮」を守護する山羊座(カプリコーン)の黄金聖闘士。
かつて一度引退していた聖闘士だったが、城戸沙織がパライストラを設立する際に復帰し、学園長となっていた。
しかしいつしかマルスの力に心惹かれ教皇の地位を餌にされ裏切っており、
パライストラで育成した聖闘士をマルス側に差し出し、逆らった学生達を投獄したり処刑していた。
老齢だが大柄で非常に強力な戦闘力を持ち、光牙を指先のみで叩きのめす程強い。
「森羅万象全てを知り尽くした知恵知性の黄金聖闘士」を自称し、書物を召還し相手を操る術を持つ。
アモールいわく黄金聖闘士最強らしい。

そのキャラデザと設定でオールドファンを震撼させ、Ωの人気の行く末を決定づけてしまった超問題児キャラ。
掟破りのジジイ黄金聖闘士だったことからその登場は「爺ショック」と言われ、
分厚い本をめくりながら戦うか姿から「タウンペー爺」という蔑称が付くこととなった。
名ゼリフは「私が手下だと?違う!私はマルス様の崇拝者だ!」「フン、そう私は崇高なる裏切り者!

問題点

①なぜジジイにした
聖闘士には基本的に「アテナを守る少年」という設定があり、
原作に登場する聖闘士も少年~青年と言える範囲内で年齢設定されている。
例外中の例外として261歳の黄金聖闘士・童虎が居たが、
老いた体では聖衣を着られないという設定であり、聖衣を着て戦う際には脱皮して少年に若返っている。
基本的な設定を無視している上に原作の山羊座の聖闘士・シュラよりも遥かに年上の、
どっからわいてきたのかわからないひげ面ジジイ黄金聖闘士という設定は多くの原作ファンから批判を受けることとなった。
前述の通り城戸沙織がパライストラを設立する際にゴールドセイントとして復活したとのことだが、
「感謝しているさ、アテナには。この老いた私をわざわざ学園長にと招いてくれたのだからな」と
沙織公認の黄金聖闘士であることを強調し、その上で「もはやアテナの世ではない」と裏切っているため
このジジイのせいで沙織が大馬鹿と叩かれる悲劇まで起こってしまった(悪いのは脚本なのだが…)。
その後42話で「コスモの力で歴代のアテナに仕えていた」ことが判明したが…何歳なんだよテメエ…

②本で戦う斜め上の必殺技
本を開いて「言葉で相手を支配する」という魔法的過ぎる必殺技も物議をかもした。
イオニアが本を開いて命令すればその通りになるという技であり、
「右手は動かない」と言えば殴ろうとしていた手は動かなくなり、「自分を殴れ」と言えば自分を殴る、
「ねじ曲がる」と言えば光牙の体がねじ曲がってしまったりと、完全になんでもありという具合であった。
原作の山羊座の黄金聖闘士の必殺技「エクスカリバー」は触れるもの全てを切り裂く手刀であり、
ただのチョップなどと揶揄されることもあったが、格好良さや真似しやすさがあり人気の技だった。
山羊座の必殺技が己の肉体を武器にして戦う聖闘士らしい技から、あまりにも聖闘士らしくない
魔法使い技にされてしまったことに落胆する声は多い。
PSPゲームのアルティメットコスモでは他の技も披露したが、まさかのヘルメットの角を相手に向けて突進という
別の意味で斜め上の技であった。

③カプリコーンじゃなくてロリコーンだと・・・?
十二宮の磨羯宮にて再登場し、マルスに従うようになった真意を明かすイオニア。
曰く、崇高なる裏切り者を自称してはいるが「決してあの方(アテナ)を裏切ってはおらぬ!」のだと言う。
長ったらしい上に支離滅裂な説明を語っていたがまとめると、「アテナへの愛ゆえ」なんだそうな・・・
  • はるか昔からアテナに仕えてきたイオニア(だから何歳なんだよ…)
  • 赤子の城戸沙織をみて歴代のアテナの中で最も清らかなコスモ(は?)に感激し、彼女を全力で支えようと決意する
  • しかし沙織を思うあまり彼女が負う責務と苦しみに心を痛めるようになる
  • 沙織を守るためにいっぱい弟子とって厳しくしたら弟子が逆らったので皆殺し
  • 罪を犯してしまった償いとして自ら世界の果ての牢屋に引きこもってアテナに関しての執筆活動(意味不明)
  • 救いの手を差し伸べに来た沙織にスカウトされ、「もう一度私のために黄金聖衣を着て」と殺し文句を言われ山羊座に就任
  • 学園長就任後、メディアに唆されてマルスなら沙織をアテナの宿命から解き放つことができると信じマルスに与することを決意する(方法は説明なし)
アテナを愛するが故に沙織をアテナの責務から解放することを願ったというイオニア。
ジジイが目を輝かせながら沙織への一方的な愛を語る姿が不気味すぎたため「ストーカーかよ!」「ロリコンかよ!」と
視聴者はドン引きすることとなったが、原作の時系列に割り込む上に無理があるキャラ設定にも批判が集中することとなった。
ずっとアテナに仕えていたのなら原作のサガの乱やポセイドンやハーデスとの戦い
LCやエピソードGやNDの時に何をしていたのかという基本的な矛盾もさることながら、
原作では沙織=女神アテナの転生した姿であり、イオニアの言う歴代のアテナも=沙織のようなものであるはずなのだが、
歴代アテナに仕えながら歴代はガン無視し、「沙織を」救いたいと言い、
「アテナの宿命から救う」とするめちゃくちゃぶりに原作ファンはハア?と首をかしげまくることとなった。
苦しむ沙織を救いたいって、代役のアリアは可愛くねーから苦しんでも良いの?等疑問も尽きない。
シリーズ構成の吉田玲子がアテナを女神の転生ではなく「選ばれた少女が負う宿命」とでも勘違いしている?というフシがあるため、
脚本の滅茶苦茶さの犠牲になったキャラとも言えるのだが・・・

散々御託を述べた後、イオニア爺は言葉を操る能力で若返れ~と言って若返る()という離れワザをやり
光牙にとどめを刺そうとするが、最後はセブンセンシズに目覚めた光牙のペガサス彗星拳をくらい
骨と皮レベルにまで老いた後聖衣も砕けた上で消滅・絶命した。
最後まで原作破壊凄まじい、酷いキャラのままでした・・・山羊座になんか恨みでも(ry

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最終更新:2013年05月11日 09:49
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