~とある参加者の手記~

31話 ~とある参加者の手記~



午前1:25
突然殺し合いと言う狂ったゲームに巻き込まれてしまった。
首には爆弾つきの首輪がはめられにげることはできないようだ。
支給品のメモ帳を使って手記をとろうとおもう。
俺はおそらくいきてかえることはできないだろうからせめて何があったのかを残したい。
俺の名前は島田長常、住所は**県**町の****番地***。フリーター。
ここは森のようだ、近くに岩山らしいのも見える。
武器は工事用のヘルメットだ、一応被っておく。気休め程度にしかならないだろうけど。


午前2:10
風に乗って銃声や悲鳴が聞こえる。
殺し合う人は確実にいるらしい。
現に俺は死体を見付けてしまった。
首元を刃物で刺されて殺されたらしい半牛獣人の女の死体だ。
血の臭いがすさまじくもどしそうになった。
俺もこんな死体になってしまうのだろうか、絶対に嫌だけど、生き延びられる気もしない。


午前3:06
爆発音らしきものまで聞こえた。
爆発物を支給されたやつまでいるのか、それとも作ったのかは知らないが。
以前たまたまネットで、爆弾で身体ふっとばされたやつの画像を見たことがある。
ぐちゃぐちゃだったよ、あんなふうにはなりたくない。
運良く今のところ俺は誰にも襲われていないがこれからもそうだとは限らない。
死にたくない。
死にたくない。


午前3:50
ぐちゃぐちゃの死体を見てしまった
ぐちゃぐちゃの死体
ちのあわふいてるしたい

はいてしまった
あんな臭いはかいだ ことがない


午前4:44
はだかのあおいとらのじゅうじんと出会った。
そいつは、わけのわからないことをいったあと、おれをショットガンでころそうとした。
みぎうでにかすった、いたい 痛い 痛い いたかった ので
大きな石を投げ付けてやりました。
石はあおいとらのあたまにぶつかってとらはあたまをおさえてたおれこみました
ちがいっぱいでていたけどおれはそのとらにおおいかぶさって
石で何度もなんどもなんどもなんどもたたいてやった
そしたらうごかなくなつたのでショットガンとたまをもらいました
ぶきがてにはいってうれしい です


ごぜん 5: 01
らいおんとあった
らいおんもおれをころそ としたので、うちました
あたまが  ぱーん

のうみそ ちが 飛び散った
とびちった
とびちった
  とびちった まっかっか

こうなりた くないのでおれはであったひとは うとうとおもいま   す
こうなりたくない ので
とびち

     った

まっかなまっかな        まっか

らいおん  の
           ぶきを もらいました


【奥富克憲  死亡】
【レジナルド・バークリー  死亡】
【残り39人】


【早朝/???/???】

【島田長常】
[状態]発狂、右腕に散弾一粒被弾
[装備]ベネリM1スーパー90(0/3)
[持物]基本支給品一式、12ゲージショットシェル(10)、村田刀、M67破片手榴弾(2)、災害個人用救急セット
[思考]1:ころされるまえにころさないと
    2:であったやつはころさないと
    3:ころさないと
[備考]※殆ど正常な判断が出来なくなっていますが手記を付ける事は出来るようです。


《キャラ紹介》
【名前】島田長常(しまだ ながつね)
【年齢】26歳
【性別】男性
【職業】フリーター(現在のバイトは不明)
【性格】飽きっぽい
【身体的特徴】特に特徴の無い顔、強いて言えば生まれつきの茶髪
【趣味】ゲーム
【特技】特に無し
【経歴】特筆事項無し
【備考】ごく普通の人間




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最終更新:2013年10月08日 23:52