第8話

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集

08 節約で始まる恋!?

節約で始まる恋!?
話数 第8話
放送日 2009年6月2日
脚本 武藤 将吾
演出 松田 秀知
  • トリックハート城』に支払いを求める人たちが殺到。
    千里国土は請求書の金額を見て驚く。
  • ようやくみんなが揃い、リビングで食事をする。
    母親十カ条の其の一、クリア。
  • 志村という人から、多額のお金の工面を頼まれる。
    立ち聞きした国土が調べると、翔は施設の出身で、その施設のために800万をなんとかしようとしていることが判明。
  • 手形を取り、母親十カ条の其の二もクリア。
    其の三は家長を決めることだと響子に告げられる。
  • 家長には、城の維持費として1000万円が渡されるらしい。
    そのお金を見た翔は、嘘をついてお金を貸して欲しいと頼むが、みんなに断られる。
  • 突然、トリックハート城がロックされる。
    時田が何か企んでいるようだ。
  • 今度は停電になり、みんなでブレーカーを探す。
  • 千里はさっきの翔の嘘を見破り、翔が捨て子で施設で育ったことと、その施設の経営者を助けてあげたいことを打ち明けられる。
  • ブレーカーを発見し、電気がつくが、かわりに1000万が無くなっていた。
    千里と翔の話を立ち聞きしたは、翔を疑う。
  • お金盗んだ犯人は、国土だと判明。
    しかし、それは翔のためにやったことで、実は志村が翔を騙していることを話す。
  • 翔は国土の話を信じず、土下座までしてお金を貸してくれるよう頼む。
    その姿を見た千里は、みんなの反対を押し切って、翔に1000万を渡す。
  • ロックが解除され、翌朝早く、翔は施設へお金を持って行く。
    後を付けた千里は見届ける事に。
  • 翔が志村にお金を渡すと、突然警察が現れ、志村を逮捕した。
    志村は他の施設出身者からもお金を騙し取っていたらしい。
  • 後日、翔は再び施設を訪れ、施設が再開されることを知る。
    寄付があったらしいのだ。
  • 翔は急いで城に戻り、みんなに寄付のことを尋ねると、寄付しようと言い出したのは千里だと言われる。
  • ベランダにいた千里のところに翔がやって来た。
    志村さんもしょうがなくやったんだと思う、と千里に慰められ、翔は千里を抱き締めてキスする。
  • 他のみんなは、騒動の真相を知る。
    停電の原因は国土で、城がロックされたのは時田の仕業。
    そして時田は、『ミラクル』は自分が貰った、と告げた。

Story

ある朝、『トリックハート城』には支払いを求める人達が押し寄せていた。
水道代や電気代、新聞代から出前のツケ、窓の修理代まで、意外に高い金額の請求書を見せられて戸惑う千里国土
毎月の支払いをしてくれていた井上さんはというと‥、まだ武者修行の途中で、滝に打たれながらダンベルを上げていた。

ようやくみんなが揃ったので、兄弟たちはサウナで結束を固めていた。
そして、何故かタオル一枚のままで食卓に着く。
母親十カ条 其の一 食事は家族そろってリビングで!」
そのために集まったらしく、みんなで食事をしようとするが、結局つまらないことで喧嘩を始めてしまう。
その拍子で再び千里とが接近。
ハプニングでキスしたことを思い出し、お互いに意識してしまう。
気付いた兄弟たちに茶化されていると、翔の電話に着信があり、部屋を出て行ってしまった。

翔は廊下の隅で折り返し電話をかける。
電話の相手にお金の工面をお願いされているようだ。
『ゆかりの園』が無くなったら自分も悲しいから、出来る限りの金を用意する、と答える翔。
その話を国土が立ち聞きしてしまう。
この前千里とキスしたことに文句を言いに来たのだが、逆に言い負かされてしまった。

翔がリビングに戻り、やっと食事をすることに。
ちなみに、みんな服は着たようだ。
響子が現れて、『母親十カ条 其の一』のクリアを宣言。
記念写真を撮った。
千里はやっとこの日が来た、と感動している。

国土は久しぶりにネットカフェに戻り、翔のことを調べ出す。
翔が千里に手を出すのではないかと心配して、盗み聞きした内容をもとに、弱味を探るつもりらしい。
そして、翔が『ゆかりの園』という施設出身だと知った国土は、平次を連れて偵察に。
そこへちょうど翔がやって来た。
翔は経営者の志村にお金を渡している。
施設が閉鎖されないためには、明日の昼までにあと800万のお金が要るらしい。
なんとかします、と言って帰って行く翔を見て、国土たちも心配している。

城では、まだ手形を飾っていなかったが手形を取っている。
そこに翔も帰って来て、手形を押す。
これで『母親十カ条 其の二』もクリアだ。
記念写真を撮って手形を飾っていると、響子から『母親十カ条 其の三』が言い渡される。
「母親十カ条 其の三 家長を決めよ」
大蔵家のあらゆる問題に対処する代表者を決めろ、ということらしいが、みんなで押し付けあいになってしまう。
そこに響子がジュラルミンケースを持って来て、言い忘れていたが、家長になった人には1000万差し上げます、と告げた。
札束を見た途端、兄弟たちは目の色を変えて、自分が家長になる、と言い出す。
しかしそのお金は『トリックハート城』の維持費だった。
去年1年間で城にかかった費用は1470万円。
だから実際は、家長は1000万貰えるどころか、470万の節約をしなければいけない。
翔はみんなに、そのお金を貸してくれないか、と言い出した。
常連客の可愛い女の子をゲットするために、前の男に手切れ金として800万渡さなきゃいけない、そう嘘をついて頼むが、全員に却下されてしまう。
そして再び兄弟たちは現金を前に妄想を膨らませ、家長になると言い合う。
怒った千里は、みんなが好き勝手に城の維持費を使わないよう、家長になると宣言する。

その時、突然城に大きな音と衝撃が。
時田が『みらくるん』を使ってトリックハート城をロックしたようだ。
お金は自分でなんとかする、と言って出て行ったはずの翔だが、扉が開かない、と言って戻って来た。
みんなで調べると、裏口や秘密の通路もダメらしい。
どうやら城に閉じ込められてしまったようだ。
すぐに響子に電話をして尋ねると、城の防犯装置が誤作動したのだろう、とのこと。
原因が判るまで待機していてくれと言われ、とりあえず家長を誰にするか決めようとしていたが、今度は電気が消えてしまう。
停電ではなくブレーカーが落ちただけのようだが、誰もブレーカーの場所を知らなかった。

コソコソ電話をしている時田のもとに、響子が現れる。
時田は社長代理である千里抜きで、重役会議をしようとしているようだ。
それを響子が指摘すると、時田は、あなたはどっちにつくんですか?、と酷く焦った様子になる。
一体何をしようとしているのか。

手分けしてブレーカーを探す一同。
猛は明と一緒に探すが、9時が過ぎて、明は寝てしまう。
優とはやっぱり千里の話になっている。
翔と千里は消費電力を落とすためにプラグを抜いてまわっていた。
千里は意を決して翔に、800万の手切れを払う話は嘘でしょ?と尋ねる。
翔は最初はとぼけていたが、やがて自分のことを話し始めた。
実は、翔は捨て子で、まだ赤ちゃんだった時に『ゆかりの園』の前に捨てられていたらしい。
そして、施設の経営者である志村に拾われて、そのまま置いてもらったのだ。
でも資金不足で、施設を続けるにはどうしてもお金が要るようだ。
命の恩人である志村の力になってあげたい、と話す翔。
柄にもない話をしたのは満月のせいだ、と笑って誤魔化した。
深刻な表情になってしまった千里を見て、冗談を言うが、何かに躓いてまた接近してしまう。
ハプニングばかりで、ぎこちない二人。

風は響子に電話をして、今日のことを尋ねる。
ミラクル』の重役会議で重役たちに例の手紙を見せようと思っていたらしいが、もしかして妨害されちゃった?と話す風。
響子が答えに詰まっていると、突然物音が。
風はそっと近付くが、国土がこっそりラーメンを食べていただけだった。

優がブレーカーを発見。
やっと電気がつき、リビングを見ると、1000万円が入っていたジュラルミンケースが消えていた。
電気が消えているうちに誰かが盗んだようだが、城はロックされているので、犯人は大蔵家の誰かということになる。
お互いを疑って言い争っていると、が翔だと言い出す。
猛はさっき、眠ってしまった明を運んでいて、千里と翔の話を聞いてしまったのだ。
猛は、施設のために翔が盗んだと思っているようだ。
こいつは施設の経営者にそそのかされたんだ、施設がつぶれそうだからってお前に金の工面を頼むなんておかしい、利用されてんだよ、と翔を責める猛。
翔は否定し、千里も庇う。
そこへ、翔はやってねぇよ、と風がやって来た。
犯人は国土だったのだ。
国土は『ゆかりの園』を見張っていて、志村が子供たちにお金を渡す所を見たらしい。
『ゆかりの園』はとっくに閉鎖されてしまっているのに、志村は翔を騙すため、近所の子どもたちに金を渡して孤児のフリをさせていたようだ。
だから国土は、翔が騙されてお金を持ち出さないように隠したのだ。
しかし、翔はその話を聞いても信じようとしない。
みんなに何を言われても頑に信じようとせず、ついには、どうしても志村さんを助けたいんだ、800万貸してくれ、と土下座をする。
そんな翔の姿を見た千里は、ジュラルミンケースを渡してしまった。
反対する兄弟たちを、家長はわたし、文句があるなら出てって、と一喝し、そのお金を持って行って、ちゃんと話をしてきな、と翔に言う。
すると、再び大きな音と衝撃が。
城のロックが解除されたようだ。

翌朝、翔はお金を持って施設へ。
ついて来た千里は影から様子を伺っていたが、翔に見つかってちゃんと見届けることになった。
そこにはやはり子供たちの姿は無く、そのことを翔が尋ねると、志村はまだ朝早いから寝てるんだろ、と誤魔化す。
翔は志村に今までのこと感謝してます、と頭を下げ、お金を差し出す。
「このお金で施設守るんですよね?」
「信じていいんですよね?」
再度確認する翔に、志村は、ああ、と答えた。
そして、志村がお金を持って去ろうとした瞬間、警察が現れ、彼を逮捕した。
『ゆかりの園』の出身者が志村からお金を騙し取られるという事件が相次ぎ、マークしていたらしい。
連行される志村に向かって翔は、どうして‥騙したんですか?、と尋ねる。
こんなはずじゃなかった、と答える志村を見つめながら、翔は昔を思い出した。
新造に引き取られる自分を見送る志村の涙。
「あなたが流してくれた涙を、俺は信じてますから!」
翔は志村の背中に向かって叫んだ。

城に戻った千里と翔。
翔はお金をテーブルに置いて、悪かった、と謝る。
しかし猛は憎まれ口を叩いて、翔を追い出してしまった。
そして兄弟たちは、邪魔者が居なくなったから、1000万の使い道を考えよう、と言い出す。

集金の人たちを一列に並べ、支払いをする千里と国土。
出前も止め、今後は節約するようだ。

ある日、翔は再び『ゆかりの園』を訪れた。
するとそこには作業員がいて、看板を外している。
寂しく思い、去ろうとした翔。
が、ふと振り帰ると、新しい看板に付け替えているではないか。
関係者らしき女性に尋ねると、寄付金が入って、施設が再開されることになったようだ。
翔は急いで城へ戻り、みんなに尋ねる。
節約してお金を寄付することにしたらしい。
言い出したのは千里だ、と言われ、翔は千里の元へ。

千里はバルコニーで星を眺めていた。
寄付金のことはみんなで決めた、と話す千里。
「みんなが残したかったんだよ、翔の大切な場所を。」
そして、志村があんなことをしたのも、しょうがなかったんじゃないか、と慰めた。

ほかの兄弟たちはサウナにいた。
先日の停電の話になり、原因は国土だと判明。
請求書を見た国土は電気代を節約するため、消費電力の上限を下げたのだという。
「じゃあ、城をロックしたのは?」
そんな会話をしていると突然、サウナのモニターに時田が現れた。
時田は城をロックしたのは自分だと告白し、『ミラクル』を貰っちゃいました、と言って高笑いする。
呆気に取られるみんな。

バルコニーでは、翔が千里の顔を見つめていた。
「これもハプニング?」
「いいや。」
「じゃあ、満月のせいだ。」
「今日は満月じゃねえよ。」
戸惑う千里を翔は抱き締める。
そこに、時田のことを知らせようと、猛がやって来たが、千里にキスする翔を見てしまい‥。

セリフ集

千里さんは、ゴキブリ並みの生命力を誇っていても、
恋愛に関しては、生まれたての子鹿みたいに繊細なんだよ。
 - 国土豊

俺は信じてますから!
あなたが流してくれた涙を、俺は信じてますから!!
 - 大蔵翔

あの志村って人、翔の言う通り悪い人じゃないと思う。

きっと、しょうがなかったんじゃないかな。
いろんな事が噛み合わなくて、
しょうがなくあんなマネしちゃったんだよ。
 - 峯田千里

今日はみんなにね、
一言だけ言っときたいことがあるんだよ。
ミ、ラ、ク、ル、
私が貰っちゃいました!
 - 時田修司


意見・感想など

  • 翔、軽いなぁ(笑
    でもそれより、今回は時田さんの謎の行動とはっちゃけた演技が印象的でした。 - 管理人 2009-06-07 00:23:07

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー