10 驚きの真相
驚きの真相 | |
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話数 | 第10話 |
放送日 | 2009年6月16日 |
脚本 | 武藤 将吾 |
演出 | 松田 秀知 |
- 3日以内に『トリックハート城』から立ち退くよう、時田に言われる千里たち。
しかし兄弟たちは新造の遺したこの城を誰にも渡すつもりはないようだ。 - 城を守るためにとりあえず『母親十カ条』をやることになる。
現れた響子は、第七条は「力を合わせて発明品を作れ」だと告げ、設計図を渡す。 - 風たちは発明品を作りはじめるが、突然、千里の部屋が爆破される。
時田が国土を騙してやらせたことだった。 - 千里は時田に呼び出され、兄弟たちに城から出て行くよう説得してくれたら、彼らの今後を約束する、と取り引きを持ちかけられる。
- 千里は城に戻り、兄弟たちに出て行かないかと提案する。
しかし兄弟たちは出て行くなら1人で出て行け、とわざと冷たくして千里を追い出す。 - 千里は父親と暮らす猛に会いに行く。
事情を知った猛に父・一輝は、みんなお前の奇跡を待っているんじゃないか、と言う。 - 時田はネットカフェに行き、千里の仲間たちを『ミラクル』で雇う。
そして、彼らも立ち退きに協力させる。 - 千里は義男の所に泊めてもらい、押し入れから義男と新造が一緒に写っている写真を見つける。
どういうことか尋ねられた義男は、響子と共に、千里に真実を話す。 - 新造と千里の母・志保は知り合いで、千里は新造の娘であることが判明。
千里はショックを受けて、義男の家を飛び出す。 - 『トリックハート城』に猛が戻って来る。
- サウナのモニターに時田が現れ、千里が新造の娘であること、それを風が知っていたことを兄弟たちに教える。
それがきっかけで、兄弟たちは喧嘩に。 - ネットカフェにいた千里の元に、父・徹が姿を現す。
徹は、血の繋がりなんて関係ない、と言うと千里にこれまで苦労をさせたことを謝った。
そして、一緒に過ごした時間は嘘をつかない、と大蔵家に戻るようアドバイスした。 - 『トリックハート城』に時田と手下たちがやって来て、強制撤去させようとする。
そこに、ショベルカーに乗った千里が登場。
『ミラクル催涙スプレー』を使って城に戻る。 - 大蔵家が全員揃い、いよいよ『ミラクル』の連中と対決することに。
あらすじ
『トリックハート城』にやって来た時田は、千里たちに3日以内に城から立ち退くよう言い渡す。
この城は新造のものではなく、元々『ミラクル』の保養所として建てられた会社の所有物だったようだ。
後継者をドロップアウトした時点で、このぐらいのことは覚悟するべきだ、と時田に言われ、言い返すことも出来ない兄弟たち。
時田は、もし出て行かないと言ったら、力づくでも出て行かせる、と言って去って行った。
これは無視して済む話じゃない。
時田は一度やると決めたら絶対にやる男だ。
でも城を出て行くのは嫌だ、と明がきっぱり言う。
この城は新造にとっても特別な場所だったはずだ。
親父の遺したこの城を誰にも渡さない、と風が宣言。
他のみんなも同じ気持ちだった。
この城は新造のものではなく、元々『ミラクル』の保養所として建てられた会社の所有物だったようだ。
後継者をドロップアウトした時点で、このぐらいのことは覚悟するべきだ、と時田に言われ、言い返すことも出来ない兄弟たち。
時田は、もし出て行かないと言ったら、力づくでも出て行かせる、と言って去って行った。
これは無視して済む話じゃない。
時田は一度やると決めたら絶対にやる男だ。
でも城を出て行くのは嫌だ、と明がきっぱり言う。
この城は新造にとっても特別な場所だったはずだ。
親父の遺したこの城を誰にも渡さない、と風が宣言。
他のみんなも同じ気持ちだった。
その夜、千里が部屋で考え込んでいると、翔がやって来た。
冗談を言って千里を励ます翔。
「そうやって笑ったほうが元気になる。」
心配するな、と言って翔が千里の部屋を出ると、ちょうど優と鉢合わせに。
優は千里を気にかける翔の様子が気になるようだ。
冗談を言って千里を励ます翔。
「そうやって笑ったほうが元気になる。」
心配するな、と言って翔が千里の部屋を出ると、ちょうど優と鉢合わせに。
優は千里を気にかける翔の様子が気になるようだ。
翌朝、朝食を食べながら考えていた風は、新造の手紙にあった『大切なもの』とは『トリックハート城』なんじゃないか、と言い出す。
都合良く解釈し過ぎかもしれないが、とりあえず、そのヒントである『母親十カ条』をやることになった。
そこに、相変わらずのタイミングで響子が現れる。
第七条を告げようとするが、風が待ったをかけた。
風は響子に、新造が遺したVTRコメントを時田の推薦に使った理由を問いただす。
風への手紙には、時田は会社を奪う悪人のように書かれているのに、新造がこんなVTRを作った意味が分らない。
これじゃあまるで、時田と俺たちを対立させようとしてるみたいだ、と風が指摘し、みんなも響子に詰め寄った。
響子は泣いて誤魔化そうとするが、それでも引かない兄弟たちに、母親十カ条をやるのか、やらないのか、と開き直る。
そして、其の七は「力を合わせて発明品を作れ」だと告げて設計図を渡すと、隙を付いて逃げてしまった。
都合良く解釈し過ぎかもしれないが、とりあえず、そのヒントである『母親十カ条』をやることになった。
そこに、相変わらずのタイミングで響子が現れる。
第七条を告げようとするが、風が待ったをかけた。
風は響子に、新造が遺したVTRコメントを時田の推薦に使った理由を問いただす。
風への手紙には、時田は会社を奪う悪人のように書かれているのに、新造がこんなVTRを作った意味が分らない。
これじゃあまるで、時田と俺たちを対立させようとしてるみたいだ、と風が指摘し、みんなも響子に詰め寄った。
響子は泣いて誤魔化そうとするが、それでも引かない兄弟たちに、母親十カ条をやるのか、やらないのか、と開き直る。
そして、其の七は「力を合わせて発明品を作れ」だと告げて設計図を渡すと、隙を付いて逃げてしまった。
あっという間に3日目になるが、発明品はまだ完成しない。
そんな時、千里は時田に呼び出されて、『ミラクル』へ来ていた。
荷物はまとめたか、と言う時田に、千里は、出て行くつもりは無いから、と答える。
「どうもがこうが、城は壊します。」
時田は大蔵新造に勝つために『ミラクル』に入ったのだという。
だから、新造の全てを奪うつもりらしい。
そして時田は、千里が説得してみんなを城から出してくれるなら、兄弟たちの今後は約束する、と持ちかける。
明には新しい家と家政婦を用意し、成人になるまで全ての費用を負担する。
智には本人の希望を尊重した上でブロードウェイでマジックを学ぶ環境を準備する。
すでに家を出ている猛を含めた成人している4人にも、立退料という形で十分な謝礼金を支払う。
そう条件を提示し、子どもの将来を考えるのも母親の大事な役割だ、と言う時田。
そんな時、千里は時田に呼び出されて、『ミラクル』へ来ていた。
荷物はまとめたか、と言う時田に、千里は、出て行くつもりは無いから、と答える。
「どうもがこうが、城は壊します。」
時田は大蔵新造に勝つために『ミラクル』に入ったのだという。
だから、新造の全てを奪うつもりらしい。
そして時田は、千里が説得してみんなを城から出してくれるなら、兄弟たちの今後は約束する、と持ちかける。
明には新しい家と家政婦を用意し、成人になるまで全ての費用を負担する。
智には本人の希望を尊重した上でブロードウェイでマジックを学ぶ環境を準備する。
すでに家を出ている猛を含めた成人している4人にも、立退料という形で十分な謝礼金を支払う。
そう条件を提示し、子どもの将来を考えるのも母親の大事な役割だ、と言う時田。
一方、城で発明品を作っていた風たちは、試作品を無理矢理優に被せてみる。
が、まだ上手く行かないようだ。
そのとき、突然大きな音が。
行ってみると、千里の部屋の大時計が爆破されていた。
すると国土が現れ、自分がやったと名乗り出る。
国土は、時田に歯車を渡され、千里がいないうちに組み込むよう言われたらしい。
千里が最近時計の音がうるさくて寝不足だ、と言っていたから、それを付ければ音がしなくなると思ってやったようだ。
「これは、俺たちみんなへの警告だ。
千里がどうなってもいいのか、って言うな。」
時田の仕業だと知った風は、そうみんなに告げる。
が、まだ上手く行かないようだ。
そのとき、突然大きな音が。
行ってみると、千里の部屋の大時計が爆破されていた。
すると国土が現れ、自分がやったと名乗り出る。
国土は、時田に歯車を渡され、千里がいないうちに組み込むよう言われたらしい。
千里が最近時計の音がうるさくて寝不足だ、と言っていたから、それを付ければ音がしなくなると思ってやったようだ。
「これは、俺たちみんなへの警告だ。
千里がどうなってもいいのか、って言うな。」
時田の仕業だと知った風は、そうみんなに告げる。
一晩考えて城に戻った千里はみんなに、ここから出て行かない?、と話す。
しかし兄弟たちは、立てこもってでもこの城を守る、と言い出す。
そんなの無理に決まってる、と説得をしようとする千里に、だったら1人で出てけ、と風が冷たく言い放った。
みんなも口々に、元々金目的で来た女だから裏切られるかも、と言い、荷物をまとめておいた、と千里にバッグを投げる。
千里は元々追い出すつもりだったのか、とショックを受ける。
出て行く千里を影から見送る兄弟たち。
千里は兄弟たちのために時田の条件を飲もうと考え、兄弟たちは千里を無事に逃がすためにわざと冷たく追い払ったのだった。
しかし兄弟たちは、立てこもってでもこの城を守る、と言い出す。
そんなの無理に決まってる、と説得をしようとする千里に、だったら1人で出てけ、と風が冷たく言い放った。
みんなも口々に、元々金目的で来た女だから裏切られるかも、と言い、荷物をまとめておいた、と千里にバッグを投げる。
千里は元々追い出すつもりだったのか、とショックを受ける。
出て行く千里を影から見送る兄弟たち。
千里は兄弟たちのために時田の条件を飲もうと考え、兄弟たちは千里を無事に逃がすためにわざと冷たく追い払ったのだった。
城を追い出された千里は猛を訪ねた。
父親と仲良く暮らす猛を見て、千里は思わず物陰に隠れる。
しかし、猛に見つかり、とりあえず事情を説明する。
話を聞いた猛は、俺になんか用か?と他人事な素振りで、千里は、別に顔を見に来ただけ、と明るく言って帰って行った。
部屋に戻った猛に父親である一輝は、行かなくていいのか、と声をかける。
「俺が最高に嬉しいのは、お前と暮らすことじゃない。
お前が幸せになってくれることだ。」
一輝は猛の背中を押すように、みんなお前の奇跡を待っているんじゃないか?、と言った。
父親と仲良く暮らす猛を見て、千里は思わず物陰に隠れる。
しかし、猛に見つかり、とりあえず事情を説明する。
話を聞いた猛は、俺になんか用か?と他人事な素振りで、千里は、別に顔を見に来ただけ、と明るく言って帰って行った。
部屋に戻った猛に父親である一輝は、行かなくていいのか、と声をかける。
「俺が最高に嬉しいのは、お前と暮らすことじゃない。
お前が幸せになってくれることだ。」
一輝は猛の背中を押すように、みんなお前の奇跡を待っているんじゃないか?、と言った。
ネットカフェに時田がやって来た。
時田は『ミラクル』の面接を受けた千里の仲間たちに、採用だと告げる。
大喜びのメンバーに、早速仕事として、『トリックハート城』の立ち退きに協力して欲しい、と言い出す。
成功すれば千里の借金を帳消しにする、と言う時田。
平次たちは千里を裏切ることになるんじゃないか、と心配するが、時田は、千里を救う真のヒーローになるんだ、と言って丸め込んだ。
時田は『ミラクル』の面接を受けた千里の仲間たちに、採用だと告げる。
大喜びのメンバーに、早速仕事として、『トリックハート城』の立ち退きに協力して欲しい、と言い出す。
成功すれば千里の借金を帳消しにする、と言う時田。
平次たちは千里を裏切ることになるんじゃないか、と心配するが、時田は、千里を救う真のヒーローになるんだ、と言って丸め込んだ。
その頃千里は義男の家にお世話になっていた。
突然押し掛けたことを謝る千里に、義男は千里の母・志保も高校を卒業してからしばらく義男の家に住み込みで働いていたことを話す。
母親の昔話を聞いて、少し元気になる千里。
突然押し掛けたことを謝る千里に、義男は千里の母・志保も高校を卒業してからしばらく義男の家に住み込みで働いていたことを話す。
母親の昔話を聞いて、少し元気になる千里。
城では風が、1人発明品を作っていた。
新造が何を作らせようとしているのか気になるようだ。
そこに翔がやって来る。
風は、千里のこと好きなの?、と尋ねるが、翔はとぼける。
智と優は分かりやすいから間違いないよね、と話す二人。
千里はいい女だと思うよ、と風が千里を褒めると、翔は、もしかしてお前も好きなの?、と不安そうな顔をする。
分かりやすいよね~、と風はニヤリ。
どうやら鎌を掛けられたようだ。
新造が何を作らせようとしているのか気になるようだ。
そこに翔がやって来る。
風は、千里のこと好きなの?、と尋ねるが、翔はとぼける。
智と優は分かりやすいから間違いないよね、と話す二人。
千里はいい女だと思うよ、と風が千里を褒めると、翔は、もしかしてお前も好きなの?、と不安そうな顔をする。
分かりやすいよね~、と風はニヤリ。
どうやら鎌を掛けられたようだ。
翌朝、布団を片付けようとした千里は、押し入れから新造の発明品である『ミラクル催涙スプレー』や、義男と新造が一緒に写っている写真を見つけた。
どういうこと?、と義男に問いかけると、そこに響子も姿を現す。
「全てをお話しする時が来たようです。」
そう言って、響子と義男は真実を話し出した。
どういうこと?、と義男に問いかけると、そこに響子も姿を現す。
「全てをお話しする時が来たようです。」
そう言って、響子と義男は真実を話し出した。
新造と義男は大学時代に友達だったようだ。
新造は義男の家にもよく遊びに来ていて、千里の母・志保とも知り合いになった。
二人は、まるで兄妹のように仲が良かったらしい。
それから15年後、志保と再会した新造は彼女にプロポーズし、二人は結婚するはずだった。
しかしその頃、新造の前に1人の女性が現れ、新造は風の存在を知る。
それを打ち明けられた志保は黙って新造の前から姿を消したが、その時志保は新造の子供を身籠っていた。
そのことを新造が知ったのは志保が死んだ後らしい。
「あなたは、大蔵新造氏の娘です。」
動揺する千里に響子はそうはっきり告げた。
今の父親・徹は、志保が千里を産んだ後に結婚した、千里の義理の父親なのだ。
なんで父親だと言ってくれなかったのか、と言う千里に、新造は父親の資格が無いと思っていたんじゃないか、と話す義男。
響子は、新造が千里の前に現れたのも偶然ではなく、千里が借金取りに追われていると知って、助けに行ったのだと教える。
だって結婚したはず‥、と動揺する千里に、響子は、婚姻届は提出されていないことを告げた。
「これが全ての真相です。」
あまりのことにショックを受けた千里は、その場を飛び出した。
嘘だ‥、と声をあげて泣き出す千里。
新造は義男の家にもよく遊びに来ていて、千里の母・志保とも知り合いになった。
二人は、まるで兄妹のように仲が良かったらしい。
それから15年後、志保と再会した新造は彼女にプロポーズし、二人は結婚するはずだった。
しかしその頃、新造の前に1人の女性が現れ、新造は風の存在を知る。
それを打ち明けられた志保は黙って新造の前から姿を消したが、その時志保は新造の子供を身籠っていた。
そのことを新造が知ったのは志保が死んだ後らしい。
「あなたは、大蔵新造氏の娘です。」
動揺する千里に響子はそうはっきり告げた。
今の父親・徹は、志保が千里を産んだ後に結婚した、千里の義理の父親なのだ。
なんで父親だと言ってくれなかったのか、と言う千里に、新造は父親の資格が無いと思っていたんじゃないか、と話す義男。
響子は、新造が千里の前に現れたのも偶然ではなく、千里が借金取りに追われていると知って、助けに行ったのだと教える。
だって結婚したはず‥、と動揺する千里に、響子は、婚姻届は提出されていないことを告げた。
「これが全ての真相です。」
あまりのことにショックを受けた千里は、その場を飛び出した。
嘘だ‥、と声をあげて泣き出す千里。
サウナに入る兄弟たち。
千里が居なくなって弱気になった優は、こんなとき猛がいたら笑い飛ばしてくれるのに、と漏らす。
するとそこに、猛が姿を現したではないか。
「心配すんな。俺が奇跡をおこしてやる!」
猛はみんなが心配で、帰って来たのだ。
6人が揃って盛り上がる兄弟たち。
眼鏡時田ー!どっからでもかかってこいやー!、と明が気合いを入れると、本当にモニターに時田が現れた。
明日伺います、という時田に、兄弟たちも絶対負けないから、と言い返す。
そこで時田は、千里と新造が結婚していなかったことをみんなに話し出した。
風は隠そうと邪魔するが、時田は、千里が新造の娘であること、それを風だけが知っていたことを言ってしまった。
千里が居なくなって弱気になった優は、こんなとき猛がいたら笑い飛ばしてくれるのに、と漏らす。
するとそこに、猛が姿を現したではないか。
「心配すんな。俺が奇跡をおこしてやる!」
猛はみんなが心配で、帰って来たのだ。
6人が揃って盛り上がる兄弟たち。
眼鏡時田ー!どっからでもかかってこいやー!、と明が気合いを入れると、本当にモニターに時田が現れた。
明日伺います、という時田に、兄弟たちも絶対負けないから、と言い返す。
そこで時田は、千里と新造が結婚していなかったことをみんなに話し出した。
風は隠そうと邪魔するが、時田は、千里が新造の娘であること、それを風だけが知っていたことを言ってしまった。
どういうことかと問いつめられた風は、新造の手紙の残り半分をみんなに見せる。
風がずっと前からそれを知っていたのにみんなに言わなかったのは、混乱するのを避けたかったからと、何より千里自身も知らないことだったからだ。
「お母さんじゃないんだ‥」
明は酷くショックを受け、智・優・翔の3人も混乱している。
すると猛は、母親じゃないんだからこれで心おきなくコクれるだろ、と茶化す。
ついでに、翔が千里にキスしたことをみんなにバラしてしまった。
すかさず智は翔を殴り、優も怒って、あの時協力してくれたのは冷やかしだったのか、と翔を責める。
そして、やってらんねぇ、と出て行ってしまう。
翔は苦し紛れに猛に責任を転嫁。
最後には二人で風を責め、結局みんなバラバラになってしまった。
風がずっと前からそれを知っていたのにみんなに言わなかったのは、混乱するのを避けたかったからと、何より千里自身も知らないことだったからだ。
「お母さんじゃないんだ‥」
明は酷くショックを受け、智・優・翔の3人も混乱している。
すると猛は、母親じゃないんだからこれで心おきなくコクれるだろ、と茶化す。
ついでに、翔が千里にキスしたことをみんなにバラしてしまった。
すかさず智は翔を殴り、優も怒って、あの時協力してくれたのは冷やかしだったのか、と翔を責める。
そして、やってらんねぇ、と出て行ってしまう。
翔は苦し紛れに猛に責任を転嫁。
最後には二人で風を責め、結局みんなバラバラになってしまった。
国土が平次たちを探してネットカフェにやって来ると、ブリトニーはみんなが『ミラクル』に入ってしまったことを告げる。
そこに千里も姿を現すが、千里は国土を無視して個室に隠ってしまった。
「新造さんが、本当のお父さん‥。」
新造のことを思い出す千里。
『ミラクル催涙スプレー』を試作していた時、新造は千里に最近いつ泣いたか?と尋ねた。
千里は母親が死んだ時だと答えると、新造も最愛の人が亡くなった時だと話した。
「千里には、人のために涙を流せる子になってもらいたい。」
そう言う新造を千里は、お父さんみたいだ、と言ったことがあったのだ。
そこに千里も姿を現すが、千里は国土を無視して個室に隠ってしまった。
「新造さんが、本当のお父さん‥。」
新造のことを思い出す千里。
『ミラクル催涙スプレー』を試作していた時、新造は千里に最近いつ泣いたか?と尋ねた。
千里は母親が死んだ時だと答えると、新造も最愛の人が亡くなった時だと話した。
「千里には、人のために涙を流せる子になってもらいたい。」
そう言う新造を千里は、お父さんみたいだ、と言ったことがあったのだ。
ネットカフェになにやら騒がしい男がやって来た。
父親の徹だった。
徹は義男に言われて来たようだ。
本当の娘じゃないことをどうして黙っていたのか千里が尋ねると、徹は千里の母・志保と結婚したときのことを話し出した。
徹はずっと志保を口説き続けたが、お腹に子供がいることを理由に断られた。
でも、父親の名前は言えないし、結婚もしないと知って、口説き続け、半年後、ようやくOKを貰ったらしい。
「血の繋がりなんて関係ねぇ。
たとえ千里離れたところにいても、心では繋がっている。
それがお前につけた名前の由来だ。
誰がなんと言おうと、俺がお前の父親だ。
そう言ってやれたらかっこよかったんだけどな。」
辛い思いをさせたことを謝る徹に、千里はギャンブルに手を出したのも母さんのため?、と尋ねた。
徹は志保が病気になるまでは、本当に真面目だったらしい。
「母さんのこと、本気で好きだったんだね。」
ようやく理解しあえた所で、徹は千里が大蔵家を出たことを持ち出す。
そして、追い出された、と言う千里に、男がひどいことを言う時は必ず裏がある、と助言する。
「どんだけ口から出任せ言ったって、
一緒に過ごした時間は嘘つけねえんだからよ。」
その言葉に千里は、響子から聞いたことを思い出した。
「当たり前のことを当たり前だと思って欲しくなかったそうです。
今ここにいることが、かけがえのないものだと感じてもらいたかったんですって。」
徹は千里に問いかける。
「あの城が無くなっていいのかよ。
あいつら助けに行かなくていいのかよ。
金は誰が返すんだよ?」
結局いい加減な父親を演じて土下座してみせる徹を、千里は呆れて蹴り飛ばした。
「ひでえことすんなあ。
おまえには優しさってものがねえのかよ?」
文句を言う徹に千里は、あるわけないでしょ!あんたの子なんだから、と返す。
「あーあ、最低の父親を持ってホント迷惑!」
そう言って千里は去って行った。
父親の徹だった。
徹は義男に言われて来たようだ。
本当の娘じゃないことをどうして黙っていたのか千里が尋ねると、徹は千里の母・志保と結婚したときのことを話し出した。
徹はずっと志保を口説き続けたが、お腹に子供がいることを理由に断られた。
でも、父親の名前は言えないし、結婚もしないと知って、口説き続け、半年後、ようやくOKを貰ったらしい。
「血の繋がりなんて関係ねぇ。
たとえ千里離れたところにいても、心では繋がっている。
それがお前につけた名前の由来だ。
誰がなんと言おうと、俺がお前の父親だ。
そう言ってやれたらかっこよかったんだけどな。」
辛い思いをさせたことを謝る徹に、千里はギャンブルに手を出したのも母さんのため?、と尋ねた。
徹は志保が病気になるまでは、本当に真面目だったらしい。
「母さんのこと、本気で好きだったんだね。」
ようやく理解しあえた所で、徹は千里が大蔵家を出たことを持ち出す。
そして、追い出された、と言う千里に、男がひどいことを言う時は必ず裏がある、と助言する。
「どんだけ口から出任せ言ったって、
一緒に過ごした時間は嘘つけねえんだからよ。」
その言葉に千里は、響子から聞いたことを思い出した。
「当たり前のことを当たり前だと思って欲しくなかったそうです。
今ここにいることが、かけがえのないものだと感じてもらいたかったんですって。」
徹は千里に問いかける。
「あの城が無くなっていいのかよ。
あいつら助けに行かなくていいのかよ。
金は誰が返すんだよ?」
結局いい加減な父親を演じて土下座してみせる徹を、千里は呆れて蹴り飛ばした。
「ひでえことすんなあ。
おまえには優しさってものがねえのかよ?」
文句を言う徹に千里は、あるわけないでしょ!あんたの子なんだから、と返す。
「あーあ、最低の父親を持ってホント迷惑!」
そう言って千里は去って行った。
すっかり夜になった『トリックハート城』で、帰って来てくれたよ!、と明が大声を上げる。
智、翔、優の3人は大喜びで迎えに行くが‥。
帰って来たのは、千里じゃなくて井上さんだった。
そこにバリケードを作っていた猛が駆け込んで来て、『ミラクル』の連中がやって来たことを知らせる。
その中には、平次や千里親衛隊の姿も。
時田は何故か泣きながら強制撤退を通告し、手下たちが攻め込んで来た。
多勢に無勢でもう駄目か、と思った時、ショベルカーに乗った千里が登場。
国土も一緒だ。
ガスマスクを付けた千里は『ミラクル催涙スプレー』を撒いて、時田が率いる『ミラクル』の連中を蹴散らす。
出て行ったんじゃないんですか?、と驚く平次たちに、千里は、だってここあたしんちだし、と答えた。
そして、国土の援護で『トリックハート城』に入る。
出迎えた兄弟たちはみんな泣いている。
「そんな感動しなくても‥」
「ちげーよ。催涙スプレー、強すぎんだよ。」
そして全員が揃った大蔵家の一同は、一致団結して時田たちに宣戦布告。
「この城は、あたしたちが守る!」
時田も負けじと手下に号令を掛け‥。
智、翔、優の3人は大喜びで迎えに行くが‥。
帰って来たのは、千里じゃなくて井上さんだった。
そこにバリケードを作っていた猛が駆け込んで来て、『ミラクル』の連中がやって来たことを知らせる。
その中には、平次や千里親衛隊の姿も。
時田は何故か泣きながら強制撤退を通告し、手下たちが攻め込んで来た。
多勢に無勢でもう駄目か、と思った時、ショベルカーに乗った千里が登場。
国土も一緒だ。
ガスマスクを付けた千里は『ミラクル催涙スプレー』を撒いて、時田が率いる『ミラクル』の連中を蹴散らす。
出て行ったんじゃないんですか?、と驚く平次たちに、千里は、だってここあたしんちだし、と答えた。
そして、国土の援護で『トリックハート城』に入る。
出迎えた兄弟たちはみんな泣いている。
「そんな感動しなくても‥」
「ちげーよ。催涙スプレー、強すぎんだよ。」
そして全員が揃った大蔵家の一同は、一致団結して時田たちに宣戦布告。
「この城は、あたしたちが守る!」
時田も負けじと手下に号令を掛け‥。
セリフ集
親父が残したこの城を誰にも渡さない。
俺たちがここを出て行く時は、自分たちの意思でそう決めた時だ。
- 大蔵風
猛、俺が最高に嬉しいのは、お前と暮らすことじゃない。
お前が幸せになってくれることだ。
みんな、お前の奇跡を待ってんじゃないか?
- 菊池一輝
なんか、パスルのピースが1つ足らなくなったみたいだね。
- 大蔵優
血の繋がりなんて関係ねぇ。
たとえ千里離れていても、心で繋がってる。
それがお前につけた名前の由来だ。
誰が何と言おうと、俺がお前の父親だ。
そう言ってやれたら、かっこよかったんだけどな。
ごめんな。
もっと早く言ってやりゃ、こんな辛い目に会わなくて済んだのによ。
- 峯田徹
ばっかだな、お前は。
男が酷いことを言う時はな、必ず裏があるんだよ。
思い出してみろよ、お前が大蔵家に居た時のことを。
どんだけ口から出任せ言ったって、一緒に過ごした時間は嘘をつけねぇんだからよ。
- 峯田徹
みんな、かけがえのないあたしたちの家を守ろう。
- 峯田千里
これで大蔵家は無敵だ!
- 大蔵風