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解説

物質を転送するために使われる、魔法的な出入口。
外見的には渦巻く光でできた柱、または石碑のような形をしている。

  • 送信専用/受信専用/送受信両用
  • 送り先限定/送り先選択可能
  • 手荷物専用/一人用/少人数用/大人数用
  • 建物内移動/都市間移動/大陸間移動

といった機能の差があり、大規模・高機能になるほど作成・維持に必要な技術とコストが大きくなる。

適切に維持されていないポータルは、そのうちエネルギーが尽きて機能を停止する。
酷使による故障や人為的な破壊などによって急激に損傷が進んだ場合、Quickfireに相当するレベルの爆発を起こすことがある。さらに最悪の場合には、壊れたポータルがそのまま異界に通じる穴となって、デーモンなどがそこを通って攻め込んでくることもある。
また、適切なメンテナンスを行っていても、若干のエネルギーやノイズの漏れは防げない。そのため、ポータル周囲に長く滞在する専門家などが心身に異常をきたしたり、周辺地域の亡霊や魔法生物がエネルギーに引き寄せられて集まってきたりする。

主な大規模/長距離ポータル

Avernum

Fort Avernum

規格:受信専用、行先固定、少人数サイズ、大陸間移動
送信元が地上のどこにあるかは不明。主に流刑者の輸送用に使われた。
流刑制度の廃止にともなって地上側ポータルが停止され、受信専用だったFort Avernum側出口も消滅したと思われる。

Northwestern AvernumRoyal Spire

規格:送信専用、行先固定、少人数サイズ、大陸間移動
一度だけ発動した長距離ポータル。Erikaによって、皇帝Hawthorneの居城に暗殺者を送り込むために作られた。

Avernum2

Tower of Magi(中央)

規格:送信専用、行先選択可能、少人数サイズ、都市間移動
Avernum内の各地への移動が可能。行先選択には音声によるパスコードを用いる。
コードは人為的に設定できるものではなく、ほぼ無限にある3音節の組み合わせから行き先にマッチするものを探し出す必要がある。そのため、行先はよく知られたいくつかの都市と、運良く適合するコードが見つかった場所に限られていた。
システムが煩雑で使いにくかったとみえて、このタイプのポータルはその後作られていない。

Tower of Magi-Olgai

規格:送受信共用、行先固定、少人数サイズ、大陸間移動
実際にOlgaiから人が到着するまで、Tower側からはつながっている先がわからなかった。
Vahnataiとの国交断絶後に解体されたか、もしくは放置ののちに自然に機能喪失したもよう。

地上-Portal Fortress(Empire)

規格:送受信共用、行先固定、大人数サイズ、大陸間移動
帝国の基地。完成すれば軍隊をまるごと転送可能になる大規模ポータルだったが、未完成のうちにAvernumのエージェントによって破壊された。

Avernum3

Portal Fortress-Tower of Magi

規格:送受信共用、行先固定、少人数サイズ、大陸間移動
AvernumとUpper Avernumの間の移動に使われた。Towerがデーモンに破壊されたときに崩壊。

Distant Hut

規格:送信専用、行先選択可(特殊)、少人数サイズ、都市間移動
Ernestによって作られた私設のポータル。Valorimの各州都に飛ぶ、移動先1箇所ずつ*1の小さいポータルのセットからなる。

Avernum4

Fort Avernum

規格:送受信共用、行先選択可、少人数サイズ、都市間移動
ハブとなる大規模ポータルと、Avernum内の各都市にある送受信用の柱(パイロン)とのセットからなる。
使用するには、最初に行先の都市にあるパイロンにユーザーを登録する必要がある。
未登録のパイロンへの転送は、専門家による念入りな調整があれば不可能ではないが、それでも到着先座標がずれる可能性が高い。
Avernum6の頃には放棄され、ほぼ完全に機能を喪失している。

Tower Colony西-Upper Avernum

規格:送受信共用、行先固定、大人数サイズ、大陸間移動
Tower of Magiの機能喪失後に作られた長距離ポータル。1回のジャンプで送れる量は少ない(おそらくヒトなら数人程度である)ものの、連続使用が可能なので実質的にはかなりの大規模。
シナリオ中では「地上行き」とされているが、厳密な接続先はPortal Fortressであると思われる。
Avernum転覆を狙う何者かによって破壊され、機能しなくなった。

Avernum5

Static Fields

規格:送受信共用、行先選択可、少人数サイズ、都市間移動
Avernum4の時期にFort Avernumに設置されたタイプの改良型。
各行き先にパイロンを設置するところまでは一緒だが、一度パイロンにキーとなるパーツを設置してしまえば、誰でも自由にポータルを使えるようだ。

Avernum6

Portal Keep

規格:送受信共用、行先選択可、少人数サイズ、都市間移動
Avernum4におけるFort Avernumのものと同タイプ。
Portal Keepの使用許可を得たのち、各地のパイロンに登録した者のみが使用可能。

Great Portal-Upper Avernum

規格:送受信共用、行先固定、大人数サイズ、大陸間移動
Upper Avernum経由で地上と物資・人員をやりとりするためのもの。Upper Avernum側の出入口はPortal Fortressにあると思われる。
大飢饉以降の酷使が祟って、シナリオ中盤で大破する。

Sunspire(Tower Colony)

規格:受信専用、行先固定、特殊用途、大陸間移動
詳細は用語/Sunspireを参照。
Great Portal爆発のあおりを喰らって破壊され、デーモンの住処になっていた。

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最終更新:2010年10月29日 03:32

*1 管理者の設定で変更可能であるようで、特定条件下では共通する別の行き先に飛ばされる