レイ 「おめでとう」
有希 「謹賀新年」
ルリ 「あけましておめでうございます」
ゲンドウ 「お年玉は」
レイ 「ATフィールド投擲」
有希 「目標の頭上に鉄球を精製」
ルリ 「ルリです。今すぐ冬月さんに回線を繋いで下さい」
ゲンドウ「今年も無事新年が迎えられたな」
冬月「あぁ、そうだな」
ゲンドウ「ところで例の作戦は?」
冬月「あれか?」
ゲンドウ「あの作戦私が不参加の理由がわからん。何故葛城大佐なのだ」
冬月「MAGIが、君をはずすように指示したのだ」
ゲンドウ「納得できない」
冬月「まったく・・・君もいい大人だろうに」
葛城「所長どこに行かれるのですか?」
ゲンドウ「私にかまうな。うぉぉぉぉぉぉ!!」
・・・・・・・
葛城「所長どこに行かれたのでしょうか?」
冬月「今にわかる。総員第一種戦闘配置」
ルリ「レイ姉、もう寝ますよ。明日は初詣いくんですから」
レイ「……」
ピッ
レイ「……何故消すの?」
ルリ「夜更かしはダメです」
レイ「でも、年末年始はダラダラとどうでもいいバラエティの特番を見るのが正しいって葛城三佐が……」
有希「三が日を過ぎた頃の深夜のB級映画にこそ価値があると涼宮ハルヒが……」
ルリ「有希姉まで何言ってるんですか。みんなで行くんですから、私達だけ寝坊とかすっぽかしなんてできません」
レイ「みんなって、誰?」
ルリ「アキトさんとかユリカさんとか……あともしかしたらナデシコのみんなも。それにお隣さんにSOS団の皆さん、
あ、あとジュンさんとドールの子達もですね」
レイ「……疲れるからいい」
ルリ「……ここにある晴れ着を見たシンジさんはどんな反応するでしょうね」
レイ「ルリ、あなたももう寝ないとダメ。風邪をひかないうちに」
ルリ「……いつの間に布団に……。それだけ機敏にちゃんと出来るなら普段からちゃんとして下さい」
レイ「じゃ、おやすみ」
ルリ「有希姉も寝ますよ」
有希「私は睡眠をとらなくても問題ない」
ルリ「ダメです。どんなものだって休みを取らないと。それが生き物だろうとハイテクの集合体だろうと。
またエラーが発生して大変な事になりますよ?」
有希「……わかった。ただ、もう少し」
ルリ「って、なんでこんな水着のお姉さんたちの出てる番組見てるんですか。ダメです」
有希「『彼』が時折反応する涼宮ハルヒや朝比奈みくるのような体型を持つ女性が、この時間平面上ではどのようなものか、
情報を集めているだけ。これは正当な理由」
レイ「牛乳をいっぱい飲んだりレタスをいっぱい食べると大きくなるって聞いたわ」
ルリ「早く寝てください。大体、キョンさんはこーゆーものを好んで見たりしない……かどうかはわかりませんけど、
気にしなくていいです。世の男性は大体おっぱいがおっきい人に弱いもんなんです。ナデシコで暮らしてて
よくわかりました。でも、もし有希姉がやけにスタイル良かったりしたらキョンさん以外の人の魔の手が伸びて
みんな困ります。もともとポテンシャルは高いですから」
レイ「きっと、有希を作った宇宙人の趣味よ」
ルリ「寝てくださいね。」
有希「……ありがとうルリ。私も休む事にする。あなたの言葉から、あなたも同じ問題を抱えていたと言う事も判った」
レイ「ルリ、有希、貧乳はステータスだってハルヒさんが……」
ルリ「早く夢の世界に行ってください。それに私はこれからです」
有希「今私に言った事と矛盾する……」
ルリ「……さ、寝ましょう。あ、有希姉、明日はおもち8個まで食べていいですから」
有希「あなたはきっと将来スタイル抜群になる」
レイ「有希、これはルリの罠よ」
ルリ「……いいから寝ましょう、いい加減。私が悪かったです。じゃ」
レイ「おやすみ」
有希「おやすみ」
ルリ「おやすみなさい」