概要

『人形草紙あやつり左近』とは?

写楽麿(原作)・小畑健(作画)により、「週刊少年ジャンプ」にて、1995(平成7年)年23号から1996年1号まで連載されたサスペンス作品。
同年のスプリングスペシャルに読切作品「廃校の復讐鬼」が掲載された後、「週刊少年ジャンプ」で連載が開始される。
腹話術で事件を解き明かすという、一風変わった設定が特徴だが、その異色さが主な読者層である小中学生からはあまり支持を得られず、
中盤以降のトリックの甘さなどもあり全4巻で打ち切られてしまっている。
しかしながら、一定のファンがついた事もあって、ドラマCD化、ノベライズ、そしてついに原作終了後にはアニメ化が決定する。
現在の小畑絵とは異なった画風だが、当時の絵にも彼の絵特有の美麗さが表れている。
打ち切り作品としては異例だが、後に文庫版も発売されている。
アニメでは、原作の粗を改善すべく所々にアレンジが施され、人間関係に焦点を当てたストーリー構成に変更。
声優も豪華キャストを揃え、章ごとに変わりやすかった絵も統一されている。
最終的には原作とは異なる独自のラストで物語を締め括った。

原作とアニメの相違点

1~17話(廃校の復讐鬼~埃及大王呪術地獄)までは原作のストーリーだが、それ以降はアニメオリジナルのストーリーとなっている。
基本的に原作に忠実だが、原作にはない数多くの要素が織り込まれており、トリックにも一部変更点がある。
章によっては、アニメオリジナルの人物が登場したり、原作では死ななかった人物がアニメでは殺害されるパターンもある他、原作とアニメとでは印象が異なる者もいる。
オリジナルに拒否感をもつ人に配慮してか、最後の原作話となる17話でもすっぱり切れるような構成になっている。
最終更新:2010年02月08日 02:48
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