千切れて はぐれて行く雲が
鏡の水面を 横切る
自ら を疑わず 羽ばたく旅鳥は
最果ての地へ…
「何言ってんだ?」
「キャプテン…彼は詞を作るために同行しているのです」
「あぁ、そういやそうだったな」
「キャプテン…彼は詞を作るために同行しているのです」
「あぁ、そういやそうだったな」
よく周囲を見れば詩人の歌う通りの状況に置かれている。
雲の動きは見てなかったので判らないが、巨大な鏡のように空を映すクリスタルレイク。
一目散に湖を通過していく鳥の群れは、何所へともなく飛び去って往く。
雲の動きは見てなかったので判らないが、巨大な鏡のように空を映すクリスタルレイク。
一目散に湖を通過していく鳥の群れは、何所へともなく飛び去って往く。
「ハハハ、あなた達といると良い詩が浮かぶのでつい調子に…」
楽器を置き、申し訳なさそうに俯きながらもどこか楽しそうにしている。
今ホーク達は、同じ馬車に居合わせた詩人とクリスタルシティへの道を共にしていた。
今ホーク達は、同じ馬車に居合わせた詩人とクリスタルシティへの道を共にしていた。
「…ホーク」
「あん?」
「あん?」
声を掛けたのはシンだった、見知らぬ土地で緊張しているのかと一瞬思ったがそんなタイプでは無いだろう。
眺めていた野鳥が消え入りそうになるほど遠くなった辺りで目を離し、顔をシンの方へと向ける。
眺めていた野鳥が消え入りそうになるほど遠くなった辺りで目を離し、顔をシンの方へと向ける。
「術法…だったか、この世界は魔術が存在している」
「ああ、使ってみたいとでもいう気か?」
「そんな物に頼らずとも南斗聖拳は無敵、だが対策もなく戦う愚行は避けるべきだろう」
確かに言われてみるとこのメンバー、まるで魔術対策ができていない。
前衛は鉄壁の守備を誇るベア、剣よりも鋭い一撃を拳に秘めたシン、現在メルビルで医療中の身であるケンシロウ。
そして中衛、槍による長いリーチと一部の火術で戦いの流れを作るゲラ=ハと司令塔であるキャプテン・ホーク。
肉弾戦であれば100体の魔物を同時に相手にしても負ける気がしない。
「ああ、使ってみたいとでもいう気か?」
「そんな物に頼らずとも南斗聖拳は無敵、だが対策もなく戦う愚行は避けるべきだろう」
確かに言われてみるとこのメンバー、まるで魔術対策ができていない。
前衛は鉄壁の守備を誇るベア、剣よりも鋭い一撃を拳に秘めたシン、現在メルビルで医療中の身であるケンシロウ。
そして中衛、槍による長いリーチと一部の火術で戦いの流れを作るゲラ=ハと司令塔であるキャプテン・ホーク。
肉弾戦であれば100体の魔物を同時に相手にしても負ける気がしない。
だが、魔法に対する知識を持っているのはゲラ=ハと自分だけ。
しかも防御術などという高度な術はない、補佐や軽い傷の治療ぐらいしかできない。
しかも防御術などという高度な術はない、補佐や軽い傷の治療ぐらいしかできない。
「うーむ、あんまり大所帯になると身動きが取りづらい。
新しい仲間を入れるって案は避けるとして…術への抵抗は精神を鍛えて対処しよう」
「…俺は対策が必要だと言ったのだ、精神だの根性で耐えろだなどという返答は…」
新しい仲間を入れるって案は避けるとして…術への抵抗は精神を鍛えて対処しよう」
「…俺は対策が必要だと言ったのだ、精神だの根性で耐えろだなどという返答は…」
シンの言葉に耳を貸すこともせず、荷袋からトランプを取り出し手際よくシャッフルする。
その音に居眠りしていたベアと、詩人から旅の話を聞いていたゲラ=ハもホークへと目を向ける。
その音に居眠りしていたベアと、詩人から旅の話を聞いていたゲラ=ハもホークへと目を向ける。
「魔術の炎だとか氷だとかは本物の炎や氷じゃあない。
だが偽物じゃない、魔力で形成された本物に近い炎って訳だ。
だから物質を燃やせるし、炎と同じ特性があるから水に弱い。
布や紙でも魔力に抵抗があれば燃えない。
幻術の炎は偽物の炎だが、術で精神に干渉してるから肉体へのダメージにはなる」
だが偽物じゃない、魔力で形成された本物に近い炎って訳だ。
だから物質を燃やせるし、炎と同じ特性があるから水に弱い。
布や紙でも魔力に抵抗があれば燃えない。
幻術の炎は偽物の炎だが、術で精神に干渉してるから肉体へのダメージにはなる」
興味深げに話を聞くベア、意外と几帳面なのかメモまで取っている。
シンがさっさと本題を話せとばかりに睨みつけているので、ベアには悪いが簡潔に済ませる。
シンがさっさと本題を話せとばかりに睨みつけているので、ベアには悪いが簡潔に済ませる。
「要するに、対策ってのは燃えにくい装備をしたり寒さに強い装備をすること。
幻術だって精神に作用してるんだから『この防具は熱に強い』と理解してれば多少防げる。
魔法盾は高度な呪文だから無理だな、もう一つの対策が『精神力』だ。
魔力だなんだってのは精神で操ってるもんだからな…強い精神は抵抗力になる」
「なるほど…そこら辺の山に籠ればすぐにでも精神修行できるな」
「そいつは簡便してくれ…精神力だけならこのトランプがあれば十分だぜ」
幻術だって精神に作用してるんだから『この防具は熱に強い』と理解してれば多少防げる。
魔法盾は高度な呪文だから無理だな、もう一つの対策が『精神力』だ。
魔力だなんだってのは精神で操ってるもんだからな…強い精神は抵抗力になる」
「なるほど…そこら辺の山に籠ればすぐにでも精神修行できるな」
「そいつは簡便してくれ…精神力だけならこのトランプがあれば十分だぜ」
そう言ってニヤリと笑うホーク、その笑みを見たゲラ=ハは一瞬でホークの考えに気づいた。
「なるほど…ゲームはなんですか?」
「おいおい、気が速ぇーぜ。メルビルでやり飽きた奴が居なけりゃポーカーだな」
「フン…くだらん…やはり山に籠っていた方がよさそうだ」
「おいおい、気が速ぇーぜ。メルビルでやり飽きた奴が居なけりゃポーカーだな」
「フン…くだらん…やはり山に籠っていた方がよさそうだ」
馬車から身を乗り出し、修行地を探すべく周囲の岩山を観察するシン。
ホークは、シンのまるでポーカーに関心を見せていない背中をジッと見いった。
しばらくすると彼は微笑みをうかべた、悪魔の微笑みだった!なにかを考えついたのだ!
微笑みをうかべるだけの何かを…!
ホークは、シンのまるでポーカーに関心を見せていない背中をジッと見いった。
しばらくすると彼は微笑みをうかべた、悪魔の微笑みだった!なにかを考えついたのだ!
微笑みをうかべるだけの何かを…!
「おいおい、負けるのが怖いのかシン?」
「安い挑発には乗らんぞホーク、金なんぞ賭けたところで俺には何の…」
「いやちょっとまて!今アイディアがうかんだんだが、金に加えて面白い賭けを重ねないか?」
「安い挑発には乗らんぞホーク、金なんぞ賭けたところで俺には何の…」
「いやちょっとまて!今アイディアがうかんだんだが、金に加えて面白い賭けを重ねないか?」
その場の誰もが意外そうにホークを振り返った!
金だけでは無い、シンの気を引くため賭ける何か。
金よりも大事な何かを賭けるというのだろうか。
金だけでは無い、シンの気を引くため賭ける何か。
金よりも大事な何かを賭けるというのだろうか。
「面白い賭け…?」
「そう!おたがい賭ける金に加えて更にワクワクする賭けをのせようってのさ!
といっても借金やら痛みを伴う物じゃあないんだ…そこが面白いんだがね、どうだいやるかい?」
「そう!おたがい賭ける金に加えて更にワクワクする賭けをのせようってのさ!
といっても借金やら痛みを伴う物じゃあないんだ…そこが面白いんだがね、どうだいやるかい?」
賭けの対象については全く話さないホーク。
興味と苛立ちをついてくる挑発にシンは無言のままホークを見ていた。
興味と苛立ちをついてくる挑発にシンは無言のままホークを見ていた。
「なぁに!つまらないものさ…しかしお前等が賭ける気になるかどうかということだけが問題なんだ!」
「言わんとしていることは分かった。だが賭けの対象が分らんのでは…」
「あ…そうそう!賭けが嫌なら嫌と言ってくれ!俺は気にしないから……」
「言わんとしていることは分かった。だが賭けの対象が分らんのでは…」
「あ…そうそう!賭けが嫌なら嫌と言ってくれ!俺は気にしないから……」
うすら笑いをうかべながら、シンを気遣うような素振りを見せつつもシンの言葉は無視する。
このホークの態度に冷静さを欠いたシンはついに言ってしまった。
「いいだろう!何を賭けると言うんだ!」
このホークの態度に冷静さを欠いたシンはついに言ってしまった。
「いいだろう!何を賭けると言うんだ!」
ホークの眼が罠にかかった獲物を見る眼に変わった。
うすら笑いをそのままに、鋭い眼光のまま口を開いた。
うすら笑いをそのままに、鋭い眼光のまま口を開いた。
「…今晩の晩飯さ!」
「…くだらな……」
「言い忘れてたが街を救った報酬があってな、今日はクリスタルシティのスイートルームだ。
粗末なメルビルの民宿で食ったような飯と一緒に考えていいのかな?」
「…くだらな……」
「言い忘れてたが街を救った報酬があってな、今日はクリスタルシティのスイートルームだ。
粗末なメルビルの民宿で食ったような飯と一緒に考えていいのかな?」
「「「な…なんだってェ――――!?」」」
声を合わせて3人が驚愕の咆哮を上げる。
貧相なスープとパンから抜け出し、豪勢な食事にありつける。
娯楽の少ない荒んだ世界、彼等の楽しみは働いた後の食事やギャンブルくらいなもの。
シンもサザンクロスでは贅沢な暮しをしていた為、やや食事に不満気であった。
それに危険を冒す必要があるだろうか…ゲラ=ハとベアが反抗的な目でホークを見る。
声を合わせて3人が驚愕の咆哮を上げる。
貧相なスープとパンから抜け出し、豪勢な食事にありつける。
娯楽の少ない荒んだ世界、彼等の楽しみは働いた後の食事やギャンブルくらいなもの。
シンもサザンクロスでは贅沢な暮しをしていた為、やや食事に不満気であった。
それに危険を冒す必要があるだろうか…ゲラ=ハとベアが反抗的な目でホークを見る。
「おや、まだお前らにも賭けろとは言ってないのに話が速いな。
精神を鍛えるためと思えばどうってことないだろ?」
精神を鍛えるためと思えばどうってことないだろ?」
ハッ、と我に帰るゲラ=ハとベアだったが既に遅かった。
ホークは二人がこの賭けに『乗った』と捉えていた。
ホークは二人がこの賭けに『乗った』と捉えていた。
「正気か!自分が何を言ってるのか分かってるのか!」
「俺は正気だよ…面白いじゃないか!目の前のご馳走を相手から盗れるってェわけさ!」
「バカげてる!俺等の所持金で届くような飯じゃあないぞ!」
呆れたように肩をすくめて溜息をつくホーク。
「俺には分からないねェ、金は賭けてもいいのに飯はダメなのかい?
ゲラ=ハなんて自信満々にゲーム方法も聞いてきたってのに…まぁいい!
これはなかったことにしてやろうか?それがいいんだろ?」
「俺は正気だよ…面白いじゃないか!目の前のご馳走を相手から盗れるってェわけさ!」
「バカげてる!俺等の所持金で届くような飯じゃあないぞ!」
呆れたように肩をすくめて溜息をつくホーク。
「俺には分からないねェ、金は賭けてもいいのに飯はダメなのかい?
ゲラ=ハなんて自信満々にゲーム方法も聞いてきたってのに…まぁいい!
これはなかったことにしてやろうか?それがいいんだろ?」
まだ始まってすらいない勝負に一人勝ち誇るホーク。
まるで精神的地位で上を行っていることを誇示するように。
3人は、それが気に入らなかった!
まるで精神的地位で上を行っていることを誇示するように。
3人は、それが気に入らなかった!
冷静沈着なシン、陽気で豪胆なベア、温厚なゲラ=ハ。
性格のまったく異なる3人、だがこの時彼らに共通する一つの意思が芽生えた!
『ホークの態度、なんとしてでも後悔させてやる!』
性格のまったく異なる3人、だがこの時彼らに共通する一つの意思が芽生えた!
『ホークの態度、なんとしてでも後悔させてやる!』
「かまわん…!」
「OK…乗ったぜ!」
「わかりましたっ!晩餐を賭けましょう!」
「よしっ!」
「OK…乗ったぜ!」
「わかりましたっ!晩餐を賭けましょう!」
「よしっ!」
3人の了承を得たホークがカードをカットし配ろうとした瞬間、馬車が停止した。
目的地、クリスタルシティへと到着したのだ。
目的地、クリスタルシティへと到着したのだ。
「ん…着いちまったか、酒場にでも寄って済ませるとしようぜ」
カードをまとめて荷袋へとしまうと、馬車の運転士に駄賃を払う。
そしてクリスタルシティの入口にある橋に立ち、その光景に足を止める。
町全体が宝石のような輝きに包まれていた、橋や家屋や噴水が眩しい程に煌めいていた。
そしてクリスタルシティの入口にある橋に立ち、その光景に足を止める。
町全体が宝石のような輝きに包まれていた、橋や家屋や噴水が眩しい程に煌めいていた。
「噂に聞いてたが足を踏み入れたのは初めてだぜ…」
「これがローザリアの首都ですか…武具も一流と聞いてます、楽しみですね」
周囲を見渡すとすぐに酒場の看板が目についた。
町にある武器や防具も見てみたかったが、ホテルで夕飯が用意されるまでに決着をつけなければならない。
早々に酒場へと足を運び、扉を開く。
「これがローザリアの首都ですか…武具も一流と聞いてます、楽しみですね」
周囲を見渡すとすぐに酒場の看板が目についた。
町にある武器や防具も見てみたかったが、ホテルで夕飯が用意されるまでに決着をつけなければならない。
早々に酒場へと足を運び、扉を開く。
「…満席ですね」
広い店ではないが、大きさに見合うぐらいには繁盛しているようだ。
見渡した限り席は埋まっていた、しかし柱に隠れて奥の一角が死角となっている。
席が空いてないかと奥へ歩を進める。
見渡した限り席は埋まっていた、しかし柱に隠れて奥の一角が死角となっている。
席が空いてないかと奥へ歩を進める。
「やはり満席の様だな」
忌々しそうにつぶやくシン、奥の席には男が一人座っていた。
テーブルの上には先ほどまで賭けをしていたのか、真っ白なチップとカードやサイコロが散らばっていた。
男は余り見ない奇妙な服装をしており、砂漠特有の細かい砂が服に付着していた。
ドライランドから来たのだろうか?
テーブルの上には先ほどまで賭けをしていたのか、真っ白なチップとカードやサイコロが散らばっていた。
男は余り見ない奇妙な服装をしており、砂漠特有の細かい砂が服に付着していた。
ドライランドから来たのだろうか?
「仕方ない…ホテルでやるぞ、こんだけ町中ピカピカだとテーブルも鏡みてーになってやしねーかと思ったが…
酒場の中までってことはねぇし、ホテルの中も大丈夫だろ…」
「いや、やめときな…スイートじゃなく隅にあるチンケな宿に泊まるなら悪くないがね」
酒場の中までってことはねぇし、ホテルの中も大丈夫だろ…」
「いや、やめときな…スイートじゃなく隅にあるチンケな宿に泊まるなら悪くないがね」
男の声と同時にカードがめくれる音が聞こえた。
何時の間にかテーブルに散らばっていたカードを集め、手際よくシャッフルしている。
何時の間にかテーブルに散らばっていたカードを集め、手際よくシャッフルしている。
「見た所…席を探してるみたいだな、どうだい俺と賭けをしないか?
特に用もないし、負けたらここをどいてやるよ。」
特に用もないし、負けたらここをどいてやるよ。」
賭け、悪くない提案だった。
時間さえかけなければ晩餐にありつける。
男が何を賭けるかを取り決めれば問題はない。
「面白そうだが晩飯まで時間がないんだ、金をやるからどいてくれないか?」
ベアがそういって幾らか金を取り出す。
だが男はカードを置くと同じ量の金を出して答えた。
時間さえかけなければ晩餐にありつける。
男が何を賭けるかを取り決めれば問題はない。
「面白そうだが晩飯まで時間がないんだ、金をやるからどいてくれないか?」
ベアがそういって幾らか金を取り出す。
だが男はカードを置くと同じ量の金を出して答えた。
「欲しいのは金じゃない、賭けに生じる下らないスリルさ…。
お互いの魂と代価を競って知力を巡らせる瞬間が堪らないんだ…」
お互いの魂と代価を競って知力を巡らせる瞬間が堪らないんだ…」
シャッフルしたカードをカットし終え、テーブルの上にゲームの準備が整った。
「おい、貴様…」
「いいってシン。賭けなんてなんだってできるし時間は潰させないさ。
しかし魂とはキザな奴だぜ。」
「いいってシン。賭けなんてなんだってできるし時間は潰させないさ。
しかし魂とはキザな奴だぜ。」
ベアが向かいの席に腰掛けると、男はニヤリと不敵な笑みを見せカードへ手を伸ばした。
「ちょっと待った、ポーカーは止めないか?後が使えてるんで手を見せたくねぇのよ」
これを『イカサマの疑惑』と捉えたのか、男は少し複雑な顔を見せた。
これを『イカサマの疑惑』と捉えたのか、男は少し複雑な顔を見せた。
「いや、ポーカーで一発勝負ってのも運に頼りっぱなしで味気ないだろ?
アンタが今言ったように知力を巡らせないとな…サイコロを偶数、4個か6個あればいいかな」
男は言われた通りに6面体のサイコロを6個出してよこした。
アンタが今言ったように知力を巡らせないとな…サイコロを偶数、4個か6個あればいいかな」
男は言われた通りに6面体のサイコロを6個出してよこした。
「よーしコレコレ…『ブラフ』ってゲーム知ってるかい?」
男は興味深そうに首を横に振った。
その瞬間、気のせいか背後が一瞬、陽炎のように揺らいだ。
その瞬間、気のせいか背後が一瞬、陽炎のように揺らいだ。
退屈を打ち消し、スリルをもたらす『ギャンブル』
それが同時に破滅をも持ち込む事を忘れ、思惑通り席についた自分達を内心嘲笑う悪魔。
その存在に気づかぬまま、ゲームが始まろうとしていた。
それが同時に破滅をも持ち込む事を忘れ、思惑通り席についた自分達を内心嘲笑う悪魔。
その存在に気づかぬまま、ゲームが始まろうとしていた。