貧者の薔薇

登録日:2019/12/07 Sun 15:19:16
更新日:2025/02/08 Sat 11:39:19
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HUNTER×HUNTER HUNTER×HUNTER界最強の存在 「種」を滅ぼす『種』 キメラ=アント コメント欄ログ化項目 チート テロリスト御用達 バイオハザード ミニチュア・ローズ 人間の悪意 人類の敵 倫理的にヤバイ 兵器 化学兵器 厄災 命の価値は薔薇より安い 土壌汚染 地獄絵図 大量殺戮兵器 大量破壊兵器 安物 底なしの悪意 悪意 悪意の塊 悪魔兵器 感染 架空の兵器 某6もにっこり 止まること無き進化 武装難民 殺戮兵器 殺虫剤 毒を以て毒を制す 爆弾 猛毒 環境汚染 環境破壊 環境破壊兵器 生物兵器 秀逸な項目 終焉 絶滅 綺麗な花には毒がある 薔薇 蟻をはるかに超える「悪意」 貧者の核兵器 貧者の薔薇 賛否両論 超威力 進化 遅効性 隠蔽疑惑 黒い集英社




その爆弾は低予算で小型の上 驚くほどの殺傷能力を誇り


技術さえ確立してしまえば 短期間での大量生産が可能なことと


爆炎の特異な姿から


貧者の薔薇(ミニチュア・ローズ)と呼ばれ 独裁小国家に好まれた 



貧者の薔薇(ミニチュア・ローズ)とは、漫画HUNTER×HUNTER」に登場する兵器である



◇概要

ハンター協会会長であるアイザック=ネテロキメラ=アントの王メルエムを討伐するために用意した、奥の手である兵器。
端的に言うと
  • 超小型
  • 低コスト
  • 超威力
という三拍子揃った恐るべき大量殺戮兵器である。
現実に置き換えるなら、手榴弾サイズでありながら原子爆弾と同じ威力を持った核兵器

後述の特性から特に東ゴルトー共和国のような独裁小国家に好まれ、述べ250を超える国でその10倍もの「花」を咲かせ、512万人もの命を吸った。

とあるテロリストが敵国の首都中心部でこれを咲かせ11万人あまりの命を奪った事件の後、新たな生産を禁じ、保有している「種」の廃棄を促す国際条約が制定されたものの、保有国の8割が廃棄および使用禁止に難色を示しているというどこまでも業の深い兵器である。
また、この条約に従うテロリストがいるのか?という疑問も残る。
モチーフはもちろん現実における核兵器であるが、それと比してもかなり特殊かつ強烈な要素をいくつも併せ持っている。

以下、その特性について記述していく。


◇超小型

まずこの爆弾、現実のそれと比べてもかなり小型。否、超々小型である。
おそらくこれが「ミニチュア」と呼ばれる所以。具体的な大きさは劇中において明らかにされてはいないが、少なくともネテロはこの爆弾を自分の体内に仕込んでいたにもかかわらず、戦闘に支障がないばかりか外部から見ても爆弾を埋め込んでいるとは全くわからないほどに違和感がなかった。
これはネテロの百式を見切るほどである作中最高クラスの洞察力と観察力を持つメルエムが爆発の直前まで全く見抜けなかったことからもうかがえる。

どれだけ大きくても手榴弾クラス、あるいはネテロがこの爆弾の起動スイッチを心臓に仕込んでいたことからペースメーカー程度の大きさであった可能性すらある。
参考に、現実における最小の核兵器の一つである「デイビークロケット」の弾頭は重さ約35kg、直径約28cmである。当然ながら人力での運搬は負担が大きく、ましてや体に仕込むことなど不可能。
(デイビークロケットはゲームメタルギアソリッド3」で登場しているが、弾頭だけでも非常に大きい。また作中では怪力の巨漢が、無反動砲ごと素手で持ち上げたあげくぶっ放していたが、本来なら車か三脚に据え付けて使用するもので、そんなことができる重さ・大きさではない)
後述するが、これほど小型の爆弾からよくあれほどの超威力の爆発を生み出せるものである。


具体的な大きさは劇中において示されてはおらず、ネテロが心臓に仕込んでいたのは起爆スイッチのみで、爆弾自体は戦場となった地下兵器実験場にあらかじめ仕込まれていたのでは?という意見もある。
それならば大きさの割にあまりにも非常識的な威力を持っていることにも説明がつきやすい。
ゼノの念で飛ばした龍がちょうどその実験場の上で消滅したこともこの説の信憑性を裏付ける要素になる。


しかし、ゼノとネテロがあそこまですんなり王を運べることを前提として作戦を立てたとは考えにくいため、どちらかといえば身体に仕込んでいたとする方が現実的ではある。
(劇中の王はコムギとの交流を通じてハンター側が把握していた性格とはかなり異なる穏やかな状態であった。)
もしくはモラウが行った王の性格のプロファイリングを元に、格下の相手の懇願ならば乗ったとしても何もできまいと王が判断することを計算したのかもしれないが希望的観測過ぎるだろう。
いずれにせよ作中で現物が出てきていない以上、他の大量破壊兵器と比べて(あくまでも原爆の大きさとしては)小型であったのか、体に仕込めるほど小型だったのかは議論が分かれるところだが、ネテロ以外の使用例も考えるとやはり超小型であることは間違いないだろう。

こんな超小型で高性能の爆弾であったらさぞ高いコストや技術が必要だろうと思われるが・・・


◇低コスト

この爆弾、技術さえ確立してしまえば、低予算、かつ短期間で大量に生産できるほどの生産性を持つ。
「貧者」という名前はここからきていると思われる。

具体的にどれほど低コストであるのかについても語られていないが、アニメ版で描写された先述のテロ事件の描写からそれをうかがえる*1。「テロリストが敵国の首都中心部でこれを使った」と作中では語られてはいるが、そのテロリストと呼ばれた集団は明らかにそうとは呼べないろくに武装すらしていない難民であった。
そんな貧しい人々にもかかわらずこの爆弾を使用できた事実から、普通の兵器よりかなり安価であると推測できる。

「買ったんじゃなくてどっかから奪ってきたんじゃないか?」とも考えられるが、そうだとしたらろくに武装すらできない難民が奪える程度のガバセキュリティで保管されているということになり、仮に前者だとしてもこんな危険極まる大量破壊兵器を平然と売りつける人間が存在しているということとなり、どっちにしろろくなものではない
というより前述の条約が批准された時点で数十万発というおびただしい数の爆弾(種子)が世界各地に存在している事実を鑑みるに、極めて安価で大量にあるゆえそれほど厳重に保管されてない、というのが現状なのかもしれない…。ろくでもないを通り越してもうどうしようもない

何処へでも容易かつ大量に運搬が可能なほど小型軽量であり、しかも技術、資金の2つの面から見ても極めて低コストという兵器としてこの上なく理想的なこの薔薇であるが、その兵器としての価値をさらに高めるのがこの薔薇の威力である。


◇超威力

この薔薇は前述の通り超超小型であるにもかかわらず、その大きさからは考えられないほどの超威力の爆発を生み出すことができる。
具体的には爆発と同時に半径数キロを吹っ飛ばし荒地が一瞬で岩漿化し、辺り一面に地獄のような黒煙を生み出すほどである。

そして何より作中で反則的なまでの強さを誇り、ネテロの奥義である零乃掌すらほぼノーダメージで防ぎ切ったメルエムが四肢を失い見るも無残な黒焦げの姿と化したことはプフとユピーのみならず読者にも衝撃を与えた*2
そしてその大爆発ののちに、爆炎黒煙の入り混じった薔薇に似たキノコ雲(薔薇雲と呼ぶべきか)が立ち上る。これが名前の薔薇(ローズ)の由来であると考えられる。

もちろんこんな威力を生み出すことのできる念能力は作中では存在せず、ネテロやゴンさん、メルエムをも差し置いて、現状HUNTER×HUNTER内で最も強力な破壊力を持つ攻撃手段であると言える。


◇劇中において

以上のように危険極まりなく、また世間的にも(表向きは)忌避される兵器であるが、ネテロはキメラ=アントの王メルエムおよびその護衛を確実に討伐するためにこれの使用に踏み切った。
これにはいくつかの背景があり、

1. 蟻討伐の全責任をハンター協会が取るようにされていた
キメラ=アントの討伐に際しての方法とその責任の所在については大国*3の責任者からハンター協会に全て丸投げされていた。

これについては未曾有のバイオハザードであるにもかかわらずあまりにも悠長ではないかとも思えるが、キメラ=アントが襲ったのはNGLと東ゴルトー共和国の二国(+ザザン等師団長クラスの何匹かが流星街など周辺の地域を襲った)のみであり、どちらもハンターハンターの世界的に見て小国である。
加えてキメラ=アント(亜人種)の危険度はBであり、高コストながら対処法は確立している程度の小規模な災害でしかない。そんな些事のために軍事的リソースを割くことは非効率であると判断したのだろう。

つまるところ大国である自分たちが動くほどでもないが見過ごしてはおけない災害が起きたので、ならば元々キメラ=アントの調査をしていたハンター協会に討伐を依頼するという形で責任を押し付けたというのが実情である。
人類が滅びるかもしれない瀬戸際でこんな無責任な対応をする大国には言いようのない苛立ちが募るが、後述する蟻討伐の結果を見るにこの対応は概ね正しかったものであるとも見れる


2.ネテロの実力が王はおろか護衛軍にすら及んでいない可能性があった
ネテロはノヴやモラウと共に一度護衛軍であるピトーを遠目から見たが、護衛軍の1匹でしかないピトーでさえ「あいつワシより強くねー?」と言わしめるほどのオーラをその身に宿していた。
さらには3匹の護衛軍を遥かに超えるメルエムが産まれ、ネテロは自分一人の力では王はおろか護衛軍にすら届かないであろうことを悟っていた。

百式でピトーをぶっ飛ばしてたし護衛軍あたりなら勝てるんじゃないか? との意見もあるが、それは護衛軍1匹1匹を相手取った場合であり、王下直属護衛軍の3匹は基本的に3匹セットで行動するということがセオリー、実際にはそこに王本人も加わる可能性が高かった。
メルエム+護衛軍3匹と戦って勝てる見込みは皆無であり、ネテロは護衛軍とメルエムを討伐隊とゼノによって分断する策に打って出たのである。
しかしたとえ分断に成功したとしても、メルエムはほぼあらゆる面においてネテロを上回っていると彼は推測していた。実際その分析は正しく「敗色濃い難敵」とネテロが評する程であった。
命を懸けてでも倒さねばならない、しかしたとえ命を懸けたとしても勝てる見込みは限りなく低い。勝つためには命以上のものを懸けるしかない。その勝ち目のない戦いに勝利するために用意したのがこの薔薇だったのである。


メルエムとの戦いの中で右足・左腕をもがれ、渾身の零乃掌までもを凌ぎ切られ、ネテロはもはや息をするのもやっとなほどに消耗しきる。そして自身の敗北を認め王の名(メルエム)を告げ、死を待つだけだったネテロであったが


蟻の王メルエムよ

お前は何もわかっちゃいねぇ

人間の底すらない悪意(進化)を!!

その後、勝利したメルエムを、否、(キメラ=アント)そのものを嘲笑うが如く目も口も漆黒の悪意に染まりに染まった悪鬼のごとき面貌を見せ、メルエムは生まれて初めて、そして生涯唯一感じたであろう恐怖に身を震わせた。
つい先瞬まで相対していた高潔にして堂々たる武人の姿はもはやそこには無く、この世のものとは思えない程に邪悪な人間の悪意(進化)の化身があった

地獄があったら、また会おうぜ

悪鬼(ネテロ)は自らの心の臓に指を当て、その鼓動を止めた。
メルエムは初めて感じる恐怖に身を任せ、その場から離脱しようとしたが、時すでに遅し。そう、


貴様は…!

そう……貴様は…

詰んでいたのだ



初めから


ネテロの心臓が止まるのをトリガーに薔薇は開花した
それは戦場であった兵器実験場を軽く吹き飛ばし、辺り一帯を地獄に変えた
その爆発を見たプフは、完全に人間の面を失い蟻と化し、ユピーは先刻感じた人間への敬意を捨て去り、完全に人間を敵と認識した
先述の通りメルエムは爆発の影響で見るも無残な姿となるも、護衛2匹の肉体を食らうことで復活を始める。
この時プフとユピーは自身の肉体の味を王に褒められた歓喜からとんでもない表情になっており、特にプフに至っては達したとしか言いようがない表情を見せている

結果、護衛軍二匹は大幅な弱体化を強いられはしたものの、メルエムは護衛軍両者の能力をより高い次元にまで引き上げ、オーラの総量も飛躍的にアップ、完全復活を果たした。
しかも爆発の影響からか記憶障害を起こし、コムギとの記憶を失ってしまったことで、元の生物統一を目指す冷酷非情な覇王としての姿に立ち戻ってしまった。
記憶戻らぬメルエムは、自身の記憶の答えを探すべく宮殿へと翔ぶ。そしてプフ越しにパームは王がこちら側に来ることを知る。

王は生きていた…!!

ネテロを失った討伐隊は、最終決戦へともつれ込む…。







そのWikiは低予算で小型の上、驚くほどの項目数を誇り

技術さえ確立してしまえば、素人でも大量の項目が執筆可能なことと

住民の特異な性質から

アニヲタwiki(アニヲタの集い)と呼ばれ、wiki篭り達に好まれた。


追記、修正は薔薇に耐え抜いてからお願いします。

























































































大丈夫

わかってる

あたしたちは

残酷よ

(彼ら)と何一つ、変わらない

いえ、

それ以上に
































薔薇にはがあった



開花の瞬間大量に撒き散らされる薔薇の毒

類似する他のものより優れていたのは

「開花地」との距離によって『運悪く』爆死を免れたものの体内に

効率よく取り込まれ 迅速に体内を破壊すると同時に

被毒者の肉体がそのものとなり 新たなを放出しながらやがて死に至る

その毒の量と死ぬまでの時間が実に絶妙で 大量の連鎖被毒者を生み出せる点にあった





要するに





この上なく


非人道的な


悪魔兵器だったのである














◇毒

貧者の薔薇(ミニチュア・ローズ)最後の特性であり、この兵器が軽量かつ安価な大量破壊兵器などという『生温い』代物ではなく




この上無く非人道的な悪魔兵器




であることを決定づける最大の要素。
おそらくこの兵器が上述した強大な爆発力を持つのは破壊力のためだけでなくこの毒をあたり一面に撒き散らすためであるとも考えられる。
現実で言うなら核兵器の爆発で発生した放射能を撒き散らす
この毒は以下の特性を持ち、さらにその特性の一つ一つが他の特性と悪魔的なシナジーを形成している。


◇致死性

人間のみならずありとあらゆる動植物の体を蝕み、肉体の機能を破壊し、死に至らしめる程の猛毒を爆炎及び爆風に有している。
この「ありとあらゆる動植物」は無論キメラ=アントも含まれており、劇中では護衛軍のプフとユピー 、そして覚醒したメルエムの命さえも、いともたやすく奪った。
圧倒的なパワーで討伐隊を追い詰めたユピー。王のため、人間だけでなく、他の(キメラ)だけでなく王さえも欺こうとしたプフ。そして何より作中で文句なしに最強のキャラクターである覚醒した蟻の王メルエムがなすすべなく死にゆく様は、言いようのない虚しさを読者に感じさせたことだろう。


◇遅効性

この毒は吸収されてすぐに死に至るほど早くは効かない。むしろ感染してから毒の症状を発症するまでに結構な時間差がある。
これは意図的な時間差であることが劇中で示唆されており、毒に感染したかどうかを曖昧にして対処を遅らせる効果を持っていると考えられるが、おそらく一番の狙いは下記の特性を最大限に利用させるためであろう。


◇感染性

この毒は感染する
その感染力は非常に強く、二次被害者、三次被害者、四次被害者…、と際限なく連鎖被毒者を生み出していく。
この特性は毒の感染者の治療を極めて困難なものとしており、下手な装備で治療しようものなら治療者そのものが新たな連鎖被毒者となってしまう
しかも大量かつ広範囲に拡散するため感染者の量は計り知れず、もし完全に感染を止めようとするならば毒に感染した人間を隔離し、見棄てるほかはないといった人道や倫理に悖る処置しか行えない
もちろん前述の通りこの毒は人間だけに効くという都合のいいものでは無く、ありとあらゆる生物に感染する。

想像してみて欲しい。
空を飛ぶ鳥が、海を泳ぐ魚が、木々の花粉や胞子が、水や空気の流れが、この悪魔の毒を撒き散らし際限なく屍を作り出す様を
もはや環境にどれほどの影響が出るのかは計り知れないものであり、この兵器がただ()を殺すだけでなく、それが住まう自然環境さえも殺すものであるという確たる証拠である。


◇安全性

そして、この毒には現実における放射能や細菌兵器とは一線を画す特性が備わっていると考えられる。安全性である
これほど悪辣な性能の兵器が安全とはどういうことか? それはまさに「毒」という特質そのものにある。
「毒」とはどういうことか? 生物兵器ではない。化学兵器なのだ。
栄養を取り込み自己を複製するウイルスや細菌とは異なり、伝染はしても総量が増えないため、汚染域が広がるほど毒性が下がる。
そのうちどこかの段階で致死量以下の被毒量となり被害拡散がストップする。
つまり使用者の意図により危害エリアを自在に設定できるということ。
生物兵器最大の難点である「増殖により制御不能のパンデミックに発展する」危険が全くないのだ。
これほど悪辣な性能を持っていながら、人類破滅の危険は全くない。つまり安心して気軽に使うことができる
現代の核兵器と異なり、2500発もの実績が積み上げられているのもそれ故のことだろう。


...しかし現実においては化学兵器がもたらした環境破壊および異常出産が問題となり、1993年に禁止条約が制定されている。
核や細菌兵器に比べればまだ脅威ではないものの、化学兵器もまた人類が使うには危険すぎる力であるのは間違いない。
被害地域が設定されてるとはいえ、環境および人民に対して長期的かつ致命的な影響を与えるのはわかりきっているのにバカスカ使いまくるという事実に対しては眉をひそめるほかない。


◇まとめ

総合するとこの悪魔兵器は
  • 歩兵が携帯するどころか体に仕込めるほどに小型軽量
  • 小国の軍隊どころか武装難民にすら容易に手に入る生産性およびコストパフォーマンス
  • それでいて現実における戦略核兵器並みの破壊力
  • 追い打ちとばかりに爆心地の敵や地域を徹底的に苦しめ、殺し尽くすためだけに広がる超猛毒
  • 現実にたとえるなら奇跡的に生還しても体内には高濃度を持った放射性物質を宿しやがて死に向かう中、大量の放射線を撒き散らし近くにいる人を被曝させ連鎖しながら被曝者を増やして行く
をひとまとめにした兵器であると言える。

よくもここまで人を殺すことしか頭にないような兵器を作る気にも使う気にもなったものである。


いったいどのような人間がこれを開発したのだろうか…。そしてその人間はこの兵器の威力を目の当たりにして何を感じたのであろうか…。

恐ろしい兵器を生んだことの後悔だったのか?

敵を大量に殺戮したことへの歓喜だったのか?

敵を殺してもなお収まらない憎悪だったのか?

理想の兵器を作ったことへの誇りだったのか?

誰がどのような目的、どのような思想で開発したかは明らかになってはいないが、明らかであるのはこの兵器が尋常ならざる悪意から生み出されたであろう事である。
そしてこれの使用に踏み切ったネテロの胸中は如何程のものだったのであろうか。
彼は武道の感謝のためだけに1日1万回、感謝の正拳突きを行うほどの徳を持った武人である。そんな彼が人類の悪意の結晶であるこの兵器を使うことを決心した時、彼の心に去来したものは一体なんであったのか。
異なる考えを持つ「人類」を殺すための兵器を「蟻」に使うこととなった時、ネテロはメルエムをどう見ていたのか。

今となってはもう、確かめるすべもない。


◇余談

ハンターハンターどころか他の創作界隈を見てもこれ以上ないくらいに悍ましく凄まじい兵器ではあるが、連載当初はこれを使ったことに批判の声が上がることもあった。
「一対一で戦っていたのに爆弾で殺そうとするなんて反則」
「結局兵器の方が念より強いんじゃ王の格もネテロの格も下がる」
「作者が王を倒す方法が思いつかなくなったから爆弾なんか使ったんだ」
というような批判が少なからず囁かれた。

両者の実力差が歴然だったとはいえ、作中最強クラスのキャラの決着がいきなり出てきた安価な大量破壊兵器であるというところに、デウス・エクス・マキナ的なものを感じとるのも無理のないことだろう。
作者が意図した上でのことかは不明だが、事前の伏線があまり無かったのも一因かもしれない。
方法論自体には納得・感心している読者でもこれらの点に関しては難色を示していたりすることも。

しかしその後に描かれたメルエムや暗黒大陸の脅威やこの兵器の悪魔的な特性が明らかになるに連れて、むしろこの兵器を使うことは大きな意味があった、と考えられるようにもなっていった。

…更に余談だが、この薔薇の毒に低確率とはいえ唯一対処できる可能性があったネフェルピトーを事前に潰したゴンさんの株も上がったとか。


  • 役割
この爆弾が持つ物語上の役割は主に二つ、この漫画におけるパワーインフレの否定、そして種の力と個人の力の明文化にあると思われる。

メルエムはHUNTER×HUNTERの世界において現状最強の個人である。
それを倒すためには必然的にメルエムを超える力をぶつける必要があるが、そんな力を持つ「個人」を出してしまったらあの世界におけるパワーバランスの崩壊を意味する。そうしたら次の敵はメルエムより強くならざるを得なくなり、それは念能力のバトルが単調になることに繋がる。
作者の冨樫氏は前作の幽☆遊☆白書においてそのようなインフレに嫌気がさしたため、一度連載を終えてしまった。

それを回避させるために人類最強であるネテロと作中最強であるメルエムを戦わせ、あの世界における個人の限界を示した上で薔薇を使い全てを吹き飛ばすことで勝者も敗者もいない決着に至ったと考えられる。
また、ネテロとメルエムの戦いは何も一対一の正々堂々とした勝負などではなく、あくまでも危険生物の狩り(ハント)の一環に過ぎない
狩り(ハント)である以上、道具を用い、獲物を誘い込み、油断させ、罠に嵌め仕留める事は卑怯でもなんでもない、至極当然のことなのである


そしてキメラ=アント篇が終わった後には、単純な戦闘能力では測れないような人物や脅威が続々と登場する。
念能力どころか身体的強さも並のハンター程度であると思われるが、その異常な性格と思考により念能力を用いずとも周りの状況をかき乱すパリストン。
念の修行方はおろか存在自体把握していなかったにもかかわらず、常軌を逸した成長スピードと同種である『人間』を殺すことに執着する異常性を持つツェリードニヒ
念の威力や汎用性はキメラ篇に出てきたどのハンターよりも劣るものの、ブラック・ホエール号の特異な状況を利用して格上の相手すら手玉に取ろうとする念能力者達。

そして何よりキメラ=アントを凌ぐ、新世界の危険度Aの五大厄災
その中の一つ、ガス状生命体アイと思われるアルカは戦闘能力を全く持たないが、どんな願いも即座に叶え、条件を破ればどんなに強力な生命体であっても確実に『死』の制裁を与える異常極まる特性を持つ。
五大厄災には他にも強制的に不死身の体を与えるゾバエ病や、殺意を利用する双尾の蛇ヘルベル、人間に取り付く球体状の植物兵器ブリオンなど、いずれも兵器や直接的な力では対処できないと思われるものが多々ある。
これらを踏まえて作者は単純な能力の特性やパワーに頼らない、新しいステージのバトルを描写しようとしているのではないだろうか?

  • ナックル、メレオロン、ウェルフィン、パームはなぜ無事だった?
作中においてナックルとメレオロンはメルエムの攻撃を受け、死にはしないまでも意識を失ってしまった他、ウェルフィンとパームは彼と至近距離で会話をしている。
その後プフが鱗粉を散布し終えるまでメルエムが近くにいたにもかかわらず、メレオロンとナックルの二人に目立った症状がなかったことと例によって例のごとく休載を挟んだことから「薔薇の毒は後付けなんじゃないか」と言う意見が出たが*4、これはメルエムと護衛二匹がとった行動が原因でメルエムたちの毒の発症が通常よりかなり早まったためであると思われる。

メルエムは復活するために護衛2匹の肉体を食らったが、ユピーとプフの2匹とも薔薇の爆心地にいたため、両名共薔薇の毒に侵された状態にあった。
その毒に侵された肉体を喰らったメルエムの体内にはさらに大量の毒が濃縮されることとなり、結果的に通常よりさらに強烈な毒をその身に宿し、それが寿命を縮める結果となった。
プフとユピーは爆心地にいただけで無く、護衛軍として王とともに行動していたのが裏目に出て王から散布される毒素をもろに受けたため、通常より遥かに速いスピードで毒が発症したのだろう。

薔薇の毒に有効な抗体を使っていたため無事だと可能性もある。
これほど凶悪な兵器にそのようなものが存在しているか不明だが全世界の誰もが毒対策を全くしないというのも不自然であり、ある程度の対策法があれば手練れのハンターなら用意することが少々困難あるいは面倒かもしれないが、用意することそのものが不可能ではないだろうことは考えられる。
他にも、ゼノを「王と護衛軍を分断するため」だけに雇っており、その後の加勢をさせずネテロと1対1にすることに拘った事、討伐作戦立案において誰かが敗北した場合など様々なパターンが想定されていたであろう中でネテロの敗北だけは全く触れられなかったこと、分断が成功した直後のノヴの「護衛軍が今からどう動こうが、もう間に合わない 御役御免さ、お前たちもな」というセリフからするに、ネテロが貧者の薔薇を使う事は最初から作戦に組み込まれていたと思われ、ネテロが自爆する事の真実まで告げるかどうかはともかくとして、事前準備で抗体を投与して置くくらいはしていたと考えるのが自然*5


  • モチーフとの比較
直接のモチーフはもちろん核兵器であるが、貧者という言葉と毒の由来は「貧者の核兵器」とも称される化学兵器であると思われる。
化学兵器は材料の入手が容易で、簡単な技術・設備で製造が可能なことから核を配備できない地域で使われる兵器であり、有名なところだと枯葉剤やマスタードガス、サリンなどである。特にサリンの恐ろしさはオウム真理教が物語っているだろう。
また、キメラ=アントのモチーフから殺虫剤や農薬もモチーフになっていると考えられる。
農薬に関しては「沈黙の春」におけるDDTが上述した生物濃縮などの脅威を伝えている。

しかし、この兵器は現実のそれらと比してもさらに悪辣であると断言できる。
現実における核兵器は広島と長崎の2箇所に投下され約20万人もの犠牲者を出し、それ以後世界中で核実験が行われたが使用自体はどこもされてない。しかしこの薔薇は使用禁止に至るまでに述べ250の国でその10倍の花を咲かせている。
その犠牲者の数は512万人であり現実の25倍以上の数である。
人類が絶滅しなかったのは前述した「安全性」あってこそだろうが、それでもその気になれば人類を絶滅させることすら可能なのかもしれない。


  • 隠蔽?
またこの512万人とされている凄まじい犠牲者の数であるが、実際はこれよりもさらに多い可能性がある
先述の通りこの兵器は約2500回ほど使われているが、それにしては犠牲者の数が少なすぎるのである。

回数と犠牲者の数を照らし合わせると一発あたり平均2000人程度の犠牲が出ていることになるが、都市部で使われたテロ事件の犠牲者が11万人だったことを鑑みるとこの数値が明らかに少ないことは一目瞭然である。仮に一発の犠牲者が10分の1である1万人だったとしても、犠牲者の数は2500万人というおびただしい数になる。
そして、東ゴルトーにおいてキメラ=アント討伐直後に犠牲者の数が明らかになる。

選別の過程で死亡した人民 47万8594名、兵士 1万2905名
プフの催眠覚醒後、24時間以内に体調を崩し死亡した人民 4万6613名

キメラアントの選別によって死亡した数に関しては、ノヴが見た5000個の繭から計算して約100倍であり、「選別を生き残れるのは1%の人間のみ」という計算におおよそ合致するため不思議はない。

問題はその下の数値である。

これは体力の無い者が衰弱死したともとれるが、プフの死体の脇には多くの人民が列をなしていたことを鑑みるにこれらの死亡者はプフを媒介とした連鎖被毒者であると考えられる。
つまりこの悪魔兵器はその実に宿した毒(しかも感染者による二次被害)のみで4万を超える犠牲者を出せることとなる
仮に半分の2万人が毒と関係なく死亡していたとしても、一発2万人の犠牲者を出せることとなり、これと照らし合わせると本当の犠牲者数は5000万人ほど、そしてこの数全てが薔薇の毒による死者だった場合、考えられる総死傷者は一億人以上という途方も無い数字であると考えられる*6
繰り返すが、これは爆発を除いた毒(しかも二次被害)のみの犠牲者だけの数値である。

隠蔽工作に踏み切ったとしたら、その動機は恐らくこの兵器を倫理的に使いやすくするためであると考えられる。
現実の例に置き換えると、一度の爆撃で100人近くを殺せるバンカーバスターと、数万人を地獄に送る原子爆弾。どちらも同じ爆弾兵器であるが、どちらをより使いたいと思うかは議論の余地なく前者であろう。
キルスコアをあえて下げることで、現実そのままの数値を見せるよりも倫理的な負担を減らし、それに加え他国からのバッシングを避ける効果もあると考えられる。

あるいは小国に使われた際は犠牲者がカウントされていないのかもしれない
仮にこの薔薇を流星街で使用したとしても、公的には「流星街には人はいない」とされているため犠牲者の数は0とカウントされると思われる。
一回の爆撃で焼夷弾のごとく大量に投下したとするならば一発あたりの犠牲者が少ないことも一理あろうが、そもそもこんな戦略核クラスの兵器ならば一発だけでも十分すぎるほどにオーバーキルである。

そして、仮に百歩譲って犠牲者がこの数値の通りであったとしても、この犠牲者というのは人間に限った数値であり、投下された地域の環境や他の動植物が被ったダメージに関しては全く計上されていない。
というより上述したこの兵器の悪魔的特性を鑑みるに、どう考えても一発2000人程度では全く計算が合わない。
結論を言うと、おそらく実際の犠牲者の数は数千万、もしくは億に届くと思われ、加えて環境に対しても致命的なダメージを与えるのは確実である。
これらはあくまで本稿内における考察であり、作中ではそういった言及は全くないが、仮に事実だったとしたらもはや言葉を失う他ない


  • 「初めから」詰んでいた
ネテロは薔薇を使う直前「初めから詰んでいたのだ」とメルエムに告げた。この場面のモノローグはネテロとメルエムどちらのものとも取れるような描写がされており、おそらくは二人が同じことを考えた事を示す描写だと考えられる。
ネテロは切り札である貧者の薔薇を仕込み勝利を確信していたが故に「お前は初めから詰んでいた」、メルエムはネテロがハナから命を捨てる気でいたのを察して「お前は初めから詰んでいた」としたのだろう。
アニメではメルエムのセリフとなっているが、その場合「詰んでいた=相手を王手していた」というニュアンスになる*7
この「初め」と言うのは戦いの前から、と普通は解釈できるが、より穿った見方をすると「人類の敵として生まれたその瞬間からこうなることは決まっていた」ともとれる。
メルエムのみならずキメラ=アントは人間のことを取るに足らない無能な存在であり、自分たちの餌にしか過ぎないと見なしていた。
しかしこれはキメラ=アントが人間を「種」ではなく「個人」としてしか見ていなかったためであると考えられる。

メルエムは前述の通り、ハンターハンター世界における最強の「個人」ではあるが、その力は彼個人の力であるとともにキメラ=アントと言う「種」全体の力でもある
「種」に個人が勝てる道理などなく、そしてそれはメルエム自身にも当てはまる。メルエムはディーゴ、ネテロ、コムギといった人間の個人しか見ておらず、「種」としての人類の力量を見誤った。結果的には人間の「種」の力のほんの一欠片である薔薇になすすべもなく滅ぼされた。

キメラ=アント(亜人種)の「種としての」危険度は先述のとおりBである。
これは人間(個人)の危険度Cを上回っており、人間個人に対しては大きな脅威であると言えるが、
国家としての、つまり「種」としての人間の危険度は最低でもB+、最大でA-でありそれには数ランク格下である。

キメラ=アントという種の敗因は他でもない、いくらメルエムや護衛軍が個として強かろうが「種」としては人間よりも弱過ぎたのである
キメラ=アントにおいて王は絶対であり、王が死ねば種の命脈は断たれる

しかし人間は違う。
頭を潰しても新たな人間がその頭を受け持つ。仮にネテロが敗北し討伐隊が全滅したとして、メルエムが人類に宣戦布告をしたとしたらどうなっていたか。おそらくG5をはじめとする他の国は東ゴルトーの人民もろとも薔薇や他の兵器で跡形もなく吹き飛ばしたであろう
東ゴルトーは一小国に過ぎず、その程度の国が一つ消えたところで人類の世界にはさして影響はない。そんな小国の人民を守るより、人類の敵である危険生物を滅ぼす方がよほど重要なのだから。
メルエムは蟻の王として生を受け、それに足る強さと誇りを持って産まれてきた。しかし誰より強いがゆえに人間を自分より弱い存在であるとしかみれず、誇り高きがゆえに自分の選択に妥協を許さなかった。

キメラ=アント(と読者)は人類を蟻に食われるだけの被捕食者として見なしていたが、実際は真逆であり、自分たちが人間という「種」にしてみれば「いつでも踏み潰せる取るに足らない虫ケラである」という可能性を考えるに至れなかった。
事実、作中でカイトやナックルなどがキメラアントを「史上最悪のバイオハザードになる」、「国家レベルの武力が要る」と発言していたが、誰一人として「人類存亡の危機である」とは言っていなかった。
特にナックルの発言は「もうハンター協会の戦力ではメルエムに対抗できない」という絶望的な戦力差を表していると同時に、「国家レベルであれば対抗は可能である」とみなしているとも取れる。

メルエムはネテロ率いるキメラアント討伐隊を「人類の存亡をかけて戦いに臨む人類側の希望」、そして討伐隊との戦いを「人類と蟻との覇権をかけた戦い」であると見なしていた。しかし先にもいった通り、メルエムには人間の「個人」しか見えておらず、この戦いに対する見解も「戦争」よりもむしろ軍儀のような「勝負(ゲーム)」として捉えていた。
しかし、討伐隊は人類によって選ばれた戦力ではなく、実際のところは上述した通り権力者によって全責任をふっかけられた下請けの兵隊、そしてその権力者たちにしてみればこの戦いは「戦争」ですらなくただの危険生物の排除という少し大がかりな「駆除作業」でしかない。

要するに……


もちろん、メルエムが薔薇も効かない超生物であった可能性もあり、ネテロにとってはこの薔薇を使った作戦も半ば賭けであった事は疑いようもない。
しかし、自分という「個人」にさえ傷を許すメルエムを見て確信したのだろう。「こいつでは人類の悪意には勝てない」と。
なればこそ、小国を1つ落とした程度の井の中の蟻を見てネテロは嘲笑った、


「お前は何もわかっちゃいない、人間の強さも、恐怖も、残酷さも、悪意も」と。


悪意に蝕まれ、滅ぼされる瀬戸際にメルエムが求めたものとは…。






Wikiにはクソ項目があった











作成の瞬間大量に撒き散らされるクソ項目

類似する他のWikiより優れていたのは

「建て主」との距離によって『運悪く』それを見たものの脳内に

効率よく取り込まれ、迅速に脳内を破壊すると同時に

被毒者の肉体がクソ項目そのものとなり、新たなクソ項目を放出しながらやがて項目を作る

その立て逃げが実に絶妙で、大量の連鎖クソ項目を生み出せる点にあった。

要するに



この上なく

非アニヲタ的な

悪魔兵器(立て逃げクソ項目)だったのである


追記、修正は蟻以上の悪意を持ってお願いします。

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最終更新:2025年02月08日 11:39

*1 ただしアニメ版は原作からの変更点も多いため、原作でも同じような状況であったかは定かではない。

*2 むしろこんな超威力の爆発を食らって瀕死で済んだメルエムの方が凄まじいというべきか

*3 おそらくG5のいずれか

*4 これらの描写から、毒はともかく「接触による連鎖被曝」は後付けではないか、と言う意見もある。

*5 宮殿突入前から仲間として行動していたパーム、ナックル、メレオロンはともかく、突入後に仲間になったウェルフィンについては後々発症する可能性もあるが…

*6 ただし当の状況は人民たちがすし詰め状態であり、通常よりはるかに連鎖しやすかったことは考慮に入れねばならない

*7 ただし、例を挙げると旧アニメでは雑誌掲載時の向かうなら束(東)がいいという誤植のセリフをクロロがそのまま発言していたり、新アニメではヒソカは属さないというナレーションを何とマチが発言している。まるで裏切りを知っていたのかのように見えるが、この事から考えるに、必ずしもアニメ=原作の解釈ではないという事だろう