018.修羅の男
「新たな指令よ」
聞きなれた声。だが、どこか不安気にも聞こえた。
彼女が言うには、なんでも本来正式な職業ギルドにくるはずの通達がなぜかこの非公認のアサシンギルドにもきたらしい。
通達の内容は、簡潔にすると「ギルドの代表者同士で殺し合いをして来い」というもの。
そしてその代表者にオレが選ばれたとのこと。
聞きなれた声。だが、どこか不安気にも聞こえた。
彼女が言うには、なんでも本来正式な職業ギルドにくるはずの通達がなぜかこの非公認のアサシンギルドにもきたらしい。
通達の内容は、簡潔にすると「ギルドの代表者同士で殺し合いをして来い」というもの。
そしてその代表者にオレが選ばれたとのこと。
説明を終えて何か言いたそうな相方を制して承諾した。
もとより指令を断ったことは今までもなかったし、
それに参加することで「あの男」の情報も得られるかもしれないと思ったからだ。
「そう、わかったわ。じゃあもう止めないけど、無事帰ってきてね。」
「大丈夫だ」
もとより指令を断ったことは今までもなかったし、
それに参加することで「あの男」の情報も得られるかもしれないと思ったからだ。
「そう、わかったわ。じゃあもう止めないけど、無事帰ってきてね。」
「大丈夫だ」
こうしてオレはこの海岸へ飛ばされてきた。
周囲に気配が感じられないことを確認し、
まずは支給された2つの青い箱を開けてみることにした。
周囲に気配が感じられないことを確認し、
まずは支給された2つの青い箱を開けてみることにした。
まず1つ目を開けると、ビンが割れないよう丁寧に包まれた緑ポーションが5個。
ないよりはマシかと一瞬思ったが、毒に冒されたときのことを考えるとこれは十分「当たり」の部類に入るだろう。
仮にここで黄金なんか引き当てても、それは無用の長物である。
そしてもうひとつを開ける。
中身は一見ただのサングラスだった。
だが何気なく光に透かして見るとうっすらと馬のような像が浮かび上がる。
「これはもしやカードが挿さっているのか!?」
そのアイテムの珍しさに驚いたが、冷静になって考えると、有用さで言えば緑ポーションの方が上であることは否めない。
ないよりはマシかと一瞬思ったが、毒に冒されたときのことを考えるとこれは十分「当たり」の部類に入るだろう。
仮にここで黄金なんか引き当てても、それは無用の長物である。
そしてもうひとつを開ける。
中身は一見ただのサングラスだった。
だが何気なく光に透かして見るとうっすらと馬のような像が浮かび上がる。
「これはもしやカードが挿さっているのか!?」
そのアイテムの珍しさに驚いたが、冷静になって考えると、有用さで言えば緑ポーションの方が上であることは否めない。
そうやって残りの支給品を確認した後、先ほどのサングラスをかけてみる。
ここは日差しが決して弱いわけではないので、そういう意味ではこれもそこまでハズレではなかったようだ。
「行くか…」
そう呟いて、その男はゆっくりと歩き出した。
ここは日差しが決して弱いわけではないので、そういう意味ではこれもそこまでハズレではなかったようだ。
「行くか…」
そう呟いて、その男はゆっくりと歩き出した。
<グラサンモンク(仮) 現在地:H-7 所持品:緑ポーション5個 インソムニアックサングラス
備考:特別枠 右心臓※気功、白刃取り、金剛、指弾、阿修羅、ヒール使用可能>
<参考スレ:【18歳未満進入禁止】リアル・グRO妄想スレッド【閲覧注意】
作品「雨の日」「青空に響く鎮魂歌」よりモンク(♂モンクと区別するため便宜的にグラサンモンクと表記) >
<残り47名>
備考:特別枠 右心臓※気功、白刃取り、金剛、指弾、阿修羅、ヒール使用可能>
<参考スレ:【18歳未満進入禁止】リアル・グRO妄想スレッド【閲覧注意】
作品「雨の日」「青空に響く鎮魂歌」よりモンク(♂モンクと区別するため便宜的にグラサンモンクと表記) >
<残り47名>
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