登録日:2025/08/31 Sun 12:15:31
更新日:2025/09/21 Sun 01:38:52NEW!
所要時間:約 47 分で…読めるわよねぇ?
◆プロフィール
キャッチコピー:良識と本能の板挟み。渇きを抱く妖艶の君
誕生日:5月2日
身長:153cm
体重:魅惑的
スリーサイズ: B72・W50・H76
靴のサイズ:左右ともに23.0㎝
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:ボビンレース、赤い果実のジャムづくり
苦手なこと:大きな姿見、香りの強い食べ物、満月
耳のこと:ひたむきにトレーナーの方を向く
尻尾のこと:揺れるとほのかにいい香りがする
家族のこと:父とはよく歴史談義をする
ヒミツ:①お菓子があると幸せ。コーヒーもあると、もっと幸せ / ②よく鏡の前で笑顔を練習している
自己紹介:スティルインラブです…。私は…いえ。取り立てて、語るべきことなどありません…あるのは、ええ…秘すべきこと、だけ…
キャラクターソング:愛舞い、喰らい。
◆概要
アプリ版3周年となる2024年2月22日に正式発表されたウマ娘の一人。発表されたのはこの時だが、実はその約半年前に発表されたコンシューマ版ゲーム『熱血ハチャメチャ感謝祭!』のキービジュアルにシルエットで映りこんでいた。
どうにも既存のウマ娘っぽくないこのシルエットではあったが、どこを取っても『ハチャウマ』初出になるようなチョイスではない彼女のことを見抜けた者はまずいないだろう。
同作においてはチーム<リリィ>編の主人公として活躍している。
おしとやかで良識的、甘いお菓子とコーヒーが好きな、いたって普通の少女。血のように紅い瞳と、陶磁のような白い肌。頭に被ったヴェールのようなものから覗く、前髪にある小さな流星がチャームポイント。
あと同じ原作おひんばのダスカやジェンティルと比較するとわかりやすいくらい細身。特に脚。
ただ大人しすぎるためか自他共に認めるほど影が薄く、すぐ近くに立っていてもなかなか気づいてもらえないこともしばしばあるのが悩み。後述するが
あのアグネスデジタルにすら気づかれない程である。
また、時折何かと葛藤し、頬を赤らめてもじもじしながら堪えている妖艶で色気のある光景が見られる。(※中等部です)
他のウマ娘と比べて、レースに対してあまり乗り気でない様子だが…。
……ハ、アハ、アハハハハ!!!!! もっと……もっと味わわせて!!
しかし、ひとたび走り出し強者と競り合うと、内に秘められたもう一つの顔を表し、競争相手を血の一滴まで余さず喰らいつくさんばかりの凶暴な走りを見せる。
ウマ娘というのは大なり小なり個人差はあるものの闘争本能が強い種族であるが、実はスティルのそれは他者より遥かに強い本能を抱えており、その結果スティルの内面で裏人格と言えるほど独立した存在となってしまっているのだった。
要するにもう一人のボクとか真の超兵みたいな感じ。
本能が表出した際の走りは普段を遥かに凌駕するスペックを発揮するが、普段控え目で存在感のない大人しい子が、猟奇的な歓声を上げながら自他が傷つくことも我関せず爆走するその豹変ぶりによって競争者、観客問わず萎縮させてしまい、
それによって幼い頃から「怖い」、「化け物」と呼ばれ避けられてきた過去を持つ。
目立たなくとも平穏を望むスティルからすれば厄介以外の何物でもなく、本能とどう付き合っていくかがシナリオ序盤の課題となっている。
一方で表の方のスティルもただ控え目なだけでなく愛が重い強情な一面も持っており、トレーナーが他のウマ娘を見ていると嫉妬心を覚える他、特に一度愛した相手には病的なまでの献身ぶりを見せることもある。
このせいで──というか、この辺が描かれてない登場初期から、名前の意味合いやキャラクターデザインが与える印象
および某サイゲ製アイドルの先輩を連想させる雰囲気をまとっているせいで──
ヤンデレキャラに見られがちであるが、
少なくとも、テンプレ的ヤンデレキャラに見られる愛を理由に他者を攻撃するような行動は彼女には見られない。
まぁ就寝前にトレーナーへの愛を日記に綴り過ぎて寝不足になるなど、ヤンデレの素質は十分高いのだが…。
どちらかというと献身的な性格もあって、他人に目移りする余地がないほど釘付けになるよう自分磨きに心血を注ぐタイプ。
お祝いにとスティルの好物のお菓子を山ほど用意したトレーナーに対しても「一緒に並んだりその間にお話しがしたかった」と喜びつつむくれるなど、好きな人の傍にいることを好む。
また、保健室イベントの内容から『好きな人の手で脅威から救われるお姫様』というロマンチックな展開に幼気な憧れがあることもわかる。
好きなものは前述したお菓子とコーヒーの他、親が小説家ということもあり読書が趣味。
苦手なことは早食いで、ゆっくり食べ過ぎたせいでアイスを溶かして手をベタベタにしてしまうこともしばしば。
◆アプリ版での活躍
性能
バ場 |
芝:A |
ダート:G |
距離 |
短距離:C |
マイル:A |
中距離:A |
長距離:G |
脚質 |
逃げ:G |
先行:A |
差し:A |
追込:F |
2025年8月24日に☆3「緋想の誓衣」が育成実装。
3rdアニバーサリーでの発表から数えて1年半、4.5thハーフアニバーサリーを記念しての4人目の準限定ウマ娘として大々的に実装が発表された。
適性はマイル/中距離、先行/差しが全て最高のAとなっているが、
後述する所有スキルから差し、特に中距離・差しで運用するのが最大のパフォーマンスを発揮できる。
ついでにデビュー2戦で短距離を勝利しているためか短距離適性もCと高め。スキルはほとんど活かせないが、目標外レース出走が有用なシナリオでは強みになり得る。
[緋想の誓衣]
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[緋想の誓衣]スティルインラブ」勝負服
スピード +0% |
スタミナ +10% |
パワー +10% |
根性 +10% |
賢さ +0% |
ノースヒルズ所有馬の勝負服である「
赤、
水色、
赤十字襷」で構成されている衣装。よく見ると左薬指のみ赤いマニキュアを塗っている。
お淑やかな雰囲気に見えて、控えめな性格の彼女にしては肩出しなど露出が多いが、元々露出も少ない控え目なデザインにする予定が内なる本能に口出しされたため、そこに惹かれるものがあることを受け入れて、
「
あの方が言ってくれた、どちらの私にも嘘がないように」お互いが納得できる折衷案で今のデザインになったとのこと。
「ワタシからすればまだ地味すぎるわ!もっと腕にシルバー巻くとかさ!」とは言われていないと思う。
因みに内なる本能が提案したデザインは風や闘志を肌で感じられるよう、はしたないほど露出の多いモノだったらしい。
そよ風さんはお帰りください。
所持スキル
中距離(マイル・中距離対応を含む)・差し用の新スキルを多数揃える。
特に重要なのが『全ての基礎能力がわずかに上がる<差し・芝>』という新スキル「衝動」。
破格の効果だが必要Pt基礎値が320と超高級で、実のところはかなり微妙なスキルなのであるが、
スティルはこのスキルが後述する固有スキルや進化スキルを十全に活かすためのトリガーとなるため基本的に取得は必須となる。
なお一番似合いそうな「独占力」のスキルは(適性的にも合っているのだが)持っていないので悪しからず。
通常スキル:
衝動、好戦的、想い焦がれて、(覚醒Lv2)精神力、(覚醒Lv4)内なる獣
レアスキル:
(覚醒Lv3)闘争本能(最終コーナー前の第3コーナーで中団以降にいると前に出る/マイル・中距離)
┗赫き胎動(「衝動」が発動していると最終コーナー前の第3コーナーでものすごく前に出る/マイル・中距離)
(覚醒Lv5)解き放つ情念(レース中盤に速度が少し上がる、その後レース終盤に少し前に出る/マイル・中距離)
┣誰にも告げぬ誓い(中盤の上り坂に入るとすごく前に出る、「衝動」が発動していると、その後終盤目前の下り坂に入ると少し前に出て加速力がわずかに上がる/中距離)
┗呼び覚まされし願い(レース中盤に速度が少し上がる、「衝動」が発動していると、その後終盤始めの方早めに前に出て加速力がちょっと上がる/マイル・中距離)
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[緋想の誓衣]スティルインラブ」固有スキル発動
固有スキルは「スカーレットリリィの高揚」
効果は「残り300m地点で中団にいると速度がすごく上がる、または中距離レースで「衝動」が発動しているとレース終盤のコーナーで順位によらず加速力が上がる。」
通常だとシンプルな終盤用の「すごく」速度上昇だが、こちらも上述した衝動を発動していると別物に変貌。
中距離レース限定ではあるものの、レース終盤のコーナーという絶好のタイミングでの加速、それも順位条件一切なしというとんでもないものに化けるのである。
これまで準限定の先駆者であるジェンティルドンナやオルフェーヴル、同年の6月に実装されたクロノジェネシスが適応環境でトップ級の評価を誇っているのは
「自前で安定した終盤加速スキルを備えている」ということに他ならないわけで、スティルの固有スキルも見事にこの条件に合致する。
なお、継承時は通常の効果のみになってしまうが、それでもすごく→少し効果のため(ティアラ路線なことに注意が必要だが)後方脚質の汎用速度スキルとして優秀だったりする。
これによる安定した加速の確保に加え、「誰にも告げぬ誓い」or「呼び覚まされし願い」による中盤力の強化と終盤加速の上乗せに「赫き胎動」の終盤入りタイミングでの前に出るブーストなどが合わさり、
性能判明時点から差し・中距離のウマ娘としては文句なしのトップ級として瞬く間に認識されるようになった。
同年9月にはトリプルティアラ=牝馬三冠最後のレースたる秋華賞をベースにしたチャンピオンズミーティングも開催されるため、それに合わせた形でもあるだろう。
発動演出ではスティルが穏やかに薔薇園を歩いている最中に本能が顔を出し、妖艶な笑みをたたえながら薔薇の花弁を巻き散らして駆け出すといった内容。
ラストの右腕を真っすぐ突き出すカットのせいで、一部では石破ラブラブ天驚拳だのトレーナーのハートを掴んでヒートエンドだの言われているとか何とか。
固有二つ名は「今でも愛してる」
取得条件は「桜花賞、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯、宝塚記念を勝利し基礎能力[賢さ]が1200以上になる」となっているが、全て目標レースであるため取得難易度はとても低い。育成実装時点での環境ならば問題なく取れるだろう。
サポートカード
育成実装に先駆け、アプリ版3.5周年記念となる2024年8月24日にSSR【Devilish Whispers】が実装された。
SSR【Devilish Whispers】
得意トレーニングはスピード。
完凸時にはトレーニング効果+15%、やる気効果アップ+40%、友情ボーナス+25%、得意率100、スピードボーナスとスキルPtボーナスが+2、パワーボーナスも+1とやはり強力。
特に実装当時はスキルPtボーナス+2が特に強力であることに注目が集まっており、各種トレーニング向上効果の上乗せも併せ、スピードサポカの中でも特にスキルPtを大量に稼ぐことのできる1枚として高評価で環境入り。
スキル面についてもやはりコーナー巧者〇、直線巧者、遊びはおしまいっ!、垂れウマ回避などの汎用系のものが多く使いやすい。
何より重要なのがヒントレベル+4を備えていることで、スキルを最大のヒントレベル5で取得できる=再度同じスキルをヒントレベル1で再入手するということが無いため、
イベント1回で確実に他のヒントを獲得できるチャンスが大きく広がるのが非常にありがたいのだ。
イベント完走時のレアスキルは差し・追込用の「本能の解放」か、中距離用の「怜悧清澄」を選択して入手できる。
これらに当てはまらないウマ娘の育成時にも、イベント2回目に一番下の選択肢を選ぶことでイベントを打ち切ることができるため、他のサポカの完走率を上げるのに選ぶことができ汎用性が高い。
また、要となるスキルPtボーナス+2は1凸時点で揃う上、その他練習性能に必要な効果もその時点で全て解禁。3凸以降に解禁される初期絆アップが無くて友情トレーニング発動までに時間がかかることを除けば十分な性能を発揮してくれるのも評価点。
育成シナリオ「走れ!メカウマ娘」では「怜悧清澄」が「システムオールグリーン」に進化でき、しばらくの間速度を上げるという強力なスキルとなるため、採用率が極めて高かった。
しかし、半年後の4周年ガチャSSRで更に優秀な汎用スピードサポカ【世界を変える眼差し】アーモンドアイが登場。
更にもう半年後=自身の育成実装と同じ4.5周年ガチャでは差し・中距離育成特化型(=役割も被り気味)のSSRスピード【氷結晶の静域】アドマイヤグルーヴが登場するなどしたことで、早くも理想的な編成からは外れることも多くなってしまっているが、
依然としてこのカードが持つスキルPtボーナス+2やヒントレベル+4などは魅力的であり、編成パターンや各々のサポカ所持状況次第によるが未だ第一線レベルのサポカなのは間違いない。
スティル自身に使えない問題については、上述のSSRアドマイヤグルーヴによって補われることとなった。
ちなみにサポカ名の意味は『悪魔の囁き』。
個別ストーリー
──それは、うだるような蒸し暑い夏の夜のことだった。
野外業務を終え夜遅く家路を急いでいたとあるトレーナーは、何かに導かれるようにふらふらと歩を進める。
やがて公園の高台に辿り着いたトレーナーは、満月の灯りに照らされた一人の少女を見つける。恍惚の笑みを浮かべた彼女はトレーナーの存在に気付かず走り出す。
狂ったように笑いながら走るその光景は、まるで「魔物」のような強い印象をトレーナーに与えた。
やがて一通り走って興奮冷めやらぬ様子で立ち止まった彼女の元へ、一歩、一歩、歩を進める。彼女もトレーナーに気付き、視線を向け…、
……気が付くと、トレーナーは自宅の玄関に倒れていた。時間は朝。昨晩のことは夢かと思ったが、首筋の赤い噛み跡が、夢ではないと訴えている。
昨晩の出来事が夢ではないと悟るや否や、トレーナーは衝動に突き動かされるように部屋を飛び出す。恐怖か、それとも別の感情か。兎に角昨日の彼女に会いたいという思いだけで走り出し、
視界外から急に顔を出した少女に驚き飛び退る。そこには、確かに昨日見たウマ娘の姿があった。
儚げな少女は、申し訳なさそうにそう名乗った。
落ち着けるところに場所を変えて、二人は話し合うことにした。
やはり昨晩出会ったのはスティルで間違いないこと。そして気を失ったトレーナーを運んだのもスティルであること。そしてトレーナーのことが心配で部屋の前で待っていたことも。
しかし、目の前にいる礼儀正しく大人しい子が、昨夜の魔物と同じとは思えなかった。当然そのことについて尋ねようとするが、スティルは狼狽すると謝罪の言葉を置いて止める間もなく立ち去ってしまった。
それからスティルと会うこともなく、首の跡もただの虫刺されと診断され、多忙に追われあの日の夜の余韻も薄れてきた数日後。とある模擬レースに見覚えのある姿──スティルを見つけた。
その場にいるのに気づかれないちょっとしたアクシデントもあったものの、問題なくゲートイン完了。レースが始まる。
……始まって、しまう……。始めて──……いいノね?
その直前、スティルの双眸が一瞬、怪しく、紅く輝いて…。
最初は最後方でどこかぎこちない走りをしていたスティル。しかし、
突如、あの夜の「魔物」が顔を表し、凄まじい気迫をもって最後方から一気に先頭集団へと躍り出る。…が、それは一瞬のことであり、魂の抜けたような急減速で最下位でゴールした。
しかし、その場にいた全員の注目はスティルに注がれていた。その眼に、恐怖の感情を孕んで…。
……ごめ、ごめんなさ……っ。──ごめんなさい……っっ!!
視線に耐えられずその場を逃げ出すスティル。そしてその後を、トレーナーも追っていた。
逃げ出したスティルを探して右往左往するトレーナーだったが、誰に聞いても、どこを探しても見つからない。
そんな時、一人のウマ娘が現れる。ネオユニヴァースと名乗り、スティルの“クルーメイト”だという彼女の助言により、校舎裏で塞ぎこんでいたスティルを見つけ出す。そして漸く、彼女はポツリポツリと語りだす。
曰く──スティルの内には「狂気の血」が流れているのだと。
初めてレース場に足を運んだ幼い日、本能と本能がぶつかり合う本気のレースを観戦した時、「それ」は目覚めたのだという。衝動、興奮、喉の渇き…、血に飢えた本能が。
それ以降、特に強者と競り合っている時に飢え渇いた本能が表出するようになり、正気に戻った頃には周りから避けられ、一人になっていた。
しかしスティル自身、レースに魅了された身であるが故に走らないという選択を取ることができず、本能を理性で押さえつけた走りをしようと勤めていたのだった。
一通り話終え、「普通じゃない」「おかしい」「はしたない」と自嘲するスティル。だがトレーナーはそれを否定するでも肯定するでもなく、それは彼女自身の特別な才能の一片だと答えた。
それでもなお「貴方も本心では恐ろしく、気持ち悪かったでしょう」と拒むスティルに、毅然と応えるトレーナー。そして気付く。何故自分がこうもスティルのことを気にかけるのか。
──彼女が内に秘めた魔性、それをも含めてスティルインラブという1人のウマ娘に魅入られてしまっていた。
そして、自らスティルの本能をコントロールできるよう協力すると宣言したトレーナーは、再びあの高台に来ていた。空には満月。そして眼前にはジャージ姿のスティル。
スティル曰く、満月の夜は本能が特に強くなるとのことで、この日ならば本能を制御する特訓がし易いという彼女からの提案だった。
既に本能が顔を覗かせ始めていたため取り敢えず走り始めたところ、数分と経たずに本能が現れる。
一瞬見入ってしまいかけたトレーナーだったが、事前に言われた「本能が現れたら名前を呼んで欲しい」という頼みを聞き入れ、必死でスティルに呼び掛ける。
えー……ヤダ、スティルちゃんとはしりたくない! だって、変なんだもん……。
あの子、まるで別人じゃないか……。……不気味だ……。
暗い、昏い、意識の底、追憶するは幼き頃の記憶。
疎まれ、気味悪がられ、避けられ……。どこにも私たちの居場所はない。誰も私たちを愛してくれなどしない。
だが──その言葉は、確かに届いた。
はい……! スティルは……此処に、おります……──
足を止めたスティルに、作戦成功の喜びを伝えようと駆け寄るトレーナー。…しかし、
振り返った血のように紅い瞳は、月明かりの下で未だ煌々と輝いてた。
愛してる?アイシてるアイシテル?愛しテるあいしてるあいしテる愛してる愛してる?愛してる愛してる愛してる愛してる?愛してる
狂気的な笑みを浮かべてトレーナーに近寄った魔物は、強い力で肩を掴み、そのまま…、…崩れ落ちるように意識を失った。
どうやら強引に本能を抑え込んだ反動で気を失ってしまったようで、程なくスティルは目覚めた。
改めて、本能を抑えることに成功し喜びを分かち合う二人。だがそれはトレーナーの協力あってのことだったため、スティルはトレーナー契約を持ちかけ、トレーナー側も了承する。
──本当にいいのだろうか?
一瞬の迷いが胸をよぎるが、すぐに掻き消える。何故なら既に、トレーナーも呑まれていたのだから──。
そして、その先にある結末は──。
育成シナリオ
こうして始まったスティルインラブのトゥインクルシリーズ。ここまでもかなり不穏な雰囲気が漂っているが、初めてスティルの育成を開始したトレーナー達の前にいきなり警告画面が現れる。
特殊演出の表示 |
このウマ娘の育成中には画面に影響のある 特殊演出があります。演出を表示しますか?
|
特殊演出の表示 |
◎特殊演出を表示する。 ○特殊演出を表示しない。
!育成イベントの結果に影響はありません。 !一部の演出で画面酔いの恐れがあります プレイの際は体調にご注意ください ☑今後このポップアップを表示しない
この内容はオプションからいつでも変更できます
|
東日本大震災関連の描写などで公式アカウントで注意を促された事例はあるが、
ゲーム中にこのような警告画面が出てくるのはスティルインラブが初。
この先で一体何が待ち受けているのか、トレーナー達を緊張させることとなる。
当初は本能に頼らずに勝つ方法を模索するも上手くいかなかったため、本能に頼らないのではなく制御しつつレースに勝つ方針を定める。
同期のアドマイヤグルーヴを本能を刺激するライバルとして見定め、本能をコントロールして勝利する日々。
世間の注目は長らくGⅠ勝者のスティルよりアドマイヤグルーヴの方に向いていたが、逆境を跳ねのけ秋華賞を勝利。晴れて、スティルは2代目トリプルティアラとなったのだった。…しかしここでとある異変がスティルを襲う。
あんなに暴れていた内なる「本能」が、すっかり消えてしまったのだ。
トリプルティアラを取ったことで満足してしまったのだろうか? 等と様々な憶測を立てるが、答えは分からず仕舞い。
これによって今までのような覇気のあるレースも出来なくなり、お互いをライバルとして意識していたアドマイヤグルーヴからも見限られてしまう。
だがスティルからすれば今まで散々苦しめられていた本能から解き放たれたこともあり、当初の目的であったトリプルティアラも達成できたので十分だった。
トレーナーもあの狂気的だが美しい走りをもう見られないことを惜しみこそすれ、スティルを祝福する。
そして話し合った末、金鯱賞を最後にレースを引退することを決意。引退した後の自由な時間の中で、一緒にいられる幸福を夢想し二人は相好を崩す。
…はずだった。
+
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あの方が、一番幸せでいられるのは── |
金鯱賞で引退することを決意してから暫く後、二人でいられる穏やかな時間を幸せに思うスティルだったが、どこか違和感を覚えていた。
例えレースの世界から身を引くことになったとしても、トレーナーは今でもスティルのやりたいことに付き合い本心からの笑顔を見せてくれるが、そこに生じるどうしようもない違和感──それを彼女は察する。
──内なる紅と共に在る、スティルインラブ自身の走りに魅せられていた時に見せていた彼(彼女)の喜び、スティルが走る時だけに見せてくれていたあの笑顔とは違うと。
引退する決意を固めていたスティルは、愛する人に今以上に──最高に喜んでもらいたいがために引退を撤回し、敢えて奥で大人しくしていた本能を自らの意思で呼び起こす。
他の誰から嫌われてもいい、ただ一人の愛のためだけに、まだ走り続けることを改めて選択するのだった。
だが異変は終わらない。
ファン感謝祭以降、今度はスティルのトレーナーの身体に変化が起こり始めた。
虹彩が赤くなり、食が異様に細くなり、日差しが苦手になり、一方で夜は眠らず寧ろ調子が良くなっていったのだ。
これはテキストのみではなく、スティルシナリオ限定の特殊演出をONにしていると一部選択肢が文字化けを起こしたり、シニア級から画面が赤黒くぼやける演出が発生する。
スティル実装時点での現行シナリオの無人島トレーニングとのギャップが凄い。
病院で検査を受けても異常なし。だがスティルが走り続ける限り、トレーナーは目に見えて衰弱していく。酷い時には昏倒し、数日昏睡状態に陥ることもあった。
明らかに異常と分かっていても、なお走り続けることをやめない二人。その行く末にあるのは…。
一言で言うなら、他キャラと比べてもあまりに異質としか形容できないシナリオ。
他作品で例えられた際に TYPE-MOON作品やら ニトロプラス作品、変わったところでは Bloodborneや「Bang Dream!ガールズバンドパーティ!」のAve Mujicaメンバーのシナリオ(特に比較されたのは若葉睦/Mortisのシナリオ)が挙げられる程。
特にシニア級以降の演出は、ホラー耐性のない人は特殊演出をオフにして閲覧することが推奨される。
今までにも完全なハッピーエンドと言えないグッドエンドは少なからずあったものの、それらともまた異なるエンディングに困惑の声が多数上がっている。
一方でその狂っているほど一途な愛の物語は完成度が高いと好む層も一定数おり、まさしく賛否両論といったところ。
それどころか 「自分は感動したが、このシナリオが刺さらないプレイヤーがいるのもハッピーエンドになって欲しかったのも理解できる」
「自分には受け入れられなかったが、このシナリオの完成度が高く刺さる人間がいることは理解できる」と、賛否それぞれから逆側を理解する意見が出るほど。
他には 「完成度は間違いなく高いがもう一度読みたいとは思えない」といった評価が挙がることが多い。
「面白かった、けどもう二度とやるなよ」
また、スティルインラブの育成シナリオはあるギミックの関係で 分岐が一切存在しない。
4周年ピックアップの激情の三冠ウマ娘 オルフェーヴル同様、ティアラレースは全て目標1着指定、その後のレースでも目標が3着以上の場合でもレース結果によるシナリオの分岐がない。
なぜこのような構成になっているかは、温泉旅行に行った後に
再度ウマ娘ストーリーの1話を見返すことで明らかになるだろう。
ヒント:温泉に向かうバスの中でのスティルの台詞をよく覚えておこう。
そしてその温泉旅行イベントも、本来であればグッドエンドの前に始まるのだがスティルのみグッドエンド後に始まるという特殊な仕様となっている。
傍から見れば狂っているとしか思えない二人の愛の果て。その内容は……この先は是非自身の目で確かめていただきたい。
|
フィリーズレビュー(3月前半)、フローラステークス(4月後半)、ローズステークス(9月前半)の三つのレースに任意出走して「完全三冠」を達成すると隠しイベントが発生。
パワーと根性のステータスアップとスキルポイント、そして「遊びはおしまいっ!」と「むきだしの情熱」のヒントレベルを得られる。
唯一の懸念点は初期適性が短距離Cのフィリーズレビュー程度であり、トリプルティアラは全て1着目標であり他のレースも難易度は低いので見るのは難しくない。
育成イベントではネオユニヴァース、アドマイヤグルーヴ、メジロラモーヌを除くと他のウマ娘があまり登場せず、同厩舎の先輩である
トウカイテイオーも登場しない(但し会長は登場する)。
ランダムイベントではトレーナーと二人で進行するイベントが多い傾向にある。
◆関連キャラクター
スティルの内に秘められた、別人格と言えるほど独立した闘争本能。この名称は育成シナリオ中の吹き出しの表記からであり、表人格からは主に「内なる本能」や「あの子」と呼ばれている。
通常スティルとの見分け方は、瞳が常に妖しく光っていることと、
一人称が「ワタシ」になっている点。
また、指先で顎を艶めかしくなぞるのが癖。
スティルが幼い頃から「トゥインクル・シリーズで走りたいが、はしたない姿を見せて嫌われたくない」という二律背反した感情を抱え続けた結果スティルの中で分かれた、もう一人の彼女とも言うべき人格。
かなりの気まぐれ屋であり、「強者と競り合う」か「満月の夜」の条件でしか表に出てこない。性格も真逆であり、表人格のような他者を気遣うことは一切なく、ラモーヌ相手にも臆せず逆に煽るなど肝も据わっている。
常に血と強者に飢えているため制御は困難だが、正面から向き合う意志を見せれば対話に応じる柔軟な一面もある。
実のところ内なる紅の言動は、狂気のオブラートを外すと基本的にスティルに対して助言する、あるいは願望を叶えるための方針の提示のような言動しかしていない。
勝負服の件についても「私もレース場に渦巻く闘争心を肌で感じたいでしょう?」と、スティルに対し奥底の願望を抉り出すような形を取っているうえ、
「惹かれるものがある」というのはスティル自身も認めている。
他にもラモーヌへの憧れを熱く語るトレーナーに嫉妬するスティルに対しての発言も要約すれば
「現状、ラモーヌだけが持つトリプルティアラの称号をあの方の担当である私自身が獲れば、ラモーヌへの憧れ以上のモノを与えて視線を独占できる」
と、言い方にこそ棘があるもののスティルの「トレーナーさんにずっと私だけを見ていて欲しい」という願望を成就させる具体的な方針を提示しているに過ぎない。
そもそもスティルはトレーナーに説明する時点で「(相反する感情を抱き続けた結果)分かれた」と語っており、元より自分と本能が別々に存在したとは一言も言っていないうえ、
トレーナーに対して真に心を許したのも本能の走りを「怖ろしい以上に美しい」と肯定されたのがきっかけである。
そうした点を考慮すれば、他者からの評価・視線や優しさから来る遠慮といった『建前』に対する『本音』を担当するのがこちらのスティルと言えるかもしれない。
逆説的に、そうした助言や行動指針ではないラモーヌへの煽りを吹っ掛けた本当の人格は……
強者と認めたアドマイヤグルーヴとティアラ路線で競り合い、トリプルティアラを達成すると同時に満たされたのか表に出て来なくなったが……?
+
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ノーマルEDネタバレ |
グッドエンド同様、トレーナーを病院まで送った後一人で消えようとしていたスティルだったが、そのことを察したトレーナーは入院手続きをドタキャン。追いついてきたトレーナーにかけられた「走り続けて欲しい」という言葉に呼応され、 完全に身体の主導権を表人格から奪い取った。
他に誰もいない静かな夜の中。闇に生きる紅い瞳に狂気を宿した二人の魔物は、いつまでも走り、勝利し続けることを誓い合う。
いつか壊れる、その時まで……。
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SF系不思議ウマ娘。史実ではゼンノロブロイ・アドマイヤグルーヴ共々同期同父の馬だった。
寮ではルームメイトであると同時に、クラシック路線を走る同期でもある。スティルの存在についてはユニヴァースの育成シナリオにて度々言及されていた。相変わらずの不思議言語の使い手でコミュニケーションに難儀しているが、一緒に星空を仰いだりスティルとの仲は良好。
一方でスティルの育成シナリオにおいては、「
シンギュラリティ」に出会えなかったことで自身の運命が変わらないことを知っているため、二人でトリプルティアラとクラシック三冠を一緒に取ろうとスティルに言われた際に
「そうなればよかったのにね」と応えるなど達観している。
スティルとトレーナー、二人の行く末に
「“HPED”はない」と忠告し、それでも進む意志を曲げないと決めた二人の成り行きを見守ることとなる。
+
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この先に待つのは"HPED"じゃない?※シナリオラストのネタバレを含むため注意 |
シニア夏合宿のイベントにて、ネオユニヴァースはスティルに「運命が変わったが、その先は" HPED"ではない」と警告した。
ネオユニヴァースが 別宇宙を観測できるキャラであることから、この警告が この物語のグッドエンドは"HPED"ではないという、ネオユニヴァースを使って伝えたかった運営のメッセージなのではないか?という見方が存在する。
ただしこの警告を受けたスティルは、本能の赴くままに任せてトレーナーを自分と同じ紅に染め上げようとしている時点のものである。
その後ラモーヌに 無邪気な心まで紅く染め上げて、どこへ行くの?と指摘されて以降、スティルはトレーナーが壊れている原因が自分であると自覚し、破滅の道に進んでいるのはそのままにせよ、その後の在り方を大きく改めている。
そのためネオユニヴァースが 「“HPED”はない」と警告したのは、 そのまま在り方を改めず、本能に任せてトレーナーを紅に染め上げたその先のことではないか?とも捉えられる。(その場合の結末についてはノーマルエンドで一端を見ることができる)
在り方を改めた結果、スティルはトレーナーを紅に染め上げることを良しとせず、グッドエンドの冒頭でトレーナーの元を去っている。
そんなスティルに対し、ネオユニヴァースは 「スティルインラブの『しあわせ』を祈ってる」とトレーナーを送り出した。
その後のスティルとトレーナーの結末を" HPED"と捉えるかどうかはプレイヤー次第。
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スティルと同期のティアラ路線を走るウマ娘。スティルの育成実装直前に発表された、通称「アルヴさん」。
アドルさんじゃないし、アグルさんでもない。
孤児院らしき「施設」で生まれ育ったために愛を知らず、愛を嫌い、愛を拒み、愛を憎む「神童」。
エアグルーヴの母親が営むウマ娘スクールの先生の前史。ドゥラ「アルヴと幼馴染設定無理…。」
遊びや愛に現を抜かす他のウマ娘たちを見下し、愛されない自分にはレースで勝つ以外に存在価値はないとして単身トレーニングに精を出している。
でも登場直後に『めにしゅき♡ラッシュっしゅ!』を笑顔でノリノリで踊る公式尊厳破壊を食らってさっそくユーザーから弄られた。
育成シナリオ内では、強い愛で結ばれたスティルとそのトレーナーを特に強く敵視し、世間もスティルよりアドマイヤグルーヴに期待を寄せるが、惨敗。
「自分のやり方は間違っていたのか?」と疑問を抱くようになるも否定し限界を超えたトレーニングを続けるが、無茶が祟って倒れたところを
エアグルーヴに叱責され、多少考えを改めるようになるが、その矢先…。
と、オークスから夏合宿を挟んで秋華賞にエリ女と『まだ』ちょっと異質なトレウマやってるスティルシナリオの裏でこちらも濃密な人間ドラマを演じている。
一応スティル育成におけるライバル枠ではあるが、史実で勝利したエリザベス女王杯においても史実補正がかかっていないため強さは然程でもない。
寧ろこれまでの前例から、アルヴが育成実装された際にライバルとして出てくるスティルの強さに恐々とするトレーナーが多い。
史実ではライバルにして同じ
父を持つ間柄で、スティルインラブがトリプルティアラ達成後低迷する傍らでエリザベス女王杯連覇を達成。
引退後スティルインラブ号が
7歳で早逝したのとも対称的に、12歳と
母より一足先に逝ったものの
末息子等自らの後継者達を残し、息子の
娘達が自分の届かなかった牝馬クラシックを制した名牝である。
…またスティルインラブ号生涯唯一の交配相手と、アドマイヤグルーヴ号(と母エアグルーヴ号)の生涯最期の交配相手、及びスティルの遺児と同期にあたるアルヴの半弟ルーラーシップ号の父は
同じ牡馬であった。
史実でガッツリライバルやってただけあってスティル実装前から「実装される際にアドマイヤグルーヴのウマ娘化が発表されるのでは?」と予想していたファンも多い。
(流石に
ブリュスクマンや
ツヅキレイニングや
ハープアルファや
ワルツオブシャドウやホーリーキュアやソルラピスの例に倣うのはいろいろ無理があるし…)
名門メジロ家の至宝にて、レースを「愛」する初代トリプルティアラウマ娘。
育成シナリオ序盤でトレーナーが偶然近くを通りがかった彼女に熱い視線を送ったことで、スティルにその視線を譲らない意志を固めさせ、スティルは2代目トリプルティアラを目指すこととなる。
さらに『本能を抑えたうえで強い走りを目指す』という方針に本心では無理を悟っているスティルの前に現れ、
「恥じらうばかりで愛を誤魔化すようならトレーナーの心を改めて奪ってしまおうか?(要約)」と煽り倒し、本能と向き合う決心をさせる。
なおルドルフにその軽率な行為を窘められるものの本人はどこ吹く風。
その後暫く出番はないが、シニア級後半で再登場。本能に傾倒しすぎた獣のようなスティルに対し、このままでは二人の愛の行く末に破滅が待っていると警告する。
とはいえぶっちゃけると、スティルとトレーナーそれぞれに堕ちていく原因を作ったある意味元凶。
北海道苫小牧市ロコドルウマ娘。苫小牧観光大使。
数少ない主戦騎手・幸英明繋がりのウマ娘であるため、スティルとは度々交流が見られる。
名指導イベントではペアでゴルフをやっていたが、これも幸騎手の趣味がゴルフであることを拾ったネタである。
スティルがスレンダーなこともあって二人並ぶと身体の太さが際立つ。
『ハチャウマ』でチーム<リリィ>としてチームを組んだ仲。リリィのストーリーではスティルの本能を知った上で彼女を受け入れ、大感謝祭での優勝を目指す。
トレセン学園では学級教室こそ違うものの同学年でもある。
育成シナリオでも「切れ者」獲得イベントで交流する。
スイープトウショウは後述のように対戦経験があり、宝塚記念で苦杯をなめさせられているのだが、シニア級宝塚記念では下記のクラスメイト達が登場し、スイープトウショウは確定登場枠ではない。
なおスイープトウショウはスティルインラブのSSRサポートカード【Devilish Whispers】のストーリーにも登場する。スティルインラブのサポートカードなのにスイープの方が目立ってたりするけど…なにも自分のSSRサポカイベントでもステルス発揮しなくても…
また、アストンマーチャンは育成シナリオとトレーナーのヤバさをスティルと比較されることが多い…影の薄さも…
クラスメイトたち。シニア級宝塚記念前後の育成イベントでも登場。
黒板を消したり率先して人助けをするスティルであるが、その影の薄さにより認知されておらず、クラスには姿の見えない『妖精さん』がいると思われている。
特にあのウマ娘ちゃん大好きデジタルにすら存在を認知されていないあたり、相当なものである。
このうちロブロイとは同時期にデビューした同期(かつ史実の同父)でもある他影薄仲間でもあるらしく、スティル、ユニヴァース、ロブロイの三人がかりでようやく自動ドアが認識してくれるなど苦労している模様。
ユニとスティルだけだと反応しなかったというユニのホーム会話があるのでロブロイに反応しただけでは?という説があったり。
中々に濃いメンツだらけでこの学級で授業担当する先生の胃が心配になる。
夢を追う大逃げウマ娘。
シニア級の最初の目標である金鯱賞に参戦し、スティルの中の"monster"に興味を抱いていたが、この時のスティルの本能は姿を消していたためにすぐに興味を失ってしまった。
だがその願いは後の宝塚記念にて果たされることになり…
史実でも2004、05の金鯱賞と宝塚記念での対戦経験あり。
内、スイープトウショウが勝利を収めた2005年の宝塚記念以外の3戦は全てタップダンスシチーが1着である。
スティルインラブの主戦騎手幸氏が競艇が趣味で競艇選手も目指していた頃もあったタップダンスシチーの主戦騎手佐藤哲三の影響で競艇にドハマりして一緒に競艇番組に出るぐらいになった繋がり。
原作スティルと同じ馬主のノースヒルズのウマ娘たち。
おでかけイベントにてスイーツフェスが開催中のコンビニの近くに寄った時に遭遇し、お菓子が好物なスティルが両者の好みに合うスイーツをおすすめする。
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そなたにも、眷属がおるのか… |
ノーリーズンのグッドエンディングでは、スティルが自身の『眷属』を引き連れて登場。
「相馬野馬追」に興味を持つ眷属を仲間に加えて欲しいとノーリーズンに頼む姿が描かれる。
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史実では馬主が同じノースヒルズであるのに加え、スティルインラブの唯一の子供であるジューダ号が引退後相馬野馬追に参加している。
心になんらかの傷を残すことに定評のあるノースヒルズ組。
ビリーヴ「僕は…?」
スティル同様、コーヒーが好きなウマ娘たち。
時折それぞれコーヒーに合うお菓子を持ちよって一緒にお茶をする会を開いている。
マンハッタンカフェは、史実ではサンデーサイレンス産駒でスティルの2世代上と世代も近く、ウマ娘のイマジナリーフレンド持ちの共通点がある。
ご存知全てのウマ娘の幸福を願うトレセン学園生徒会長。
育成シナリオ中にメジロラモーヌと共に度々顔を出す他、彼女もまたコーヒー愛好家の一人として前述のメンバーと共にスティルとお菓子を楽しむ仲である。
シナリオ最終盤にて、ストーリー上非常に重要な立ち位置を担う。
詳細は敢えて伏せるが、ルドルフの掲げる「理想」とスティルとトレーナーが求めた「幸せ」は、残念ながら決して相容れない存在であった。
スティル達が幸せを掴み取るその頃、"一度見た相手の顔を忘れない"ルドルフは、一体何を想うのだろうか……。
とある満月の夜に「魔物」と邂逅したことでスティルと出会う。ネオユニヴァースの言うところの、スティルの「シンギュラリティ」。
スティルの本能が一瞬みせた、恐ろしくも美しい走りに魅せられ、彼女の担当トレーナーとなりトリプルティアラを目指すこととなる。
ちなみに『魔性の青鹿毛』ことメジロラモーヌのファンで、トリプルティアラ完全制覇の偉業をその目で見て心掴まれた者のひとり。デアリングタクト「スティル先輩…」
ルドルフ「瞳に妖しい色が差している。そう──灰簾石のような」
当初はただの好人物だったのだが、シニア級でスティルが本能を完全に開放して以降に本能の影響を受け、
段々とイカれた狂人へと堕ちていく。
その狂い方は強烈で、かの
モルモットや
着ぐるみとは全く異なるベクトルでヤバすぎて
こっちの項目での記述は控えておこうとされたレベル。
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彼女の走りが見たい。今すぐに……見たい。見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい |
個別ストーリーの出会いの時点でスティルの内にある本能とその走りに惹かれており、それに対して強い自己嫌悪を抱き続けていたスティルのことを決して否定せず、その本能をコントロールできるようにとひたすらに彼女のことを肯定。
こうしたウマ娘本人がコンプレックスに感じている点を美点と捉えたり、うまく誘導することは過去の 嘘吐きを筆頭にまま見られるものであった。
しかしスティルのトレーナーが彼らと決定的に違うのは、『明確にウマ娘の走り以外の点にも惹かれている』という点。
エリザベス女王杯の後、内なる紅が消失したこと、もうあの走りを見せられないかもしれないと申し訳なさそうに語るスティルに、強い喪失感から胸が塞がる想いを感じながらも。
トレーナーとしての興奮やスティルインラブのアスリートとしてのこれからよりも、『本能に悩まされてきたスティルの幸福』を優先。
さらに次走、金鯱賞でも。
推定中2、14歳の少女を相手に、笑顔を「可愛い」でなく「美しい」と形容するあたりこの時点でも違う意味でだいぶ脳を焼かれてる。
出逢ってからおよそ2年半、日々を共に過ごすことで触れてきたスティルの控えめで一生懸命な姿に、本能だけでなく『スティルインラブ』という等身大のウマ娘を支えたいと、トレーナーの中で確固たる存在感を持つほどになっていた。
だからトレーナーは自分の興奮よりも、スティルの幸せを願った。
しかしスティルの方はと言えば、金鯱賞で引退し一介のウマ娘としてトレーナーと穏やかな日々を過ごす夢想を巡らせながら、同時にある疑念を抱いた。
そして一日だけ引退の連絡を保留してもらい、アミューズメントパークで思い描いた一日を体感したことでその疑念は確かなものになった。
……やっぱり、そうよね。 わかってたじゃない……全然、違うってこと。
(今日のトレーナーさんも、 楽しそうにしてくれていた。 それも本心だと思う……でも──)
(──レースのあとに見せてくれる笑顔と、 全然……違う……っ)
(──私が向けられたい眼差しは。 感情は……優しさじゃない……!)
レースの終わりに自分に向けられる、本能のままの走りに焦がれてやまない無邪気な視線。
あれを浮かべている時こそ、トレーナーにとって一番幸せな時だろう。
だからスティルは自分の安寧よりも、トレーナーの幸せを願った。
そして、スティルは引退を撤回。
急な心変わりに困惑を覚えつつもそれ以上に──
──それを気にするより、嬉しさを抑えきれないことに恐ろしいものを感じながら、再び二人三脚が始まったが……
必ず、ワタシを目覚めさせると思ってた……。 だってアナタは――
とんでもなく、強欲で…… とぉんでもなく──飢えているもの……。
これまで以上に、貴方の力を貸して。 ……暴れて構わない。
トレーナーを熱狂させたい。その一念からスティルは自身の奥で眠っていた内なる紅を目覚めさせる。
これまで以上に暴れて構わないと、これまでは「はしたない」と忌避していた抑制を解除。
アメリカの小説家オー・ヘンリーによる美談小説『賢者の贈り物』と、怪談『牡丹灯籠』の悪夢のコラボレーション。
そして……
その影響を間近で受けたことによるものか、その辺りを境にトレーナーは周囲からも一目でわかるレベルに変貌。
上述の育成シナリオにあるネタバレ格納にあるように、瞳が真っ赤に染まることを始めとした異常現象がその身に降りかかり続ける。
そして、選択肢上でもスティルを気遣うような選択肢を選ぶとその選択を否定し、選んだ選択肢が文字化けして最終的にスティルに走り続けることを強制するという演出が追加されるなど、狂気に侵されている様をこれでもかと描写される。
(わかってしまった。もう──戻れないということを)
スティルを悲しませたくないと必死に抗おうとしても脳内を支配するのはスティルに走り続けてほしいと願う狂気だけ。
……そして遂にスティルもまた「自分が本能を受け入れたせいで側にいるトレーナーが壊れてしまっている」という真実に気づいてしまうも時既に遅し。
そんなトレーナーの有様を見せつけられたスティルは己の選択の浅はかさに悲しみに暮れながらも、もう戻ることができないというならと悲壮な覚悟を決め、両者は尚止まることなくその先へと進み続ける。
既に2人揃って共に闇へと潜り続けるしかない……このままでは本当にそうなってしまう。
ただスティルは心の奥底では、「それでもせめて、誰よりも愛するトレーナーさんだけでも救えるのなら…」という別の覚悟も決めていた。
その道筋の果て、最後の目標レースであるジャパンカップにて電撃参戦した先代のトリプルティアラウマ娘ことメジロラモーヌにも打ち勝ち、最高の勝利を見届けることのできたトレーナーはスティルと共に大いに喜びあうのであった。
しかし、その後はスティルの大事な3年間を無事見届けられたという安心感から、自身の異常不調と真剣に向き合うために医療機関への長期入院が決まることに。
仕事から離れてゆっくりできた……いや、スティルインラブと長期間離れることになったためか、体の異常は徐々に回復傾向にあったものの、入院中にその件のスティルインラブからは一切の連絡が無いという一抹の不安。
退院後、真っ先に学園に戻るも、そこで聞いたのはスティルが理由も告げず退学届を出して失踪したという話。
更には2代目トリプルティアラという偉業を達成したにも関わらず、 周囲の人々からスティルインラブの存在が消えつつあるという事態に直面する。
絶望的な状況の中、辛うじて記憶を保っていたネオユニヴァースとアドマイヤグルーヴに背中を押され、トレーナーは単身スティルを探し続ける。
彼女に会うと決意してから、時間感覚は徐々に曖昧になり──また眠れなくなった。
……もうわかっていた。彼女に近づこうとすればするほど
その先で辿り着いた最果て、ついにトレーナーはスティルインラブと──
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己を蝕む狂気が自らの身体を変質させ、それによる命を脅かすことになろうとも厭わないほどに、そしてその先に破滅が待っていたとしてもスティルと共に進むことを──
堕ちていくことを躊躇わなかった。
それは傍から見れば、
底が抜けた船に乗るが如き愚行に映ったかもしれない。
……ただ、一つ言えることは。
彼/彼女は、スティルを誰よりも愛していたということだけは、疑いようのない事実である。
なお、プレーヤー間ではそういった部分を総合して「トレーナーとしては0点だが、スティルインラブのパートナーとしては100点満点」なんて評されることも多い。
誰がトレウマシナリオをトラウマシナリオにしていけと言った!
完全三冠を達成した隠しイベントに登場するモブウマ娘。
スティルの完全三冠を祝うと同時に
「赤い糸」で結ばれたような二人に憧れを抱き、スティルのトレーナーにいつかデビューしたら担当になって欲しいと逆スカウトしていった。
元ネタは上記の台詞そのまんま、21年エリザベス女王杯を10番人気ながら勝利し大波乱を呼んだ、父馬がノースヒルズ出身の
キズナ号な
エリ女優勝後から2004年発売の同名のゲームを差し置いてあちらが2023年にHDリマスター化した後も検索上位に君臨し続けている「アカイイト」号。
この時の鞍上が幸英明騎手繋がりであり、このタイミングでの登場は
「アカイイト」号の
馬主である岡浩二氏が馬主資格取得前にスティルインラブ号の三冠達成パーティーに参加した際に初対面した事で幸騎手と縁が生まれたことにちなんだものだろう。
彼女は幸騎手以前に10人以上の騎手が騎乗するも3勝クラスまでしか勝てなかったが、エリザベス女王杯で初騎乗となった幸騎手によってGⅠホースに導かれ、幸騎手にとってもスティルインラブで獲れなかったエリザベス女王杯を初勝利するという、まさに
運命の赤い糸に導かれるような勝利だった。以後も引退まで幸騎手が手綱を握った。
ゆえにエリザベス女王杯勝利が目標に含まれるスティルの育成シナリオにおいて「『忘れ物を取りに来た赤い糸』は結ばれない」というわりとえげつないブラックユーモアが含まれているのはここだけの話。
余談
初登場は3rdアニバーサリーと連動しての2024年2月だが、そこから育成実装を果たしたのが4.5thハーフアニバーサリーを記念しての2025年8月と上述の通り丁度1年半。
発表前後から育成ウマ娘のスピード実装が珍しくなくなってきていたことに加え、同年8月に発売されたニンテンドースイッチ用ゲームソフト「ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!」の主要キャラの1人としてスティルインラブが抜擢されていたことから、当初は
「ハチャウマの発売に連動して3.5thハーフアニバーサリーの8月にスティルが育成実装されるのでは?」という予想が多く上がっていたものの、
結果的にそのタイミングでの育成実装には同じトリプルティアラの
ジェンティルドンナが選ばれ、スティルはSSRサポカの実装に留まっている。
その後、4thアニバーサリーを記念してジェンティルと同様に
オルフェーヴルが更なる準限定ウマ娘として実装された流れから、
「スティルも次なる周年記念の準限定ウマ娘として実装されるのでは?」という予想も上がり始め、見事それが的中する形で4.5thハーフアニバーサリーの準限定ウマ娘として大抜擢される形となったのである。
そしてこれらの前例から、残るトリプルティアラウマ娘であるアーモンドアイとデアリングタクトもまた、アニバーサリー記念の半年に1回のタイミングまでお預けとなるだろう予想が大きくなることに…そうなると、デアリングタクトは未実装期間3年以上過ぎてない?(ビコーペガサスの未育成実装記録2年11ヶ月を軽く抜く)
史実におけるスティルインラブ号はヘイルトゥリーズンの3×3というインブリードによって誕生した。これはかなり血の濃い配合であり、繁殖要素のある競馬ゲームであれば「危険な配合」と呼ばれおすすめされない組み合わせとなっている。
血が濃いと長所を引き継ぎやすいが、一方で短所も色濃く引き継いでしまうことで気性難になる、身体が弱くなるといった問題が発現するリスクもある。
事実、ヘイルトゥリーズンは気性難で有名であったという。はじめの頃は大人しかったスティルインラブ号も古馬になると気性が荒くなってしまい、それがトリプルティアラ以降結果を残せない要因にもなっていたと見られている。ウマ娘のスティルインラブの極端な二面性もこれが由来だろう。
更に余談だが、件のヘイルトゥリーズンを日本語に訳すと「理性に訴える」となる。これもスティルが普段は理性的に振舞おうとする元ネタと思われるが……実に意味深な名である。
通常時は異常に影が薄い事がフィーチャーされるスティルだが、これについては史実のスティルインラブ号が…
- クラシック期は「史上初の3世代オークス制覇」記録が掛りかつセレクトセールで高額購入されていたアドマイヤグルーヴに期待が集まり、三冠レース時は三連続2番人気だった。
- 牝馬三冠達成後勝てないまま現役終了した上、引退直前に同期同父同馬主の牝馬ヘヴンリーロマンス(2歳新馬戦でスティルに敗北)による戦後初の天覧競馬天皇賞(秋)勝利という派手な話題が身近であった。
- 引退時は同父の馬ディープインパクトの無敗三冠達成及びハーツクライのディープ撃破・他界時は07世代牝馬達(ダスカ、ウオッカ)の躍進期と被り、比較的地味な扱いになった感は否めなかった。
- 他の牝馬三冠馬がトライアル完全制覇三冠(ラモーヌ)・中央初のオークス同着勝利と阪神JF・VM制覇(アパパネ)・混合古馬G1四勝(ジェンティルドンナ)・芝G1総計9勝(アーモンドアイ)・無敗三冠(デアリングタクト)・高祖母から(父を挟んだのでファミリーライン記録外だが)都合五代続けてのG1制覇かつ阪神JFも勝利(リバティアイランド)と話題複数持ちのため、「普通に勝ち負けして三冠制覇」だけだとネタが少なめ。その為かサンデーサイレンス産駒の中でもその活躍は埋もれている。
- 引退後早逝し、かつ唯一の息子が活躍しないまま引退し繁殖入り出来ず近親からも活躍馬が然程出なかったので、子世代から活躍馬が出たロブロイ・ユニヴァース・アルヴ(やヘヴンリーロマンス)と違って血統関連で名前が引用される機会も殆ど無い。
- なぜか歴代牝馬三冠馬中唯一ヒーロー列伝が作られず、2017年からG1レースごとに毎年作られる「名馬の肖像」の対象にもユニヴァース・アルヴ共々2025年現在選ばれていない。
- 幸英明騎手や松元師共々、スティルの担当年前後で主だった活躍をした馬は他にいない。
等、総じて目立つ扱いが少なめな苦い現実から来ている可能性が高いと思われる。
チューリップ賞に任意出走し、敗北することで発生する隠しイベント。
采配ミスで負けたことを責められることを恐れたトレーナーが逃げ出したいと弱音を吐き、逃げるなら一緒に逃げるとスティルが宣言する。
これの元ネタは史実における2003年のチューリップ賞。
牝馬三冠の一つ目である桜花賞のトライアルたるこの大事なレースで敗れてしまったことで、世間的に厳しい人物と評されることが多い松元調教師に𠮟責され乗り替わりを指示されることを恐れた幸騎手は、レース直後に「このまま(スティルインラブの背中に乗ったまま)どこか遠くへ逃げ出したい」と考えるほど思い詰めてしまったという。
だがその考えとは裏腹に、実際には松元調教師は笑顔で「本番で頑張ってくれればいい」と幸騎手に労いの言葉を送ったとされている。
彼女のモデルは当然ながら史実におけるスティルインラブ号であるが、本稿でも頻繁に言及されている幸英明騎手の要素も大いに含まれていると言われることが多い。共通点として、「お菓子好き」「ゴルフが得意」と言ったものがある。
また、「色気がある」「タレ目の容姿」といった幸騎手のビジュアル面の特徴もキャラクターデザインに取り入れられていると評されることも。ついでにお菓子やゴルフ関係でトンチキなエピソードも多い
ヒミツにある『鏡の前で笑顔の練習をしている』というのも幸騎手の「好きな女性のタイプは笑顔が素敵な人」に由来すると思われる。
あぁ「彼女は笑顔が一番美しい」ってそういう……
スティルインラブのキャラソン。
理性的なイントロから始まり、スティルのニ面性も表現されてはいるのだが、八割方暴走状態でほぼほぼ本能に支配されているというなかなか狂った歌である。ぜったいこれ発注したの堕ちたあとのトレだろ。
歌詞にタイトル含めて「愛」の文字が23個所出てくるという激重な内容で、さらに「狂」「衝動」「快楽」「絶望」といった他のウマ娘の歌で出てこないようなワードがてんこ盛り。やばい方のスティルをこれでもかと堪能できる一品となっている。
宮下さんスティルまじでどんな気持ちでこれ歌ってるの……
なお歌詞の内容は「貴方の隣を奪われるなんて耐えられない」「ずっと目を逸らさないで」「思考を支配するくらい愛して」とスティルの育成シナリオそのものである。
暗く救いようのないシナリオの反動なのか、二次創作においてはビ◯コの爆食いやトレーナーへのしょうもない悪戯といった
「はしたない行為」の責任を内なる紅に押し付ける、
全てを内なる紅のせいにしてトレーナーに卑しい行為を行う、さらにはスティルの奇行に対して
内なる紅側からツッコミが入るといった、本編を逆手に取ったコメディ展開、通称
「内なる紅苦労人概念」が多く描かれている。
多分「お友達」「シラオキ様」「双子の妹」「親友の星谷ちゃん」と同じ枠。ユニのルームメイトだけに。
スティル「スティル知らないよ、本能ちゃんじゃない?」
T「これも内なる紅の力か…」
紅(知らない…なにそれ怖い…)
また実装前は上の人繋がりでライトハローに絡まれるトレーナーと
ヤンデレヤキモチを妬くスティルというネタも散見されたが、スティルとトレーナーの
余りにも隙の無い相思相愛ぶりが理由か実装後は鳴りを潜めている。
一方でライトハローにスティルの勝負服を着せるいろいろな意味での尊厳破壊は未だに見られる。
その他、ガーリーなデザインに反して女トレとのカップリングが比較的多いのも特徴。
破滅百合というお耽美なのが似合うというのも理由か…アカイイトってそういう…←ゲーム「アカイイト」の発売年…
それはそれとして男トレとのカップリングも多いし、あとこれまたシナリオの反動で
やたらとしぶとい。
あと、タキオンが「何が瞳が真っ赤だ、モルモット君は真っ赤どころか全身七色に発光できるぞ」と張り合おうとする
+
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シナリオラストのネタバレを多分に含むため注意 |
上述のネタバレ格納にもあるように、あまりにも衝撃的な形で終わったスティルの育成シナリオ。
クライマックスではまるでスティルやトレーナーが長い時間の果てに人ならざるものへと変わり果ててしまったかのような言い回しや、ラストでスティルが対面していた場所も現実離れしているかのようなイメージで描かれており、
多くのトレーナーの間で 「あの2人がいるのは既に現実世界と遠く離れた場所なのではないか?」という予想が挙がっているのも、彼女の育成シナリオが賛否両論となっているポイントの一つである。
温泉に移動する際、通常なら電車やバス 、タッちゃんのカットインが入るタイミングで、それが入らないというのも不穏さに拍車をかける。
ルームメイトのネオユニヴァースもカットイン入ってない? ほら彼女の場合はスピリチュアルな移動が出来るから……
……史実とウマ娘でのシナリオを対比させるなら、育成目標と狂的な愛によって「エリザベス女王杯に連敗しジャパンカップは未参戦、金鯱賞・宝塚記念でも2連続掲示板外だった」史実を完全否定する事は出来たものの、
さらにその先に待つ「競走馬スティルインラブは、引退後急病により7歳の若さでこの世を去った」という運命がモデルとは違う形で具現化した……という解釈も可能なのである。
他にも、クリスマスでトレーナーから欲しい物がないかと訊ねられて「心の中に一欠片の私を置いておいて欲しい」と返答したこと、温泉での「どのような形であれ傍にいる」との言葉から、
死後の世界やウマ娘世界の外側ではないがトレーナーの心の中の幻想で、再会したスティルは守護霊ないし約束通り心の一部ではないか、という説もある。
といっても、じゃあシナリオ内でそういったトレーナーないしスティルが死ぬなり世界から消え去るなりしたことが明言されているかといえばそれははっきりと「否」であり、
「彼らは無事であり、あの後2人はちゃんと元の場所へと帰っている」「そして周囲にしこたま説教されて泣かれた」と考えるトレーナーももちろんいる。
そういう意味でもあらゆる意味で議論の種が尽きない&意見が分かれやすいシナリオであることは確かなため、話題にする場合は時と場所を慎重に吟味する必要があるともいえよう。
そしてそういったあらゆる概念を捻じ曲げてひたすらレース漬けになったり、凱旋門賞目指したり、過去の伝説ウマ娘たちとトゥインクルシリーズを盛り上げるのに専念することに希望を見出すトレーナーもいるとか
なんなら育成ストーリーのあるシナリオでも食が細い、衰弱してると言いながらナチュラルに桐生院トレーナーやライトハローや安心院など友人たちと温泉に行ったり寿司や牡蠣などをたっぷり食べたり笹針打たれてササバリィンクル・シリーズ(?)で優勝してスティルを笑顔にする事にもなったりする
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追記・修正も、おしとやかに、良識的に…。そして時には本能的に…っ!
- 破滅百合!そういうジャンルもあるのか… -- 名無しさん (2025-09-04 13:38:49)
- ↑2言葉のあやと言われればそれまでですが負の要素に焦点を当ててる前提で話していたので -- 名無しさん (2025-09-04 13:40:08)
- ↑ ならもう答えは既に言った。「モチーフの取捨選択基準があるのはサイゲでユーザーごときがとやかく言える立場にゃ無ェ」 -- 名無しさん (2025-09-04 13:44:04)
- あなたが嫌いだ、受け付けないはええんよ。それを他の人に同意を求めるような書き込みしないでくれ、てこと。あなたの書き込みはアンチに片足突っ込んでるが、まだ落ち着けそう、話ができそうだから皆たしなめるに留まってるのよ。これ以上過激化するなら排除を選択肢に入れざるを得なくなってくる。それは皆できればしたくないんだ、わかってくれ。 -- 名無しさん (2025-09-04 17:00:31)
- 「所詮は家畜、文句があるならテメェが馬主になって馬を買え」こうだろ? -- 名無しさん (2025-09-05 00:34:53)
- 行った通りユーザー先鋭化始まってんじゃん -- 名無しさん (2025-09-05 01:15:12)
- ↑のコメントも先鋭化の急先鋒みたいなコメントでは? -- 名無しさん (2025-09-05 01:48:20)
- 話の流れを変えよう…今後スティル以後のウマのサポカイベでスティルがいたらハッピーエンドが期待できる。 -- 名無しさん (2025-09-05 04:48:47)
- スティルエンドに出てくるスティルのぬいぐるみを持った「子どものウマ娘」だけど、 -- 名無しさん (2025-09-05 09:27:24)
- 他は忘れているのに「わたしだけ」覚えている、スティルと関わりのある子どもということは、これジューダなのかな? -- 名無しさん (2025-09-05 09:29:07)
- ここではあまり語られてないような気がするけど、実は運命が変わるときに鳴ってる「例の音」がグッドエンドで実は鳴ってるんだよね ってことは少なくともハッピーエンドであることは間違いない ただ、異質なのは通常だったらもっと早いタイミングかつトレーナー側の言動がウマ娘に対してクリティカルだった場合に鳴ってるのに対して、スティルの場合はスティルの言動に対して鳴ってるんだよね ってことはあのシナリオで救われたのはトレーナー側(もっと言うとそのベースになった実馬の関係者やファン?)なんじゃないかと だからこの物語は「スティルの救済」ではなくて「スティルの関係者やファンの救済」の物語じゃないかな -- 名無しさん (2025-09-05 09:39:44)
- スティルとトレのHPEDはアドグルとアカイイトの話で触れてほしいとは思う。アドグルが三冠阻止したらまた違った結果になるだろうし、ただどれだけの難易度になるのやら… -- 名無しさん (2025-09-05 11:54:11)
- スティトレ、自分の身を削るのに躊躇無い以外は案外普通に良いトレーナーだったのでは?とも思うんだけど、駆け落ちはどうしても擁護できねぇ‥。入院期間とか「長い時間」の間に成人してたならワンチャン? -- 名無しさん (2025-09-05 15:58:04)
- よく言われるネオユニがこの先HPEDじゃない発言してたからグッドエンドもHPEDじゃないという話、これラモーヌに諭される前の欲望のままに突っ走ったらそうなるという意味だよね。ラモーヌと会話後に進み方を改めているし、あのグッドエンドがHPEDではないという意味にはならない -- 名無しさん (2025-09-05 23:48:12)
- 女トレとのCP創作、言及するほど多いか? -- 名無しさん (2025-09-06 00:13:23)
- 個人的に同時期に公開されたタローマン映画と同時接種するのがオススメ。岡本太郎的な考えでスティルとスティトレを見るとべらぼうででたらめで寛容になり、ととのう -- 名無しさん (2025-09-06 15:06:42)
- 「どう猛」!それは… 爆発するかのように襲い… 消える時は嵐のように立ち去る -- 名無しさん (2025-09-06 17:17:15)
- 5日間過ぎて異論なかったのでログ化を実行しました -- (名無しさん) 2025-09-08 00:53:51
- 競馬民「所詮家畜の生き死にでお人形遊びしてるだけの気持ち悪い人種だって自覚しようね🙄」 -- (名無しさん) 2025-09-08 08:46:39
- 野良スティルが自分の勝負服着てないのなんでだろ?育成実装されてもそのままだし何か意味あるのかな -- (名無しさん) 2025-09-08 09:08:19
- (2025-09-03 12:02:04)から(2025-09-05 01:48:20)までのすべてのコメントをコメント整理に関する相談ページに報告済み -- (名無しさん) 2025-09-08 10:40:40
- natuha氏につきまして調査したところ、自らと異なる意見に対し攻撃的な言動を行う姿勢が目立っており、かなり問題があると思われます。その姿勢はコメント欄にて他の方が指摘、または自制を促しているにも関わらず、改善が見られませんでした。その上で、持論を展開するにあたっての言動が乱暴且つ揚げ足取りや他者への煽りを含み看過し難いため、已む無くログイン規制を行いました。他の利用者の方々も議論の際には、自らの意見が必ずしも公論では無いという意識を持って頂ければと思います。 -- (reflection) 2025-09-09 11:22:43
- 経済動物ヨシヨシ界隈の方が攻撃的なんやね🙄 -- (名無しさん) 2025-09-09 15:57:19
- ウマ娘の、ひいては元ネタの競走馬全体にとっての幸せって何なんだろうって考える機会をくれたし、ウマ娘でこういうテーマを扱った事は悪い事ではなかったと思う -- (名無しさん) 2025-09-10 14:59:17
- こういう話になったのもリバティアイランドの影響はゼロではなさそう -- (名無しさん) 2025-09-10 19:32:58
- ターボのEDで令和のツインターボネタが拾われた例はあるとはいえリバティ亡くなったの実装の4ヵ月前とかだし、こういうテーマを扱うってなった事とリバティはあんま関係無いと思うが -- (名無しさん) 2025-09-11 17:00:01
- 結論は誰にも分からないだろうけど、令和のツインターボが出てくる時点で頭ごなしに否定できるモノでもないよな -- (名無しさん) 2025-09-12 06:43:25
- 近頃は競艇場の近くで連れ添っている光景をよく見るらしい… -- (名無しさん) 2025-09-14 07:50:05
- 昨日スティル育成してみたが、ある意味悍ましさすら感じられる程の相思相愛ぶりだった… -- (名無しさん) 2025-09-14 20:35:30
- 温泉のカットイン云々だと、実はアマさんもカットイン無かったはず。温泉シナリオ始まった時点でもう到着してるからだけど。 -- (名無しさん) 2025-09-19 19:56:50
最終更新:2025年09月21日 01:38