Cherrier Vivace/Tograc
Cherrier Vivace/Tograc(チェリエ ビバーチェ/トグラック)とはCherrier社がFCVプラットフォームに基づいて製造するハッチバック/クロスオーバーSUVです。
| Vivace E @WestCoast |
| 車名: Vivace/Tograc |
| 製造社: Cherrier |
| 製造国: フランス |
| 製造期間: 2020年~ |
| 排気量: 1200~2500cc |
| 駆動方式: FF/F4 |
| クラス: Compact |
| ボディスタイル: ハッチバック・クロスオーバーSUV |
| 乗車定員: 2~5名 |
| スローガン: "La vie à toute vitesse"(フルスピードで生きる) |
| 元ネタ: プジョー・208、ルノー・クリオ等 |
| 追加バージョン: 2020 年 4 月 8 日 0.19 アップデート |
概要
「モダン」「電動」「コンパクト」を売りにする、BeamNG筆頭の最新車両です。フランスの自動車メーカー「Cherrier」が開発したFCVプラットフォームを採用したファミリーであり、ハッチバックタイプの「Vivace」とクロスオーバータイプの「Tograc」で構成されています。
その実、コンポーネントひとつとっても現代の欧州車を思わせる仕様になっています。ボア×ストロークを変えずに気筒数の上下で排気量のバリエーションを作るモジュラーエンジンや、BeamNG史上初のフル・エレクトリック仕様、完全電子制御デファレンシャルを搭載した先進AWDシステム、ブレーキベクタリングやスタビリティコントロールを可能にする統合車両制御スキームといった具合で、枚挙に暇がありません。これらのノウハウは、後にBeamNGに登場することになる新型車両開発の布石となりました。
「Vivace」には、経済性と実用性を重視したシティコミューターから、400馬力以上を発生する直列5気筒エンジンを積むホットモデルまで様々なグレードが展開されます。
一方の「Tograc」にはホットモデルこそ無いですが、オフロード性能へ重きを置いたラインナップが展開されており、Vivaceにはないオールテレーンパッケージやツインモーター搭載EVが存在します。また、ルーフレールやワイドフェンダー、「Offroad」ドライブモードオプションが全車標準装備になっています。
新型車両らしく安全性も高く、先述の高度な車両制御システムに加えて応力を床面全体に分散するプラットフォームや急ブレーキ時のエマージェンシーシグナル、更には衝突検知時の二次被害を防止するブレーキホールド機能などが採用されている甲斐もあって、アクティブ・パッシブセーフティ双方の面において高い評価が付けられます。
グレードの命名規則は単純明快です。「110」「230」といった数字がエンジンパワー、後に続く「S」「d」「Q」「X」といった記号はそれぞれ「スポーティライン」「ディーゼルエンジン」「四輪駆動」「オールテレーンパッケージ」を表しています。
「Vivace」 グレード
カタログモデル
110/110d
1.2L 直列3気筒エンジンまたは1.5L 直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載したエントリーラインです。
現代基準で必要最低限の装備は揃っていますが、それ以上でもそれ以下でもありません。
ファブリックの内装とキャップ付き16インチスチールホイール、固定減衰ダンパーが装備されています。
トランスミッションは6速マニュアルのみ設定されています。
160/150d
1.6L 直列4気筒エンジンまたは2L 直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載したハイラインです。
内装は部分的にレザーを伴い、シルバー加飾を備えた上質なものになり、限定免許持ちが歓迎する7速DCTの設定もあります!
切削加工された17インチのアルミホイールが奢られた足回りにはアダプティブダンパーが備わり、ドライブモードに合わせて乗り味が変化します。
更に室内から上を見上げると、視界いっぱいに広がるグラスルーフが太陽の光をよこします。
230S/190Sd
1.6L 直列4気筒エンジンまたは2L 直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載したスポーティラインです。
エンジンはハイラインのものに専用ECUとスポーツエキゾーストが備わり、大幅にパワーアップされています。
アンビエントライトやフルレザーシート、アルミペダル、三本スポークステアリングホイールが装備され、外装にも専用バンパー等で手が加わります。
足回りにもスポーツサスペンションやクイックレシオステアボックス、硬めのスタビライザー、スポーツタイヤ&18インチホイールが搭載されます。
しかもフロントブレーキが対向4ポット式になります。贅沢!
トランスミッションは7速DCTのみの設定です。
S 270
2L 直列4気筒エンジンを搭載したパフォーマンスラインです。
「全速力で生きる」ため、飾りでしかないグラスルーフや枷でしかないディーゼルエンジンは潔く撤廃。
トレッド幅を取るためにワイドボディ化され、リアサスペンションはマルチリンク式に昇格しました。
他にもタワーバーや19インチワイドホイール、スリットローター&4ポット対向キャリパーを前後に備えます。
トランスミッションは6速スポーツマニュアルまたは7速DCTが設定されます。
S 310 Arsenic
2L 直列4気筒エンジンを搭載したスペシャルラインです。
更なる刺激を求めて、カーボンルーフやスプリッター付き前後バンパー、強化ラジエーター、スリット入りボンネットが採用されます。
内装もカーボンやアルカンターラで設えられたレーシーなものに変容。ドライブモードにも姿勢制御の介入を極力少なくする「Arsenic」が加わりました。
トランスミッションは6速スポーツマニュアルまたは7速DCTが設定されます。
S 350Q
2.5L 直列5気筒エンジンと電子制御AWDシステムを搭載したパフォーマンスラインです。
エンジン・駆動系以外の装備は「S 270」に準拠しますが、それでも想像を絶するパフォーマンスを披露します。
トランスミッションは6速スポーツマニュアルまたは7速DCTが設定されます。
S 410Q Arsenic
2.5L 直列5気筒エンジンと電子制御AWDシステムを搭載したスペシャルラインです。
410馬力・520Nmを発揮する獰猛なパワーユニット、電子演算で能動的にヨ―コントロールを図るAWDシステム、"Arsenic"の究極の装備の全てが備わった、
カタログモデル最強のグレードです。
トランスミッションは6速スポーツマニュアルまたは7速DCTが設定されます。
E
200馬力を発揮するフロントモーターと50kWhのバッテリパックを備えた電動仕様です。
専用の内装とグリルレスバンパーの他は「160/150d」の装備に準拠しています。
回生ブレーキによって運動エネルギーを回収する機能を持つ他、DまたはRレンジでは車両接近警報音を発生します。
Polizia
イタリア警察仕様の特装車です。青色の回転灯と専用ペイント、ファブリック製の廉価版インテリアの他は、グラスルーフを除いて「150d」のマニュアルミッション車と同等の仕様です。
S Gendarmerie
フランス警察仕様の特装車です。青色の回転灯と専用ペイントの他は、「S 270」のDCT車と基本的に同等の仕様です。
ただし、エンジンはECUが書き換えられて「S 310 Arsenic」同様に310馬力を発生する仕様にチューンアップされています。
アフターマーケット
S 310 Arsenic Trackday
「S 310 Arsenic」をベースにリアスポイラー、カーボンボンネット、レース用ブレーキシステムが装着され、
エンジン自体も約350馬力にチューンアップされています。
内装はドンガラでロールケージが張り巡らされ、スリックタイヤやレース用ストラットも装備されています。
レース
完全なレース用ボディキット及びインテリア、各種カーボンパーツ、シーケンシャルミッションが装備されたレース仕様です。
2Lエンジンで前輪を駆動します。機械式LSDが備わり、ボディ剛性も強化されています。
ヒルクライム
「レース」と構成は似ていますが、内装が完全なカーボン仕様の専用品に変わり、駆動系は2.5L×AWDに格上げされました。
700馬力近いパワーを誇ります。
アスファルトラリー(NGRC1)
「ヒルクライム」同様に「レース」と似たような構成ですが、フロントバンパーはアプローチアングルを増やすために専用品が装備されています。
大型のリアウィングやマッドフラップも特徴です。
エンジンは「WRC」の「RC1」クラスよろしく定番の1.6Lターボの構成で380馬力を発揮。勿論ラリー仕様の4WDです。
グラベルラリー(NGRC1)
「アスファルトラリー」同様の構成ですが、グラベル路面を駆けるために前後サスペンションはグラベル用のものがセットされ、
タイヤも高扁平のダート向けのものが履かされています。
「Tograc」 グレード
カタログモデル
110/110d
1.2L 直列3気筒エンジンまたは1.5L 直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載したエントリーラインです。
"Vivace"のそれ同様、特に面白い装備が付いているわけでもありません。
ファブリックの内装とキャップ付き16インチスチールホイール、固定減衰ダンパーが装備されています。
トランスミッションは6速マニュアルのみ設定されています。
160Q/150dQ/150dQX
1.6L 直列4気筒エンジンまたは2L 直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載したハイラインです。
装備は"Vivace"の「160/150d」と同等です。
「150dQX」は「150dQ」にオールテレーンパッケージが追加されたものです。ツートンカラルーフとブラックアウトされたホイールが特徴です。
スプリングも専用品になり、最低地上高が上げられています。
トランスミッションは7速DCTと、「150dQX」を除いて6速マニュアルが選択できます。
190dQ
2L 直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載したスポーティラインです。
エンジンはハイラインのものに専用ECUとスポーツエキゾーストが備わり、大幅にパワーアップされています。
アンビエントライトやフルレザーシート、アルミペダル、三本スポークステアリングホイールが装備され、スポーツサスペンションも取り付けられます。
しかもフロントブレーキが対向4ポット式になります。オマケに18インチホイールとスポーツタイヤも装着されます。マジかよ!
トランスミッションは7速DCTのみの設定です。
qE
それぞれ200馬力・170馬力を発揮する前後ツインモーターと、75kWhのバッテリパックを備えた電動仕様です。
専用の内装とグリルレスバンパーの他は「160Q/150dQ」の装備に準拠しています。
更に標準仕様の"Tograc"では無塗装だったパーツが全てボディカラーに塗装される上、18インチの大径ホイールにもボディカラーのトリムが付きます。
回生ブレーキによって運動エネルギーを回収する機能を持つ他、DまたはRレンジでは車両接近警報音を発生します。
Polizia
イタリア警察仕様の特装車です。青色の回転灯と専用ペイント、ファブリック製の廉価版インテリアの他は、グラスルーフを除いて「150dQ」のマニュアルミッション車と同等の仕様です。ホイールはオールテレーンパッケージ「X」仕様のブラックアウトホイールです。
アフターマーケット
Amateur Rally-Gravel
「160Q」のDCT車をベースにロールケージやラリー用サスペンション、強化ブレーキ、グラベル用ラリータイヤが装着され、内装が簡素化されます。
ジュニアラリー向けのライトチューン仕様で、初心者でも扱いやすいラリーカーです。
| グレード |
エンジン |
TM |
駆動方式 |
乗車定員 |
車両重量 |
Fサスペンション |
Rサスペンション |
価格($) |
| Vivace |
|
|
|
|
|
|
|
|
| 110 |
1200cc I3 |
6MT |
FF |
5名 |
1400kg |
ストラット |
トーションビーム |
23500 |
| 110d |
1500cc I4 Diesel |
6MT |
FF |
5名 |
1460kg |
ストラット |
トーションビーム |
25000 |
| 160 |
1600cc I4 |
6MT/7DCT |
FF |
5名 |
1470kg |
ストラット |
トーションビーム |
27500-28400 |
| 150d |
2000cc I4 Diesel |
6MT/7DCT |
FF |
5名 |
1505kg |
ストラット |
トーションビーム |
28900-29800 |
| 230S |
1600cc I4 |
7DCT |
FF |
5名 |
1475kg |
ストラット |
トーションビーム |
34900 |
| 190Sd |
2000cc I4 Diesel |
7DCT |
FF |
5名 |
1515kg |
ストラット |
トーションビーム |
33900 |
| S 270 |
2000cc I4 |
6MT/7DCT |
FF |
5名 |
1515kg |
ストラット |
マルチリンク |
45100-46000 |
| S 310 Arsenic |
2000cc I4 |
6MT/7DCT |
FF |
5名 |
1495kg |
ストラット |
マルチリンク |
49100-50000 |
| S 350Q |
2500cc i5 |
6MT/7DCT |
FE・AWD |
5名 |
1640kg |
ストラット |
マルチリンク |
61200-62100 |
| S 410Q Arsenic |
2500cc i5 |
6MT/7DCT |
FE・AWD |
5名 |
1625kg |
ストラット |
マルチリンク |
73500-74400 |
| E |
モーター |
- |
FWD |
5名 |
1710kg |
ストラット |
マルチリンク |
45000 |
| Tograc |
|
|
|
|
|
|
|
|
| 110 |
1200cc I3 |
6MT |
FE・AWD |
5名 |
1485kg |
ストラット |
マルチリンク |
25700 |
| 110d |
1500cc I4 Diesel |
6MT |
FE・AWD |
5名 |
1540kg |
ストラット |
マルチリンク |
27200 |
| 160Q |
1600cc I4 |
6MT/7DCT |
FE・AWD |
5名 |
1595kg |
ストラット |
マルチリンク |
31100-32000 |
| 150dQ(X) |
2000cc I4 Diesel |
6MT/7DCT |
FE・AWD |
5名 |
1635kg |
ストラット |
マルチリンク |
32100-36500 |
| 190dQ |
2000cc I4 Diesel |
7DCT |
FE・AWD |
5名 |
1640kg |
ストラット |
マルチリンク |
39500 |
| qE |
ツインモーター |
- |
AWD |
5名 |
1935kg |
ストラット |
マルチリンク |
54900 |
トリビア
- 当初VivaceはHirochiブランドでの発表を予定していましたが、フランス流のデザイン哲学を取り入れるためにCherrierというブランドから発表する方針に軌道修正しました。
- キャッチコピーの"La vie à toute vitesse"はフランス語で、直訳すれば「全速力で生きる」あたりになります。カッコいいですよね!?アクセサリーモードにするとメーター液晶部にしれっと表示されています。
- ダッシュボードの液晶メーターに表示されている外気温計は何故かそのステージの気温より1℃低い値を示しています。ちなみにナビゲーションに表示されている時刻は現実世界における現在時刻を表示しています。もうこんな時間ですよ!?夜更かししてないで早く寝ましょう!
- "Vivace"の発音の問題については、公式含め度々議論の的になりますが、日本語においては音楽用語に由来する「ヴィヴァーチェ」という発言で問題ありません。厳密には「vi-vas」という様に発音されるらしいです。
- FCVプラットフォームに属するこの二台は、外装こそ斬新でコレといった元ネタは上げられませんが、こと内装に関して言えば現行のプジョー・208のそれに酷似しています。
- FCVのトランスファーオプションにRWD仕様はありませんが、ラリー用4WDトランスファーを選択した上でフロントデフをオミットすると、ロスを生じさせずに全速力が後輪に伝わります。フルスピードで生きましょう!
ギャラリー
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| Vivaceのシステム起動画面 |
フル液晶メーター(コンフォートモード・ESP作動中) |
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| Tograc 150dQX & Vivace 230S |
2.5L 直列5気筒インタークーラー付きターボチャージドエンジン |
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| 抜群の解放感を誇るグラスルーフ |
急ブレーキで緊急シグナルを点滅させるTograc 190dQ |
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| 60キロフルラップ衝突:二次衝突防止制動が働いているのが分かる |
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最終更新:2025年10月24日 18:54