かみがみからのぷれぜんと・ふぉーゆー
神々からのプレゼント・フォー・ユー




ストーリー

病死したはずの主人公は、見知らぬ空間で女神を名乗る存在と対峙していた。
自称女神は主人公が死亡した旨を伝え、その上で今存在している理由を伝えた。
女神曰く、元の世界基準でおよそ月に1回、空から満月の光が降り注ぐ日に死亡した人間1名を異世界に転移させることができるようになっていると。
女神曰く、ただいま世界のパワーバランスを調整中で、そのための人員配置を行っている。
女神曰く、端的に言うとあなたには『神』になってもらいたい。
女神曰く、これよりあなたは異世界に転生されます。
女神曰く、あなたには『ギフト』が1つ与えられます。それは神の座に到達する可能性です。あなたは死亡するまでに神に匹敵する力を身につけてください。
女神曰く、あなたが得られるギフトは1つだけです。
女神曰く、『ギフト』と念じてください。
+ ...
00:毒 01:火 02:聖 03:海 04:凍 05:音 06:空 07:嵐 08:氷 09:炎
10:硬 11:邪 12:金 13:突 14:時 15:血 16:命 17:樹 18:竜 19:霧
20:水 21:獣 22:皇 23:夢 24:春 25:銀 26:宵 27:冬 28:軟 29:重
30:天 31:夏 32:石 33:罰 34:印 35:鳳 36:刻 37:斬 38:溶 39:爆
40:星 41:霊 42:鬼 43:冥 44:神 45:滅 46:酸 47:妖 48:鋼 49:真
50:罪 51:日 52:災 53:魂 54:混 55:鉄 56:草 57:夜 58:秋 59:土
60:電 61:壊 62:気 63:狼 64:羅 65:虎 66:雷 67:精 68:封 69:破
70:雨 71:幻 72:風 73:影 74:悪 75:機 76:熱 77:死 78:牙 79:木
80:魔 81:心 82:拳 83:癒 84:輝 85:闇 86:迅 87:呪 88:閃 89:打
90:地 91:龍 92:月 93:裏 94:岩 95:雲 96:光 97:偽 98:砂 99:陽
「ぶふぉっ」
得られるギフトの種類の多さに主人公はむせた。
しかし女神は言った、得られるギフトは一つだけだと。
「それぞれのギフトの内容を教えてくれませんか」
主人公はそう尋ねたが、女神は首を振った。
「神である私がギフトの内容を定めることはできないのです。これはあくまであなたが異世界に行き、神へ至るためのギフト。
 あなた自身で獲得し、あなた自身の力で到達するための指針なのです。
 我々にできるのはギフトという指針を与えるだけ。神の力で神をつくることはできないのです。
 あなた自身の手で神に至ってほしいのです」

「よし……じゃあ【龍】にする」
「わかりました、では転生後、意識が戻ったときに選択してください」
「え、もう取っちゃったけど転生後でもよかったの?」
「えっ……あっ……あー、転生後でもいいって言ってませんでしたっけ?」
「言われてませんね」
「あー……はぁ、じゃあ頑張ってください」
女神が手を振ると、主人公の体が光に包まれて消えていく。
主人公は最後に見た女神の表情に諦めがあったような気がしたが、薄れゆく意識の中で泡のように忘却した。
そして主人公は転生した。


テーマ

異世界転生テンプレート


登場人物紹介



Episode-01 事故で死んだ私がドラゴンに転生した話
最終更新:2019年10月27日 02:56