太陽石
【分類】
【概要】
『サンストーン』
“朱天童子”火の神ゼベメケーネが大地に遣わしたとされる、朱色に脈動する結晶体。
拳ほどのサイズで、火山地帯の深部や溶岩の流路で比較的よく見つかる。
手に取ると常にほのかな温かみを感じるが、これは触れている側の分泌物や脂を熱エネルギーへと変換しているためである。
【解説】
『朱天の抱卵、あるいは死士の灯火』
ゼベメケーネの肉体の一部とされる結晶体で、生命の根源的な熱を宿している。
葬送の場において、死に瀕した者がこの石を胸に抱き、己の全存在を捧げることを誓う。
すると肉体は苦痛なく光の粒子へと置換され、魂は「朱天」へと昇華される。
これが「魂を太陽へ還す」と言われる儀式の真価である。
古来より葬送の儀式に欠かせない聖遺物として知られ、所持した状態で聖句「
主よ、憐れみたまえ」を唱えることで、秘められた魔法『ゼルト・リス』を発動することができる。
【魔法】
『ゼルト・リス』
太陽石に秘められた魔法。
朽ちた魂を救済し、朱天に還す魔法。
構造物や行き場を失った魂を瞬時に熱量へと還元・解体する権能を振るう。
それは単なる破壊ではなく、形あるものをエネルギーという純粋な形へ戻す「救済」の側面を併せ持っている。
【備考】
極めて慈愛に満ちた魔法だが、かつて愚かにもこれを兵器として悪用した国があった。
大量の生命を無理やり燃料に変換し、強大な火力を得ようとしたその国は、即座にゼベメケーネの怒りに触れた。
神は供給した熱量をすべて収奪し、その跡地は爆発的な炎の後に絶対零度の静寂が訪れた。
今もなお草木一本生えない『
神罰の氷土』として、歴史にその戒めを刻んでいる。
最終更新:2026年04月13日 00:16