《うごめくふはく》くろみちけとびら
《蠢く布帛》黒路家扉

【分類】



【キャラクター設定】
群体名は『黒路家
個体名は『
褐色の肌につやつやの黒い髪を鋭角ツインテールにしている女の子。一人称は「ぼくらら」
つやつやの天使のわっかが髪に映り込むが、髪に実際に触れた感触は堅い。
ツインテールの根本にはまん丸の髪飾りがあり、触られるのを嫌う。
まだら模様のふりふりスカートが動くたびにひらひらと踊る。
見た目はシルクのようにつややかであり、色や柄はその時々によって大いに異なる。

【能力解説】
蟲の王。身体のすべてが蟲であり群にして個、個にして群の意志を持つ。一人称はそれが理由。
ツインテールは触角であり丸い髪飾りが複眼。
双眸が物を見て、触覚で臭いを感じる。
臭いとは感情の臭いで、相手がどのような精神状態を巧みに嗅ぎ分ける。
彼女の前で嘘は通用しない。
虫の力を集めることで、多種多様な姿にトランスフォームする。
ちなみに蟲とは昆虫だけではなく、蜘蛛や百足、蟹なんかも範疇である。
ただし正味の話、蟲という生物の強さは個体の小ささによる圧倒的数量である。
扉自身に力を集めて能力を行使することはただの示威行為である。
扉個体としての強さはかなりのものにもなるが、扉に気をとられると蟲を大量にけしかけられてやられるので注意が必要である。

【備考】
哺乳動物を変なやつらだなーと思っている。
殺したり殺されたりお互い様だと思っている。

【その他】
全身を飾る縞模様は、まさに危険を知らせる警告色(シグナルイエロー)
四肢の擬態を解き、両腕が獲物を捕らえる外骨格の尖った腕へと変化した。
背中に現れる、2対4枚の翅は、翅脈が光を帯びて胎動する。
両脚が、癒着し、一本の針へと変化した。
否、それはもはや針と呼べる代物ではない。
それはまさに槍。
両足を用いて構成されたそれは、生半可な武器の大きさ、重さ、鋭さをたやすく
凌駕する!
そして、独特の激しい音を立てて、背中の翅が空気をたたき、その体躯がたやす
く浮遊する。
それはまさしく、蜂の王と形容するにふさわしい姿だった。


上空で、ぱんっ、と音を立てて、扉の体で光がはじけた。
獲物を捕まえる尖った腕が、いつもの柔らかい肉の腕に変わる。
そして、腰を振り上げると、両足を纏っていたその槍がずるりと落ちた。
そしてそのまま自由落下、槍は地面にすさまじい音を立てつつ、その穂先の半分を地面に埋めた。
次いで、扉は落下、その際翅で落下スピードをアップさせ、落ちた槍をつかむ。
んっ、とめいっぱい力を入れて、槍を引き抜く。
刃についた土塊を、思いっきり降って払い落とす。
槍と言うには、あまりに大きすぎる。
何しろ、両足と同等の長さと幅の刃を持つそれは、その腕で振るうとまさに斬馬刀のごとき重圧感。
すさまじいプレッシャーを放ちながらも、扉は羽ばたき、肉薄する!
そして、文字通りその刃を自分の体のように振り抜いた。


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ヨソモノがぼくららの星を語るな!
★★★
ぼくららはみんないきている
いきているからうばいあい、ころしあい、くらいあう
★★★
ぼくららはトモダチ
★★★

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最終更新:2023年07月08日 11:07