こねこね:そうさくめもその7
こねこね:創作メモその7
ねねこの王様発言に、遠野も、黒服達も大爆笑だった。
けれど、
ゆうじも、ちゅうたも、かなめも、さくらもまどかも
ゼンダイもはるかもす
ぐるも笑わなかった。
そして、強烈な視線。
背中をゾわりと撫でられたかのような。視線に遠野が周囲を見渡す。
そこでようやく気付いた。
ねこ、ねこ、ねこ、ねこ、ねこねこねこねこねこねこねこねこねこの姿。
ありとあらゆる模様のねこが遠くから優雅さを湛えた動作で歩いて来るではないか。
そしてちょこんとねねこのとなりに座り、じっと遠野を見上げる。
水晶のようなその青い瞳で。灰色の瞳で、金色の瞳で。
白いねこ、黒いねこ、まだら、三毛、とらじま、さばとら、きじとら、しばとら、
シャム、スコティッシュ。ヒマラヤン。マンチカン。その数はゆうに百を突破してい
た。
何をするでもなく、ただ遠野とねねこの対峙を見守るかのように、ちょこんと行儀よ
くその場に座った。
「ハー」
『ハーーーーーー』
ねねこが威嚇の声真似をした途端、周囲のねこが一斉に牙を向いた。
さすがにその光景に狼狽する黒服達。
「撃ったら? ねねこはそんなモノには負けない。ここはねねこの庭だから。この庭
を荒らすひとはゆるさない」
威嚇の唸り声が上がり始める。
う~~る、う~る、なぁああああぉ、う~~~る、う~~~る、なぁあああお。なあ
ああああああぉ
圧倒的な威圧感に遠野の額に脂汗が浮かぶ。
一体何だというのだ、こんな子供が何故こんなにも大きく見えるのだ、と。
「撃てーーー!」
唐突、ねねこが叫んだ、その瞬間。遠野は身を竦ませた、それと同時に銃にかけてい
た人差し指が引き金を引いた
最終更新:2017年08月21日 16:27