やくそう・ざ・れいんぼー
薬草theレインボー
【分類】
【解説】
腰が砕けそうになる程やる気の無い名前だが、素晴らしい薬草。
この世界で薬草と言ったらこの植物のことを言う。
ただの植物のくせに神に愛された存在で、なんと
八柱の神全ての加護を宿している。
飲んでよし、塗ってよしの万能薬草である。
しかも生命力が強く、地面に
植えると爆発的に繁茂する。
土地のマナによって薬草の色や見た目や効果が多少変化するが、大抵3~4の効能がある。
ちなみにナイフで切りつけても傷つかないので、素手でむしる必要がある。
日持ちしないので収穫したらその日のうちに加工する必要がある。
具体的に言うと、日中に収穫したら日が落ちるまで、日没後なら夜明けまで。
加工次第で特定の効果だけを抽出し、また効果を増大させることができる。
この世界の魔獣が強いのは大抵こいつのせい
『レインボーレタス』
『レインボーキャベツ』
【レインボー七不思議】
その1:ナイフで傷が付かないのに手でむしったりかじったりできる。
その2:鍋で煮込んだときの植物由来エキスが明らかに自重より多い。
その3:火にくべると一瞬で赤くなって煙も出さずに燃えて灰になる。
その4:味や香りもレインボー
その5:1つの製品に2つの用法があったりする。
その6:レインボーなのに八柱の神の加護を受けている。
その7:実は不思議なことは7つ以上ある。
【効果一覧】
体力回復30%回復
毒消し
まひ治し
やけど癒し
こおり溶かし
石化ほどき
きぜつ復活
盲目復活
熟睡薬
【加工一覧】
七つの草のセットで効能も七種類+α。でもお値段も相応、銀貨一枚。
ま、¥5000くらいか。
ブラウニー商会のポイントカードを貯めていくと2番目にもらえる商品で、
アクアの旅の
ザムはこれを最初に貰った。堅実派だね。
【レインボー七不思議】
★★★
「この植物は、『薬草theレインボー』と言う」
「……?なんだって?もう一回言ってくれ。ざやく…?」
「チガウ!やくそう・ざ・れいんぼーだ」
「なんだそのやる気のない名前は」
「誰がつけたかは知らんが、みんなそう呼んでいる。どこにでも生える雑草のような植物だが、生える環境によって葉の色や形が変わる。葉の色によって効能が変わるのが特徴だ」
「場所によって見た目の特徴が変わるならどうやって見分ければいいんだ?」
「単純な話だ、適当に持っているナイフで傷をつけてみればいい。この薬草には金の加護も宿っているから、普通のナイフでは傷すらつかない」
「ナイフで切れないって、どうやって収穫するんだよ」
「手でむしる」(ぶちっ)
「えぇ!?ナイフで切れないのにむしれるのかよ」
「レインボー七不思議の1つだな」
その1:ナイフで傷が付かないのに手でむしったりかじったりできる。
★★★
「何してるんですか?」
「薬草theレインボーを水に漬けて回復成分を抽出させてるんだ」
「へぇ、回復薬ってこうしてつくるんですね。あ、出てきました、あれですね」
「抽出成分を小瓶に分けて小回復薬の完成だ。お前もお世話になったろ」
「軽い冒険には必須っすね……あれ?抽出成分が水面覆いましたよ?」
「あとちょっと待て」
――ちょっと経過
「おかしくないですか?漬けた草より出てきた成分のほうが多いですよ?」
「レインボー七不思議の1つだな。小分け手伝え、何本かくれるから」
その2:鍋で煮込んだときの植物由来エキスが明らかに自重より多い。
★★★
「小分け終わりましたけど、漬けた後の薬草どうするんですか」
「今回は燃やす」
「えぇっ!?燃やしちゃうんですか?」
「用途はいろいろあるが今回は燃やす。残りの水は側溝に流しとけ」
(だばー)「流しました」
「地面においてちょっとどいてろ」(マッチ着火)
「はい」
(ぽいっ、ボワッ)
「あっちぃ!?え!?一瞬で燃えましたよ?水に濡れてるはずなのに」
「レインボー七不思議の1つだな。煙すら出ないんだぜ」
その3:火にくべると一瞬で赤くなって煙も出さずに燃えて灰になる。
★★★
(きゅぴーん)「あっ、読めましたよ!その灰にも何かしらの効能があるんですね」
「その通り、今回のパターンだとあれだな。おまえ視力いくらだっけ?」
「自分ですか?悪いですよ、両目とも0.04です。あ、わかったそれって目を」
「正解」(顔面灰ぶっかけ)
「ぎゃああああ目が、目があああああ」
「具合はどうだ」
「どうだじゃないですよ!いきなり何するんで……す……か………」
「見えるか」
「はい、凄く。ていうか先輩そんな美人だったんですか」
「美容薬にもなるからな。ちなみに経口摂取でも視力はよくなる」
「ちょ、だったらなんでぶっかけたんですか!」
「飲めつっても躊躇するだろお前」
「まあ、確かに」
その6:1つの製品に2つの用法があったりする。
★★★
「薬草theレインボーはその名のとおりレインボーな薬草だ。基本的にはこのように葉っぱが折り重なった植物として繁茂する。
香りも味もレインボーなので、基本的には葉を1枚ずつ丁寧にちぎって使用する。
レインボーキャベツとかレインボーレタスと言われるが、厳密にはくっきり7色になっているわけではない。色というものは中間色というものがあるからな。
だが八柱の神の加護を宿しているとされているので、それぞれの神に対応する味について解説をしよう。
火、水、風、土、金、木、光、闇の8種類だ。
火いところの味はストロベリートマト。ストロベリーのようなトマトの味がする。
★★★
最終更新:2023年07月13日 16:23