じーにあす
ジーニアス

【分類】



【キャラクター設定】
『ジーニアス・オブラート・グラッツェン』
冒険者レベル224→67→163。
【夢】の魔王
性別:女

サキュバスの母と、リッチの父を持つサキュバスリッチ。
サキュバスとはいわゆる『夢魔』である。
メスをサキュバス、オスをインキュバスと呼称し、知的生命体の精気を吸引する生態をしている。
サキュバスが欲する精気とは端的に言葉で表すなら『快のマナ』である。
肉体的な快楽によっても吸引は可能であるが、知的生命体にを本人の望む快い夢を見せ、それによって生じるマナを吸い取ること無防備な精神の表れである夢の中で生成されるマナである。
夢魔はあの手この手でマナを発生させようと夢の中であんなことやこんなことをしてみせる。
夢のスペシャリストであるが故に、物質的な肉体に対する耐性が極端に低い。
端的に言うと、物質的な肌のふれあいは夢魔たちは極端に嫌がる。
彼女達にとって、起きている状態の人間の肉体は、目の粗い麻袋のようなもので、触れるだけならともかく肌を重ねるなんて論外である。

上記したように、夢魔は人に夢を見せることで夢の中で生じるマナを糧としているのだが、ジーニアスはリッチの性質を持っていたため、それでは不十分だった。
端的に言うと、一般的な夢魔の個体が1日に必要なマナの量は200で、1度の夢で人から得られるマナを100だとすると、1日2人に夢を見せればサキュバスとしての生存は可能なのだ
だがジーニアスはサキュバスリッチであり、1日に必要なマナの量は400、1度の夢で人から得られるマナが50程度で、1日8人に夢を見せなくてはならなかったのだ。
リッチとして高い魔力を持っていたが、その高さがサキュバスとしての特徴を押しのけてしまい、人を獲物とする場合非効率になってしまった。
夢魔としては非常に強いマナを誇り、他の夢魔を従える『夢の魔王』として君臨した。


「それなんていうミルメコレオ?」
「だまらっしゃい」

夢魔の性質のまま人を対象にしたら激しく競合するため、ジーニアスは思い切って獲物とする対象を人ではなく夢魔として定めたのだ。
夢魔は肉体的よりも精神的な生物であり、相手がら生み出されるマナを好む性質があり、リッチでもあるジーニアスの生み出すマナは他の夢魔にとっては良質だったからである。

「キマシタワー」
「主な対象はインキュバスよ」
「マジかよクソビッチかよ」

リッチでもあるジーニアスの体から常時溢れるマナは、夢魔であるサキュバス・インキュバスにとっては触れるだけで満足に足るものだったのだ。
具体的に言うと、相手がサキュバスならば抱擁で1分間20、頭なでなでで1分間10、キスで50といった具合である。
夢魔はジーニアスに触れると良質のマナを受け取ったことに幸福感を覚え、ジーニアスはその幸福感をマナとして獲得できる、そういうしくみである。

「おさわりだけかよ」
「あんた私をなんだと思ってんの」
最終更新:2023年06月27日 18:12