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セオリー集2 - (2008/11/04 (火) 16:31:19) の編集履歴(バックアップ)



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この先は戦闘車両の使い方について教えてやる。車両兵志望のひよっこどもはそのまま座ってろ。それ以外の連中は解散!

車両

戦車

戦車運用法

攻撃側でも防御側でも見られることだが、戦車砲で敵兵を狙うマヌケがいるようだ。別にそれが悪いとは言わんが、戦車砲は装填も遅い上に爆発範囲がそんなに広くない。ちょろちょろ動き回る相手に対しては圧倒的に不利だ。被装甲目標はなるべくなら機銃手に任せておけ。・・・なに一人で来た? ならお前が自分でやればいいだろう!
では戦車に向いた仕事は何かといえば一に対車両戦闘、二に歩兵支援、三に建物の破壊だ。
まず対車両戦闘だが、これは最優先事項だ。特に機銃手が載っている車両を発見したら何はさておき、お前のぶっといのをぶち込んでやれ。でないと機銃でお前の戦友皆殺しにされちまうぞ! そうでない場合でも金塊箱付近の軽戦車、歩兵戦闘車を放置しておくと、貴様らも知っての通りあっという間にぶっ壊されちまう。工兵のロケット砲に期待するのもアリっちゃあアリだが、人数が少なかったら手遅れになる可能性がある。そんな時こそ貴様の出番だな。2~3発もぶち込んでやればケリが付く。
ちなみにだが、戦車の装甲は前面、側面、背面の順で硬くなっている。つまり、ロケットランチャーや戦車主砲で狙うなら敵のケツということだ。
戦車戦のコツとしては、”先に当てること”・”外さないこと”・”極力ケツを撃つこと” この三つだ。距離、偏差射撃、ケツを取る動き、敵歩兵の有無などなど、細かいことは挙げれば多々あるが、とりあえず最初の三つを覚えておけ。
あとお前が乗ってる戦車の砲弾は対人用じゃないってこともな。

二についてだ。戦車の装甲は強力無比だ。歩兵が持っている軽火器じゃ傷一つつかん。それを活かして、戦車はトーチカ代わりになってやると良いだろう。見晴らしの良すぎる大通りなんかに進出して弾よけになってやるんだ。そうすればお前の仲間達も有利に戦えるだろう。この場合、機銃手が居ることが望ましいな。戦車砲でもそれなりに敵を威圧できるだろうが、相手が屋内に立てこもっているという状況でない限り効率が悪い。・・・まあ遠からずJDAMなりロケットでスクラップにされちまうとは思うが、スクラップになっても盾代わりにはなるからな、まんざら悪くもない。

三だ。これは金塊箱に陣取っているような厄介な敵兵とか、小屋の屋根に潜んでいるスナイパーを壁ごとぶち抜いてやればいい。特に敵偵察兵が隠れそうな建物はなるべく穴だらけにしておいた方が味方は安全だ。金塊箱のある建物はケースバイケースだ。あまり穴だらけにすると味方特殊兵の潜入がばれやすい。この辺は戦況に応じて判断しろ。手当たり次第建物をぶっ壊すのもいいんだが、なるべくなら味方火砲の射程外にある建物を狙った方が火力の有効活用だな。
…重い120ミリ砲弾は放物線を描いて飛んでいくから、相手が思いもよらない遠距離からでもぶち当てる事が出来るのを忘れるな。この場合はガンカメラ視点じゃない方がやりやすい。意外と知られていないが、敵偵察兵のレーザー照準機の射程よりも戦車砲の射程の方が長い。頭に入れておけば安全な砲撃が出来るだろう。

あと、戦車に関わらず、車両は壊されるとしばらく復活しない。やられそうになったら、援護兵に回復してもらえ。

戦車の恐怖・JDAM

偵察兵達のみが持つ対装甲兵器がJDAMだ。
直撃を食らえば戦車でも装甲車でも問答無用で一撃のもとに吹っ飛ばされる強力無比な威力は、敵の姿が見えないことも相まって諸君らを恐怖のどん底にたたき落とすことだろう。

走行中に突然ロック警告が鳴り響き、慌てて飛び降りた所で降ってきたJDAMでドカン。
敵陣のド真ん中、自慢の戦車で意気揚揚と暴れている最中にロックされて、これまた慌てて飛び出して蜂の巣。
これは”非常に最悪”の話だが、ロック音に恐れをなして降車。挙句、敵に装甲車両を奪われるといった軍法会議レベルのマヌケも過去にいた。
戦車に乗ったことがあるなら一度は経験があるだろう。無い奴はよっぽど幸運なのかおおぼらふきかだ。

…ではロック音が聞こえたら最後、ローストチキンか穴開きチーズになってしまう運命なのか。

そんな事はない! ロックされたらまずは全速で真っ直ぐに逃げてみろ。

誘導爆弾の操作可能範囲は意外と「狭い」。
偵察兵を経験した諸君なら解るだろうが、JDAMの操作時のレスポンスは結構緩慢である。
その上、誘導は対象の真上ではなく偵察兵の頭上付近から始まるため、投下直後には結構な距離が開いている場合が有る。わかりやすく言えば、ベテラン偵察兵とてそうそう思い通りの場所へは落っことせない、ということだ。それがこちらの唯一の可能性な訳だ。
であるからして、軽戦車や装甲車ならば全力で走る事で回避できることが多い。ではどう回避すればいいかだが、これは至極単純『まっすぐGO!』だ。なまじジグザグ走行なんぞしても、横に空間がないと結局爆発範囲に巻き込まれてハイ瓦礫というオチになりやすい。だが平野をまっすぐに突っ走れば大して誘導範囲もない上に機敏に動かないJDAMは追いついてこられない。たとえ高低差等で速度が多少落ちたとしても、アクセルをベタ踏みしていればカスリ当たりで済みやすい。
障害物に気を付けて、後はひたすら進むだけでJDAMは遥か後ろに力なく落ちるのみである。

だが、戦車の場合はこうはいかない。
いくらJDAMの動作が緩慢だと言っても、戦車の速力では振り切る事はほぼ不可能だろう。

……では、戦車でロックされたら、大人しくミンチになる他に道は無いのか。

諦めるのはまだ早い! そういう時は身を隠す・・・のではなく、身を翻すのだ。

JDAMが投下される際には、作戦領域を通過する爆撃機のジェット音が上空から響く。諸君らには恐怖の音だな。
偵察兵側の誘導画面は”そのジェット音の直後、ターゲットの偵察兵側手前”に表示され、それから誘導が始まり、さらに一定時間の後、着弾・炸裂する。
ここで注目しておきたいのは、”ジェット音から弾着までの時間はほぼ一定であること”・”偵察兵から見てターゲットの手前から誘導が行われること”だ。
そして先でも触れた通り、JDAMの操作には結構な慣性・タイムラグが存在する。

以上の二点を利用すれば、戦車でも回避できる可能性が見えてくるだろう。

一例だが、手順は以下の通りだ。

1:完全にロックされたら、その直後のジェット音を確認、そして移動を開始する。
移動の方向は前でも後でも構わないが、”後ろに直進”がベストだ。多くの場合、敵偵察兵は金塊・前線側からターゲットを補足している。つまり、”偵察兵側から見て逃げるターゲット”というのは直撃を狙いづらいのだ。
が、戦場では何が起こるか分からない。教科書通りに動けるのはサイボーグだけだ。オロオロするよりは、愚直であろうと前進した方がより回避できる確率が上がるだろう。
2:移動しながらある程度JDAMを引き付ける。
前進、後退ともに速度を出せば出すほど確実になる。
3:あと数秒で着弾すると感じたら、一気に逆方向へ後退(前進)する。
戦車の移動には慣性が付くので操縦は早めを心がけろ。ロック音が消えた後では遅い! 体で覚えろ!

こうする事で偵察兵は急激な戦車の動きにJDAMを合わせる事が出来なくなり、”大抵は”回避する事が可能だ。
また、これを応用すれば狭い場所・短い距離での回避も夢ではないぞ。

この回避法をより確実にする為には、自分でレーザー誘導爆弾を使う事でジェット音から弾着までのタイミングを知る事も重要だ。敵を欺くには敵を知る事が肝心。そこを理解するまでJDAMを100発落としてこい!

輸送車両

輸送車両運用法

輸送車両はその名の通り、移動・輸送に非常に活躍する乗り物だ。ただ、輸送ができる分、攻撃の方は戦車のように強力とはいえないし、装甲もロケットランチャーの一撃で壊される(一部車両だと大ダメージ)から、歩兵にはかまわず速攻でいった方が生存率が高まる。また、後ろの席では車両に乗りながらの修理が可能となっているため、(ロケットランチャーに狙われていない限りは)比較的安全に進むことができるはずだ。

ボート

ボート運用法

ボートは川や湖、海を泳ぐより遙かに速く移動できる乗り物だ。水上が主戦場となることが少ないこともあって、裏とりには最適な乗り物だ。装甲は無きに等しく、ロケットランチャーで破壊されてしまうが、まあ、見つからなければどうという事はないだろう。

ヘリ

ヘリ運用法

ヘリは他の陸上車両とは操作方法が違い、熟練した兵士でも一歩間違えれば墜落してしまう乗り物だ。つまり、もし、お前がヘリの操縦経験がないなら乗るな、という事だ。ヘリは各陣営に1機ずつしかないため、ヘリを失うという事は大きなハンデとなる。


よし、次はそれぞれの兵科についてだ。

兵科

偵察兵

偵察しろ!

最近の偵察兵は狙撃に夢中で偵察をする事を忘れているな?自分の志願した兵科を100回言ってみろ!
何?狙撃兵?、貴様は飯も風呂も寝る時もギリースーツを着ていろ!
確かに敵兵を倒すのも重要だ、だが後方で延々と蚊の様な射撃で倒せて精々数人、挙句敵兵を逃がす様な奴はいらん。
敵に段々無視されている事に気づけ、味方からも呆れられている事に気づけ。

自分の所持品を見てみろ、モーションセンサーという球体があるだろう、それこそが偵察兵の「偵察」に欠かせない代物だ
これを投げた場所付近を探知してくれるという便利な物だ。
これが反応している時はミニマップで波紋が出ているはずだ、そこに敵兵が引っかかったら味方全員のミニマップと画面に表示される仕組みだ。

主に投げ込む場所は「金塊付近」「建物」「激戦区」「金塊付近の人気の少ない場所」が好ましい。
進行時、草むらで一旦周囲を警戒する為に投げてもいいだろう、お前達の好む場所は敵偵察兵の好む場所でもある。
反応すれば味方も対処しやすくなり進軍もしやすくなる、とても心強い事だろう。
使いこなせば潜入、敵兵暗殺、爆薬設置もできる筈だ。

自分にスコアは入らんので軽視している味方もいるだろう…… だが私にはわかっているぞ、貴様等偵察兵が縁の下の力持ちである事を。
何度も言うが延々と定点射撃をしているようなゴミ虫に用は無い、チームに貢献しろ!
理解したならモーションセンサー遠投100回してこい!

とはいっても、モーションセンサーは持てる数が少ないから、下手に投げまくると、モーションセンサー切れで窮地に陥るかも知れないから気をつけろ。あと、モーションセンサーが飛んでくるのを見た敵兵が攻撃してくるかも知れないから気をつけた方がいい。

モーションセンサー、狙撃銃のスコープなどで偵察した結果、敵の位置が知れたとする。さてどう倒すべきか? ただ何となく目に付いた敵から打ち倒せばいいってもんじゃあない。味方の侵攻に邪魔になる敵を常に評価して脅威レベルを瞬時に判断し、レベルの高い敵から排除する。これが基本だ。優先順位の判断は戦況に応じて変わってくるんだが、代表的には
  • モーションセンサーを投げまくっている偵察兵
  • 建物の窓から攻撃してくる敵兵
  • 地雷(C4)をばらまいている工兵(特殊兵)
なんかは、発見し次第射殺するのが望ましいな。特にモーションセンサーを投げまくってる奴は早めに落としておかないと、こちらの位置が丸見えで味方が大損害を被る可能性がある。故に最優先だ。
また、貴様らも「地雷が仕掛けられやすいポイント」は知っているだろう。そう言うところを狙撃銃で警戒、工兵が今まさにばらまいているなら倒しておけ。仕掛けた工兵を倒せば地雷は消えるからな。もし倒し損ねた、あるいはだれもいないが地雷だけはあるというときには、その地雷を撃っておけ。破壊しておけば味方車両が被害を被らなくてすむし、あたらなくても地雷の存在を報告することが出来る。

いいか、ひよっこ偵察兵共。お前らの能力をフルに活かし、あらゆる物を活用して「偵察」しろ。お前らは部隊の目であり耳だ。お前らが見た物、聞いた物を的確に味方に伝えることによって戦況は味方に有利になるのだ。
それを忘れて延々定点射撃をしてるような阿呆は俺の部隊には要らん。

援護兵

援護しろ!

援護兵の仕事とは、援護することだ。読んで字のごとくだが上の偵察兵同様その本分を忘れている者は非常に多い。お前が背中にしょってる馬鹿でかいリュックには弾だけ入ってるワケじゃないだろう? そう救急キットだ。
これは自分はもちろん味方も回復できる便利な物だ。傷ついた仲間はアイニードメディックとかメディカルシステムとか叫ぶだろう。そういった味方はレーダーに十字のマークとなって写る。すぐに行って助けてやれ。

今一決定力に欠ける軽機関銃ばらまいて敵に嫌がらせするのはあくまで副次的な仕事であって、それに夢中になって味方の救護を怠ってるなんてなぁ愚の骨頂だ。もっと間の抜けた奴になると傷ついた味方が寄ってきて、目の前でぴょんぴょん跳びはねて回復してくれとアピールしているのにもかかわらず、無視して射撃だの前線に走っていくなんて奴がいる。そんな薄情な真似してると後ろから撃たれるぞ!
味方回復はお前にもポイントが入る。味方に感謝されて、なおかつポイントまでもらえる。良いことずくめじゃないか。日本のことわざにもあるだろう、情けは人のためならずってな。
いいか、何をさしおいても味方の回復。これをそのたるんだ脳みそに刻みこんどけ! わかったら救急キット百個配ってこい!

…といったが、回復しない方が良いケースもある。たとえば草むらに潜んでる偵察兵だ。せっかく隠れてるのにお前がのこのこ行って緑色で目立つ箱何ぞばらまいてみろ。「ここに偵察兵が居ますよ」と宣伝してやってるようなもんだ。また、激戦地で何も考えずに箱置いてると敵に奪われて味方が窮地に陥ることだって有る。TPOをわきまえて箱を配ると言うことも忘れてはいかん。
それから何をトチ狂ったか体力の減っている味方に向かって「俺の弁当箱をを受け取れ」とばかりに発砲する奴がいる。ただでさえ死にそうな奴に向かって発砲して、しかも弁当箱の押し売りたぁ貴様何処の新聞勧誘員だ! 欲しくない奴にはそれなりの事情があるんだろうから、そう言う奴はそっとしておいてやれ!

車両修理というのも重要な仕事だ。車両の攻撃力と防御力は味方にとって頼もしい存在だ。とはいえロケットを食らったり敵戦車に撃たれればそう長くは持たん。
そこでお前の出番だ。C4を仕掛けようとする特殊兵を排除しつつ、敵の攻撃で傷ついた車両を回復させれば生存率は格段にアップし、戦線を有利に維持できるだろう。
ただ、車両は性質上激しく動き回るからなかなか修理が難しかったりもする。下手すると自分が味方にひき殺されることもあるからな、こっちはそんなに無理してまでやることはない。出来るようならやってやれ。ただし後方に下がっていて修理待ちをしてる車両とかヘリは優先的に修理してやれよ。

工具運用法

援護兵のもう一つの大きな特徴が電動工具、俗に言うドリルだ。これで大概の障害物は排除できるという便利な代物だ。これを効率的に使うことで、自分にも味方にも有利な状況を作り出すことが出来る。
たとえば、進入路の構築だ。敵の裏を突いて金塊箱のある建物に潜入するだろう。だが大概の金塊箱はレンガの壁に守られ、これまた何らかの壁で覆われた屋内に置いてあることが多い。屋外にしたって、土嚢が積んであったりする。

ここで突撃兵、工兵、特殊兵だと爆音が鳴り響く爆発物で壁をぶっ壊さねばならん。これは敵に気づかれる危険性が高く、ハイリスクな行動だ。そこでお前のドリルの出番だ。
敵の目が届きにくい裏側の壁をひっそりぶっ壊してやるんだ。これも音は鳴るが爆発物より格段に静かだ。敵に気づかれることはそうそう無い。そうやって開けた『裏口』から特殊兵なりといった分隊や味方兵を侵入させれば金塊箱なんざあっという間に攻略できるだろう。一度開けた穴は自動でふさがったりはしないから、ずっと進入路として使える。こういった使い方も援護の一形式だ。

もう一つ、味方の進行ルートの邪魔になる障害物を排除するのも仕事だ。
たとえばオアシス防衛第二拠点の方へいく際に車止めがあるのを見ただろう? あれは戦車や車両の行動を阻む非常に厄介な存在だ。戦車砲や機関砲で破壊することも出来るが、そこで足止めをされているスキにロケット弾をぶち込まれたりC4を張り付けられたりする危険性もあり、なるべくなら避けたい。そこで例によってお前の出番だ。
車止めをぶっ壊して、車両がスムーズに進めるようにしてやれ。そうすれば味方が間断ない車両攻撃によって、有利に戦えるってワケだ。

この道具は、仲間の車両を回復させることができるが、敵の車両にはダメージを与えることができる。トーチカ代わりの敵戦車や、敵の修理待ち車両を削って倒せるかもしれないという事は覚えておいた方がいい。まあ、反撃を食らうなりしてやられるかも知れんが、少しでも削ればマーカーが表示されるから全く役に立たん訳じゃないぞ。どうでも良いことだが、この道具は敵味方関わらず人に当てるとダメージとなるから間違って仲間を削らないようにしてくれよな。敵を削るのは勝手だが、ナイフで切った方が早いし、ポイントも稼げるから、やる意味は特に無いな。まあ、お遊びで、芋虫どもを削るのも楽しいかも知れんがな。

迫撃砲運用法

貴様らが持ってる携帯電話に似た機械、それが砲撃指示器だ。まあ正確にはGPS送信機なんだがそれはいい。指定した場所に数発の迫撃を加えられる便利な代物なんだが、運用には色々と気をつけにゃならん。まず最初に覚えておかなくてはならないのは、「砲撃要請してから着弾にはタイムラグがある」ということだ。これを忘れると、敵の立てこもりポイントに砲撃要請したはいいが、それタイミングを同じくして突入し始めた味方部隊を巻き添えにして一網打尽・・・なんてこともある。戦況を見極めて要請するんだな。膠着状態で敵味方双方動きづらいと言うときに使うのがベストだろう。砲撃で敵の防御網に隙を作って、そこから突破するわけだな。
それ以外では建物、物陰に隠れている敵兵をいぶり出すときに使えば便利だな。

よく戦車に向かって砲撃要請してる奴がいるが、無駄だ。やめとけ。ほとんど直撃しないし、してもダメージは雀の涙。悪いときにゃ特攻してC4仕掛けようとしてる味方を吹っ飛ばすこともあるしな。軽戦車以下なら多少効き目はあるかもしれんが、戦車にやってもこけおどしにもならんぞ。だが、ダメージが全くない訳じゃないから位置を報告できるということを覚えておくといいな。
「草むらなどに隠れているとき」は十分注意しろ。お前らの持ってるGPS送信機はかなり正確だ。正確すぎて目の前の草むらにちょっとでも照準が引っかかっていると、そこを指定したことになっちまう。そうなるとどうなるかというと、お前の頭上に弾が降ってくるわけだな……。隠れているときは細心の注意を払って指示しろよ。



いいか、援護兵の仕事は「援護」だ。ドンパチも出来る便利な兵科だが、それはあくまでおまけで援護をするということを絶対に忘れるな!



設置兵器

火砲

基本

ディフェンス側にとっては悪魔の兵器。それが火砲だ。
有効射程内なら、あらゆる車両・砲台を一瞬で瓦礫に、歴戦の勇者も一山いくらの新兵も等しく挽肉に変えてしまう。しかも発射している方は反撃を喰うことなく絶対安全。時には仲間内で奪い合いが起こるような、罪作りな兵器だ。
発射後、着弾まで数秒の時間が必要なため、常に先を読む能力が求められる。また当然だがその火力は味方にとっても脅威になり得るということを忘れるな。
再発射までのリロードが長いとはいえ、延々とエイムし続けるのは時間と火力の無駄だ。リロード中に視界内で優先順位を絞り、可能な限り最短で撃ち続けろ。
だが、その精度は若干曖昧で、狙っても当たらない! ということがあるが、そこはお前の腕でどうにかするんだな。

破壊すべきものの優先順位

  1. 攻撃力の高い装甲車両
  2. 固定設置型兵器
  3. 敵が狙撃するのに適した建物
  4. 金塊の箱のある建物

まず何よりも破壊すべきは、動き出される前の戦車などだ。敵が使用していようがいまいが、”最優先で破壊”だ。
『味方の装甲車両が破壊される前に破壊すること』。ただ倒すよりも大事なポイントはここだな。
ダメージを受けても破壊されていなければ援護兵の修理が効くが、破壊されれば再配備には時間がかかる。味方を守ると共に敵の攻撃力も殺ぐ事ができる。これこそ一石二鳥ってヤツだ。
だが、熟練の火砲手でも動いている車両に当てるのは容易ではない。運転手が道沿いに進むカモならともかく、特に防衛側は”こちらの装甲車・兵士と遭遇するか否か”、そして”装甲車の裏を取るように動くか・こちらの動きを待つか”によるため、不確定要素が非常に大きい。
ベストは破壊、ベターはダメージ。だが、最悪はミスショットだ。
高い火力にはそれ相応の仕事が求められる。無理だと感じたらすぐに次のターゲットを探し、撃ち洩らした装甲車はこちら側の戦車にでも任せておけ。火砲は一撃を大事に使う必要があるからな。
一通り片付いたら次のステップだ。ハイヤーハイヤー!

次に狙うべきは敵拠点の固定砲台だ。特に高射砲・対戦車ミサイル砲台は最優先で破壊しろ。
これらは進攻の足がかりとなる装甲車両・戦闘ヘリにとって”非常に”脅威となる。味方に優秀な偵察兵がいれば火砲で掃除するまでもなく操縦者を片付けてくれるかもしれん。だが偵察兵は他にもできる仕事・するべき仕事がある。一方火砲手は使っている間は砲撃しかやる事はない。
偵察兵に頼らず、使われているのを確認したら”極力”狙え。ただし『散布界』の問題があるので、一撃で破壊できるかは運次第だがな

敵の抵抗手段をがあらかた片付けたら、次は敵の偵察兵からの狙撃を軟化させろ。
木立を刈り込み、隠れやすい建物を破壊すれば身を隠しにくくなり、すなわち敵偵察兵の場所が分かりやすくなり対処しやすくなる。
身をさらけ出して、立ち止まって堂々と狙撃しているマヌケ偵察兵など、大した脅威ではない。

味方の進攻の大きな障害を一通り排除できたら、攻撃のサポートに手を変えていくんだ。
あくまでも攻撃目標は金塊の箱そのものではなく、金塊の箱がある建物を完全に破壊することだ。
これによって金塊の箱や、箱のある建物に立て篭もっている敵兵を野晒しにする。
威力は高いが、装填に時間のかかる火砲で金塊の箱への直接攻撃はあまり効果的とは言えない。上でも挙げたが精度は曖昧だ。
残る金塊に目が行くかもしれないが、火砲でしか金塊の箱を壊せないわけじゃない。
もっと他に火砲の雨を待ちわびてる敵の戦車どもがいるはずだぞ。もっと広い視野で探してみろ。
まぁ、味方が新兵共だらけで全く金塊に近付けないのなら、唯一の対抗策になるかもしれんが。
逆に、爆弾設置後の金塊箱の解除防止に撃ち込むのもイイが、味方を多量に昇天させるリスクを孕んでいる事に注意しろ。
一般家屋に隠された金塊箱目掛けて撃ち込んで自軍ゲージを大幅に削った挙句、解除阻止に失敗したら懲罰大隊送り決定だ。

リロード中

それが直撃して大きな戦果を挙げようが、はたまた完全なミスショットで味方から白けられようが、
とにかく火砲を1発撃ったら長いリロード時間に入る。この間にお前らなら何をする?
何、そのまま装填されるまで待つしかない?よし、お前は今すぐ外に出て腕立て100回だ!

火砲潰しに来てる敵がいないか警戒する…… まぁ悪くない。
偵察兵の狙撃やレーザー照準機、工兵によるロケランスナイプ。妨害される要素も多いからな。
だが操縦席に誰も座ってない間はリロードされないという事を忘れるなよ。
それに、もっと何か忘れてないか?

火砲の照準は通常と同じで、敵を照準中央に捉え続けることで味方全員に位置を知らせることができる。
もしもまだリロードが終わらない間に戦車を見かけてしまっても、見過ごす必要はない。
照準を付けて追い続ければ味方に敵戦車の居場所を知らせることはできるんだ。
同様に、固定砲座に取り付いたり、木立に潜り込んだ敵を捉える事も有効だ。
ただ砲撃するだけが能じゃないって事を忘れるなよ。

その他

拠点移動後に破壊されると、そのまま二度と沸かないことが多い。
火砲の視界・軍の視界にはどうやっても限界がある。視界の端からソロソロと近づく敵兵までカバーすることは出来ない。故に破壊されること自体は仕方ないが、拠点移動後に元拠点の火砲を敵に奪われるという非常に愚か極まりない砲手も稀にいる。
こうなってしまうと制圧に重要な車両が悉く破壊され、ただでさえ前線に人数が欲しいというのに、奪還のための人員を割かなければいけなくなる。その隙に敵は強固な防衛を築いてしまう。最悪だ。
”敵に火砲を奪われること”。これだけは絶対に避けろ。いいか、絶対にだ!
対策としては、特殊兵でトレーサーを撃ち込んでおくというものがある。
敵兵に狙撃されてリスポン後、敵が使っているかどうかを確認できれば、自軍チケットの消耗を防げるかもしれない。

念のためにいっておく。上でも触れたが火砲は大人気だ。前線に出ないような糞ノータリンどもが列をなして順番待ちを作るぐらいにな。破壊された火砲の前で復活待ちをするのは(戦力が下がるのでもちろん褒められた行為ではないが、砲撃をとぎれさせないという意味では)百歩、いや一万歩譲ってまあ良しとしよう。
だがな、すでに搭乗している射手を殺してまで乗るなんてのは言語道断だ。そんな真似してみろ、百回どうだとかB-COMPANY送りだとかじゃなくて、略式軍法会議すら無しの銃殺刑ものだぞ! たとえ乗ってる奴が極めつけのマヌケで期待したところに弾を落としてくれなくても仲間は仲間だ。先約がいたらさっさと諦めて最前線へ行け!
された奴、災難だったが遺族年金の手続きはしといてやるから潔く諦めろ。来世になっても復讐しようとか思うなよ、事情を知らない奴が見たら貴様が裏切り者に見えるぞ。なに、そういうTKのくそったれには必ず天誅が下るもんだ。敵偵察兵のJDAMとか銃弾に姿を変えてな……

防御側での火砲対処

今まで攻撃側の立場で火砲について説明してやった。どれだけ火砲が防衛側にとって驚異的存在かと言うことは出来の良くない貴様らでもちったぁわかっただろう。
では、その火砲が自分たちに向けられた場合どうすべきかということを教えてやろう。

貴様らの出鼻を挫くようではあるが、一度発射された火砲から逃れるのは無理だ。
一応着弾の前触れのような音はあるものの、だからどうこうしようというのはほぼ不可能だ。一発目が着弾してまだ生きてたら、当たらないように祈りながら全力で逃げるんだな。
なら神頼みをするしかないのかといえば、そういうことでもない。
さっき俺が「破壊すべき優先順位」を教えてやったな? つまり逆に言えば、これらは”非常に火砲で狙われやすい所”ということだ。よって、ブラブラとそんなところへ行くべきじゃない。
相手が貴様を狙っているかどうかは知らんが、巻き添えを食うハメになるのは確実だからな。

例を挙げよう。戦闘開始直後、我先にと戦車に群がる。先着一名の座席をもぎ取り、さぁ運転! ……そこに情け容赦なく降り注ぐ砲弾。哀れ、瓦礫とミンチの完成。
……オアシス第一拠点で良く見る光景だな。あそこは火砲が戦車と防空システムを一度に狙える為、開始直後に砲撃が落とされることの多いポイントだ。
他には、農場MAP第一拠点の対戦車ミサイル砲台近辺でのスナイプだ。正面からノコノコやってくる新兵や、砲手を狙うスナイパーをカウンタースナイプするには絶好と言ってもいい、屋根・銃眼と防衛側偵察兵には絶好のポジションでもある。
が、残念ながらそこにはあと数秒後に砲弾が降り注ぐ。少なくともセオリーを知っている砲手にとっては「お、オマケでボーナス貰えた」と笑われるくらいのポイントだ。

こちらにとって有利な場所というのは、確実に警戒される。これはアタック・ディフェンス問わず、更にはどこの戦場でも一緒だ。覚えておけ。更に言えば、第一拠点且つ開始直後且つ砲台・車両の付近は非常に危険だ。とはいえこればかりは読み合いでもある。敵に熟練の兵士がいるか・そいつが火砲に乗るか。一概にこれが答えと言い切れない面が多い。言ってしまえば運次第だな。

防衛などでやむを得ず行かなくてはならない場合、一カ所に長居をしない・固まらないという事が重要だ。
例えばの話、貴様が分隊唯一の生き残りになってしまった。貴様は天井の無い金塊箱周辺でじっとしている。
そこに味方が次々にリスポンし、一瞬の安堵。しかし、そこへ砲弾の雨…… 四人分のミンチの出来上がりだ。
ちょろちょろ動いてたってツいてなきゃ吹っ飛ばされるのには代わりないが、だからといって進んで的になってやる必要もない。
鈍亀や芋虫みたいにのんびりしてないで、MOVE!MOVE!!MOVE!!! だ。脳みそ筋肉の貴様らにとっちゃあれこれ考えるよりは簡単だろう?

だが、これらはあくまで対処法にすぎん。撃たれてしまえば被害が出るのはほぼ確実。
ならどうすればいいかといえば、答えは簡単で「殺られる前に殺れ」だ。こういうときにこそ偵察兵の出番といえるだろう。

火砲は敵拠点、つまりリスポンポイントにある。
何も考えずに真っ正面から行けば、復活してきた敵から銃弾の雨をプレゼントされるのは当然の話だ。
だからこそ見つかりにくいギリースーツをまとった偵察兵が単身潜入し、遠距離狙撃で射手を排除。あるいは爆撃要請で火砲もろともぶっ飛ばす。これがベストだ。
レーザー照準機をアンロックしているならコイツを使った爆撃が最善だな。
これならどこから爆撃してるのかは相手には分からない。潜入工作にとっちゃ一番重要な事だ。
もし射手を狙撃する場合に重要なのは、確実に1Shot1Kill・・・頭を1発で撃ち抜くんだ。1発で仕留められなきゃ、ダメージを受けた時の方向を表すマーカーでこちらの居る方向がバレちまうからな。M95担いでく位なら、VSSでも持って行け。
援護兵が潜入して、敵に察知されない『支援砲撃』で片づけるのもイイが、藪や物陰に隠れて要請すると自分に砲弾の雨が降り注ぐ事があるから気をつけろ。

もし運悪く第一拠点を占拠され、敵リスポンポイントがこちら側によってきているのならもうちょっと別な方法もある。
そう、ぽつんと取り残されてる火砲を拝借して味方のために使わせてもらえばいい。
敵がわらわら沸いてくるわけでもないしそう難しいことではないだろう。
もちろん使っている間は奪い返しに来る敵に注意しろよ。貴様の戦績は味方だけでなく敵にも見えてるからだ。

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