名:召喚魔法
読み:しょうかんまほう
属性:不明
使用者:
クーヴェルシェン・リアーシラミリィ
ルドーレンクティカ・リアーシラミリィ
フェリシィール・ティンク
フローラリアレンス・リアーシラミリィ
初出:第二章 プロローグ
説明:最も縁が深い相手を自分の下へと喚び出すという儀式魔法。
儀式魔法と呼ばれる、高度な魔法の中でも最難とされる秘奥の一つとも数えられる魔法。
自分を儀式の触媒とし、最も縁が深い相手を自分の下へと喚び出すことができる。
相手がどこにいようと自分の下に呼び出せるという反則極まりない魔法だが、行使手と最も縁の深い相手だけという特性故に、決まった一人しか呼び出せない。そのため、使う人間によっては何ら意味のない魔法になる場合もある。
練達の使い手なら召喚対象の近くにいた人間すら付随物として一緒に喚び出すことも可能。
召喚する対象の存在規模によって使用する魔力の量も変化する。聖君や使徒などは存在規模が大きいらしくルドールが
フェリシィールとクー、リオンにジュンタの四人を召喚しようとしたときは危うく死にかけるほどの魔力を消費した。
制御することに主を置く繊細な魔法であり、魔力の量は、必ず適量でなければならない。その制御はあ非常に難しい上に、失敗は召喚対象を死に至らしめることさえある。よって術者の力量が確かでなければ扱うことができない。
集中力、魔力の制御、魔法陣や力の指向性などにも注意が必要だが、最も肝心なのは、これから自分が呼び出す縁深き相手に対する『愛』。
召喚魔法の生まれた経緯
「[召喚魔法]を考え出したのは、
シャスティルージュ・リアーシラミリィその人よ。彼女がその一生をかけて、[召喚魔法]を生み出した。……彼女には、とてもとても会いたい人がいたの。何をしても、自分の一生を捧げても、傷つき命すり減らしても、会いたい人がいたの」
「その人は遠い場所にいた。とても、とても、遠い場所に。歩いても、走っても、空を飛んでも会えない場所に。だから――シャスティルージュはかつて見た奇跡を、自分でも編み出そうとした。
どんな縛りも関係ない。どんな隔たりも意味を成さない。二人の間に決して消えない、神様でも断てない縁があれば、それだけで会えるっていう奇跡を願ったの」
「それが……」
「[召喚魔法]――会いたい。会いたい。その一心だけで、シャスティルージュはこれを完成させた。血反吐を吐いて、傷つきやつれて、栄光にも平和にも背を向けて、誰と寄り添うこともなくたった一人で。彼女は、一生をかけてそれを求めた」
「……会えたの、ですか? シャス様は、その会いたかった人に?」
「……それは、私にもわからない。最後の最後に二人が出会えたのかどうか、私にはわからない。だけど……私はきっと、出会えたって信じてる。ほんの一瞬だったかも知れない。声だって交わせなかったかも知れない。だけど、きっと最後にもう一度だけ出会えたって」
「[召喚魔法]は会いたい誰かのために紡がれる魔法。絆を信じて歌う魔法。
エルフの英雄であることよりも、偉大なる巫女であることよりも、我が儘だけど寂しがりやな少女の従者であることを選んだシャスティルージュの最後の祈りだから。
お願い。疑わないで。[召喚魔法]はきっと、あなたが真実求めた人へと届くから。あなたには誰かを求める理由がある。あなたは歌うことを許されているのだから」
シャスティルージュの詠唱は
『 ――御魂から肉体を描く正円
彼の地より縁を紡ぎ 結い直す螺旋の糸
運命を招く我が存在を鍵とし
因果により結ばれし御身を招き寄せたもう
御身の巫女とし選ばれた者が希う
此処に誘わん 我が唯一の聖猊下を―― 』
ルドール、クーも同じ詠唱を使っている。
フェリシールの詠唱は
『不肖なるこの身が希う 森の賢人たるあなたに希う
この幼き者を哀れと思うなら 大いなる知恵を授けたまえ
水の流れに逆らいて 知識の旅人よこの地に来たれ
此処に帰せん 我が唯一の巫女よ』
フローラリアレンス・リアーシラミリィの詠唱は不明。
また、召喚対象者が死亡した場合、その後は新たな誰かが召喚されるのか、それとも召喚が不可能となるのかは不明。
最終更新:2009年10月17日 20:01