参考書
物理数学
理工系学生ならほとんど知っているだろう超有名本。
サッサと読める。偏微分方程式の章はふーん、程度に読んでおけばおk。
岩波の新しいシリーズで、上と双璧をなす本?かと思いきや、ベクトル解析の各種定理の証明が2次元だったり、いい加減。
範囲はものすごく広く、関数、1変数の微分積分から複素関数、偏微分方程式まで載ってる。説明は丁寧なところと激しく不親切なところがはっきりしてる。
上の2冊は手っ取り早く数学の知識をつける時と、個別の分野を読んだあとに辞書代わりに使うのに役立つかと。
基本的に初学者を念頭においていない1ステップ上の本。
特殊関数に関してはこれが多分一番わかりやすい本。直行関数系の話から始まる。超幾何合流型微分方程式まで載っているが、全然使わないのですぐ忘れる。グリーン関数も一応載っている。
1章の微分、2章の変分法も応用が載っていて(・∀・)イイ!!
僕は最初新しいシリーズの薩摩さんの方を読んでいたが、どうも問題数が少ないので、こっちを買ってみた(マーケットプレイスで300円くらいだった)。しかも4年の時に・・・・。薩摩さんより範囲は狭いが、多分こっちの方がいいと思う。演習書も買う必要ないし・・・・。
他の分野でも、迷ったらこのシリーズを買っておけばとりあえず大ハズレは無い・・・・と思う。
- キーポイント線形代数 (理工系数学のキーポイント)
- キーポイント行列と変換群 理工系数学のキーポイント (8)
両方ともとにかく読みやすい。一応それなりに範囲はカバーしてる。が、問題が無いので、試験には不向きかと。
下の方もあわせて読むと、よりいいと思う。理論系に行きたい人は早めに読んでおいて損は無いと思う。
タイトルで馬鹿にしちゃいけません!
留数定理、解析接続、リーマン面までものすごく丁寧に説明してあります。
演習問題も豊富。
図書館で借りただけで持ってないが、岩波のシリーズより、矢野基礎解析より断然よかった。
あんまり読めてません・・・。日本語の本で、絶版になってない物理向けの群論の本ではベターだと思いました。
微分形式の計算法はすぐに身につく。序章もわかりやすい。
ベクトル空間がしっかりわかっていればそんなに難しくないはず。
力学・解析力学
割と早い段階で解析力学を使う。
コンパクトでくどくなく、わかりやすいと思う。
ところどころ難しい箇所があるので飛ばしておk。
正準変換、ハミルトン・ヤコビの偏微分方程式は載ってない。
- 物理入門コース 1 力学(1)
- 物理入門コース 2 解析力学(2)
上はものすごく丁寧。ラグランジュ方程式は載ってないので、下の本が必読。
下は、最初はニュートンの方程式からラグランジュ方程式を導く。
変分原理の後はイマイチ。
名著。超おススメ。具体的な力学の問題は解けるようにはならない。将来場の理論をやりたい人に特に向いてると思う。
電磁気学
初学者向けだが個人的にはゲージ変換まで載っているので、これだけで十分。
このシリーズの中では戦闘力がこの本だけインフレしてる。
下の本より新しいせいか、説明もすっきりしてる気がする。
上との違いは、具体的な問題が多いこと。マクスウエルの応力テンソルとか読んだだけで忘れまくり・・・・・・。最初っから、直線電流をδ関数使ってで計算してる。
熱・統計力学
この分野は苦手極まりないんで・・・・・・・・。
どの本読んでもカルノーサイクルの後あたりでだるくなる・・・・・・。
カノニカル分布の議論を古典論で始める教科書は大抵死亡。
この本は離散系(量子論)で議論して、4章で古典論に対応させてるので、わかりやすい。
統計はこれ以外まともに読めた本はなかった。
相対性理論
タイトルのとおり、一般相対論を見据えてリーマン幾何の解説をしつこいくらい丁寧にしてある。最初のローレンツ変換はダランベルシャンの不変性から導く。
入門書に最適。
- 相対性理論 岩波基礎物理シリーズ (9)(佐藤勝彦)
わかりやすいが、計算が丁寧なところはめちゃ丁寧だけど、省くとこはめっさ省く。変分原理のあたりや、シュバルツシルト解のあたりとか省略が激しい。が、全部無理にトレースする必要もないので、おk。後半は著者の専門の宇宙論。
テンソル形式のマクスウエル方程式もちゃんと書いてある。
量子力学
- 量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために (新物理学ライブラリ)
21世紀の名著の1つ。量子論入門講義の記事のネタにしてる(というかほとんどインスパイア)
大学でやる量子力学の講義とは、だいぶ違います。一般論から話が進むので、面食らう人も多いと思います。量子論一般の教科書ですが、初心者からプロまで使えるらしいです。物理の心得がなくても十分読めると思います。
普通の教科書は
学部生の量子力学の教科書の定番の一つになってます。
程度は若干高めで、7章(角運動量)は挫折率が高い事で有名です。ちなみに2巻は基本的に素粒子をやりたい人向けの内容になっています。
この本の6章までの内容と、角運動量、近似法(摂動論、変分法、WKB)を学ぶと、大体量子力学を学んだといって良いと思う。
もっと易しい本になると
易しいですが、基本は大体網羅しています。特殊関数の計算も丁寧です。僕が最初の1冊を勧めるとしたらこれでしょう。
場の量子論
易しい・・・と評判。
が、途中でイミフになった。
- An Introduction to Quantum Field Theory (Frontiers in Physics)
大学院のM1のゼミの超定番本。
計算はしょりすぎwwwwww
一人じゃ絶対よめねぇwwww
- 演習場の量子論―基礎から学びたい人のために (SGC Books) (柏)
一番まともに読めた。
つかかってるのは、グリーン関数の知識が必要っぽいとこと、経路積分に出てくるグラスマン数のあたり。
もう少し解説が多ければ神本になるかも・・・・・。
量子力学は粒子を基本変数に取るのに対し、場の量子論は場を基本変数に取る。スピノルや、Noetherの定理、その他もろもろ量子力学と場の量子論のギャップを埋めるための知識が書いてある。
多分、一番重要なのはNoetherの定理で、場の量子論の最初に大抵書いてあるので、理解できれば読む必要は無い・・・・・・とどっかに書いてあった。
新しい版で、最後に経路積分を使った場の量子化が追加されてるが、わからなかった。
最終更新:2008年04月28日 13:37