- 「パラメータ」機能を使って一つのロボットを複数部署で利用する方法
- 例として、定期的に部署担当者にメールをするロボットを、複数部署で使いたいケースを考えます。ロボットを部署数分コピーして使うこともできますが、「パラメータ」機能を使うと一つのロボットで複数部署の仕事を行うことができます。
* まず、「パラメータ」にする(実行毎に違う値を指定する)変数をTypeファイルでつくります。たとえば以下のようなイメージです。
* 次に、対象のロボットの変数ビューにて、「パラメータ」にするTypeファイルを追加します。その際、「パラメータとして使用」にチェックを入れます。
* ロボットの本体処理を開発します。たとえば、「宛先(部署名).xlsx」というファイルを読み込んで、そこに書かれているアドレスにメールを送るロボットを開発したとします。ここの「(部署名)」の部分は「パラメータ」の変数で動的に変わるようにしておきます。
* このロボットをMCにアップロードして、スケジュール実行設定を行います。そうすると、スケジュールの編集画面にて、実行時の「パラメータ」の値を指定できます。つまり、ここで「経理部」と入力しておけば、その実行ではロボットが「宛先(経理部).xlsx」を読み込んで仕事をすることになります。
* このスケジュールに、同じロボットを複数登録し、それぞれのパラメータを変えると、1回目の実行では「宛先(経理部).xlsx」が読み込まれ、2回目の実行では「宛先(総務部).xlsx」が読み込まれ…といったことが可能になります。(その際、スケジュールの編集画面の「詳細」タブで「ジョブを順次実行」のチェックをONにするのを忘れないようにしてください。)
* このパラメータを使った方法だと、特定の部署だけを臨時実行することも簡単です。スケジュールの編集画面の「現在このスケジュール内にあるジョブ」の「アクティブ」をON/OFFすることで、ONにしている部署だけを実行することができます。