麒麟立志伝②
大陸北東部に位置するグラフォート黒騎士団とその西側のレフィリア教団。
事の発端は2年前。
先の大戦の反省から、融和路線を進めていた両国。
もともと宗教の根付いていなかったグラフォートの地にレフィリア教を持ち込もうとした宣教師が、黒騎士団領のアーライルで何者かによって殺害。
グラフォート特殊警察により絞り込まれた容疑者は、なんとレフィリア教関係者であった。
もともと宗教の根付いていなかったグラフォートの地にレフィリア教を持ち込もうとした宣教師が、黒騎士団領のアーライルで何者かによって殺害。
グラフォート特殊警察により絞り込まれた容疑者は、なんとレフィリア教関係者であった。
当然、この結果に納得しないレフィリア側は抗議し再捜査を求めたが、黒騎士団側は自国の法律で裁くために、容疑者の身柄のを引き渡すよう要求。
これに対し、当時のレフィリア教皇"びってん"が黒騎士団を"不倶戴天の敵"と称し、以降の外交・貿易を拒絶。
黒騎士団もこのやり方に反発し、国境に多数兵士を配備した。
これに対し、当時のレフィリア教皇"びってん"が黒騎士団を"不倶戴天の敵"と称し、以降の外交・貿易を拒絶。
黒騎士団もこのやり方に反発し、国境に多数兵士を配備した。
これが今日の両国の関係を再び緊迫化させている、「アーライル事変」である。
~閑話休題~
エルセリア暦X53年、ファーレン王国領ジェノシード――
(まずい、もう金が……。)
王国まで無事に旅を進めてきたKIRINであったが、ここまでの宿と関所の通行料で資金も底を尽きようとしていた。
しかし、王都ファーレンまではこの町を抜ければすぐである。
王国まで無事に旅を進めてきたKIRINであったが、ここまでの宿と関所の通行料で資金も底を尽きようとしていた。
しかし、王都ファーレンまではこの町を抜ければすぐである。
(腹も減ったなあ……、でももう少し行けば王都だな。)
そんなことを考えながら、今日泊まる宿を探していた
そんなことを考えながら、今日泊まる宿を探していた
その時、
バッ!
突然男がぶつかってきた。
男はわき見もせずにその場を走り抜け、路地裏へと消えていく。
KIRINはクラクラしながらも起き上がり、周りを見渡すが……
男はわき見もせずにその場を走り抜け、路地裏へと消えていく。
KIRINはクラクラしながらも起き上がり、周りを見渡すが……
「あれ?……ああぁぁーーッッ!!」
なけなしの全財産がその場から消えていた……。
麒麟立志伝② (2/18 16:48)
文章:KIRIN
文章:KIRIN