麒麟立志伝③
KIRINの故郷である元ルダツィスカ領は、先の大戦で滅亡した際に、ファーレン王国が吸収しようと画策していたようだ。
エルセリア暦X40年。
当時の戦後処理に王国代表として6ヶ国会議に出席していた(黒騎士団と海軍は含まれていない)"ジュナス"は、
「ルダツィスカ領の難民を救うため、王国の管理下に置く」という大義名分を掲げ、王国の占領下に置くことを提案していた。
これに対し帝国側が猛反発。理由は南東端"コーカサス"の地に眠る、豊富な地下資源に目を付けていたからである。
(後に自国資源の乏しいグラフォートも、この併合政策に異を唱えている。)
当時の戦後処理に王国代表として6ヶ国会議に出席していた(黒騎士団と海軍は含まれていない)"ジュナス"は、
「ルダツィスカ領の難民を救うため、王国の管理下に置く」という大義名分を掲げ、王国の占領下に置くことを提案していた。
これに対し帝国側が猛反発。理由は南東端"コーカサス"の地に眠る、豊富な地下資源に目を付けていたからである。
(後に自国資源の乏しいグラフォートも、この併合政策に異を唱えている。)
当時、帝国は新興国にも関わらずその強大な軍事力を持ってして、既に議会でも大きな発言力を有しており、
当時の王国にとって、最大の国際競争の相手もまたこの帝国であった。
結局その時の6ヶ国会議では、ルダツィスカ領は中立自治区としての扱いに決定し、
政治主導者のいないルダツィスカの地は、数十年にわたり荒廃の一途をたどることとなった。
当時の王国にとって、最大の国際競争の相手もまたこの帝国であった。
結局その時の6ヶ国会議では、ルダツィスカ領は中立自治区としての扱いに決定し、
政治主導者のいないルダツィスカの地は、数十年にわたり荒廃の一途をたどることとなった。
後に、この事件は「ルダツィスカ干渉」として歴史書に記されている。
~閑話休題~
盗賊に遭遇し全財産を失ったKIRIN。
もはや今日寝る場所すら危ぶまれる状態となり、途方に暮れていた。
(なんでもいい、どこかで雇ってもらえないか……)
もはや今日寝る場所すら危ぶまれる状態となり、途方に暮れていた。
(なんでもいい、どこかで雇ってもらえないか……)
しかし景気が悪くなったのか、どこにあたっても首を横に振るばかりであった。
そんな意気消沈しながら路地裏を歩くKIRINを、突然誰かが呼び止めた。
「おいあんちゃん、働く場所を探しているらしいじゃねえか。」
KIRINが驚いて振り返ると、いかにも悪そうな若者がこちらを見てニヤニヤしていた。
そんな意気消沈しながら路地裏を歩くKIRINを、突然誰かが呼び止めた。
「おいあんちゃん、働く場所を探しているらしいじゃねえか。」
KIRINが驚いて振り返ると、いかにも悪そうな若者がこちらを見てニヤニヤしていた。
「俺らの家に来るか?いくらでも稼げるぜ。」
言われるがままについていくと、小さな路地裏の建物に連れてこられた。
中に入ると、ガラの悪そうな男たちの姿と、見覚えのある皮袋があった。
中に入ると、ガラの悪そうな男たちの姿と、見覚えのある皮袋があった。
KIRINはおぼろげながらも、自分の荷物を盗んだ盗賊と隣の男が、グルであることを理解し始めた。
麒麟立志伝③ (2/21 23:42)
文章:KIRIN
文章:KIRIN