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525名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/18(火) 21:26:26.46 ID:RZC6cG2Q0 僕は一人でした。 いつも一人でした。 パパは赴任先で若い女と仲良くしてるってママが言ってました。 だからママもいつも家にいないらしいです。 学校でも誰も僕には話しかけません。 先生もです。 きっと僕は喋ってはいけないんだと思ったので自分から話しかけたり、授業で発言したりもしませんでした。 同じクラスに虐められてる子がいました。 不良にお金を取られたりしてました。 僕は、虐められてる子の事が少しだけ羨ましかったです。 いつも誰かから話しかけられて触れられて羨ましかったです。 きっとその子は虐められる事は辛かっただろうけど、寂しくはなかったと思います。 僕は誰とも喋らないのでいつも寂しかったです。 527名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/18(火) 21:26:52.31 ID:RZC6cG2Q0 ときどき、自分は幽霊なんじゃないかと思います。 皆は僕の事が見えないから話しかけないんじゃないかと思います。 家に誰もいないのも、本当は家族は皆引越していて僕は幽霊だから一緒に新しい家には行けずに一人でいるんじゃないかと思います。 でも僕は物に触れる事が出来るし、足もあるのて多分幽霊ではないと思います。 もし、リンカーネーションがあるなら僕は、次はペットショップで売られている子犬になりたいです。 優しい家庭に買われて、子供と遊んだり、優しく撫でられたりしたいです。 死にたいと思った事はありました。 だけど、死ぬのは生きているより怖いので止めました。 それに僕は背が低いのでロープを天井に結べないし、ロープがどこに売っているかも解りませんでした。 力も強くないのでロープを結ぶ事も出来ないと思います。 寂しいけど、死にたくないです。 797名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/19(水) 18:49:43.16 ID:9foym0OX0 いきなり行くぜー >>527の続き。 その日、虐められてる子は学校に来ませんでした。 不良の子達は怒っていましたが、すぐに別の事で楽しそうにしてました。 その子は虐められている間いつも辛そうな顔をしていました。 殴られたり、恥ずかしい事をさせられたり、お金を取られたりするのは辛いかも知れませんが、その子が虐められるとクラスの皆は笑うので僕は羨ましいと思っていました。 もし僕が虐められていたら、子犬のように大喜びするのに何で僕を虐めてくれないのか悔しかったです。 798名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/19(水) 18:50:08.47 ID:9foym0OX0 教室でその子を裸で立たせて、鋏でその子の髪の毛を切った時、先生は不良の子に「学校で髪を切ってはいけません」と言いました。 先生が教室を出て行った後、不良の子は「お前のせいで怒られた」とその子を殴って、掃除をさせました。 クラスの皆はとても楽しそうに笑っていました。 その子が裸にされた時、女の子は顔を赤くして笑っていました。 その時が一番羨ましかったです。 799名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/19(水) 18:50:33.81 ID:9foym0OX0 その子が学校に来なかった日、朝の会で先生は「○○君が昨日から帰っていないそうです。○○君のお父さんとお母さん、それと警察で○○君を探しています。昨日の放課後○○君を見た人が居たら先生に教えて下さい。」と言ってました。 僕はその子が何処に行ったか知っていたけど、喋っちゃいけないと思ったので先生には言いませんでした。 先生が教室を出て行った後、その子の次に虐められるのは誰にするかをクラス皆で決めていました。 やっぱり僕にはなりませんでしたし、誰にするかも聞かれませんでした。 881名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/19(水) 22:39:12.82 ID:eIjwxrau0 変なタイミングで悪いが、続きを書いてみた。 ので強引に投下w 次に虐められる事になったのは女の子でした。 その女の子は学級委員で、成績が良くて、綺麗な声をした子でした。 その子は、その日一日青い顔をして授業も上の空でした。 けれど、学校が終わる午後までは誰もその子を虐めませんでした。 放課後、不良の子の提案で帰りの会の後、皆で残りました。 僕は帰ろうと思ったのですが、教室の鍵を閉められてしまい「帰る」と言い出せない(そもそも僕は喋ってはいけないので)で終わるまで教室の端で見ていました。 882名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/19(水) 22:39:37.80 ID:eIjwxrau0 その子は服を全部脱がされて、不良の子のちんちんを咥えさせられたり、女の子に体を蹴られたりしました。 やっぱりその子も凄く辛そうな顔をしていて、何で僕を虐めてくれないのかと悲しい気分になりました。 皆、虐められるその子を見てとても楽しそうに笑っていました。 特に女の子は本当に嬉しそうでした。 皆に見られ触れられ笑顔を向けられるその子は確かにその時、その場所に居ました。けれど、誰からも見られず触れられず話しかけられない僕はその時、その場に居ない事と同じだと思いました。 883名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/19(水) 22:40:03.33 ID:eIjwxrau0 1時間程すると不良の子が「先生に見つかる前に帰る」と言って皆は帰りました。 なんとなく僕は最後に教室を出た方が良い気がしたので皆が出るのを待ちました。 虐められていた子は裸のまま床に座って帰ろうとしてくれません。 僕は、その子より先に帰るべきか待つべきか困りました。 その時でした その子は 僕を 見たのです。 確かに僕の目を見たのです。 その時、僕はそこに確かに居ました。 もぉ1年以上も何処にも居なかった僕が、そこに居たのです。 884名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/19(水) 22:40:27.18 ID:eIjwxrau0 その子はとても怖い顔で僕を見ていましたが、僕は感動の余り言葉を失って、ただ立ち尽くしていました。 涙が溢れていました。 心の底から渇望していた物を得られた瞬間でした。 「・・あんたのせいだ・・・。 ・・・あんたが・・・あんたが・・・・○○君を殺したせいだ!」 その子の言葉でした。 僕に向けられた言葉でした。 体中の力が抜けて、膝をついて声を出して泣きました。 もう二度と手に入れる事はないと思っていた、言葉をかけてもらえた。 僕の心はその子に満たされました。 やっぱり、僕のした事は間違えていなかった! 続くw 312名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/21(金) 00:52:19.01 ID:HfFDvkvt0 あの日から僕の世界は、これまでの世界とは全く違う物になりました。 世界が色や温度を帯びて、まるで世界が僕を賛美しているような気させしました。 世界はこんなにも美しい物だったのか!!ハレルヤ!! あの日、僕に甘美な呪詛を唄った女の子、△△さんは僕を殴りも、それ以上罵りもせず静かに服を着、荷物をまとめました。 △△さんの服も荷物も汚れてしまっていましたが、僕はそんな△△さんをとても綺麗だと思いました。 そして△△さんは、泣き崩れたままの僕の手を引き立たせ、僕に言いました。 313名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/21(金) 00:52:45.66 ID:HfFDvkvt0 「○○君をあんたが殺した事をバラされたくなければ私に協力しなさい。」 僕は○○君の事をバラされてもいいと思いましたが、断りませんでした。断れませんでした。 △△さんは世界中で唯一人僕を見つけられる人です。 △△さんとの繋がりが無くなる事は、さっきまでの暗闇の中に戻る事。僕には出来ませんでした。 △△さんに手を引かれ学校を出ました。手を繋いで歩くのは少し恥ずかしかったけど、△△さんの手は暖かく、とても離す事など出来ませんでした。 校門を出た所で△△さんは言いました。 「これからあんたの家に行くわ。案内しなさい。」 314名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/21(金) 00:53:25.29 ID:HfFDvkvt0 僕に家までの道のりも△△さんは手を繋いだままでした。 家に着くと△△さんは僕に沢山の質問を浴びせました。 「へぇ・・大きいお家ね。あんたん家お金持ちなの?」 (わかりません・・・・) 「ご両親は?共働きなのかしら?」 (パパもママもほとんど家に帰りません・・・) 「何よコレ・・汚いわね。掃除してないの?」 (リビングと台所と僕の部屋だけしか・・・) 「ちょっと。お茶ぐらいだしなさいよ。ノロマ。」 (ごめんなさい・・・) 僕は久しぶりに喋ったので上手に喋れず、少しづつしか答えられませんでしたが、△△さんは別に気にしていないようでした。 △△さんの質問が終わり、僕は大人しく黙っていました。 315名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/21(金) 00:53:50.00 ID:HfFDvkvt0 すると△△さんはこう言ったんです。 「何であんた喋らないの?」 (え・・・・?) 「何に協力するのか?とか聞かないんだね。」 (あ・・え・・えっと・・・何に協力すればいいんですか?) 「はっ・・ほんとに愚図ね・・・あんたで大丈夫なのか不安になってきたわ。」 (・・あ・・・ぅ・・・ごめんなさい・・・・) 「いいわ。本題に入りましょう。」 (・・はい。) △△さんの話は要約すると ・不良の子達に復讐したい。 ・△△さんに投票(誰を虐めるか決めた時に)した女の子たちにも復讐したい。 ・そもそも虐めを見て見ぬふりをしている先生も悪い。先生にも痛い目見せてやりたい。 といった事でした。 316名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/21(金) 00:54:21.97 ID:HfFDvkvt0 (で、でも・・僕・・・何もできません・・・) 「いいのよ。あんたは私の言う通りに動いていればそれでいい。」 (はい・・・) 「先ずはその暗い喋り方を何とかしてくれない?気分が悪いわ。」 (・・ごめんなさい・・・) 「だからそれが嫌だって言ってるのよ!!」 (・・・ごめんなさい・・・) 「言っても無駄みたいね。まぁいいわ。あんたの部屋は?」 (・・え?) 「あんたの部屋よ。案内しなさい。」 (あ・・は、はい・・・) 僕の部屋は机とベッドしかないので普段は寝る時しか使っていません。 △△さんが見ても面白い物なんて何もないので△△さんが部屋に行きたがるのが不思議でした。 317名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/04/21(金) 00:54:46.78 ID:HfFDvkvt0 (あ、あの・・・) 「ふーん。何もないわね。」 (・・はい・・・寝る時しか・・使ってません・・・) 「そう。○○君の死体でも隠してあると思ったんだけど・・・なさそうね。」 (・・はい・・・○○君は・・そのまま置いてきちゃって・・・) 「はぁ?見付かったらどうするの!全く・・本当に使えないわね。」 (・・・ごめんなさい・・でも・・・あの時は別に・・・見付かってもいいと思ってて・・・) 「ダメよ。見付かってあんたが捕まったら私が困るから。明日にでも処分しに行くわ。」 (はい・・・。) その日、△△さんは家に帰りませんでした。 家に「■■ちゃんの家で夕飯をご馳走になった。そのまま泊まる。」と電話をし、僕とコンビニで買った弁当を食べ、僕と同じベッドで寝ました。 732名前: 13 ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/21(金) 23:04:02.56 ID:ol5pTjeQ0 いっくぞー 内容がどーあれ何食わぬ顔して雑談つづけろよぉ? レス止まると不安なんだwwww 朝、目が覚めると△△さんは居ませんでした。 昨日までの事は夢だったのかも知れません。 僕を見る人、僕に話しかける人、僕に触れる人、僕に手を差し伸べる人など、そもそも居るはずもなく絵空事でしかないとしても不思議ではないと思います。 僕はそうやって生きてきて、これからも生きて行くのが当たり前だと自然に思っていました。 「いつまでボーっとしてんのよ。さっさと支度しなさい。」 (・・え、あ・・学校・・・) 「何よ。行くわよ?学校。」 (でも・・・また・・・) 「あんなクズどもに負けるなんて絶対に嫌。はやく支度しなさいよ。」 (・・はい・・・) 夢ではありませんでした。 733名前: 13 ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/21(金) 23:04:28.80 ID:ol5pTjeQ0 △△さんへの虐めは本格的な物になりました。 朝から不良の子達に囲まれて殴られていました。 虐められている間、△△さんは僕を睨み続けました。 でも、△△さんは、僕が○○君を殺した事を恨んではいないと思いました。 それよりも、僕が愚鈍なせいですぐに計画に移れない事を怒っているんだと思います。 それでも僕は視線を向けてもらえる事が幸せでした。 △△さんへの虐めがなくなってしまっては僕はまた誰からも目を向けてもらえない、誰からも話しかけられない、誰からも触れられない時へ戻らなくてはならないかと不安になりました。 でも、△△さんに協力しないと結局は同じです。 だから僕は、不良の子に虐めを止めさせずに△△さんに協力しなくてはならないんだと思います。 凄く難しいと思うけど、頑張ろうと思います。 こんなにも何かを頑張ろうと思ったのは始めてでした。 何かを頑張ろうと思うのは、凄く気持ちがいい事なんだと知りました。 734名前: 13 ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/21(金) 23:04:53.42 ID:ol5pTjeQ0 この日の放課後も△△さんは沢山酷い事をされました。 不良の子は、裸にさせた△△さんの胸に鉛筆で自分の名前を彫りました。 血が出てて痛いだろうに我慢する△△さんはとても綺麗だと思いましたが、△△さんの体に不良の子の名前が刻まれた事に腹が立ちました。 それでも僕は教室の一番後ろで大人しく△△さんに睨まれていました。 また同じように不良の子の号令で皆は帰りました。 僕は皆が教室を出るのを待って△△さんに服を差し出しました。 「・・・あんた・・何、笑ってるのよ・・・」 (・・え・・ぼ、僕・・笑ってなんか・・・) 「気付いてないの?・・ふん。最低ね。」 (・・ごめんなさい・・・) 昨日より更に汚れた△△さんと、何も出来ない僕は手を繋いで僕の家へ帰りました。 怒っているはずの△△さんが何故僕と手を繋いでくれるのか不思議でしたが、△△さんの手はとても冷たく、震えていたので僕は聞けませんでした。 735名前: 13 ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/21(金) 23:05:18.26 ID:ol5pTjeQ0 家に着くと△△さんはお風呂に入りました。 その間に僕は○○君を片付けに行く支度をしました。 何を持っていけば良いか解らなかったのでとりあえず懐中電灯とビニール袋を数枚リュックに詰め込みました。 お風呂から上がった△△さんはドライヤーで髪を乾かしながら僕にノコギリかナタ、それとロープとペンチとトンカチを用意しろと言いました。 僕は自分が失敗したら△△さんを失ってしまうと思い、必死で荷造りをしていました。 ○○君を片付けた後、△△さんは家に帰りました。 僕はもっと△△さんと一緒に居たかったけど、帰ってやらなくてはならない事もあったし、△△さんへの虐めを止めさせない為にはどうしたら良いかを考えたかったので△△さんが「帰る」と言った事に少しだけ安堵しました。 △△さんとの事で気分が高揚していた僕は、久しぶりに料理をして一人でご飯を食べました。 とても美味しく出来たのでママの分も残しておきました。 僕が登校した後に少しだけ帰ってくる事があるので食べてもらえるかも知れません。 ひょっとしたら、美味しかったと褒めてもらえるかも知れません。 その時僕は、何をやっても上手くいくような気がしていました。 54名前: 13 ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/22(土) 21:40:04.37 ID:PEaHJ9d60 いきなりいくぜー 目が覚めると一人でした。 △△さんとの事はきっと夢で、本当は相も変わらず僕の世界には僕以外の人間は居ないはずです。 僕はイケナイ子だから、△△さんと・・・他人と関わる事は許されないんです。 朝ご飯にシリアルを食べようとリビングへ降りると、テーブルの上にはお皿に乗った唐揚げが在りました。 どうやら昨日までの事は現実だったようです。 僕の気分は再び高揚し、僕の世界は色を取り戻しました。 昨日作った料理は、落ち着いて見てみれば形は変だし、爪が剥がし切れていないし、何だか変な匂いがするし・・・こんな物をママに見付かったらきっと叱られてしまうと思い捨てました。 また今度、ちゃんとした料理をママに作ろうと思いました。 55名前: 13 ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/22(土) 21:40:29.94 ID:PEaHJ9d60 昨晩着ていた服はとても汚れてしまっていて、洗濯しても汚れは落ちそうになかったので捨てる事にしました。 パパやママが僕を見てくれない、一緒に居てくれないのは僕がこの洋服のように汚れてしまっているからなのかも知れないなと思いました。 きっと今日も△△さんは虐められるし、虐められている間△△さんの視線を浴びられると思うと学校への道程も苦じゃありませんでした。 唄いだしてしまいそうな程に高ぶった気持ちを抑えるのが大変だった程です。 この日も△△さんは沢山酷い事をされ、その分僕を睨んでくれました。 もう僕はこの為だけに生きているんだと核心しました。 △△さんとの繋がりを失ってしまったら僕は消えてしまうでしょう。 サラサラと消えてしまんです。 56名前: 13 ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/22(土) 21:40:55.08 ID:PEaHJ9d60 放課後いつものように服を着、荷物をまとめた△△さんと手を繋ぎ歩いていると△△さんは言いました。 「今日は■■達を片付けるわ。」 (え・・も、もう?) 「何を言ってるの?遅いぐらいよ。」 (そう・・・このまま行くの?) 「一度あんたの家に行くわ。手ぶらじゃどうしようもないでしょ?」 (そうなの?) 「そうよ。○○君みたく置いておくわけにはいかないの。」 (そっか・・・) 家に着くと△△さんはテキパキと支度をしました。 持って行くのは昨晩とほとんど同じ物だったのですぐに済みました。 57名前: 13 ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/22(土) 21:41:20.94 ID:PEaHJ9d60 「お茶を入れて頂戴。」 (あ・・・うん・・。) 「ふぅ・・今日、■■共は塾があるからその帰りを待ち伏せするわ。」 (待ち伏せてどうするの?) 「そんなの自分で考えなさいよ。」 (え・・・ぼ、僕がやるの?) 「当たり前でしょ?私はあんな汚い物に触りたくないもの。」 (そんな・・・) 「何か言った?」 (・・ごめんなさい・・・) 「そうねぇ・・・上手に出来たらご褒美を上げるわ。がんばんなさい。」 (・・ご褒美?) 「そう。ご褒美。」 △△さんはとても楽しそうでした。 58名前: 13 ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/22(土) 21:41:45.28 ID:PEaHJ9d60 塾から出てきた■■さん達は、一人で歩く△△さんを呼び止めました。 「あら、△△さんじゃない。」 「あ・・・コンバンワ。」 「こんな所で一人で何をしてるの?」 「ママにお買い物を頼まれて・・・」 「そう。大変ね。」 そういうと■■さんは△△さんが持っているビニールの袋を奪い取り中身をぶち撒けました。 「何するの!?やめて!」 「アハハハハハハハ!やめてだってー!どうするぅ?」 「ひ、ひどい・・・」 「酷くなんてないわ。いつも済ましちゃって前から気に入らなかったのよ!」 59名前: 13 ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/22(土) 21:42:09.14 ID:PEaHJ9d60 ぶち撒けられた中身を拾い集める△△さんを■■さんは蹴りました。 △△さんは蹴られながらも何とか中身をビニールの袋に戻し走りました。 案の定■■さん達は「待ちなさいよ!」と△△さんを追いかけました。 僕の待つ空家へ逃げ込んだ△△さんは「来るわよ」と僕に言い、その場にへたり込んでしまいました。 僕は△△さんに水の入ったペットボトルを渡し、■■さん達を待ち構えます。 ○○君は僕に気付いていなかったので楽でしたが、今度は僕に気付いてしまうだろうし、一人じゃないので大変です。 それでも僕は、上手くやってご褒美をもらいたいので頑張りました。 ■■さん達はすぐに来ました。 「ちょっと!△△!どこに行ったの!出てきなさい!!」 電気は着いていないので■■さん達は僕に気付いていないようです。 足音を立てないように注意しながら■■さん達に近づき、バットで■■さんを殴りました。 思い切り殴りました。 他の人は何が起こったのか解っていない風にキョトンとしていたので、僕はもう一人殴りました。 最後の一人がようやく気付いて「ヒッ」と短く鳴きましたが、何とか大声を出される前に殴れました。 60名前: 13 ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/22(土) 21:42:33.86 ID:PEaHJ9d60 多分、気を失っているだけなので念入りに殴りました。 お腹の辺りを殴ると変な声を出して気持ち悪かったです。 その後は、○○君の時と同じように片付けをして△△さんと二人、手を繋いで僕の家へ帰りました。 「よく出来ました。後でご褒美をあげるわ。」 そう言って△△さんはお風呂に入りました。 431名前: たけし ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/24(月) 00:16:40.87 ID:fiYbSopJ0 △△さんはお風呂から上がると、ドライヤーで髪を乾かしながら僕に言いました。 「何してるの?早くあんたもお風呂入っちゃいなさいよ。」 (え?お風呂?) 「そうよ。あーそれと、血は水で流してから入りなさいね。温めると落ちなくなるらしいわ。」 (あ・・う、うん。) 何が何だか解らないまま言われたとおりに血を落としてお風呂に入りました。 あんな事の後だったせいか、凄く気持ちよかったです。 お風呂から上がり、牛乳を飲みながらリビングへ戻ると△△さんはテレビを見ていました。 433名前: たけし ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/24(月) 00:17:06.38 ID:fiYbSopJ0 「・・・あがったの?随分ゆっくりだったわね。」 (うん・・ごめんなさい・・。) 「いちいち謝らなくていいわ。」 (うん・・。) 「それじゃ、あんたの部屋に行きましょうか。」 (え?僕の部屋?) 「そうよ。いらないの?ご褒美。」 (いる・・。いります・・・。) 「ほら。さっさと行くわよ。」 (う、うん。) 何だか△△さんは楽しそうなんだけど、教室で見ていた「楽しそうな顔」とはどこか違うように感じました。 僕の部屋に入ると△△さんはベッドに座り言いました。 434名前: たけし ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/24(月) 00:17:32.14 ID:fiYbSopJ0 「いらっしゃい。ここに立って。」 (・・ここ?) 「もぉ一歩前に出て頂戴。そう。それでいいわ。」 言うと△△さんは僕のパジャマのズボンをパンツごと引き落とし、僕のちんちんを咥えました。 これが△△さんの言うご褒美らしいのですが、僕はちっとも嬉しくなくて、がっかりしてしまいました。 教室で不良の子達にさせられていた事をそのまま僕にしてくれても嬉しくありません。 僕は、こんな事をされる為に頑張ったんじゃないんです。 (あ、あの・・・やめて・・もらえる?) 「プハ、何よ。嫌なの?」 (う、うん・・・。) 「××(不良の子)なんかは大喜びだったわよ?」 (ぼ、僕はあいつらとは違う!) 「何・・・怒ってるの?珍しいわね・・・。」 (あ・・・ご、ごめん・・・) 「ま、嫌だって言うなら無理にとは言わないわ。」 (うん・・ごめんね・・・) 435名前: たけし ◆5GBapmFDjc 投稿日: 2006/04/24(月) 00:17:57.63 ID:fiYbSopJ0 「で・・さ、■■なんかの見てたら私ちょっと興奮しちゃったみたい・・なのよね。」 (・・・え?) 「だからさ、私の・・・舐めてくれない?」 (・・え・・・で、でも・・・) 「はい。お願い。」 そう言って△△さんも下半身を顕にしてベッドに横になってしまいました。 何だか今日の△△さんは、僕が思っていた△△さんとは少し違っていて、僕は少しだけ怖くなってしまいましたが、△△さんが何かを望むなら僕はそれが何であっても応えたいと思っていたので従いました。 20分ほど△△さんに言われるままにしていると△△さんは突然ビクッとして、そのまま寝てしまいました。 結局、僕は△△さんから何も与えてもらえないままでした。 けど、△△さんに復讐以外で必要としてもらえた事は凄く嬉しくて、もしかしたら虐めが終わってしまっても一緒に居られるのかも知れないと馬鹿みたいな事を思ってしまいました。 僕はとても疲れていたので、△△さんを布団に入れてそのまま泥のように寝てしまいました。
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