人間界 - 忘却のテソロ | 一次創作企画

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テソロ達が暮らす世界と鏡を隔てて反対側に存在する世界。
文字通り我々人間が暮らしており、毎日沢山の道具が生産されてはどこかへと忘れ去られている。
テソロ達にとっては魔石の宝庫であると共に、多くのクラッシュが存在する危険な世界。

行き来に鏡が必須のため、鏡はとても重要な物として扱われる。鏡のテソロはオルディネに積極的に保護されている。

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遥か昔、まだテソロが人に忘れられる前。
人間界と私たちの世界には堺などありませんでした。
人は道具に感謝し、私たちはそれに応える。
そもそも人とテソロを隔てる意味などこの時はなかったのです。

だけれど時が経ち、人間はテソロのことを忘れ出しました。

そんな人間に裏切られ、忘れられて、傷つき、悲しむ。
私は、その光景を黙って見ていられなかったのです。

この世に少しでも不幸な道具が居なくなるように。
そう願い、私は鏡を境にテソロたちだけの箱庭を創りました。

…この判断は間違いだとも気づかずに。

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