Scar of Braingeyser
Play of the Week、Bad Play of the Week(14)
最終更新:
braingeyser
Play of the Week、Bad Play of the Week
- 原文
- Week in Review
- 著者
- Alex Shvartsman
- 訳者
- EC
- 投稿日
- 2002-01-14
- 更新
- 2003-05-18
[Week In Review January 11-17 ,2001]より抜粋。
『Play of the Week』
Derek Rankのリポート
このプレイはかなり前にあったことだ。だがリポートするには十分な内容だと思う。
それは、5版、ビジョンズのロチェスタードラフトでのMike Long vs. Jon Finkelの一戦でのこと。ゲームの終盤、両者とも十分な土地を出しており、Finkelは5ライフだったがクリーチャーの展開は彼に有利になりはじめていた。
「ケアヴェクの悪意」をドローしたが、Mikeは困っていた。5ライフの喪失は Finkelを殺すには十分なのだが、Finkelが「記憶の欠落」をドラフトしたことを知っていたからだ。そして、Finkelが手札に持っているであろうことを、薄くなったライブラリから推測していた。
もちろん、Mikeが全てのパーマネントを生贄にして「ケアヴェクの悪意」をプレイして、Finkelが「記憶の欠落」を使った場合には負けだ。Mikeはしばらく考えると、もう一度の攻撃には耐えられると判断し、エンドを宣言した。
Finkelは攻撃し、Mikeは生き延びるためにチャンプブロックしてクリーチャーを犠牲にした。もちろんFinkelは「記憶の欠落」をプレイできるマナを残して、エンドを宣言した。
Mike Longはドローフェイズに入ったところで黒6マナを出し、カードドローをスタックに積んだ。彼はここで全てのパーマネントを生贄にして手札を全て捨て、「ケアヴェクの悪意」をプレイしたのだ!
もし、Finkelが「記憶の欠落」を使ってきてもLongは再度「ケアヴェクの悪意」をドローでき、使えるマナもある。この、Longの巧妙なプレイに Finkelは手札を見せ、「記憶の欠落」をテーブルにさらしたのだった。
Mike Longはこのように信じられないほどのプレイスキルを持ったプレイヤーだ。これは、最高のプレイとは言えないまでも、トップ5に入るほどのプレイだと思う。
『Bad Play of the Week』
私はBrian Davis 相手に GPアムステルダムの第9ラウンドで対戦していた。私は青黒デッキをドラフトしており、相手は青白タッチ黒だった。
私は初戦負けたが、第2ゲームでは勝てそうに思えた。「高潮の幻想家」と「貪欲なるネズミ」を出していたのだ。さらに、「ザナム・ジン」が空から3点ずつ攻撃していた。Brian Davisは手札が無く、「夢ツグミ」と「ベナリアの槍騎兵」(4/4)を出していた。彼のライフは7であり、3~4ターン後には勝てそうだった。
ここで、私は「高潮の幻想家」で「夢ツグミ」を白にして、「洗い流し」で白を指定した。そして2体のクリーチャーで攻撃し、彼のライフは3になった。
ここで、Brianは「生き返りの蒸気」をドロー、そして「手かせ」をサーチしてジンにエンチャントした。そして、場に帰ってきた槍騎兵のよってこのゲームに勝利し、マッチにも勝利したのだった。
そう、正解のプレイは「貪欲なネズミ」を白にして手札に戻し、「ベナリアの槍騎兵」を捨てさせることだったのだ。私は愚かにも、手札のアドバンテージを時間のアドバンテージのために犠牲にしたのだった。
Brian Davisは3位になったが、私は23位でフィニッシュしたのだった。
当ページは、2ちゃんねるの卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426([email protected])がまとめたものです。