十二階梯の継承者の一人。第十階梯。
ワーウルフの女性であり、本来の職業は吟遊詩人。
愛称は『エリにゃん』、『詐欺』、『ファミマの人』、『エリPedia』など
魔力の籠もった音律を矢として放つワーウルフ秘伝の『
狼咆琴(ブラックロア)』と呼ばれるハープを扱う。
また狩人でもあり、弓の腕前は雲の上を漂う竜の目を地上から射抜くほど。
ストーリーモード序盤から登場し、旅路の至るところに現れては冒険のヒントとなる詩を奏でる。
初期のまだ情報も出揃っていなかった頃は、彼女の歌から手がかりを得るため聴衆の如く取り囲むプレイヤーの姿が見られた。
攻略Wikiよりも信憑性のある情報源となったため、ついたあだ名が『エリPedia』。
ブレモンサーの姫と呼ばれていた時期もある。
彼女の特徴を一言で表すなら、『ワーウルフなのに語尾に"にゃ"をつけて喋る』こと。
スマホの画面の小ささも相まって、マリスエリスを猫系の獣人と勘違いしていたプレイヤーは少なくない。
シナリオ内で「あの人狼」とマリスエリスを指すセリフもあり、一体誰のことなのか混乱に拍車をかけた。
単なる出落ち設定かと思われたこの語尾であるが、シナリオを読み進めていくうちに思わぬ真相が明らかになる。
「にゃ」だの「みゃあ」だのは猫っ子の語尾ではなく、名古屋弁だった。
開発の弁は「にゃあにゃあ言うからって猫とは限んないスよね(笑い)」。
これもまたプレイヤーを煽ることに余念のない開発の悪意の賜物と言えよう。
当然紛らわしいことすんなとばかりに
フォーラムは荒れに荒れた。
ちなみにこの反響に味でもしめたのか、後に「犬なのにニャンと鳴く」というネタ設定は
ウェルシュ・コカトリスという形で再実装されている。
旅先での邂逅を繰り返し、なし崩しのバトルや共闘を経た頃、
キングヒルにて彼女の正体が明かされる。
序盤から共に旅をしてきたキャラが実は十二階梯の一人だった……という劇中ではそこそこ衝撃の事実なのだが、
見るからに怪しいNPCがずっと付いてきている時点でなんとなく察していた人も多いだろう。
バロールによるキングヒル強襲の際、
エカテリーナと同じくプレイヤー達を逃がす為に交戦。
バロールを相手に死闘を繰り広げ、彼の右目を撃ち抜くもカウンターで放たれた極大魔法によって消滅した。
退場する時まで運営は彼女の人気を把握していなかったのか、なぜかメインシナリオで死亡してからメディアでの露出が多くなった。
ゲーム内よりも、ファミリーマートの店内放送で広報活動を行う彼女の声を耳にしたプレイヤーは多いことだろう。
エカテリーナと違い死亡する瞬間が描写されていないため、エリにゃん生存説は一定の支持のもと根強く唱えられている。
猫だけにシュレディンガーのエリにゃんである。(猫ではない)
少なくとも現段階のパッチではキングヒル炎上から再登場した形跡はないが、
生きているかどうかは運営のさじ加減ひとつで変わるかもしれない。
最終更新:2021年08月06日 14:14