『虚構の』エカテリーナ

十二階梯の継承者の一人。分類は種族不明・職業不明。
愛称は『カテ公』、『絵師泣かせ』、『水着着ただけでサーバーを落とした女』

豪奢なドレスで着飾ったヒュームの女性であるが、これもまた彼女が身に纏う虚構のひとつ。
実際はどういう出自の存在なのか、そもそもヒュームなのか別の種族なのか、本人にすら不明である。
ただふたつ、人間/亜人種のいずれかであり、女性であることだけは分かっている。

継承者としての位階は第六階梯。マルグリットの後輩にあたる。

あらゆる虚構を身に纏うことで姿形を自在に変え、人間にもドラゴンにも変身する固有魔術を持つ。
また副次的にその目に映る全ての虚構を見抜き、取り払うことが可能。
つまり彼女には嘘偽りが通じず、一時的な変化(つまりバフなど)を強制的に解除できる。
至極便利な能力であるが、虚構を纏うことは元の自分を限りなく希釈するということでもあり、
自分が何者かを完全に見失えば虚構に呑まれて消えてしまうリスクも帯びている。

その身に虚構を纏いすぎ、変身を重ね過ぎた結果、自分の『素』がなんだったのか忘れてしまい、
果てには親からもらった名前すら思い出せず自分探しを続けている女性。
諸国を巡る自分探しの旅を行っていた折、大賢者ローウェルにその異形を見出され、
『創世の』バロールに口説き落とされる形で継承者の一人となった。

普段のドレス姿は彼女が最も自分の元の姿に近いと考えているものであるが、
実際は諸国漫遊の折に見かけたきれいなドレス姿に一目惚れして模倣しているに過ぎない。
そして彼女はそのエピソードすら忘れ去っている。

優れた魔術の素養を持っており、尊大で時代がかった喋り方から理知的な印象を受けるが、
実際は細かいことを考えるのが苦手であり、どちらかと言えば脳筋である。
魔術で戦うよりもドラゴンや巨狼に変身した肉弾戦を好み、実際そのスタイルを徹底した彼女は強い。

非常にプライドが高く、なあなあで他人に使われることを良しとはしないが、
一方で人から感謝されるのはそれはそれで心地よく、同様に怒られるのは嫌い。
そんなお人好しな部分が災いして、シナリオではブレイブ達にあれこれ力を貸すことになる。
敵対することも多い継承者達の中で、唯一バトルが発生しないキャラクターでもある。

メインシナリオではバロールによるキングヒル襲撃の際、
撤退するブレイブ達が逃げる時間稼ぎの為にしんがりとして三魔将と対峙。
兇魔将軍イブリースを追い詰めるなど善戦したものの、その過程で変身を使いすぎ、
最期は存在そのものを虚構に溶かして消滅してしまった。

エカテリーナ死亡のエピソードはメインシナリオが一気に薄暗いシリアスなものとなる、
一つのターニングポイントであり悲しんだプレイヤーも多い。

が、その月のアップデートでしれっとガチャ排出キャラに登場し、
公式によるシリアスブレイク(通称:台無し)には賛否両論が吹き荒れた。

一応、ガチャによるエカテリーナの加入は本編とはパラレル設定となっており、
シナリオ内でのエカテリーナは未だ死亡したままである。

本編
+ ...
聖都エーデルグーテの地下にある隠し村で『禁書の』アシュトラーセ『黄昏の』エンデと共に反オデットの組織を結成している。
アシュトラーセとはお互いに愛称の『アシュリー』『カチューシャ』と呼び合う仲。

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最終更新:2022年01月31日 15:02