火断ちの剣

火断ちの剣/ひたちのつるぎ

超振動の魔法を付与された長剣。
振動は物体を構成する組織同士の結合を緩め、巨岩すらバターのように容易く切断する。
また空気や水といった形のないものを振動によって弾く力を持ち、
技ある者が振るえば火炎の奔流さえも断ち切るという。

万物を揺らがす力は邪なる者に防御を許さずその身体を切り裂くが、
善なる者に用いれば疲れを癒し凝り固まった肉体の柔軟性を取り戻す。

――アイテム説明文より。


付与武装の一種で、光沢のない白い刀身と柄尻に付いた大きな灰色のポンメルが特長の剣。
敵の防御力を無視してダメージを与えられる特殊効果「超振動」を持つ。
プレイヤーからは「HITACHIの剣」、「整体ソード」、「バカじゃねえの開発」などの愛称で呼ばれる。

リバティウムガンダラといった序中盤の街で店売りされており、
お値段は3480ルピと同時期の店売り武器よりも一回りほど高額。
攻撃力は同ランク帯の武器よりも低いものの、特殊効果がそれを補って余りある。

ガンダラ到達時点では防御貫通武器が非常に貴重であることに加え、
この後すぐ訪れる鉱山では防御力の高いアイアンゴーレムが多数出現することから、
多少背伸びしてでも手を出すだけの価値は十二分にあると言えよう。

また、防御貫通効果はダメージ計算式の関係から威力の低い攻撃ほど恩恵を受けやすい。
単発威力の低い連撃系スキルなどをこの剣で使うと破格のダメージを出せる。

道具として使うと、「疲労」の状態異常を解除できる。
おそらく柄尻を肩などに押し当てて振動マッサージでもしているのだろう。

このことを踏まえて武器名と形状を見るに、開発の明らかな悪ふざけネーミングと思われる。
というか肛門裂傷デバフと同じくド直球の下ネタである。
バカじゃねえの開発。

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最終更新:2022年02月18日 15:16