産廃カード

産廃カード(さんぱいカード)

ソーシャルゲームブレイブ&モンスターズ!に実装されている無数のカード、
スペルカードユニットカードのうち有用性が著しく低いものを指す言葉。

「産業廃棄物(のように使えない)カード」の略称であり、
ようはクソカードやゴミカードと同義の蔑称であると同時に、使用者にとっては半ば自虐的な愛称でもある。

カードに限らず使用キャラやスキル等選択肢が豊富にあるゲームにおいては、
産廃キャラ、産廃スキルといった呼称が広く一般的に使われている。

産廃とされる理由としては、まず単純に効果量やステータスが低い、つまり弱いことが挙げられる。
特にカード枠が最大20枚と限られており、リキャストにも時間がかかる本作においては、
扱うカードを厳選する必要があり、貴重な枠を割いてまで弱いカードを入れる意義は存在しない。
また、レアリティが低いものは当然ステータスも低く、これを産廃カードと扱うことはない。

次に、効果は強くともそれを活かせる機会が限られている場合。
例えば特定種族にのみ、特定属性のみに効果を発揮するカードや、特定条件でのみ発動するカード。
これらは効果を活かせる機会以外は枠を無意味に埋めるだけの死に札となる。
ただし、効果を活かす為に専用のビルドやデッキを組んでいる場合はこの限りではない。

ほかには、初期実装の頃に強すぎる効果を発揮し、ゲームバランスの崩壊が危惧された結果、
度重なる弱体化修正やエラッタ、競合カードの相対的強化を経て産廃に成り下がるパターンもある。
いわゆるぶっ壊れ性能に対する後出しの修正であり、運営のテストプレイ不足として批判の的になりやすい。
特定のカードが強すぎて属性全体が長期間冷遇されることを「懲役」などと呼ぶこともある。

上記のケースの亜種として、別のカード効果と組み合わせて運営の想定していない強力な効果を発揮したため、
バランス調整のために弱体化されるという場合もあったりする。
課金カードがこうした弱体化を受けた場合、返金騒動にまで発展することもある。

産廃カードが生まれる原因は概ね運営がエアプなため、と言ってしまえば単純な話であるが、
基本的にデッキに入れるカードを選ぶのはプレイヤー自身であり、選択肢の幅広さを好意的に見る向きもある。
そして、産廃カードと分かっていても敢えてそれを扱うプレイヤーも一定数存在する。

産廃カードを扱う意義。
まず挙げられるのは、使い手が少ないために効果や対処法が周知されていないことを利用した、初見殺しであろう。
産廃級の弱さであっても、他カードや装備と組み合わせて実用クラスの威力を叩き出すことは出来る。
相手もまさか産廃カードを使ってくるとは思わないため、最初の一発目は高確率でクリーンヒットが取れる。
その一撃で勝負を決めてしまえるのなら、十分に採用の価値はあると言える。

同様に、他カードとのシナジーを目的にあえて産廃カードを起用するケースもある。
これも対処法が出回っていないために、初見で刺さりやすい。

このほか、運営がまだ把握していないバグを誘発するために産廃カードを用いる者も居る。
使用者が少ないということはそれだけバグが発覚する可能性が低いということであり、
フォーラムなどで報告されて修正されるまで時間がかかるということ。
その間、バグの恩恵を一方的に受け続けることが出来るわけである。

佐藤 メルトはこうしたバグの卓越した使い手であり、
フィールド属性誤認バグなど産廃カード特有のバグを利用してクレバーに立ち回っていた。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2022年02月22日 14:54