SF百科図鑑
ジョージ・R・R・マーティン『タフの方舟1 禍つ星』ハヤカワ文庫SF
最終更新:
匿名ユーザー
-
view
October 11, 2005
ジョージ・R・R・マーティン『タフの方舟1 禍つ星』ハヤカワ文庫SF
マーティン80年代のスペオペ連作中編集第1巻。
危惧したとおり、退屈だった。
もともと私の好きなマーティンは70年代の叙情的短編群。『サンドキングズ』に収録されているような作品群あたりから、ホラー/アクションのエンターテインメント路線に転向してしまい、それらの作品はちっとも面白いと思わない。
本書も、キャラクターは立っているのだが、肝心の話、アイデアが陳腐でさっぱり萌えない。3作とも途中でしびれを切らして流し読み状態になってしまった。序盤の話の進みが遅く脱線が多いのも退屈さに拍車をかける。
やっぱり80年代以降のマーティンイラネ。この退屈さなら、下巻は読まなくていいな。
テーマ性 ★
奇想性 ★
物語性 ★★★
一般性 ★★★★
平均 2.25
文体 ★★★
意外な結末 ★
感情移入 ★★
主観評価 ★1/2(18/50)
もともと私の好きなマーティンは70年代の叙情的短編群。『サンドキングズ』に収録されているような作品群あたりから、ホラー/アクションのエンターテインメント路線に転向してしまい、それらの作品はちっとも面白いと思わない。
本書も、キャラクターは立っているのだが、肝心の話、アイデアが陳腐でさっぱり萌えない。3作とも途中でしびれを切らして流し読み状態になってしまった。序盤の話の進みが遅く脱線が多いのも退屈さに拍車をかける。
やっぱり80年代以降のマーティンイラネ。この退屈さなら、下巻は読まなくていいな。
テーマ性 ★
奇想性 ★
物語性 ★★★
一般性 ★★★★
平均 2.25
文体 ★★★
意外な結末 ★
感情移入 ★★
主観評価 ★1/2(18/50)
silvering at 19:53 │Comments(3)
│読書
この記事へのコメント
1. Posted by slg October 11, 2005
20:06
積ん読課題図書コンプリートまであと1冊。コニー・ウィリスの短編集。当初入れていた、インターゾーンアンソロジーは除外した。
これにて、読書期間は終了。今後は勉強、翻訳、創作などを活動のメインにする。このブログを引き続き用いるかどうかは未定だが、どっちにしろ過去ログは当分消さずにおく。
これにて、読書期間は終了。今後は勉強、翻訳、創作などを活動のメインにする。このブログを引き続き用いるかどうかは未定だが、どっちにしろ過去ログは当分消さずにおく。
2. Posted by slg October 11, 2005
20:10
英語以外の本も読めないと不自由なので、とりあえずドイツ語の本を読み始めることにした。大学時代にカフカのアメリカを数ページで挫折していらいで、単語もほとんど忘れている(というか最初からほとんど知らない)からとりあえず基本単語と文法を覚えてから、クルト・ラスヴィッツ賞受賞作でも取り寄せて読む予定。あとはフランス、スペイン語か。本当は旧共産圏のを読みまくりたいのだが、辞書が高価なので&&。
3. Posted by slg October 11, 2005
20:13
目標が出来ると楽しいな。人間って何か常に目標がないと、その先の死を思い出して鬱になる動物だからな。